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389 普通とは?
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ゲンが神様方のやらかしによる刀を振るった結果
『う~ん?何頭じゃきかないな。何十頭?これをこいつが率いてたのか』
倒したボアたちを前に佇む男ひとり。まあ、ゲンしかいないのだが⋯
アーマードボアの変異種とか言ってたか?よくあることなんだろうか?それも気になるが、
『これ、ここの連中で食べ切るかな?無理なら何頭か欲しいな。何しろよく食う奴らばっかりだからなぁ』う~ん
肉の山(ゲンにはすでにボアではなく食肉に見えている)を見ながら親方に話しかけるが⋯
『なあ、親方。こいつら何頭かもらっていいかな?聖域で⋯親方?』
なんだ?やけに静かだな?親方達がいるはずの後ろを見てみると
『んあ?』
な、なんだ?
『親方もみんなも何してんだ?』
みんなして地べたに座り込んでよ?
『な、ななな、何してんだじゃねえぇぇ!』
『お、お前こそ、なんなんだよそりゃあ!』
なんか、座り込んだまま叫んでるけどな?
『なんだって言われてもな?刀を振るっただけだぞ?天界でな、武神様の相手してた時に、抜刀術を見せたんだよ。そしたら〖それ、上手くすれば斬撃を飛ばせるんじゃないか?〗って言われてな。練習したら出来るようになったんだよ。実践で使ったのは初めてだけどな?案外、手応えなかったな。それより、なんでみんなして地べたに座ってんだ?ケツから風邪ひくぞ?』
みんな震えてるが、そんな寒いか?
『こ、この野郎~ぉ』
『好きで座ってんじゃねぇよ!』
『腰が抜けてんだよ!こんちくしょう!』
『へ?』
次々と親方達からブーイングが?でもなんで腰が抜けるんだ?
『なんで腰が抜けるんだ?これくらい普通じゃないのか?』
魔法と剣の世界なんだろ?これくらい普通じゃないのか?
『こ、こんにゃろ~ぉ、またっどこが普通だ!』
『普通に謝れ!お前が普通なわけあるか!』
『『本物の「普通」が泣くわ!』』
『『そうだそうだ!』』
また言われたぞ⋯普通に謝れと言われてもなぁ
『ゲンさん』
ん?女性が話しかけてきたぞ?
『まず、助けてくれてありがとよ。わたしゃあそこで腰抜かしてる長老の一人の家内だよ』
指さす先を見ると、おお。第一村人さんの奥さんか。
『いやいや。困った時はお互い様って奴だよ』
『それでも、ありがとよ。あんたはこの村の恩人だよ。それからね、その恩人にこんな言い方、失礼だけどさ、あんたはこの世界をまだ知らなすぎるようだね』
ふ~とため息つきながら言われちまったぞ。
『あ~、まあ、こっちの世界に来てまだ数日だからな。天界でも神様と料理長くらいしか関わらなかったかなぁ』
そう言うとかなりびっくりした顔をされた。
『あんた、渡り人かい』
『渡り人?』
なんだそりゃ?
『異世界から渡って来た人たちのことだよ。どおりで、何も知らない感じなのも納得だね。人族との関わりは?』
人族?
『人族ってのは普通の人間か?いや、人間はサーヤだけだな。あっ、サーヤも俺と同じとこから数日前に来た二歳のちみっ子だから、やっぱり何も知らないぞ。あとは、神様たちに、精霊、妖精、神獣、聖獣、ドラゴン⋯』
指折り数えてると、
『も、もういいよ。つまり人型をした地上のもんには?』
おや?顔がひきつってるか?まあ、いいか
『あ、それなら獣人の子二人と、親方達だけだな!』
胸を張って答える。人数少ないからな!
