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ある日の子供の日日記 番外編
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「よみょぎ♪よみょぎ♪」ぷちっ
『よもぎ~♪よもぎ~♪』ぷちっ
ぴゅいきゅい『『サーヤ~』』
『『ヨモギいっぱい』』
『『『あつめたよ~』』』
「あ~い♪」
ただいまちびっこ達はヨモギ集めに来ています。ハクは人化して参加中です。
『サーヤちゃん、頼まれてた餅米なんだな』
『これで足りるだか?』
『サーヤちゃん、しょうぶってこれくらいでいいだか?』
ぽぽちゃん、つくしちゃん、なずなちゃんの三人は別のものを集めてもらいました。
「あい!あいがちょ!」
『あらあらまあまあ、みんな頑張ってくれてるわね』
『みんな偉い』
みゃあ『ココロたちも集めてきたのにゃ』
『不思議な形の葉っぱなのだ』
おばあちゃん、みあちゃん、ココロと姫ちゃんもまた違うのを集めてきました。
「おばあちゃん!よみょぎ、このくりゃい?」
『もっといる~?』
みんなで集めたヨモギを見せます。
『あらあらまあまあ、よく頑張ったわね。これだけあれば大丈夫よ。今回はみんなの好きな味を色々作りましょうね』にこにこ
「やっちゃあ!」
『わ~い!』
ぴゅいきゅい『『たのちみ~』』
『『おばあちゃん』』
『『『おてつだいするよ~』』』
みゃあ『なにするにゃ?』
『とりあえず運ぶのだ!』
『そうね。ぽぽちゃんたちも手伝ってもらっていいかしら?』にこ
『もちろんなんだな』
『大八車にみんな乗せるんだな』
『おてつだいたのしみなんだな』
ぽぽちゃんたちもお手伝い決定です。
ガラガラ大八車を引いておうちに帰ります。
美味しいの作るぞ!
『そう言えば、ゲンさんたちはどうしただ?』
『いないだ』
『べつのところいるだか?』
ぽぽちゃんたちがキョロキョロしてます。
『ゲンさんや、絹さんたちにはおかみさんたちの工房に行ってもらってるのよ』
『『『ドワーフさんたちのとこだか?』』』
そうなんだよ。おいちゃんたちはね?
『お~い!ゲン!』
『トレントたちが来たぞ』
『どの位の高さがいいか聞いてるぞ』
『おう!今行く!おかみさん、悪いな。ちょっと行ってくるけど』
『あいよ!こっちは任せな!』
『手順は分かったからね』
『続きはやっとくよ!』
『ありがとう!任せた!』だっ
きゅるる『ねえ、おかみさん、これ・・・』ごにょごにょ
『へえ、面白そうだね。いいんじゃないかい』ニヤリ
きゅるるん『『『やりた~い』』』
きゅるるん『『『『やろ~』』』』
ゲンが立ち去ったあと何かが・・・
さて、その頃、厨房では
『さあ、皆さん手は洗いましたか?』
『『『『『「は~い!」』』』』』
『皆さん足台用意してありますけど、気をつけてくださいね』
『『『『『「は~い!」』』』』』
ここからは山桜桃ちゃん、春陽くん、それからフゥ、クゥも参加です。
『それじゃあみんな、何味食べたいかしら?』
『ぼくは~つぶあんがいいな~』
ぴゅいきゅい『『こしあ~ん』』
『『くるみあん!』』
『『『ちょこ~』』』
『あらあらまあまあ、たくさん出たわね』
みゃあ『サーヤにゃんは何味がいいにゃ?』
『姫はサーヤと同じ味がいいのだ!』
「うにゅ?さーやは~、みしょあん!」
『『味噌?』』
『『塩っぱくないんですか?』』
フゥもクゥも、山桜桃ちゃんも春陽くんも分かってないなぁ
「だいじぶ!あまじょっぱい、おいちい!」
『あらあらまあまあ、そうね味噌あん、私も食べたいわぁ。くまじゃ食べられないけど』
『凛さん、塩っぱくないんですか?』
『味噌ですよね?』
『あらあらまあまあ、そのまま入れるわけじゃないのよ。白あんにお味噌をね、入れるの』
『あ、なるほど』
『それなら大丈夫ですね』
『考えてみればサーヤのおすすめにハズレは無いものね』
『たしかにな。おれ、今から楽しみになってきた!』
「ぜったいおいちい!」
まかせて!
