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56話 1戦目でございます!
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≪ロモン&アイリスぅぅぅ!≫
しばらくの私達の紹介の後、そう言われてから私達はコロシアムの中央まで行った。多大なる歓声…今までで一番大きいんじゃないかしらん?
それも、この娘が可愛いからだと思う。
私は次の対戦相手が入ってくる間に、小石視点で観客席を見渡してみた。
男性陣は、結構な数の人がロモンちゃんに目がいっている。女性陣も男性陣ほどじゃ無いけどそれなりに。
そして私は、夜の知り合い達を見つけた。
現在、私は幼体化を解き、夜中に仕事をする人が、よく知ってる姿、ゴーレムさんとなっている。
私だと気づいたのか、口をぽかんと開けて驚いている知り合いがほとんど。一方、ギルドマスターは相変わらず酒を飲んでいた。
次、稼ぎに行った時、何て言われるかわかんないね、これ。
そんなこと考えてる間に、お相手さんも入場だね。
≪________、第267回優勝、また前回、決勝までいったこのコンビ! スベル&キントぉ!!≫
これまた、わぁっと歓声が上がった。
前回決勝まで進んだというのはやはり大きいみたい。それにしても優勝したことあったんだ。知らなかった。
スベルさんは無言でスタスタと中央まで来る。
その後ろから、ズシンズシンと私の身長の2倍以上……おそらく3メートルはあるであろう、氷でできたゴーレムがついてきた。
私と違って、顔は円柱形だし、手に腕がちゃんとくっついてる。
すでに、モンアープの効果のひとつによって、ほとんど自我がなく魔物使いに操られてる状態だというのが見てわかる。
ゴーレムは馬鹿だもんね、仕方ないね。
≪ゴーレム同士の戦いです! それでは魔物使いは、互いに礼を≫
司会の人の言う通りに、ご主人方は互いに礼をした。
【頑張って、アイリスちゃん!】
私のご主人はそう言うと、ステージの端まで下がっていった。
お相手さんもそうしている。
ちなみに、ロモンちゃんも私にモンスアーガをかけているけれど、自我を縛ってない。
まあ、縛らない方がいいよね。
だから、ステータスが上がっているだけなの。
≪それでは……はじめっ!!≫
司会のその言葉とともに、ドラの大きな音がなり、試合が始まった。
その瞬間、相手のスヒョウゴーレムは両手を振り下ろしてきた。
確かに、ゴーレムは遅いから、同じゴーレムの攻撃すら回避できないことが多い。だからこんな大ぶりな攻撃なんだね。
私はバックステップをしてそれをわざとギリギリで回避した。
ズドンと、大きな音がする。地面も少し揺れた。
これを受けていたら、私のスベスベのお肌にほんの少し傷が付いてたかもしれない。
観客席からは、おおっ、という声が聞こえる。
続いて、右手で手打ちをしてきた。
これは腕と床の隙間に滑り込み、しゃがんで回避する。
その次は右足での蹴り。
……私はこれを待っていた。
とっさに、いつも通りの素早さを引き出し、左足へと移動すると、右足が床まで戻ってくる前に左足の膝を思いっきり殴った。
相手は大勢を崩し、よろける。
そしてそのまま足払い。
狙い通り転んでくれた。
会場はかなり湧き上がる。どう? なかなかいい戦いしてるんじゃないかな? 何もかも全く本気出してないけどね。
起き上がろうとしている最中に、右脇腹に突きを1発いれてみる。
うーん、転ばすのもそんなにダメージ入ってないみたいだし、これも普通の魔物を殴るよりは軽いみたいだ。
さすがはゴーレムといったところかな。
ま、ハードネスレディバの方が断然硬いけどね。
起き上がると同時に、その大きな手で今度は掴もうとしたきた。
どうしよう、ゴーレムの腕の長さと体格差的に、掴んで投げ飛ばすのは難しい。
だから私はその迫ってくる手よりも、スヒョウゴーレム側に前に出て、手首を掴み前に引き、そして膝を崩すように蹴りこみをした。