『そ、そうかい⋯』
今度はガックリ項垂れてるな。こっちの人は分かりやすいな。サーヤにはかなわないけどな。
『よりによって、初めてがドワーフ、しかも親方たち。そりゃ、知らんわな⋯』
なんかブツブツ言い出しちまったな~
『あの?』
『あ~すまんね。ちょっと気の毒になってね。おっと、そうじゃないね』
今、気の毒って言われたな。
『あのね、本来、普通のボア一匹だって一人じゃ戦わないんだよ。何人かで協力して倒すのさ』
は~ぁって、それは一番深いため息だな。
『そうなのか?』
『そうなんだよ。ましてアーマードボアなんて、普通なら数人がかりでも下手したら命懸けさ。まして今回は変異種って話じゃないさ。死人が出たって不思議じゃないんだよ。まあ、私らドワーフなら武器も力もある。ましてこの村のドワーフは他とは、ちと違うからね。そう簡単にやられやしないさ。だがね、それはあくまで相手が数匹ならさ。流石にあの数じゃ、男衆は女子供を守るために覚悟を決めてたはずだよ。もちろん、私らもだけどね。若いもんは守らにゃ。これからの宝だからね』
わははと豪快に笑う姿は、さながら女戦士だな。ドワーフは気持ちのいい奴らばかりだ。
『そうなのか。ん?ってことは、二太刀で片付けた俺は?』
おや?一人で戦わないどころか、一人で倒しちまったぞ?
『やっと気づいたかい。はっきり言おう。あんたは普通じゃない!規格外の自重無し野郎だよ!』
ビシィッ!と指をさされてしまったぞ。
『こ、この刀が規格外ってことは?』
神様と打った刀だし?
『お前な~』
『まだ言うか~』
お?親方兄弟が復活したか?
『その刀も大概、異常だが、その刀は実力のねぇ奴には持つことすら出来ねぇよ!』
『つまり、刀も、それを使えるお前も異常ってことだよ!』
ビシィッ!ビシィッ!と、またもや指をさされてしまったぞ。
なんか、後ろで座ったままのドワーフたちも頷いてるな
『そ、そうなのか。異常⋯』
なんか、ちょっと傷ついたぞ?
『刀以外にも色々あるんだけど⋯』
これも異常なんだろな~
『それは見たくないけど見せてくれ』うんうん。
『ああ。作れるようになりたいからな。見るのは怖いけどな』うんうん。
怖いもの見たさか?まあ、いいけどな
『分かった。それより聞きたいんだけど』
さっきから聞きそびれてるんだよな
『ん?なんだ?』
親方が怪訝な顔してるな。でも、俺には重要なことなんだよ
『あの肉、いくつか貰っていいか?聖域の連中に土産にしたいんだけど』
早くしまわないと傷んじまうしな?
『お、お前ってやつはぁ~』
『いくらでも持って行きやがれ!』
『は~あぁぁ』
んん?親方兄弟はなんで、怒ってるんだ?第一村人さんの奥さんは呆れてるし?
訳わかんねぇな。
『『『訳わかんねぇのはお前だあ!』』』
え~?何でだよ
またまたその頃、サーヤたちは⋯
「おにくーっばんじゃ~いっ」
お肉を確信したサーヤがバンザイしながら小躍り。
『お肉~?お肉がどうしたの~?』
「おにくまちゅりにょ、やかん!」バンザーイ
ぴゅいきゅい『『おにくまちゅり?』』
『『やかん?』』
『『『なぁに~?』』』
「おにく♪おにく♪おにくにょ、やかん~♪おにくまちゅり~♪」バンザ~イ
みゃあ『わかんにゃいけど、お肉はうれしいにゃ♪』にゃんにゃん♪
ココロがサーヤに続いて踊り出すと、ハクたちも
『そうだね~ぼくもお肉うれしいな~♪』
ぴゅいきゅい『『おにくおにく♪』』
『『おにくのやかん♪』』
『『『おにくおにく♪』』』
みゃあ『おまつりにゃ♪』
みんな踊り出した。
〖いや~ん♪かわいい~♪〗
〖医神、やかんじゃなくて、予感だって教えてあげてください〗
〖イヤですよ。あんなに楽しそうですのに。それに、帰ってきた師匠の仕事を取ってしまっては申し訳ありませんからね。フフフ〗
〖〖うわぁ~〗〗
そっちが本命よね
サーヤ、かわいそうに
「おにくにょ、やか~ん♪」
ぴゅいきゅい『『やか~ん♪』』
〖フフフフ⋯〗
〖〖はぁ⋯〗〗
あ~あ⋯
『う~ん?何頭じゃきかないな。何十頭?これをこいつが率いてたのか』
倒したボアたちを前に佇む男ひとり。まあ、ゲンしかいないのだが⋯
アーマードボアの変異種とか言ってたか?よくあることなんだろうか?それも気になるが、
『これ、ここの連中で食べ切るかな?無理なら何頭か欲しいな。何しろよく食う奴らばっかりだからなぁ』う~ん
肉の山(ゲンにはすでにボアではなく食肉に見えている)を見ながら親方に話しかけるが⋯
『なあ、親方。こいつら何頭かもらっていいかな?聖域で⋯親方?』
なんだ?やけに静かだな?親方達がいるはずの後ろを見てみると
『んあ?』
な、なんだ?
