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57話 1戦目終了後でございます!
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私達は控え室へと戻ってきた。
本当は試合が終わった選手から帰っていいのだけれど、次の対戦相手を見ないといけないし、ここのモニターで次の試合をチェックしてから、リンネちゃんが居る観客席まで行くことにする。
「お疲れ様、アイリスちゃん」
【いえいえ】
私達が控え室の椅子に座って話していると、スベルさんとスヒョウゴーレムがこちらにやってきた。回復が早いね。
「あ、スベルさん」
「………いい戦いだった。対戦ありがとう」
「こちらこそ、ありがとうございました!」
魔物使い同士、互いに握手してる。
一方、キントとかいう名前のスヒョウゴーレムは、私にはおぼつかない口調で話しかけてきた。
【ウボァ ギミ ギャワビー! ツヨビー! イシヨ、メッシ、クー?】
これはそうか、ナンパされてるのか。
まさか私がナンパされるとは思わなかった。でも私、見た目はゴーレムですけど中身は人間みたいな感じなんで、ちょっとお断りさせていただきますね。
【お断りさせていただきます】
【ウボァ イヤ? ソレ イヤ イビ? カーナシ】
彼は落ち込んでしまった。
「何してるんだキント。行くぞ。次の試合頑張ってな」
「は、はい!」
スベルさんはキントを連れて、控え室から出て行った。
そうしてる間にも、次の試合が始まったみたいだ。
私はロモンちゃんに頭を撫でられながら、その試合を見た。
茶色短髪の、健康そうな女の子vs.フットーとかいう羽付き帽子をかぶったイケメン。
女の子の方はDランクの鳥の魔物、スゴロゴカトリス。
一方、フットーとかいう人の方は、ホーリーハンドか…。
ホーリーハンドは、ストーンハンドの進化系で、Cランクの上の手だけが浮遊してる魔物。そして、これに進化する可能性は極めて低い。
私の場合、このリトルリペアゴーレムになるときの確率は選択肢全て極至種だったからか、一律だったけれど、他はそうはいかない。
あれになる確率は…わかんないけど、今まで発見された数からして2%くらいなんじゃないかな?
あのフットとかいう人…豪運だね。
というわけで、勝負は完全に決まったようなもので、ホーリーハンドが即座にスゴロゴカトリスを掴み、地面に叩きつけてぐったりしたところを、空中に放り上げ、その間にエクスプロージョンの2段階下のエレプションを唱えて、小規模の爆発を起こして倒した。
エクスプロージョンは私は最初、手に入れたとき、私だけが覚えてる特殊な魔法だと思ってたんだけれど、そんなことはなかった。
ただ、私のその魔法の覚え方が特殊だっただけなんだよね。
「アイリスちゃん…どう?」
【…強いですね。はっきり言って今大会の優勝候補の一人でしょうね】
「だよね……うぅ、またお腹が…」
【大丈夫ですよ、勝てます。多分】
ロモンちゃんがお花を摘みに行ってから、私達はリンネちゃんが居る客席へと向かった。
リンネちゃんはフランクフルトとドリンク片手に、今から始まろうとしている試合を眺めていた。
「お姉ちゃん、やっほー」
【リンネちゃん、勝ってきましたよ】
「お疲れ様、ロモン! アイリスちゃん! ぼくがあんなのと戦っても勝てる気しないよ」
【わかりませんよ? 戦ったことがないだけじゃないですか】
「むむむ、それもそうかも」
私とリンネちゃんが話してる間に、試合が始まった。
周りがうるさくなるので、念話でリンネちゃんと会話を続行することにする。
【ところで、賭けはうまくいきました?】
【うんうん、いったいった!! それがね、明らかに勝つほうがわかってる試合が、アイリスちゃんの試合の他にも2試合あったでしょ?】
【ありましたね】
【それにも賭けて……ぼくとロモンの持ってきてたお小遣い計50万ストンが、250万ストンになったんだよ!】
それはすごい……やっぱり、私の倍率が高かったかな? これなら、ジエダちゃんの方もうまくいってると見て良いかもしれない。
【私の試合の倍率はいくらでした?】
【お相手さんが1.22倍で……ロモンとアイリスちゃんが4.18倍だったかな】
【それは私達がだいぶ弱いと見られたのですね】
【うんうん、隣のおじさんとか、後ろのおばあさんとか、大負けしたって唸ってたよ!】
キタコレ。
まって、めっちゃジエダちゃんの方が気になる。
いくらになるんだろ? 1億は超えるよね?
今にでもジエダちゃんのところに行きたい。もう彼女がいる場所はわかってる。……2人にことわって行っちゃおうかな?