『それじゃあ、頑張って作りましょう!』
「あい!」
『『『『『は~い!』』』』』
色んなあんこ作ります!
そして、おいちゃんとドワーフさんたちは、工房からサーヤたちのおうちの外にいた。
『おお~でかいな』
『トレントたちが良い木を選んでデカくしてくれたからな』
『あいつらもどんどん規格外になってくな』
『トレちゃんたち、ありがとな。助かったよ』
さわさわ『モンダイナイ。タノシイ』
『そうか。ありがとな。親方たちの作ってくれた籠玉も矢車もいいな。いい音してる』
『当たりめぇよ!』
『誰が作ったと思ってんだ?』
『あとは・・・』
『『『おーい!』』』
『おっ、来たな』
『『『待たせたね』』』
きゅるる『完成』
きゅるるん『『『はやく』』』
きゅるるん『『『『くっつけよー!』』』』
『わはは!くっつけるじゃなくて、この場合上げる、いや、泳がすか?』
『細かいことはいいさ!』
『サッサっとやろうぜ!』
『俺達もはやく見たいしな!』
『喜んでくれるかね?』
『大丈夫だよ』
『楽しみだね~』
きゅるる『私たちは最後の仕上げ』
きゅるるん『『『くふふふ』』』
きゅるるん『『『『たのしみ~』』』』
絹さんたちは何をする気なのか?
そして、
『凛さん、餅はこんくらいか?』
『おもしれぇな、餅つき』
『これ、里でもやりてぇな』
『杵と臼は作れるとして』
『問題はもち米だね。育てられるかね?』
『ダメならぽぽちゃんたちに分けてもらうようかね』
今回、お餅は天河さんたちがついてくれました。お餅つき気に入ったみたいです。
『あらあらまあまあ、皆さんありがとう。大変だったでしょう?』
おばあちゃんが言うと
『いや、楽しかったぜ!』
『俺たちも続きまぜてくれよ』
『こんな楽しくて、しかも美味いもんときたら、覚えないわけにはいかないからな!』
『そうだよ!凛さんみんなよろしくね!』
『みんな、仲間に入れてくれるかい?』
『作り方教えておくれよ』
「いーよ~」
『一緒にやろう~』
『『『ありがとよ』』』
『『『ありがとね』』』
「あい!」
わ~い!みんなで作ろう!
そして、
「ふわあ~しゅご~」
『すごいね~』
ぴゅいきゅい『『おっきい~』』
『『気持ちよさそうだね~』』
『『『およいでる~』』』
みゃあ『お魚にゃ』
『食べられないお魚なのだ!』
そうなのです!
カラカラカラカラ
ハタハタハタハタ
おっきなおっきな
「こいにょぼり~♪」
〖まあ、すごいわね~〗
〖これ、鯉のぼりというのですか?〗
〖立派ですね。風の妖精たちが喜んで風を送ってますね〗
『『『『『きゃはは~♪』』』』』
『『『『『風よ~』』』』』
『『『『『吹け~♪』』』』』
うんうん。すごい楽しそう~
『ゲン、これも何か意味があるのか?』
アルコン様がおいちゃんに聞いてます。
『ああ、端午の節句、子供の日ともいうな。ひな祭りが女の子の日なら、これは男の子の日だな』
『ぼくたちのお祭りなの~?』
『そうだぞ。ハクだけじゃなく、みんなの成長と出世を願って鯉のぼりをあげるんだぞ』
『そうなんだ~』
そうだよ~
「やにぇより♪ちゃかい♪こいにょぼり~♪」
『大きい真鯉はお父さん~♪』
「ちいさい♪ひごいは、こどもちゃち~♪」
『おもしろそうに♪泳いでる~♪』
おばあちゃんとお歌歌ってみました!