スヒョウゴーレムはよろけ、地面に片足の膝を立てる。
身体が丁度いいところにある。
私はアッパーというよりは、腕を上に突き上げる感じでパンチした。
人間でいえば、肋骨あたりに当たったんじゃ無いかな。
そしてバックステップで3歩分位、スヒョウゴーレムから離れる。
≪おおっと! なんと初参加のロモン&アイリスが、優勝経験があるスベル&キントを圧倒している____!!》
司会、余計なこと言わないでよ。
私の次戦からの倍率が下がっちゃうじゃん。もー。
観客席は、始まった時の数倍は盛り上がっている。
スヒョウゴーレムはまた、立ち上がった。やっぱりあんましダメージを受けてないように見える。
むむ、中々に強いなぁ…。
私がリトルリペアゴーレムとして進化した直前だったらもっと苦戦してたかもしれない。
でも、よく考えたお互い、依然として特技は一切使ってないんだよね。
スヒョウゴーレムは私に向かって拳を振るってきた。
今度はどう転ばそうか、そう考えていたんだけれど、身体がうまくうごかない。床が滑る。
……あ、これ、スヒョウじゃん。ついに特技を使ってきたか。よく見たら足のつま先も凍らされてるし、魔法陣もちゃんと出てる。
拳も冷気を纏っているみたい。これは剛氷拳だね。
【アイリスちゃん! 氷を砕いて回避して!】
ロモンちゃんからの念話がきた。どうする? 回避しちゃう? このまま受けてみるのもいいかもしれない。
とりあえず、リペアムを唱えるように左手に命令しておく。
【ちょっと受けてみます】
【えっ…えええ!? 本当に?】
【まあ、もう間に合いませんし】
私の人間でいえば胸部から臍下くらいまでに中々強い衝撃が走った。
足の氷も衝撃で砕け、私は少し吹っ飛ばされる。
やっぱり、人が介入しているだけあって強い。
≪ああーっと! ここで強烈な拳がアイリスを襲うっ!≫
【アイリスちゃん!?】
【大丈夫です、もう全快しました】
【ふう、もう心配したよ】
【ええ、そろそろ終わらせてもよろしいですかね?】
【やっちゃえ!】
【はい!】
私はスクッと立ち上がった。
観客から、おおっという声がチラホラ聞こえる。
≪なんとアイリス、平然と立ち上がったぁぁぁぁ!!≫
そんな司会はよそに、私はスヒョウゴーレムに向かって駆ける。
また、足元に魔法陣が現れたけれど、それはジャンプして回避し、そのまま今度は私が金剛地拳を打ち込んだ。
流石に金剛炎拳をやったら大怪我を負わせてしまうだろうし。
私の金剛地拳をモロに受けたスヒョウゴーレムは、身体を大きくのけぞらせ、そのまま倒れた。
私は地面に着地するも、スヒョウのせいで凍った地面に足を取られ転んでしまった。着地がかっこよくきまらなかったってだけのもんだにしかならないけどね。
私が転んだ隙に、また、スヒョウゴーレムは立ち上がった。……やっぱり、レベルが高いのか防御とHPが半端ない。
あと、金剛正拳1発と普通の攻撃何発かはしないと倒れないと思う。
私が大勢を立て直すと同時に、スヒョウゴーレムの拳がこちらに伸びてくる。
私はそれを金剛正拳で向かい打ち、その手を弾き飛ばした。
そして、私は少し速度を出してスヒョウゴーレムの股下を滑り込んで後ろまで潜り込み、後ろからまた、金剛正拳を放つ。
≪な…なんだ! 今の動きは…とてもゴーレムとは思えな……》
司会者のその言葉とともに、スヒョウゴーレムは全身を地面につけた。
そして、私に気絶経験値が入る。
しばらく、会場はシーンと静かになり____
≪決着! 勝者、ロモン&アイリスぅぅぅぅ!!≫
会場はうるさいほどに湧き上がり、私とロモンちゃんの名前が方々から叫ばれる。
そういうわけで、私達は二回戦進出を無事果たした。
ロモンちゃんは私に抱きついてきている。
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しばらくの私達の紹介の後、そう言われてから私達はコロシアムの中央まで行った。多大なる歓声…今までで一番大きいんじゃないかしらん?
