《書籍化》転生初日に妖精さんと双子のドラゴンと家族になりました

ひより のどか

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ある日の見習いサンタ日記 3 番外編

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「ふぉっふぉっふぉ~めりーくりしゅましゅ」
『めりーくりしゅましゅでしゅ!』
『見習いサンタとトナカイから~』
ぴゅいきゅい『『プレゼントだよ~』』
『『お菓子作ったの~』』
『『『たべてたべて~』』』
みゃあ『おいしいにゃ!』
『保証付きなのだ!』
きゅるるん『『『おあじみも』』』
きゅるるん『『『『ばっちり~』』』』
ちびっこたち、さいごのお届け先、泉の中

『サー、じゃなくて、かわいいサンタさんとトナカイさんたち、ありがとう』
『待ってた、じゃなくて、こんな水の中まで?よく来てくれたね』
『待ちくたび、じゃなくて、来てくれて嬉しいよ』
『お腹減っ、じゃなくて、ちょうどお茶にしようとしてたんだよ』

じぃじたちに事前に情報をもらってた青葉ちゃんたち。今か今かと待ち構えていた。
そして、神様たちから最後のお届け先になったところに与えられた使命を全うしなくてはならなかった。それは

『サンタさんたち、疲れたでしょ?』
『今からじぃじと亀じぃのお部屋でお茶するんだよ』
『みんな寄っていきなよ』
『みんなでお茶しよう』

そう!おいちゃんとおばあちゃんと、ドワーフさんたちがご馳走を完成させるための足止め役!


『しまったなぁ、強力戦力の山桜桃と春陽が向こうだ』
『あらあらまあまあ、たまにはいいんじゃない?』
『そうだよ。山桜桃ちゃんも春陽坊も働きすぎだからね』
『そうだよ。それに今日はもうひと仕事したからね』
『今日は二人にも人が作ったご馳走を食べてもらおうよ』
『『『私らも手伝うよ』』』
『『『なんでも言っとくれ!』』』
いつものおかみさんたちに加えてドワーフの女衆も参加!

そう。山桜桃ちゃんと春陽くんにも悟られずに、足止めしなくてはならないのだ!

こそこそ
『大丈夫かしら?』
『青葉、不安そうにしちゃダメ』
『そうだよ!笑顔だよ!演技しなきゃ!』
『とにかくじぃじたちのとこに行こう』


「うにゅ~でみょお」
『ぼくたち見習いだから~寄り道は~』
正体がバレてないと思ってるちびっこたち。バレないように早く帰って着替えなきゃと思っているみたいです。

『そんなこといわないで』
『ちびっこは休憩も必要だよ』
『お茶もあるし、ジュースもあるよ』
『じぃじと亀じぃもきっと会いたいと思ってるよ』
青葉ちゃんたち、一生懸命引き止めます。でも

『でも、そろそろ帰らないと』
『そうですね。ご飯の支度が』
真面目な山桜桃ちゃんと春陽くんがっ

『『『『あああっ』』』』
どどど、どうしようっ
焦る青葉ちゃんたち。でも、これでフゥとクゥがっ

ピーンッ
『いいんじゃない?サー、じゃなくて、見習いサンタたちも頑張ったし』
『そうだな。ここが最後だし、それにお茶用意してくれたの、無駄にしたら悪いだろ?』
何か察した!

『『『『フ、ク⋯』』』』うるうるうるうる
フゥ、クゥと言いたいらしい。救世主を見るように青葉ちゃんたちウルウル。手まで組んでます。
フゥとクゥはそれ見て、やっぱりと苦笑い

「ふあっ、もっちゃいないおばけ」
ぴゅいきゅい『『それはちゃいへんっ』』
ちびっこたちのもったいない精神が反応!