『親方もみんなも何してんだ?』
みんなして地べたに座り込んでよ?
『な、ななな、何してんだじゃねえぇぇ!』
『お、お前こそ、なんなんだよそりゃあ!』
なんか、座り込んだまま叫んでるけどな?
『なんだって言われてもな?刀を振るっただけだぞ?天界でな、武神様の相手してた時に、抜刀術を見せたんだよ。そしたら〖それ、上手くすれば斬撃を飛ばせるんじゃないか?〗って言われてな。練習したら出来るようになったんだよ。実践で使ったのは初めてだけどな?案外、手応えなかったな。それより、なんでみんなして地べたに座ってんだ?ケツから風邪ひくぞ?』
みんな震えてるが、そんな寒いか?
『こ、この野郎~ぉ』
『好きで座ってんじゃねぇよ!』
『腰が抜けてんだよ!こんちくしょう!』
『へ?』
次々と親方達からブーイングが?でもなんで腰が抜けるんだ?
『なんで腰が抜けるんだ?これくらい普通じゃないのか?』
魔法と剣の世界なんだろ?これくらい普通じゃないのか?
『こ、こんにゃろ~ぉ、またっどこが普通だ!』
『普通に謝れ!お前が普通なわけあるか!』
『『本物の「普通」が泣くわ!』』
『『そうだそうだ!』』
また言われたぞ⋯普通に謝れと言われてもなぁ
『ゲンさん』
ん?女性が話しかけてきたぞ?
『まず、助けてくれてありがとよ。わたしゃあそこで腰抜かしてる長老の一人の家内だよ』
指さす先を見ると、おお。第一村人さんの奥さんか。
『いやいや。困った時はお互い様って奴だよ』
『それでも、ありがとよ。あんたはこの村の恩人だよ。それからね、その恩人にこんな言い方、失礼だけどさ、あんたはこの世界をまだ知らなすぎるようだね』
ふ~とため息つきながら言われちまったぞ。
『あ~、まあ、こっちの世界に来てまだ数日だからな。天界でも神様と料理長くらいしか関わらなかったかなぁ』
そう言うとかなりびっくりした顔をされた。
『あんた、渡り人かい』
『渡り人?』
なんだそりゃ?
『異世界から渡って来た人たちのことだよ。どおりで、何も知らない感じなのも納得だね。人族との関わりは?』
人族?
『人族ってのは普通の人間か?いや、人間はサーヤだけだな。あっ、サーヤも俺と同じとこから数日前に来た二歳のちみっ子だから、やっぱり何も知らないぞ。あとは、神様たちに、精霊、妖精、神獣、聖獣、ドラゴン⋯』
指折り数えてると、
『も、もういいよ。つまり人型をした地上のもんには?』
おや?顔がひきつってるか?まあ、いいか
『あ、それなら獣人の子二人と、親方達だけだな!』
胸を張って答える。人数少ないからな!