『サーヤ、上手ねぇ』
『『あ~ん、可愛いですわぁ』』
『それは鯉のぼりの歌にゃ?』
「あい!」
結葉様たちもみんなも褒めてくれました♪
『親方たちや、絹さんたち、トレちゃんたちにも協力してもらったんだぞ。木の部分は親方たち、吹流しや、鯉とか布の部分はおかみさんたちだな』
『なかなか楽しかったぜ』
『そうだね。布に絵を描くってのも新しい体験だったしね』
ふわあ!手書き!
「あいがちょ~」
大変だったよね
『楽しかったからね』
『来年もやりたいね』
『今度はサーヤたちも一緒にやるかい?』
「やりゅーっ!」
楽しそう~♪
『ゲン、あの魚は家族なのか?』
今度はギン様が質問
『ああ、一番でかい黒いのが真鯉。父親に例えられるな。あとは子供たちなんだが、最近は赤い緋鯉を母親に例えて、あとの小さいのを子供に例えることが多いな』
『じゃあ今回は子供は二匹か』
『そうだな。あんまり数増やしても大変だと思ってな』
『そうか』
立派に泳ぐ鯉のぼりめちゃくちゃかっこいいです!
『あらあらまあまあ、鯉のぼりだけじゃなくてこちらもどうぞ。みんなで作ったのよ』
「かしわもち~♪」
美味しいよ!今回はヨモギの柏餅も、味噌あんの柏餅もあるんだよ!食べて食べて♪
〖あら、新作のお菓子ね?〗
『そうよ。皆さん召し上がって下さいな。あっ、葉っぱは食べなくて大丈夫よ』
おばあちゃんが注意するのも忘れません。ココロたちが集めてくれた変わった形の葉っぱの正体は柏です!この日のために色々種出して育てたんだよ!じゃあ、サーヤはまず
「みしょあん~♪いたらきましゅ」はむっ
「おいち~♪」
幸せです!リクエストした甲斐がありました!
『おれ、サーヤの真似!』むんずっ
『ずるい!私も!』ばっ
『え~フゥ、クゥ、ずるい~ぼくも~』
「ふお?」
なんで?
『あらあらまあまあ、ちゃんとあるから、ゆっくり食べて』『『『は~い』』』
とにかくみんなで柏餅!美味しい!
『ところでの?サーヤたちの頭にあるのは何かのぉ?』
『紙でできとるのかの?』
じぃじたちも不思議そうです。
「かぶちょ!」
『カブトですか?』
『なんか強そうだね』
『ぽぽちゃんたちもかぶってるんだね』
『みんなかっこいいよ』
『そ、そうだか?照れるだよ』
『似合ってるだか?』
『うれしいだ!』
ぽぽちゃんたちが照れ照れです。でも
『何言ってんだ?お前たちの分もあるぞ?』
『『『『え?』』』』
そう言っておいちゃんは、しゅぱぱぱぱっと、青葉ちゃんたちの頭にもカブトを乗っけました!
「おしょろい~♪」
フゥもクゥも、山桜桃ちゃんたちもお揃いです!嬉しいな♪
『まあ、たまには』
『いいよな』
そうだよ!みんなで頭にカブト乗っけて、空には鯉のぼりが泳いで、みんなで作った柏餅!おいち♪今度はヨモギつぶあん♪あとでこしあんも食べなきゃ!
