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第二章
67 ドーレム
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「リリーよ、技師のドーレムが尋ねてきたぞ」
「え⁉︎ 公爵家にですか⁉︎」
「早いほうがいいと思ったのでな」
御足労申し訳ない。
本来ならば、私の方から伺うべきったのだから。
すぐに支度を済ませ、応接室へと向かった。
「お待たせして申し訳ありません」
「いえいえ、リリーナ様とお会いできることを楽しみにしていましたので」
建設関係に携わっているということで、私は勝手にガタイの良い男を想像していた。
だが、二十代くらいで物腰低そうな痩せ型のどちらかというとイケメンのお兄様のような男だった。
「ドーレムと申します。この度はリリーナ様が建設関係でお困りだとライカル様から伺っております」
「はい。実は……」
私は、王都の周りに簡単に侵入ができないような要塞都市にできないかと提案をした。
石段を積み上げ、ちょっとやそっとでは壊れないような防壁の作り方も提示する。
ドーレムさんは興味深そうに話を聞いてくれ、その都度ふむふむと納得してくれていたようだ。
「いやはや……、私でも思いつかないような構造で恐れ入りました。さすが数々の開発をされてきたリリーナ様ならではの発想です」
「材料の用意は他の方にも協力をいただくとして、設計図を見てこのとおりに建設することは可能ですか?」
「やるしかありませんね。むしろ、リリーナ様のアイディアを無駄にしたくはありませんから。全責任を持って引き受けたいと思います」
「でも、ドーレムさん一人ではさすがに大変では⁉︎」
規模としては王都全体を工事するほどの超大掛かりな作業だ。
いくらドーレムさんに部下やチームがいたとしても限界がある。
「心配には及びません。リリーナ様が魔導車を開発していただけたおかげで、アルガルデ王国とも交流ができるようになったではありませんか」
「そうですけれども、アルガルデ王国と何か関係が?」
「既にあちらの国の技術者と交流がとれるようになりまして。何かあればお互いに協力できる関係にあります。それに、リリーナ様の発案した事業をやると伝えれば喜んで手伝いに来てくれると思いますよ」
ここ最近、私は新しい道具の開発や研究をするために没頭していて気がつかなかった。
私が知らないうちに、アルガルデ王国との交流が盛んになっていたようだ。
「では、よろしくお願いします」
「こんな大規模な仕事を与えてくださり光栄です。ありがたく引き受けさせていただきます」
数日後、アルガルデ王国から大勢の職人がやってきて、合同で防壁の建設がはじまった。
「え⁉︎ 公爵家にですか⁉︎」
「早いほうがいいと思ったのでな」
御足労申し訳ない。
本来ならば、私の方から伺うべきったのだから。
すぐに支度を済ませ、応接室へと向かった。
「お待たせして申し訳ありません」
「いえいえ、リリーナ様とお会いできることを楽しみにしていましたので」
建設関係に携わっているということで、私は勝手にガタイの良い男を想像していた。
だが、二十代くらいで物腰低そうな痩せ型のどちらかというとイケメンのお兄様のような男だった。
「ドーレムと申します。この度はリリーナ様が建設関係でお困りだとライカル様から伺っております」
「はい。実は……」
私は、王都の周りに簡単に侵入ができないような要塞都市にできないかと提案をした。
石段を積み上げ、ちょっとやそっとでは壊れないような防壁の作り方も提示する。
ドーレムさんは興味深そうに話を聞いてくれ、その都度ふむふむと納得してくれていたようだ。
「いやはや……、私でも思いつかないような構造で恐れ入りました。さすが数々の開発をされてきたリリーナ様ならではの発想です」
「材料の用意は他の方にも協力をいただくとして、設計図を見てこのとおりに建設することは可能ですか?」
「やるしかありませんね。むしろ、リリーナ様のアイディアを無駄にしたくはありませんから。全責任を持って引き受けたいと思います」
「でも、ドーレムさん一人ではさすがに大変では⁉︎」
規模としては王都全体を工事するほどの超大掛かりな作業だ。
いくらドーレムさんに部下やチームがいたとしても限界がある。
「心配には及びません。リリーナ様が魔導車を開発していただけたおかげで、アルガルデ王国とも交流ができるようになったではありませんか」
「そうですけれども、アルガルデ王国と何か関係が?」
「既にあちらの国の技術者と交流がとれるようになりまして。何かあればお互いに協力できる関係にあります。それに、リリーナ様の発案した事業をやると伝えれば喜んで手伝いに来てくれると思いますよ」
ここ最近、私は新しい道具の開発や研究をするために没頭していて気がつかなかった。
私が知らないうちに、アルガルデ王国との交流が盛んになっていたようだ。
「では、よろしくお願いします」
「こんな大規模な仕事を与えてくださり光栄です。ありがたく引き受けさせていただきます」
数日後、アルガルデ王国から大勢の職人がやってきて、合同で防壁の建設がはじまった。
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