《書籍化》転生初日に妖精さんと双子のドラゴンと家族になりました

ひより のどか

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536 どうなる?ドワーフさんたちの契約

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妖精さんたちに、ちゅーってされたまま、ねんねしてた天河さんたちだけど

『う~ん?』
『俺たちどうしたんだっけ?』
『さあ?昼寝?』

やっとおっきしました。でも、訳が分からないってお顔に書いてあります。

『う~ん・・・しまったね』
『またやっちまったみたいだね』
『今日一日で千年分くらい驚いた気がするよ』
藍さんたちの方が状況が分かってるようです。でも千年は大袈裟じゃないかな?

『あらあらまあまあ、やっぱり女性の方がこういう時は強いのかしらね?』
きゅるる『そう。母は強し』
『うん。まあ、絹さんが言うと説得力あるよな。この場合、母が関係あるか分からないけどな』

おばあちゃんと絹さんの女性強し発言に、おいちゃんがツッコミを入れてます。でも、絹さんは一人で子グモちゃんたち守ってたんだから、やっぱり強いんだよ!

『うん。それはな、分かってるんだ。問題は言葉の使い方だな』ふう・・・
「う?」
難しいことはサーヤ分かりません!それより今はあっちです。

〖あなたたち、また気を失ってたのよ。原因は覚えてるかしら?〗
〖ヒントは結葉のやらかしと〗
〖あなた方に張り付いてる者たちですね〗
神様三人が呆れたようにドワーフさん達に話しかけます。でもエル様、張り付いてるんじゃなくて、あれは吸い付いてるんだと思うよ?

『あっ、そうだった!』
『結葉様の訳分からない呼声で』
『妖精たちに張り付かれたんだった!』
おお~!天河さんたちようやく思い出しみたいです。

『そうだよね。それで妖精たちに魔力を吸われたんだよね』
『そうそう。でもさ、わたしゃそれより衝撃な光景を見た気がするんだよね』
『あっ、あんたもかい?私も見た気がするんだよ。妖精団子みたいな?』

『『『誰が団子っ・・・(ゴスっ)ぐえっ』』』
『『『黙ってな!』』』

「ふおおっ?」
きっとそれは親方たちを見ちゃったんだね。それで、団子って言われて、親方たちがバラしそうになっちゃったから、おかみさんたちのパンチが鳩尾とか横っ腹に・・・痛そう、大丈夫?

『『『うぐっ・・・』』』
『『『大袈裟だねぇ』』』

え~?あれは絶対痛い・・・
『あらあらまあまあ、サーヤ?見ちゃダメよ』
『時には見ないふりも大事』
「あ、あい」
おばあちゃんとみあちゃんの言う通りにします。見てない見てない・・・

〖ま、まあ、確かに結葉のやり方はどうかと思うけど、今それに関してはお説教中だから・・・〗ちらっ
ジーニ様の視線をみんなが追うと・・・

ゆら~りゆらゆら
『お母様、聞いてらっしゃいますの?』
ゆら~りゆらゆら
『かわいいサーヤちゃんまで巻き込むなど言語道断ですわ』
ゴゴゴゴ
『いい加減反省するにゃ!』

『あ~ん、ごめんなさぁい』

『『『もっと真剣に(にゃ)!』』』
ピシャーン!

『いや~ん』


「ふおお?」
アイナ様とリノ様の髪の毛が持ち上がってゆらゆら?なんか後ろに何かが!?湯気?
ニャーニャにゃんもなんか後ろにおっきなネコがゴゴゴゴ!?ぱしっ
「ふお?」
『サーヤ、世の中には見ちゃいけないもんってのがあるんだ』
『あらあらまあまあ、サーヤ、勉強になったわね』
『学びは大事』
「あ、あい」
今度はおいちゃんにおめめ隠されちゃいました。見てない見てない・・・後から聞いたら、ちびっこ達みんな、同じようにおめめ隠されたみたいです。


〖コホン。ま、まあ、あちらは任せるとして、それより、思い出したみたいね〗
〖その子たちはあなた方が気に入ったようですよ。美味しそうに魔力を吸ってますしね〗
〖問題なく契約してもらえるはずですよ〗
神様たちが、ドワーフさんたちに再び話しかけると

『あ、ああ』

まだ怒られる結葉様と、怒れる精霊王様たちから目が離せなかった天河さんたち、ようやく目が自分たちに。
上半身を起こした状態で床に座ったままだった天河さんたち。頭やら、頬っぺやら、お腹やら、指やら色んな所から妖精さんたちにチューチューされてます。

『こんなにたくさんの妖精が?』
『ほんとに俺たちと契約してくれるって言うのか?』
自分たちに吸い付いてる妖精さんたちを呆然とみてます。でも・・・

「たくしゃん?」
それじゃ、親方たちは?
『あらあらまあまあ、サーヤ?今はお口にチャックしてましょうね』にこにこ
「あ、あい」
お口チャック、お口チャック。大丈夫!サーヤお口おててで隠します!

『で、でもさ、私らドワーフだよ?土や火の妖精がいるのはまだ分かるけどさ』
『そうだね。私らに緑の妖精がつくのも、まあ、分かるけどさ』
『あんたらに付いてるのは、それ・・・水と光の妖精かい』
天河さん達についてる妖精さんたちを見て、奥さんたちもびっくりしてます。

〖そうね。まあ、話に聞いてはいたから予想通りと言ったところかしらね〗
〖でも良かったですね。これだけの妖精が契約してくれるのです。妖精と契約できること自体が貴重なのですから、この様な複数契約は奇跡に近いのですよ〗
〖そうですね。ありがたいことなのですから、ちゃっちゃと契約してください〗にこにこ
神様たちがニコニコしながら言ってるけど、エル様からなんか違う圧が?