【すいません、ロモンちゃん、リンネちゃん、私、少し用事がありまして……】
【んー、いいよ。迷子になったりしないでね? 用事が済んだらここに戻ってくるんだよ?】
【はい、気をつけます】
私は隠密を幼体化を使いつつ、ジエダちゃんの元へと向かった。
ロモンちゃんとリンネちゃんがいた居た席から大体、このコロシアムを4分の1週したぐらいのところに彼女にはネフラ君と共に観戦している。
私はジエダちゃんの肩を叩いた。
彼女は驚いてこちらを振り向く。
【ジエダさん、私です。アイリスですよ。周りがうるさいのでこのまま、念話で話しましょう】
【あ! アイリスさん! 一回戦突破おめでとうございます!】
よし、声のトーンからして失敗とかはやらかしてないね。よかった。
【賭けの方はいかがでしたか?】
【いやぁ…それがすごく儲かっちゃいましたよ…えへへへ】
【私のお金はいくらぐらいになりましたかね?】
【大体、1000万が13個いくかいかないかくらいです】
よし、これならきっと、ロモンちゃんとリンネちゃんに良い武器を買ってあげられる!
明日以降の私の試合にもそのまま賭ければ、装備一式も狙える!
ふふふ、私の1ヶ月に及ぶ儲け作戦が大成功しましたね!
【あの…その、私の方も儲けさせていただきまして……】
【おや、そうですか】
【ええ、500万ストン借金して…その、全額、アイリスさんにいれました】
ふあっ!?
すごいことするね、この子!?
500万借りてきてそれを全額、私に突っ込むって普通はできないよね?
私が勝ったから良かったけれど…負けてたらどうなってたことやら。
【正気ですか!?】
【……勝つってわかってたんです。回復魔法だけであの凄さなんですから、アイリスさんは。……これで、私を治療して頂いた時の代金を払えますね】
この娘は…。払わなくていいって何回も言ってるのに。
【いえ、代金は貴女が稼いでくれた8000万ストンで十分です】
【えっ…いや…その…】
【気になるのなら、明日の試合も私に賭けてくれればいいのですよ。貴女が賭けで手に入れた、おおよそ2000万ストンは貴女のものです。私が言ったとおりに、私の試合にしか、賭けていないのでしょう?】
ジエダちゃんは頷いた。
ちなみに、ネフラ君は私に気がついていない。
【ええ、それは私は元々、賭け事はあまり好かなくて……。でも本当に良いんですか?】
【本当の値段を言ったら払えないでしょうに……良いんですよ、これで。明日も、私にのみ賭けるようにお願い致しますね】
【は……はい】
私はジエダちゃんをあとに、2人の元へ戻った。
そして全ての試合を見終わった後に、私達は家に帰った。
本当は試合が終わった選手から帰っていいのだけれど、次の対戦相手を見ないといけないし、ここのモニターで次の試合をチェックしてから、リンネちゃんが居る観客席まで行くことにする。
「お疲れ様、アイリスちゃん」
【いえいえ】
私達が控え室の椅子に座って話していると、スベルさんとスヒョウゴーレムがこちらにやってきた。回復が早いね。
「あ、スベルさん」
「………いい戦いだった。対戦ありがとう」
「こちらこそ、ありがとうございました!」
魔物使い同士、互いに握手してる。
一方、キントとかいう名前のスヒョウゴーレムは、私にはおぼつかない口調で話しかけてきた。
【ウボァ ギミ ギャワビー! ツヨビー! イシヨ、メッシ、クー?】
これはそうか、ナンパされてるのか。
まさか私がナンパされるとは思わなかった。でも私、見た目はゴーレムですけど中身は人間みたいな感じなんで、ちょっとお断りさせていただきますね。
【お断りさせていただきます】
【ウボァ イヤ? ソレ イヤ イビ? カーナシ】
彼は落ち込んでしまった。
「何してるんだキント。行くぞ。次の試合頑張ってな」
「は、はい!」
スベルさんはキントを連れて、控え室から出て行った。
そうしてる間にも、次の試合が始まったみたいだ。
私はロモンちゃんに頭を撫でられながら、その試合を見た。
茶色短髪の、健康そうな女の子vs.フットーとかいう羽付き帽子をかぶったイケメン。
女の子の方はDランクの鳥の魔物、スゴロゴカトリス。
一方、フットーとかいう人の方は、ホーリーハンドか…。
ホーリーハンドは、ストーンハンドの進化系で、Cランクの上の手だけが浮遊してる魔物。そして、これに進化する可能性は極めて低い。
私の場合、このリトルリペアゴーレムになるときの確率は選択肢全て極至種だったからか、一律だったけれど、他はそうはいかない。
あれになる確率は…わかんないけど、今まで発見された数からして2%くらいなんじゃないかな?