そして、美味しい柏餅を食べ終わったころ
きゅるる『サーヤ、ちびっこ達に、ぽぽたちも』
きゅるるん『『『プレゼントだよ~』』』
きゅるるん『『『『えいっ』』』』
ずぼっ
「ほあ?」
『なになに~?』
ぴゅいきゅい『『てがでないよ~』』
『『モモ、スイ落ち着いて~』』
『『『て、でた~』』』ずぼっ
みゃあ『みんなお魚に食べられたにゃ?』
『これ、鯉のぼりなのだ!』
「ふあ?」
ほんとだ!鯉のぼりだ!
みんな鯉のぼりのお口からお顔が出てるから、鯉のぼりに食べられてるみたい!
『うわあ!なんだな!』
『にいちゃん、ぐらぐらなんだな!』
『にいちゃん、ちいにいちゃん、たおれるんだな』バタンっ
『『わあっ』』ドテンっ
手足が短いモグラさんなぽぽちゃんたち倒れました!
「ふあっぽぽちゃんっ」
助けなきゃ!
『あっサーヤ!』
『アブナイデス!』
レンゲとアカシアの声も虚しく、
「ふわあっ」こけっ
わ~転んじゃう!
むにょ~ん!ぷるんぷるん!ぽよん!
ぷるるん『サーヤ』
ぷるるん『大丈夫か?』
「あい!あいがちょ」
とにかく、スライムのアウルとアルのおかげで助かりました
〖『『きゃーっ』』〗
『かわいいにゃ~♪』
ん?かわいい?
「ほあっ? 」
気がつけばちびっこ達みんな転がってます!
『あ~あ。これは、地上にちみっこ鯉のぼりだな』
『あらあらまあまあ、しかも活きがいいわね』
『ぷっ。ぴちぴち』
みんなで立とうともがいてるからお魚がぴちぴち跳ねてるみたいです。
「ふ、ふにゅう~」ぴちぴち
立てません。
『うわ~』
ぴゅいきゅい『『ころがる~』』
『『立てないよ~』』
『『『たすけて~』』』
ころころころ~
『『にいちゃ~ん』』
『がんばるんだな~』
ごろごろごろ~
きゅるる『む、足の部分、要改造』
きゅるるん『『『あれ~?』』』
きゅるるん『『わたしたちは』』
きゅるるん『『へいきなのにね~?』』
ふりふり
『うん。子グモちゃんたちはね』
『お尻にはめてるだけだからね』
『お尻振る度に鯉のぼりが泳いでかわいいね』
おかみさんたちが子グモちゃんたちを撫でてます。
『これはこれでかわいいけどな』
『あらあらまあまあ、髪の毛に葉っぱとか絡んでるわね』
『なら、少し早いが温泉行くか』
『そうね。なずなちゃんが集めてくれたものの出番ね』
おいちゃんとおばあちゃんが頷きあってます。そして、
ちゃぽーん
「ふい~~」
癒されます~
『うふふ。サーヤったら、お年寄りみたいねぇ』くすくす
「うにゅ~」
だって~
今日の枕は結葉様です。
「おんしぇん、きもち~」ふい~
頭の後ろは、うらやまけしからん枕で、しかも今日は
『おばあちゃん、これ、さっきのしょーぶだか?』
『そうよ。なずなちゃんが集めてくれた菖蒲よ。こどもの日はね、菖蒲湯に入るの』
『いいにおいなんだな~』
そう、菖蒲湯です。
『菖蒲湯はね、邪気を払うって言われてるのよ』
〖あっ、まさか、部屋に飾ってた兜や刀や、弓矢も…〗
ジーニ様が思い出して言うと
『魔除けと言われてるわね』
〖どおりで・・・〗
〖気のせいではなかったのですね。お母様〗
〖これも毎年の行事に決定ね〗
『あらあらまあまあ?』
ちびっこたちには楽しいこどもの日。でも、またまた知らぬ間に聖なる力が強化された聖域でした。
「ふい~」ちゃぽーん
☆。.:*・゜☆。.:*・゜
今日はこどもの日なので番外編にしてみました。本編しばしお待ち下さい。
『よもぎ~♪よもぎ~♪』ぷちっ
ぴゅいきゅい『『サーヤ~』』
『『ヨモギいっぱい』』
『『『あつめたよ~』』』