それも、この娘が可愛いからだと思う。
私は次の対戦相手が入ってくる間に、小石視点で観客席を見渡してみた。
男性陣は、結構な数の人がロモンちゃんに目がいっている。女性陣も男性陣ほどじゃ無いけどそれなりに。
そして私は、夜の知り合い達を見つけた。
現在、私は幼体化を解き、夜中に仕事をする人が、よく知ってる姿、ゴーレムさんとなっている。
私だと気づいたのか、口をぽかんと開けて驚いている知り合いがほとんど。一方、ギルドマスターは相変わらず酒を飲んでいた。
次、稼ぎに行った時、何て言われるかわかんないね、これ。
そんなこと考えてる間に、お相手さんも入場だね。
≪________、第267回優勝、また前回、決勝までいったこのコンビ! スベル&キントぉ!!≫
これまた、わぁっと歓声が上がった。
前回決勝まで進んだというのはやはり大きいみたい。それにしても優勝したことあったんだ。知らなかった。
スベルさんは無言でスタスタと中央まで来る。
その後ろから、ズシンズシンと私の身長の2倍以上……おそらく3メートルはあるであろう、氷でできたゴーレムがついてきた。
私と違って、顔は円柱形だし、手に腕がちゃんとくっついてる。
すでに、モンアープの効果のひとつによって、ほとんど自我がなく魔物使いに操られてる状態だというのが見てわかる。
ゴーレムは馬鹿だもんね、仕方ないね。
≪ゴーレム同士の戦いです! それでは魔物使いは、互いに礼を≫
司会の人の言う通りに、ご主人方は互いに礼をした。
【頑張って、アイリスちゃん!】
私のご主人はそう言うと、ステージの端まで下がっていった。
お相手さんもそうしている。
ちなみに、ロモンちゃんも私にモンスアーガをかけているけれど、自我を縛ってない。
まあ、縛らない方がいいよね。
だから、ステータスが上がっているだけなの。
≪それでは……はじめっ!!≫
司会のその言葉とともに、ドラの大きな音がなり、試合が始まった。
その瞬間、相手のスヒョウゴーレムは両手を振り下ろしてきた。
確かに、ゴーレムは遅いから、同じゴーレムの攻撃すら回避できないことが多い。だからこんな大ぶりな攻撃なんだね。
私はバックステップをしてそれをわざとギリギリで回避した。
ズドンと、大きな音がする。地面も少し揺れた。
これを受けていたら、私のスベスベのお肌にほんの少し傷が付いてたかもしれない。
観客席からは、おおっ、という声が聞こえる。
続いて、右手で手打ちをしてきた。
これは腕と床の隙間に滑り込み、しゃがんで回避する。
その次は右足での蹴り。
……私はこれを待っていた。
とっさに、いつも通りの素早さを引き出し、左足へと移動すると、右足が床まで戻ってくる前に左足の膝を思いっきり殴った。
相手は大勢を崩し、よろける。
そしてそのまま足払い。
狙い通り転んでくれた。
会場はかなり湧き上がる。どう? なかなかいい戦いしてるんじゃないかな? 何もかも全く本気出してないけどね。
起き上がろうとしている最中に、右脇腹に突きを1発いれてみる。
うーん、転ばすのもそんなにダメージ入ってないみたいだし、これも普通の魔物を殴るよりは軽いみたいだ。
さすがはゴーレムといったところかな。
ま、ハードネスレディバの方が断然硬いけどね。
起き上がると同時に、その大きな手で今度は掴もうとしたきた。
どうしよう、ゴーレムの腕の長さと体格差的に、掴んで投げ飛ばすのは難しい。
だから私はその迫ってくる手よりも、スヒョウゴーレム側に前に出て、手首を掴み前に引き、そして膝を崩すように蹴りこみをした。
スヒョウゴーレムはよろけ、地面に片足の膝を立てる。
身体が丁度いいところにある。
私はアッパーというよりは、腕を上に突き上げる感じでパンチした。
