《書籍化》転生初日に妖精さんと双子のドラゴンと家族になりました

ひより のどか

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連載

ある日のコケコッコー日記 番外編

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    吾輩は鶏である。名前は…ある。最近つけてもらった。

だが、なんだかひどく適当に付けられた気がしてならないのは気のせいだろうか?

そして、更に気になるのは、私たちの存在が忘れられている気がすることだ。
それは、私たちだけではない。一緒に来た鴨たちもだ。

もふもふたちは注目されているのに、なんとも悲しいことだ。
吾輩たちの羽毛とて捨てたものでは無いのだぞ。特にこの世界に来てからは我ながら惚れ惚れするほどだ。

それでも、毎日来てくれるもの達はいる。こちらの世界に来て再会できたサーヤと、新たにこちらの世界で出会った獣人という種族の山桜桃と春陽。そして、やたら若返った前世からの主人、ゲンだ。

そろそろ来る時間だろうか?
ん?今日はやけに賑やかであるな?

『こっちかにゃ?』
みゃ~ん『こっちかにゃ?』

にゃ?もしや、猫~!?
『コケーっ』みんな警戒態勢をとれ~
『コケっコケっ』
一気に警戒態勢になる小屋の中

『おはよう。みんな何警戒してるんだ?』
主人がいつものようにのんきに現れた。

「こけこっこーしゃんちゃち、おあようごじゃいます!きょうみょ、おいちい、ちゃまご、ちょうだいな♪」
今日もかわいく元気にサーヤも現れた。

『おはようございます。今日もよろしくお願いします。コケコッコーさんたち』
『おはようございます。今日は、あなた方にプレゼントを持ってきてくださった方たちがいらっしゃるんですよ』
山桜桃と春陽はいつも礼儀正しい。

ん?客?
『おはようございますですわ。初めまして。地の精霊王アイナですわ。いつも美味しい卵をありがとうございますですわ。それから、こちらは私の眷属の』
『ケット・シーのニャーニャにゃ!よろしくにゃ!あっ!それから猫みたいだけど正確には妖精にゃ!襲ったりしないにゃよ!』
みゃ~ん『ココロにゃ!よろしくにゃ!』

なんと、地の精霊王様に眷属様とな?みんなで警戒を解く。

『今日はこちらを使って頂こうとお持ちしましたの』
『ゲンさんに渡したんだけどにゃ?どうせなら自分で渡したらと言われたにゃ』
みゃ~『気持ちいいにゃ!いっぱいあるにゃ!』
『ジーニ様が、自動的に綺麗になる魔法もかけてくれましたの。ですから、遠慮なく使ってくださいませね』

そう言って出してくれたのは布団が入った小さなカゴ。しかもたくさんある。これは?

『これは、どこでも突然寝てしまっていたココロの為に、ドワーフの奥様方が作ってくださったものですわ。どれも職人技の逸品ですのよ』
『ココロが寝ちゃうのは、病気のせいだったんだけどにゃ?サーヤちゃんがココロと契約してくれたおかげで、ココロの病気が治ったにゃ。だから、こんなにたくさん使わなくなってしまったのにゃ』

ふむふむ。それで?

『それで、このサイズでしたら、鳥さんたちならちょうど良いのではないかと思いまして。寝てもよし、卵を産むのにも、また温めるのにもちょうど良いのではないかと』
『もちろん、無理に使わなくてもいいにゃよ。他にも使い道はあるかもしれないにゃ。でも、一度試しに使ってみてくれないかにゃ?』

ふむ。そういうことならば、皆で試してみようではないか。
いくつか置いてくれた物に皆で代わる代わる入ってみる。
これは···っ!

『いかがでしょうか?』
『使えそうかにゃ?』
みゃ~『気持ちいいかにゃ?』

ふむ。これは···

『あんた!何を勿体つけてんの!』

んん!?

『カッコつけてるつもり!?』

そ、そのようなことはっ

『卵を産むのも、あっためるのも私たちなのよ!』
『そうよ!あんたが使わないのは勝手だけど、私たちは使わせて欲しいわ!』

だ、だから、これから吾輩が頼もうかと···

『だったら勿体つけてんじゃないわよ!アイナ様!ニャーニャ様!』
グリンっと鋭い目が!

『『は、はいっ』』
呆然とやり取りを見ていたアイナ様たち、突然コケコッコーのおば…お姉様たちに名前を呼ばれてビクーッ!

『素晴らしいですわ!是非このカゴを使わせてください!』
『男どもは、ほっといてもらって大丈夫です!』

い、いや、待ってくれ!

『余った分は是非、鴨さんたちに!あちらは私たちより働いてます!きっと、虜になりますわ!』

お前たち、我輩たちへの言葉遣いとはだいぶ違……ギロッ
なんでもない

『そ、そうですか?分かりましたわ。でも、ちゃんと数は置いていきますわ』
『でも、地面に並べたら邪魔じゃないかにゃ?』

ニャーニャにゃんの意見ももっともであるが、どうしたものか?

『大丈夫!ご主人!ぼやっとしないで棚でも作ってちょうだい!』

『は、はいっ!』

ご主人、すまぬ

『いや、お前たち、実は苦労してたんだな···』

分かってくれるか···

『そこ!無駄口叩いてないで早く!』
『はい!』

すまぬ。ご主人

「しゅ、しゅごいにぇ」
『しいっ!サーヤちゃんこういう時は空気になるんです!』
『そうです!ココロちゃんもですよ』
みゃ~『は、はいにゃ』

がくがくぶるぶる······

☆    ☆    ☆    ☆    ☆

影の薄いコケコッコーさんたち、皆さん覚えていらっしゃったでしょうか?(笑)
ファンタジー小説大賞、皆さんのおかげで、ただいま30位です。なんとか、20台に入れたら嬉しいな?投票券余ってましたら、是非よろしくお願いしますm(*_ _)m
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