『『『『さす⋯っ』』』』キラキラ
フゥとクゥ流石と言いたいらしい。ますます尊敬の眼差し。
『『あはは』』
フゥとクゥ、もう苦笑いしかない。そこへ

『『『みんな~』』』
『『『はやく~』』』
水の妖精さんたちもお迎えに

「あ~い」
『じゃあ、おじゃましようか~』
ぴゅいきゅい『『さんせい~』』


『『『『⋯よかっ』』』』
良かったと言いたいらしい。
フゥとクゥは
こそこそ
『ほら、山桜桃ちゃん、春陽くんも』
『大丈夫よ。きっと私たちにサーヤたちを足止めさせたいのよ』
『きっとゲンさんたちに頼まれたんだよ』
『私たち二人じゃ無理だもん。山桜桃ちゃんと春陽くんもなんとかサーヤたち引き止めて』
『そういうことなら』
『分かりました』
『『がんばります!』』
『『うん』』にこっ
見事に山桜桃ちゃんたちの足止めも成功!

『『『『⋯っっ』』』』
ぱちぱちぱちぱち
青葉ちゃんたち、涙流しながら音が出ないように拍手!
『『⋯』』ぐっ!
フゥとクゥ、やっぱり~と、苦笑いしながら、親指ぐっ!
『『『『⋯っ』』』』ぐっ!
フゥ、クゥ、グッジョブ!


『ほっほ。これはこれは、かわいいサンタたちだの』
『ほっほ。ほんにのぉ。かわいいトナカイもおるのぉ』
『さあさあ、みんな』
『お茶にしようかのぉ』

「あ~い」
『おじゃましましゅでしゅ!』
じぃじたちもナイス!


そして、おうちのキッチンでは

『ゲンさん、これ、おいしそうだね』
『そりゃ、桜鯛だな』
『こっちの立派なのは?』
『鰤だな』
『このなんか金属みたいな光り方のは?』
『鱧だな。そのマグロとか、伊勢海老とかウニも、前に海で取ってきたの残しといたんだよ』
『『『へ~』』』

『あらあらまあまあ、お造りにするべきかしら?それとも焼く?煮る?だけど、すでに』
『そうなんだよ。なんか、茶色が多いんだよな。何か、和よりというか、渋め?』

そう。すでにテーブルの上には、阿波尾鶏に似た感じの鳥の魔物のローストチキン。まあ、クリスマスだから、これはいい。
だが、サーヤたちの好きなものをと、レンコンのはさみ揚げ、レンコンを刻んで混ぜ込んだつくね、みんな大好きハンバーグなどなど、サラダや、お野菜たっぷりクリームシチューなどあるものの、なんか全体的に茶色い。

『この上、この魚を使うとなると、お造りは、まあ、クリスマスというより年末年始な気がするが、多少華やかだけどな』
『ブリの定番、ブリの照り焼き、ぶり大根、塩焼きにしても⋯茶色いわね。おいしいけど』
『おいしいなら作ろうよ。なんでもありだよ』
『そうだよ。上手いが一番!』
『エビとか、前にやった丸焼きとかでもいいんだろ?あれ、赤くなってきれいだよね。何しろ美味しいし』

『そうだな。和寄りでも美味けりゃいいか。幸い、サーヤの渋好みにみんな慣れてるしな』
『あらあらまあまあ、そうね。十分豪華だしね』
『そうそう。ケーキもあるしね』
『心なしかケーキも茶色いかね?』
『あはは!ほんとだね。ショートケーキは白いけど、チョコレートケーキに、和栗のモンブランに、アップルパイに、フルーツタルトに』
『クリームブリュレもプリン、チーズケーキもあるよ。たしかに濃さの違いはあるけど茶色いかも?』
『大人用のこのサバランとチョコレートケーキは絶対に子どもには食べさせないようにしないとね!』
というか、お酒大好きドワーフさんたちの目は、お酒をたっぷり使ったサバランとチョコレートケーキにクギ付け!

『くくっそうだな』
『あっ、そうだわ。ゲンさん、桜鯛、せっかくだからあれはどうかしら?』
『あれ?』
『そう。あれよ』こんっ
何かを持って叩くような仕草をするおばあちゃんを見て
『ああ!あれか!』ぽんっ!
どうやらおいちゃんにも伝わったようです。

さあ、まだまだごちそうは増えそう!








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