「あ~い♪」
ただいまちびっこ達はヨモギ集めに来ています。ハクは人化して参加中です。
『サーヤちゃん、頼まれてた餅米なんだな』
『これで足りるだか?』
『サーヤちゃん、しょうぶってこれくらいでいいだか?』
ぽぽちゃん、つくしちゃん、なずなちゃんの三人は別のものを集めてもらいました。
「あい!あいがちょ!」
『あらあらまあまあ、みんな頑張ってくれてるわね』
『みんな偉い』
みゃあ『ココロたちも集めてきたのにゃ』
『不思議な形の葉っぱなのだ』
おばあちゃん、みあちゃん、ココロと姫ちゃんもまた違うのを集めてきました。
「おばあちゃん!よみょぎ、このくりゃい?」
『もっといる~?』
みんなで集めたヨモギを見せます。
『あらあらまあまあ、よく頑張ったわね。これだけあれば大丈夫よ。今回はみんなの好きな味を色々作りましょうね』にこにこ
「やっちゃあ!」
『わ~い!』
ぴゅいきゅい『『たのちみ~』』
『『おばあちゃん』』
『『『おてつだいするよ~』』』
みゃあ『なにするにゃ?』
『とりあえず運ぶのだ!』
『そうね。ぽぽちゃんたちも手伝ってもらっていいかしら?』にこ
『もちろんなんだな』
『大八車にみんな乗せるんだな』
『おてつだいたのしみなんだな』
ぽぽちゃんたちもお手伝い決定です。
ガラガラ大八車を引いておうちに帰ります。
美味しいの作るぞ!
『そう言えば、ゲンさんたちはどうしただ?』
『いないだ』
『べつのところいるだか?』
ぽぽちゃんたちがキョロキョロしてます。
『ゲンさんや、絹さんたちにはおかみさんたちの工房に行ってもらってるのよ』
『『『ドワーフさんたちのとこだか?』』』
そうなんだよ。おいちゃんたちはね?
『お~い!ゲン!』
『トレントたちが来たぞ』
『どの位の高さがいいか聞いてるぞ』
『おう!今行く!おかみさん、悪いな。ちょっと行ってくるけど』
『あいよ!こっちは任せな!』
『手順は分かったからね』
『続きはやっとくよ!』
『ありがとう!任せた!』だっ
きゅるる『ねえ、おかみさん、これ・・・』ごにょごにょ
『へえ、面白そうだね。いいんじゃないかい』ニヤリ
きゅるるん『『『やりた~い』』』
きゅるるん『『『『やろ~』』』』
ゲンが立ち去ったあと何かが・・・
さて、その頃、厨房では
『さあ、皆さん手は洗いましたか?』
『『『『『「は~い!」』』』』』
『皆さん足台用意してありますけど、気をつけてくださいね』
『『『『『「は~い!」』』』』』
ここからは山桜桃ちゃん、春陽くん、それからフゥ、クゥも参加です。
『それじゃあみんな、何味食べたいかしら?』
『ぼくは~つぶあんがいいな~』
ぴゅいきゅい『『こしあ~ん』』
『『くるみあん!』』
『『『ちょこ~』』』
『あらあらまあまあ、たくさん出たわね』
みゃあ『サーヤにゃんは何味がいいにゃ?』
『姫はサーヤと同じ味がいいのだ!』
「うにゅ?さーやは~、みしょあん!」
『『味噌?』』
『『塩っぱくないんですか?』』
フゥもクゥも、山桜桃ちゃんも春陽くんも分かってないなぁ
「だいじぶ!あまじょっぱい、おいちい!」
『あらあらまあまあ、そうね味噌あん、私も食べたいわぁ。くまじゃ食べられないけど』
『凛さん、塩っぱくないんですか?』
『味噌ですよね?』
『あらあらまあまあ、そのまま入れるわけじゃないのよ。白あんにお味噌をね、入れるの』
『あ、なるほど』
『それなら大丈夫ですね』
『考えてみればサーヤのおすすめにハズレは無いものね』
『たしかにな。おれ、今から楽しみになってきた!』
「ぜったいおいちい!」
まかせて!
