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第一章
13 すれ違いからの決定事項
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「ライカルはな、今まで婚約者相手を渋ってきた。だが、リリーナ嬢ならば申し分ないだろう。顔も美しいし仕事もできる。むしろ君以上の女性はいるはずもない。ライカルよ、どう思う?」
「父上が良いというのであれば喜んで。リリーナさんはお会いした時から異性として意識している部分がありましたし」
「わ……私は現状民間人ですよ? 公爵家のお方と結婚など貴族が黙っていないのでは……?」
どうしたら良いのでしょうか……。
私が変な態度をとったせいで、勘違いさせてしまった上に、話がとんでもないことになってしまいました。
一旦考え直してもらうように弁解します。
とはいえ、まだ出逢ったばかりではありますが、ライカル様相手なら嬉しい気持ちはありますけれど……。
「いえ、リリーナさんの知識や技量は国内中を探してもいないかと……。それほどの能力をお持ちであれば、貴族の皆もいずれ納得せざるを得ないでしょう」
「まぁ。それではいけませんよ。まずはリリーナさんの魅力と実力をパーティーで知ってもらいましょう」
話がどんどん凄いことになっていってます……。
「私、今まで伯爵家でありながらパーティーや社交界には滅多に出席させてもらえませんでしたので、色々と間違いを起こしてしまうかもしれませんが……」
「あらあら……そう固くなることもありませんわよ。オーブルジェの貴族たちってとても仲が良いのよ。もちろん民衆の方々ともね。国王陛下ですら都合が合えば男爵の者と交友を深めようと自身で動かれるお方なのよね」
「そうだな。確かに兄上の影響で貴族間のドス黒かった関係もいつの間にか消えていたな。それに私だって民間人の友がいるくらいだ。でなければ有能とはいえ、ロロガルの言い分を素直に受け入れることもなかっただろう?」
この国に来てから不思議に感じていたことが納得に変わりました。
私をすんなりと迎え入れていただけたことも、何故かラウジャム様が護衛を連れてとはいえ街中に出かけたりしていたことも納得がいきました。
王都を案内されたときに薄々感じてはいましたが、どうやら階級や地位はあるものの、それにこだわることもなく誰でも仲良くなっている国家のようです。
私にとって、それがとても新鮮で居心地がいいと感じてしまいました。
ですが、今はそんな感心している場合ではありません。話を切り返そうかと思いましたが一歩遅かったのです。
「話を戻すが、パーティーに来るか? 流石に立場は民間人である以上、私の紹介文がどうしても必要になるが、折角だから交友を深めてみてはどうだろう?」
ラウジャム様の優しい言葉を聞いて、私の本音が滑ってしまい甘えてしまいました。
「よろしくお願い致します……」
「ふむ。承知した。それからまだリリーナ嬢の返事を聞いていなかったな。ライカルと結婚してくれるか?」
私の顔が真っ赤になってしまったことでしょう。
今まで政略的な求婚はありましたが、ライカル様の先ほどの発言を聞いて、とても嬉しかったのです。
私がこのような恋愛から始まる結婚ができるかと思うと、ドキドキが止まらないのです。
勘違いから話がどんどん進んでしまったとはいえ、恋愛感情だけはどうしても抑えることができませんでした。
「よ……よろしくお願い致します。ライカル様!」
あぁ……ごめんなさい! 本当にごめんなさい!!
ライカル様の魅力には、私の感性などでは勝てなかったのです。
こうして、住込で働かせいただいていた環境から、婚約者として住むことになりました。
「父上が良いというのであれば喜んで。リリーナさんはお会いした時から異性として意識している部分がありましたし」
「わ……私は現状民間人ですよ? 公爵家のお方と結婚など貴族が黙っていないのでは……?」
どうしたら良いのでしょうか……。
私が変な態度をとったせいで、勘違いさせてしまった上に、話がとんでもないことになってしまいました。
一旦考え直してもらうように弁解します。
とはいえ、まだ出逢ったばかりではありますが、ライカル様相手なら嬉しい気持ちはありますけれど……。
「いえ、リリーナさんの知識や技量は国内中を探してもいないかと……。それほどの能力をお持ちであれば、貴族の皆もいずれ納得せざるを得ないでしょう」
「まぁ。それではいけませんよ。まずはリリーナさんの魅力と実力をパーティーで知ってもらいましょう」
話がどんどん凄いことになっていってます……。
「私、今まで伯爵家でありながらパーティーや社交界には滅多に出席させてもらえませんでしたので、色々と間違いを起こしてしまうかもしれませんが……」
「あらあら……そう固くなることもありませんわよ。オーブルジェの貴族たちってとても仲が良いのよ。もちろん民衆の方々ともね。国王陛下ですら都合が合えば男爵の者と交友を深めようと自身で動かれるお方なのよね」
「そうだな。確かに兄上の影響で貴族間のドス黒かった関係もいつの間にか消えていたな。それに私だって民間人の友がいるくらいだ。でなければ有能とはいえ、ロロガルの言い分を素直に受け入れることもなかっただろう?」
この国に来てから不思議に感じていたことが納得に変わりました。
私をすんなりと迎え入れていただけたことも、何故かラウジャム様が護衛を連れてとはいえ街中に出かけたりしていたことも納得がいきました。
王都を案内されたときに薄々感じてはいましたが、どうやら階級や地位はあるものの、それにこだわることもなく誰でも仲良くなっている国家のようです。
私にとって、それがとても新鮮で居心地がいいと感じてしまいました。
ですが、今はそんな感心している場合ではありません。話を切り返そうかと思いましたが一歩遅かったのです。
「話を戻すが、パーティーに来るか? 流石に立場は民間人である以上、私の紹介文がどうしても必要になるが、折角だから交友を深めてみてはどうだろう?」
ラウジャム様の優しい言葉を聞いて、私の本音が滑ってしまい甘えてしまいました。
「よろしくお願い致します……」
「ふむ。承知した。それからまだリリーナ嬢の返事を聞いていなかったな。ライカルと結婚してくれるか?」
私の顔が真っ赤になってしまったことでしょう。
今まで政略的な求婚はありましたが、ライカル様の先ほどの発言を聞いて、とても嬉しかったのです。
私がこのような恋愛から始まる結婚ができるかと思うと、ドキドキが止まらないのです。
勘違いから話がどんどん進んでしまったとはいえ、恋愛感情だけはどうしても抑えることができませんでした。
「よ……よろしくお願い致します。ライカル様!」
あぁ……ごめんなさい! 本当にごめんなさい!!
ライカル様の魅力には、私の感性などでは勝てなかったのです。
こうして、住込で働かせいただいていた環境から、婚約者として住むことになりました。
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