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第一章
27【主人公以外視点】移住計画 ※後書きにお詫びコメントあり
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「他国へ移住!? ドルドック様……本気ですか!?」
国外へ行くということは、今までの地位も全て破棄すると言っているようなものだ。
公爵のドルドックの発言をサフランは信じられないでいた。
「本気だ。すまないがザグロームを婿養子にする件もなかったことにする」
「そんな……」
「父上! 俺はサフランと一緒にいたいんですよ!」
「そうは言ってもお前を置いて国を出るわけにもいかんだろう。それにこれは兄上の決断でもある」
「元陛下の……」
ザグロームとサフランは、最初こそお互いに利益のことだけを考えていたのだが、次第に恋愛へと発展していった。
だからこそ婚約破棄はザグロームにとって納得のいかないものである。
「そもそもサフランよ、お前たちの家だって理不尽な仕打ちを受けているのだろう? 年俸カットなど有り得ん! 今の国王のままでは国が破滅するぞ。そう兄上は思われているし王位継承を誤ったと後悔しておられた」
「ですが……」
「うむ、無論お前の両親の意見が無ければ動けぬことではあるだろう。だが、私たちは決まったことなのだ。どうしても息子ザグロームと共に歩みたいのであれば、我々と共に他国へ移住する準備を整えよ。このことは他の貴族にも報告し、意見が合致すればその者も連れていく」
サフランは究極の選択に悩まされながら家へ帰った。
♢
「何だと!? ドルドック様がそのようなことを言ったというのか?」
「元国王陛下が仰っていたらしいんですけどね……」
「そうか……」
サフランの父は困る様子もなく、むしろ微笑んでいた。
それを見てサフランは不思議そうな顔をしている。
「ならば私たちも陛下の意向に乗っかりこんなゴミのような国など捨ててしまおうではないか」
「え!? 正気ですか!? 今まで守ってきた土地はどうするのです!?」
「なぁに、残しておけば良い。私たちはあくまで『ついていく』というまでだ。どうせ今のバカ国王では長くは続かないだろう。その頃を狙って戻ってくれば良い」
「あー、なるほど。さすがお父様ですわ!」
「他の貴族達も今の国王に不満を爆発させているものが多い。このことは拡散させる必要がありそうだな」
今までの常識や制度が通用しなくなり、更に減俸を余儀なくされてしまった貴族達は不満を抱えていた。
だが、これは国を良い方向に変えていくための行動であることだと理解する者はいなかったのである。
サフラン一家は、周りの人間にこのことを教えつつ、彼らもまた国を出ていく準備をするために動き出したのだった。
現国王は、この噂を耳にしていたが、ニヤリと微笑むだけで止めるようなことはあえてしなかったのである。
ーーーーーーーーーーー
【後書き】重要事項
いつも読んでいただきありがとうございます。
この度、読み返してチェックをしていたところ、重大なミスが判明してしまったため、その内容と対策、修正日程をお伝えします。
ミス内容
第一話、サフランとリリーナの父親が、「兄上である国王陛下の推奨で婚約」のように描写している箇所がありました。
物語の進行上、正しくは「今の国王陛下からの推奨」となります。
こちらの執筆修正に関しては現状1話目は修正済みです。他の箇所にもミスがあるかどうかは後日また行います。
違和感をもって読まれた方がいらっしゃるかと思いますが、大変失礼致しました。
この後の展開は、『今の国を変えようとしている国王陛下がリリーナとザグロームの婚約を推奨した』と判断くださいますよう、よろしくお願い致します。
大変失礼いたしました。
国外へ行くということは、今までの地位も全て破棄すると言っているようなものだ。
公爵のドルドックの発言をサフランは信じられないでいた。
「本気だ。すまないがザグロームを婿養子にする件もなかったことにする」
「そんな……」
「父上! 俺はサフランと一緒にいたいんですよ!」
「そうは言ってもお前を置いて国を出るわけにもいかんだろう。それにこれは兄上の決断でもある」
「元陛下の……」
ザグロームとサフランは、最初こそお互いに利益のことだけを考えていたのだが、次第に恋愛へと発展していった。
だからこそ婚約破棄はザグロームにとって納得のいかないものである。
「そもそもサフランよ、お前たちの家だって理不尽な仕打ちを受けているのだろう? 年俸カットなど有り得ん! 今の国王のままでは国が破滅するぞ。そう兄上は思われているし王位継承を誤ったと後悔しておられた」
「ですが……」
「うむ、無論お前の両親の意見が無ければ動けぬことではあるだろう。だが、私たちは決まったことなのだ。どうしても息子ザグロームと共に歩みたいのであれば、我々と共に他国へ移住する準備を整えよ。このことは他の貴族にも報告し、意見が合致すればその者も連れていく」
サフランは究極の選択に悩まされながら家へ帰った。
♢
「何だと!? ドルドック様がそのようなことを言ったというのか?」
「元国王陛下が仰っていたらしいんですけどね……」
「そうか……」
サフランの父は困る様子もなく、むしろ微笑んでいた。
それを見てサフランは不思議そうな顔をしている。
「ならば私たちも陛下の意向に乗っかりこんなゴミのような国など捨ててしまおうではないか」
「え!? 正気ですか!? 今まで守ってきた土地はどうするのです!?」
「なぁに、残しておけば良い。私たちはあくまで『ついていく』というまでだ。どうせ今のバカ国王では長くは続かないだろう。その頃を狙って戻ってくれば良い」
「あー、なるほど。さすがお父様ですわ!」
「他の貴族達も今の国王に不満を爆発させているものが多い。このことは拡散させる必要がありそうだな」
今までの常識や制度が通用しなくなり、更に減俸を余儀なくされてしまった貴族達は不満を抱えていた。
だが、これは国を良い方向に変えていくための行動であることだと理解する者はいなかったのである。
サフラン一家は、周りの人間にこのことを教えつつ、彼らもまた国を出ていく準備をするために動き出したのだった。
現国王は、この噂を耳にしていたが、ニヤリと微笑むだけで止めるようなことはあえてしなかったのである。
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【後書き】重要事項
いつも読んでいただきありがとうございます。
この度、読み返してチェックをしていたところ、重大なミスが判明してしまったため、その内容と対策、修正日程をお伝えします。
ミス内容
第一話、サフランとリリーナの父親が、「兄上である国王陛下の推奨で婚約」のように描写している箇所がありました。
物語の進行上、正しくは「今の国王陛下からの推奨」となります。
こちらの執筆修正に関しては現状1話目は修正済みです。他の箇所にもミスがあるかどうかは後日また行います。
違和感をもって読まれた方がいらっしゃるかと思いますが、大変失礼致しました。
この後の展開は、『今の国を変えようとしている国王陛下がリリーナとザグロームの婚約を推奨した』と判断くださいますよう、よろしくお願い致します。
大変失礼いたしました。
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