『それじゃあ、頑張って作りましょう!』
「あい!」
『『『『『は~い!』』』』』
色んなあんこ作ります!
そして、おいちゃんとドワーフさんたちは、工房からサーヤたちのおうちの外にいた。
『おお~でかいな』
『トレントたちが良い木を選んでデカくしてくれたからな』
『あいつらもどんどん規格外になってくな』
『トレちゃんたち、ありがとな。助かったよ』
さわさわ『モンダイナイ。タノシイ』
『そうか。ありがとな。親方たちの作ってくれた籠玉も矢車もいいな。いい音してる』
『当たりめぇよ!』
『誰が作ったと思ってんだ?』
『あとは・・・』
『『『おーい!』』』
『おっ、来たな』
『『『待たせたね』』』
きゅるる『完成』
きゅるるん『『『はやく』』』
きゅるるん『『『『くっつけよー!』』』』
『わはは!くっつけるじゃなくて、この場合上げる、いや、泳がすか?』
『細かいことはいいさ!』
『サッサっとやろうぜ!』
『俺達もはやく見たいしな!』
『喜んでくれるかね?』
『大丈夫だよ』
『楽しみだね~』
きゅるる『私たちは最後の仕上げ』
きゅるるん『『『くふふふ』』』
きゅるるん『『『『たのしみ~』』』』
絹さんたちは何をする気なのか?
そして、
『凛さん、餅はこんくらいか?』
『おもしれぇな、餅つき』
『これ、里でもやりてぇな』
『杵と臼は作れるとして』
『問題はもち米だね。育てられるかね?』
『ダメならぽぽちゃんたちに分けてもらうようかね』
今回、お餅は天河さんたちがついてくれました。お餅つき気に入ったみたいです。
『あらあらまあまあ、皆さんありがとう。大変だったでしょう?』
おばあちゃんが言うと
『いや、楽しかったぜ!』
『俺たちも続きまぜてくれよ』
『こんな楽しくて、しかも美味いもんときたら、覚えないわけにはいかないからな!』
『そうだよ!凛さんみんなよろしくね!』
『みんな、仲間に入れてくれるかい?』
『作り方教えておくれよ』
「いーよ~」
『一緒にやろう~』
『『『ありがとよ』』』
『『『ありがとね』』』
「あい!」
わ~い!みんなで作ろう!
そして、
「ふわあ~しゅご~」
『すごいね~』
ぴゅいきゅい『『おっきい~』』
『『気持ちよさそうだね~』』
『『『およいでる~』』』
みゃあ『お魚にゃ』
『食べられないお魚なのだ!』
そうなのです!
カラカラカラカラ
ハタハタハタハタ
おっきなおっきな
「こいにょぼり~♪」
〖まあ、すごいわね~〗
〖これ、鯉のぼりというのですか?〗
〖立派ですね。風の妖精たちが喜んで風を送ってますね〗
『『『『『きゃはは~♪』』』』』
『『『『『風よ~』』』』』
『『『『『吹け~♪』』』』』
うんうん。すごい楽しそう~
『ゲン、これも何か意味があるのか?』
アルコン様がおいちゃんに聞いてます。
『ああ、端午の節句、子供の日ともいうな。ひな祭りが女の子の日なら、これは男の子の日だな』
『ぼくたちのお祭りなの~?』
『そうだぞ。ハクだけじゃなく、みんなの成長と出世を願って鯉のぼりをあげるんだぞ』
『そうなんだ~』
そうだよ~
「やにぇより♪ちゃかい♪こいにょぼり~♪」
『大きい真鯉はお父さん~♪』
「ちいさい♪ひごいは、こどもちゃち~♪」
『おもしろそうに♪泳いでる~♪』
おばあちゃんとお歌歌ってみました!