『そ、そうかい⋯』
今度はガックリ項垂れてるな。こっちの人は分かりやすいな。サーヤにはかなわないけどな。
『よりによって、初めてがドワーフ、しかも親方たち。そりゃ、知らんわな⋯』
なんかブツブツ言い出しちまったな~
『あの?』
『あ~すまんね。ちょっと気の毒になってね。おっと、そうじゃないね』
今、気の毒って言われたな。
『あのね、本来、普通のボア一匹だって一人じゃ戦わないんだよ。何人かで協力して倒すのさ』
は~ぁって、それは一番深いため息だな。
『そうなのか?』
『そうなんだよ。ましてアーマードボアなんて、普通なら数人がかりでも下手したら命懸けさ。まして今回は変異種って話じゃないさ。死人が出たって不思議じゃないんだよ。まあ、私らドワーフなら武器も力もある。ましてこの村のドワーフは他とは、ちと違うからね。そう簡単にやられやしないさ。だがね、それはあくまで相手が数匹ならさ。流石にあの数じゃ、男衆は女子供を守るために覚悟を決めてたはずだよ。もちろん、私らもだけどね。若いもんは守らにゃ。これからの宝だからね』
わははと豪快に笑う姿は、さながら女戦士だな。ドワーフは気持ちのいい奴らばかりだ。
『そうなのか。ん?ってことは、二太刀で片付けた俺は?』
おや?一人で戦わないどころか、一人で倒しちまったぞ?
『やっと気づいたかい。はっきり言おう。あんたは普通じゃない!規格外の自重無し野郎だよ!』
ビシィッ!と指をさされてしまったぞ。
『こ、この刀が規格外ってことは?』
神様と打った刀だし?
『お前な~』
『まだ言うか~』
お?親方兄弟が復活したか?
『その刀も大概、異常だが、その刀は実力のねぇ奴には持つことすら出来ねぇよ!』
『つまり、刀も、それを使えるお前も異常ってことだよ!』
ビシィッ!ビシィッ!と、またもや指をさされてしまったぞ。
なんか、後ろで座ったままのドワーフたちも頷いてるな
『そ、そうなのか。異常⋯』
なんか、ちょっと傷ついたぞ?
『刀以外にも色々あるんだけど⋯』
これも異常なんだろな~
『それは見たくないけど見せてくれ』うんうん。
『ああ。作れるようになりたいからな。見るのは怖いけどな』うんうん。
怖いもの見たさか?まあ、いいけどな
『分かった。それより聞きたいんだけど』
さっきから聞きそびれてるんだよな
『ん?なんだ?』
親方が怪訝な顔してるな。でも、俺には重要なことなんだよ
『あの肉、いくつか貰っていいか?聖域の連中に土産にしたいんだけど』
早くしまわないと傷んじまうしな?
『お、お前ってやつはぁ~』
『いくらでも持って行きやがれ!』
『は~あぁぁ』
んん?親方兄弟はなんで、怒ってるんだ?第一村人さんの奥さんは呆れてるし?
訳わかんねぇな。
『『『訳わかんねぇのはお前だあ!』』』
え~?何でだよ
またまたその頃、サーヤたちは⋯
「おにくーっばんじゃ~いっ」
お肉を確信したサーヤがバンザイしながら小躍り。
『お肉~?お肉がどうしたの~?』
「おにくまちゅりにょ、やかん!」バンザーイ
ぴゅいきゅい『『おにくまちゅり?』』
『『やかん?』』
『『『なぁに~?』』』
「おにく♪おにく♪おにくにょ、やかん~♪おにくまちゅり~♪」バンザ~イ
みゃあ『わかんにゃいけど、お肉はうれしいにゃ♪』にゃんにゃん♪
ココロがサーヤに続いて踊り出すと、ハクたちも
『そうだね~ぼくもお肉うれしいな~♪』
ぴゅいきゅい『『おにくおにく♪』』
『『おにくのやかん♪』』
『『『おにくおにく♪』』』
みゃあ『おまつりにゃ♪』
みんな踊り出した。
〖いや~ん♪かわいい~♪〗
〖医神、やかんじゃなくて、予感だって教えてあげてください〗
〖イヤですよ。あんなに楽しそうですのに。それに、帰ってきた師匠の仕事を取ってしまっては申し訳ありませんからね。フフフ〗
〖〖うわぁ~〗〗
そっちが本命よね
サーヤ、かわいそうに
「おにくにょ、やか~ん♪」
ぴゅいきゅい『『やか~ん♪』』
〖フフフフ⋯〗
〖〖はぁ⋯〗〗
あ~あ⋯
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