あのフットとかいう人…豪運だね。
というわけで、勝負は完全に決まったようなもので、ホーリーハンドが即座にスゴロゴカトリスを掴み、地面に叩きつけてぐったりしたところを、空中に放り上げ、その間にエクスプロージョンの2段階下のエレプションを唱えて、小規模の爆発を起こして倒した。
エクスプロージョンは私は最初、手に入れたとき、私だけが覚えてる特殊な魔法だと思ってたんだけれど、そんなことはなかった。
ただ、私のその魔法の覚え方が特殊だっただけなんだよね。
「アイリスちゃん…どう?」
【…強いですね。はっきり言って今大会の優勝候補の一人でしょうね】
「だよね……うぅ、またお腹が…」
【大丈夫ですよ、勝てます。多分】
ロモンちゃんがお花を摘みに行ってから、私達はリンネちゃんが居る客席へと向かった。
リンネちゃんはフランクフルトとドリンク片手に、今から始まろうとしている試合を眺めていた。
「お姉ちゃん、やっほー」
【リンネちゃん、勝ってきましたよ】
「お疲れ様、ロモン! アイリスちゃん! ぼくがあんなのと戦っても勝てる気しないよ」
【わかりませんよ? 戦ったことがないだけじゃないですか】
「むむむ、それもそうかも」
私とリンネちゃんが話してる間に、試合が始まった。
周りがうるさくなるので、念話でリンネちゃんと会話を続行することにする。
【ところで、賭けはうまくいきました?】
【うんうん、いったいった!! それがね、明らかに勝つほうがわかってる試合が、アイリスちゃんの試合の他にも2試合あったでしょ?】
【ありましたね】
【それにも賭けて……ぼくとロモンの持ってきてたお小遣い計50万ストンが、250万ストンになったんだよ!】
それはすごい……やっぱり、私の倍率が高かったかな? これなら、ジエダちゃんの方もうまくいってると見て良いかもしれない。
【私の試合の倍率はいくらでした?】
【お相手さんが1.22倍で……ロモンとアイリスちゃんが4.18倍だったかな】
【それは私達がだいぶ弱いと見られたのですね】
【うんうん、隣のおじさんとか、後ろのおばあさんとか、大負けしたって唸ってたよ!】
キタコレ。
まって、めっちゃジエダちゃんの方が気になる。
いくらになるんだろ? 1億は超えるよね?
今にでもジエダちゃんのところに行きたい。もう彼女がいる場所はわかってる。……2人にことわって行っちゃおうかな?
【すいません、ロモンちゃん、リンネちゃん、私、少し用事がありまして……】
【んー、いいよ。迷子になったりしないでね? 用事が済んだらここに戻ってくるんだよ?】
【はい、気をつけます】
私は隠密を幼体化を使いつつ、ジエダちゃんの元へと向かった。
ロモンちゃんとリンネちゃんがいた居た席から大体、このコロシアムを4分の1週したぐらいのところに彼女にはネフラ君と共に観戦している。
私はジエダちゃんの肩を叩いた。
彼女は驚いてこちらを振り向く。
【ジエダさん、私です。アイリスですよ。周りがうるさいのでこのまま、念話で話しましょう】
【あ! アイリスさん! 一回戦突破おめでとうございます!】
よし、声のトーンからして失敗とかはやらかしてないね。よかった。
【賭けの方はいかがでしたか?】
【いやぁ…それがすごく儲かっちゃいましたよ…えへへへ】
【私のお金はいくらぐらいになりましたかね?】
【大体、1000万が13個いくかいかないかくらいです】
よし、これならきっと、ロモンちゃんとリンネちゃんに良い武器を買ってあげられる!
明日以降の私の試合にもそのまま賭ければ、装備一式も狙える!
ふふふ、私の1ヶ月に及ぶ儲け作戦が大成功しましたね!
【あの…その、私の方も儲けさせていただきまして……】
【おや、そうですか】
【ええ、500万ストン借金して…その、全額、アイリスさんにいれました】
ふあっ!?
すごいことするね、この子!?
500万借りてきてそれを全額、私に突っ込むって普通はできないよね?
私が勝ったから良かったけれど…負けてたらどうなってたことやら。
【正気ですか!?】
【……勝つってわかってたんです。回復魔法だけであの凄さなんですから、アイリスさんは。……これで、私を治療して頂いた時の代金を払えますね】
この娘は…。払わなくていいって何回も言ってるのに。
【いえ、代金は貴女が稼いでくれた8000万ストンで十分です】
【えっ…いや…その…】
【気になるのなら、明日の試合も私に賭けてくれればいいのですよ。貴女が賭けで手に入れた、おおよそ2000万ストンは貴女のものです。私が言ったとおりに、私の試合にしか、賭けていないのでしょう?】
ジエダちゃんは頷いた。
ちなみに、ネフラ君は私に気がついていない。
【ええ、それは私は元々、賭け事はあまり好かなくて……。でも本当に良いんですか?】
【本当の値段を言ったら払えないでしょうに……良いんですよ、これで。明日も、私にのみ賭けるようにお願い致しますね】
【は……はい】
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