『サーヤ、上手ねぇ』
『『あ~ん、可愛いですわぁ』』
『それは鯉のぼりの歌にゃ?』
「あい!」
結葉様たちもみんなも褒めてくれました♪
『親方たちや、絹さんたち、トレちゃんたちにも協力してもらったんだぞ。木の部分は親方たち、吹流しや、鯉とか布の部分はおかみさんたちだな』
『なかなか楽しかったぜ』
『そうだね。布に絵を描くってのも新しい体験だったしね』
ふわあ!手書き!
「あいがちょ~」
大変だったよね
『楽しかったからね』
『来年もやりたいね』
『今度はサーヤたちも一緒にやるかい?』
「やりゅーっ!」
楽しそう~♪
『ゲン、あの魚は家族なのか?』
今度はギン様が質問
『ああ、一番でかい黒いのが真鯉。父親に例えられるな。あとは子供たちなんだが、最近は赤い緋鯉を母親に例えて、あとの小さいのを子供に例えることが多いな』
『じゃあ今回は子供は二匹か』
『そうだな。あんまり数増やしても大変だと思ってな』
『そうか』
立派に泳ぐ鯉のぼりめちゃくちゃかっこいいです!
『あらあらまあまあ、鯉のぼりだけじゃなくてこちらもどうぞ。みんなで作ったのよ』
「かしわもち~♪」
美味しいよ!今回はヨモギの柏餅も、味噌あんの柏餅もあるんだよ!食べて食べて♪
〖あら、新作のお菓子ね?〗
『そうよ。皆さん召し上がって下さいな。あっ、葉っぱは食べなくて大丈夫よ』
おばあちゃんが注意するのも忘れません。ココロたちが集めてくれた変わった形の葉っぱの正体は柏です!この日のために色々種出して育てたんだよ!じゃあ、サーヤはまず
「みしょあん~♪いたらきましゅ」はむっ
「おいち~♪」
幸せです!リクエストした甲斐がありました!
『おれ、サーヤの真似!』むんずっ
『ずるい!私も!』ばっ
『え~フゥ、クゥ、ずるい~ぼくも~』
「ふお?」
なんで?
『あらあらまあまあ、ちゃんとあるから、ゆっくり食べて』『『『は~い』』』
とにかくみんなで柏餅!美味しい!
『ところでの?サーヤたちの頭にあるのは何かのぉ?』
『紙でできとるのかの?』
じぃじたちも不思議そうです。
「かぶちょ!」
『カブトですか?』
『なんか強そうだね』
『ぽぽちゃんたちもかぶってるんだね』
『みんなかっこいいよ』
『そ、そうだか?照れるだよ』
『似合ってるだか?』
『うれしいだ!』
ぽぽちゃんたちが照れ照れです。でも
『何言ってんだ?お前たちの分もあるぞ?』
『『『『え?』』』』
そう言っておいちゃんは、しゅぱぱぱぱっと、青葉ちゃんたちの頭にもカブトを乗っけました!
「おしょろい~♪」
フゥもクゥも、山桜桃ちゃんたちもお揃いです!嬉しいな♪
『まあ、たまには』
『いいよな』
そうだよ!みんなで頭にカブト乗っけて、空には鯉のぼりが泳いで、みんなで作った柏餅!おいち♪今度はヨモギつぶあん♪あとでこしあんも食べなきゃ!