人間でいえば、肋骨あたりに当たったんじゃ無いかな。
そしてバックステップで3歩分位、スヒョウゴーレムから離れる。
≪おおっと! なんと初参加のロモン&アイリスが、優勝経験があるスベル&キントを圧倒している____!!》
司会、余計なこと言わないでよ。
私の次戦からの倍率が下がっちゃうじゃん。もー。
観客席は、始まった時の数倍は盛り上がっている。
スヒョウゴーレムはまた、立ち上がった。やっぱりあんましダメージを受けてないように見える。
むむ、中々に強いなぁ…。
私がリトルリペアゴーレムとして進化した直前だったらもっと苦戦してたかもしれない。
でも、よく考えたお互い、依然として特技は一切使ってないんだよね。
スヒョウゴーレムは私に向かって拳を振るってきた。
今度はどう転ばそうか、そう考えていたんだけれど、身体がうまくうごかない。床が滑る。
……あ、これ、スヒョウじゃん。ついに特技を使ってきたか。よく見たら足のつま先も凍らされてるし、魔法陣もちゃんと出てる。
拳も冷気を纏っているみたい。これは剛氷拳だね。
【アイリスちゃん! 氷を砕いて回避して!】
ロモンちゃんからの念話がきた。どうする? 回避しちゃう? このまま受けてみるのもいいかもしれない。
とりあえず、リペアムを唱えるように左手に命令しておく。
【ちょっと受けてみます】
【えっ…えええ!? 本当に?】
【まあ、もう間に合いませんし】
私の人間でいえば胸部から臍下くらいまでに中々強い衝撃が走った。
足の氷も衝撃で砕け、私は少し吹っ飛ばされる。
やっぱり、人が介入しているだけあって強い。
≪ああーっと! ここで強烈な拳がアイリスを襲うっ!≫
【アイリスちゃん!?】
【大丈夫です、もう全快しました】
【ふう、もう心配したよ】
【ええ、そろそろ終わらせてもよろしいですかね?】
【やっちゃえ!】
【はい!】
私はスクッと立ち上がった。
観客から、おおっという声がチラホラ聞こえる。
≪なんとアイリス、平然と立ち上がったぁぁぁぁ!!≫
そんな司会はよそに、私はスヒョウゴーレムに向かって駆ける。
また、足元に魔法陣が現れたけれど、それはジャンプして回避し、そのまま今度は私が金剛地拳を打ち込んだ。
流石に金剛炎拳をやったら大怪我を負わせてしまうだろうし。
私の金剛地拳をモロに受けたスヒョウゴーレムは、身体を大きくのけぞらせ、そのまま倒れた。
私は地面に着地するも、スヒョウのせいで凍った地面に足を取られ転んでしまった。着地がかっこよくきまらなかったってだけのもんだにしかならないけどね。
私が転んだ隙に、また、スヒョウゴーレムは立ち上がった。……やっぱり、レベルが高いのか防御とHPが半端ない。
あと、金剛正拳1発と普通の攻撃何発かはしないと倒れないと思う。
私が大勢を立て直すと同時に、スヒョウゴーレムの拳がこちらに伸びてくる。
私はそれを金剛正拳で向かい打ち、その手を弾き飛ばした。
そして、私は少し速度を出してスヒョウゴーレムの股下を滑り込んで後ろまで潜り込み、後ろからまた、金剛正拳を放つ。
≪な…なんだ! 今の動きは…とてもゴーレムとは思えな……》
司会者のその言葉とともに、スヒョウゴーレムは全身を地面につけた。
そして、私に気絶経験値が入る。
しばらく、会場はシーンと静かになり____
≪決着! 勝者、ロモン&アイリスぅぅぅぅ!!≫
会場はうるさいほどに湧き上がり、私とロモンちゃんの名前が方々から叫ばれる。
そういうわけで、私達は二回戦進出を無事果たした。
ロモンちゃんは私に抱きついてきている。
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