『え?契約?だ、だがよ』
『こんなに沢山いるぞ?』
『この中から選ぶとかじゃなくて』
『『『全員とですかい?』』』

ドワーフさんたちびっくり!でも、その反応でもっと驚いたのがドワーフさんたちに吸い付いてた妖精さんたち!

『ええ?ひどい!僕はもう天河なしじゃいられないのに!』ピカッ
『私たちを捨てるの?力になるよ!私を選んで!』ぽわっ
『僕だよね!』ピカッ
『私よね?』ぽわっ

『な、なんだ?』
まず天河さんにくっついてた光の妖精さんたちが光ながら天河さんにつめよりはじめて、喧嘩みたいに・・・すると

『まさか藍も?』しゅるっ
『捨てないで!』にょきっ
『『うわ~んっ』』しゅるしゅるっ

『うわあっ?』
藍さんについてた緑の妖精さんたちが泣きだしました!ついでに頭から何か出ました!そして藍さんに巻き付きました!

つられて他の妖精さんたちも
『俺、役に立つぞ!どんな火だって出してやるぞ!』ぼんっ
『火力調節なら任せなさい!』めらっ

『ば、ばかっこんなとこで火っ出すな!』
おおっファイアー

『おれおれ、水も役に立つぞ!』ザバッ
『治癒魔法だって光の妖精と同じように助けるよ!』ぴちょ

『わあっ水浸しにするなっ』
ああっ!またさっきみたいになっちゃう!

『土のことならお任せだぞ!』ぼこっ
『石のことだって任せて!』バラッ

『うお?イテテっぶつけるなよ!』

火の妖精さんや水の妖精さん、土の妖精さんたちが必死にアピールを始めました。

『『『『『『ええええ?』』』』』』
ドワーフさんたち、あまりのことにまた倒れそうです。仕方ないな~

ぽてぽて
『ん?サーヤ?』
ぽてぽてと、ドワーフさんたちのとこに歩いていくサーヤに気づいて、おいちゃんが追いかけると

「ぴかちゃん、ぽわちゃん、けんか、めっ!にゃにょ」
『『え?サーヤちゃん?』』
サーヤが喧嘩止めてあげないとね?

『サーヤ?ぴかちゃん、ぽわちゃんってなんだ?』    
「う?ぴかって、ぽわって、ひかっちゃかりゃ」
だって光の妖精さんってよびにくいでしょ?
『いや、でもな?』
おいちゃん、今はそれどころじゃないでしょ?

「ぼんちゃんも、めらちゃんも、かじにゃりゅ、ちゃいへん、ひ、めっ!にゃにょ」
『『う、うん。そうだね』』
お家の中で火つけたら火事になっちゃうでしょ?危ないでしょ?わかってくれて何よりです。

『サーヤ?ぼんちゃん、めらちゃんってのも?』
「うっ?ぼんっ、めらっ、もえちゃかりゃ」
火の妖精さんも呼びにくいでしょ?
『いやまあ、確かにサーヤには呼びにくいかもしれないけどな?』
おいちゃん、何が言いたいのかな?


『ジーニ様、あれは大丈夫なのか?』
『名づけにならないのでしょうか?』
〖う~ん、光ってないからセーフかしらね?サーヤは名前だと思って呼んでないみたいだし〗
そう。サーヤが名前をつけてしまったら、ドワーフではなくサーヤと契約してしまうのではと、みんながヒヤヒヤしながら見ているのも気づかずサーヤは


「しゅるちゃんも、にょきちゃんも、あいしゃんぐりゅぐりゅ、めっ!にゃにょ」
『『う、うん。ごめんね』』
『いや、大丈夫さね』

ぽてぽてと歩いて妖精さんたちを落ち着かせていた。

『あらあらまあまあ、サーヤったらえらいわ。でも、ちょっとヒヤヒヤするわねぇ』
『サーヤのあれは兎をうさちゃんって呼ぶのと同じ感覚。だから、大丈夫・・・な、はず?』

そう、ミアの言う通り、サーヤからしてみたら、兎がうさちゃん、牛がもーもーさんのような感覚で、名前を呼んでるつもりはまったくないのだが、周りは分かっていてもヒヤヒヤである。せっかくドワーフさんたちと契約してくれるはずなのに・・・なので

〖ほら、何してるんですか?はやく契約してしまいなさい。しますよね?〗にこっ
バートさんが笑顔で圧を!

『『『『『『は、はいい!』』』』』』

そして
『よ、よろしくな?ピカ、ポワ』
『『えええ?』』ピカーっ

そのまま名前になった・・・
「うにゅ?」
あれぇ?それ名前になっちゃった?まあ、いっか~

『『うわぁ、かわいそう』』
思わず、かわいそうと言ってしまったフゥとクゥは決して悪くない。

〖ちょ、ちょっと待って〗
そこで慌ててジーニ様が止めに入ったが

『よろしくな、ボン、メラ』
『『えええ?』』
ピカーっ

もう一組、間に合いませんでした・・・

『『うわぁ、かわいそう・・・』』
「う?」
フゥとクゥ、なんですか?

『ああ、やっちまったな・・・』
『あらあらまあまあ、孫がごめんなさいね』
『ぷっ。仕方ない』
「うにゅ?」
だから、何が?

あ~あ・・・

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