そして、美味しい柏餅を食べ終わったころ
きゅるる『サーヤ、ちびっこ達に、ぽぽたちも』
きゅるるん『『『プレゼントだよ~』』』
きゅるるん『『『『えいっ』』』』
ずぼっ
「ほあ?」
『なになに~?』
ぴゅいきゅい『『てがでないよ~』』
『『モモ、スイ落ち着いて~』』
『『『て、でた~』』』ずぼっ
みゃあ『みんなお魚に食べられたにゃ?』
『これ、鯉のぼりなのだ!』
「ふあ?」
ほんとだ!鯉のぼりだ!
みんな鯉のぼりのお口からお顔が出てるから、鯉のぼりに食べられてるみたい!
『うわあ!なんだな!』
『にいちゃん、ぐらぐらなんだな!』
『にいちゃん、ちいにいちゃん、たおれるんだな』バタンっ
『『わあっ』』ドテンっ
手足が短いモグラさんなぽぽちゃんたち倒れました!
「ふあっぽぽちゃんっ」
助けなきゃ!
『あっサーヤ!』
『アブナイデス!』
レンゲとアカシアの声も虚しく、
「ふわあっ」こけっ
わ~転んじゃう!
むにょ~ん!ぷるんぷるん!ぽよん!
ぷるるん『サーヤ』
ぷるるん『大丈夫か?』
「あい!あいがちょ」
とにかく、スライムのアウルとアルのおかげで助かりました
〖『『きゃーっ』』〗
『かわいいにゃ~♪』
ん?かわいい?
「ほあっ? 」
気がつけばちびっこ達みんな転がってます!
『あ~あ。これは、地上にちみっこ鯉のぼりだな』
『あらあらまあまあ、しかも活きがいいわね』
『ぷっ。ぴちぴち』
みんなで立とうともがいてるからお魚がぴちぴち跳ねてるみたいです。
「ふ、ふにゅう~」ぴちぴち
立てません。
『うわ~』
ぴゅいきゅい『『ころがる~』』
『『立てないよ~』』
『『『たすけて~』』』
ころころころ~
『『にいちゃ~ん』』
『がんばるんだな~』
ごろごろごろ~
きゅるる『む、足の部分、要改造』
きゅるるん『『『あれ~?』』』
きゅるるん『『わたしたちは』』
きゅるるん『『へいきなのにね~?』』
ふりふり
『うん。子グモちゃんたちはね』
『お尻にはめてるだけだからね』
『お尻振る度に鯉のぼりが泳いでかわいいね』
おかみさんたちが子グモちゃんたちを撫でてます。
『これはこれでかわいいけどな』
『あらあらまあまあ、髪の毛に葉っぱとか絡んでるわね』
『なら、少し早いが温泉行くか』
『そうね。なずなちゃんが集めてくれたものの出番ね』
おいちゃんとおばあちゃんが頷きあってます。そして、
ちゃぽーん
「ふい~~」
癒されます~
『うふふ。サーヤったら、お年寄りみたいねぇ』くすくす
「うにゅ~」
だって~
今日の枕は結葉様です。
「おんしぇん、きもち~」ふい~
頭の後ろは、うらやまけしからん枕で、しかも今日は
『おばあちゃん、これ、さっきのしょーぶだか?』
『そうよ。なずなちゃんが集めてくれた菖蒲よ。こどもの日はね、菖蒲湯に入るの』
『いいにおいなんだな~』
そう、菖蒲湯です。
『菖蒲湯はね、邪気を払うって言われてるのよ』
〖あっ、まさか、部屋に飾ってた兜や刀や、弓矢も…〗
ジーニ様が思い出して言うと
『魔除けと言われてるわね』
〖どおりで・・・〗
〖気のせいではなかったのですね。お母様〗
〖これも毎年の行事に決定ね〗
『あらあらまあまあ?』
ちびっこたちには楽しいこどもの日。でも、またまた知らぬ間に聖なる力が強化された聖域でした。
「ふい~」ちゃぽーん
☆。.:*・゜☆。.:*・゜
今日はこどもの日なので番外編にしてみました。本編しばしお待ち下さい。
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