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48 アリアのコンサート編3
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「折角のコンサートだし、今日は落ち着いて、ね?」
「ライアンったら、王族になるからって私たちを下に見ていない?」
「え?」
「だってそうでしょう! サバス様と婚約されたって聞いて、私がどれだけ悔しい思いをしたと思っているの!?」
いやいやいや、おかしいから!
他の人に妬まれるのはまだ仕方がないとしても、ミーナは当時私の婚約者だったオズマを奪ったんでしょうが!
オズマとミーナが二人仲良く幸せになったはずなのに、私に文句を言うのってどうかと……。
「別に私が誰と婚約しても、オズマとミーナのことは幼馴染の腐れ縁だと思っているけど」
「そうか。ならば頼みがある。俺たちに金を貸してほしい」
「は!?」
本人達には黙っておくけれど、私は全てを知っている。
ミーナのご両親が所有していた資産を勝手に持ち帰り、コッソリと所有していることを。
その上で私にお金を求めるとはどういうことなのだ!?
「今俺たちは金がヤバイほど不足している。貸して欲しい。俺の仕事に必要なんだ」
「それは無理。幼馴染同士だって、そういう付き合いはしたくないし」
「こんなに困っていると言うのに……王族はもっと貴族に優しくするものかと思っていたが」
「私、まだ王族じゃないから。婚約はしているけれど、まだハイファルレ家の一員なの。男爵令嬢だから」
断りはしたものの、オズマの表情が真剣だ。
どういうことだろう……。
まさか、相当な額を盗んでおきながら、もう全部使ってしまったのか!?
ミーナの金遣いの荒さなら可能かもしれないが、流石に後先考えず全てを使い込むような女ではないはずだ。
だとしたら、オズマが!?
理由は分からないが、大金を一気に消耗して尚且つ金を求めるような相手には絶対に貸せない。
「くそう……こんなに俺たちが困っているというのに……」
「オズマがバカしたからでしょ!! はぁ……私までとばっちりを受けているんだからね。だから今日、アリアのコンサート見て元気になろうと思ってここへ来たわけ」
コンサートを楽しみたいという気持ちは本心なのだろう。
見たところ本当にお金に困っているようで、二人とも食べ物もグッズも持っていない。
「いいよ、わたあめくらいだったら奢ってあげる」
「本当か!?」
「いいの!?」
屋台に戻って、二人分のわたあめを買って、オズマとミーナに手渡した。
ミーナはとても喜んでいるようだった。
「さすがライアンよねー。持つべきものは幼馴染よ!」
「俺は現金が欲しいが……」
オズマはどうしてしまったのだろうか。
以前はこれほどまでお金に執着するような男ではなかったはず。
「お金お金って執着しないように! 自分で稼いで自立しなさい! 決して人のお金を盗んだり横領したりしないこと! もしもそういうことしちゃったとしても、正直に謝って返すこと!」
「「……」」
良いタイミングなので言ってやった。
知っているのを隠して説得するのって難しい。
バレバレだったかもしれないが、私のやれるだけのことはやったつもりだ。
幼馴染として。
「今日は気にしないって決めてるのー! もうライアンったら心配しすぎよ。折角のコンサートなのに」
「そりゃそうだけど……」
「ところで、ライアンは何番のチケット? 私たちはねぇ、これ」
見せびらかしてきたのは最前で見れるゴールドチケットだ。
これはこれでよく入手できたなと思う。
普通ならば是が非でも手に入れたいチケットだ。
「どうせライアンは一般席でしょー!? このチケットを金貨何枚かで交換してあげてもいいのよー?」
「え? そんなことしなくてもいい」
「まぁ。我慢しちゃって……。お金さえ払えば特等席で見れるのに」
どうやら、彼女達はコンサートを楽しめれて、尚且つお金が手に入れば一般席でもいいらしい。
ファンとして、その考え方が許せなかった。
仕方なく私の持っているチケットも見せることにした。
「ライアンったら、王族になるからって私たちを下に見ていない?」
「え?」
「だってそうでしょう! サバス様と婚約されたって聞いて、私がどれだけ悔しい思いをしたと思っているの!?」
いやいやいや、おかしいから!
他の人に妬まれるのはまだ仕方がないとしても、ミーナは当時私の婚約者だったオズマを奪ったんでしょうが!
オズマとミーナが二人仲良く幸せになったはずなのに、私に文句を言うのってどうかと……。
「別に私が誰と婚約しても、オズマとミーナのことは幼馴染の腐れ縁だと思っているけど」
「そうか。ならば頼みがある。俺たちに金を貸してほしい」
「は!?」
本人達には黙っておくけれど、私は全てを知っている。
ミーナのご両親が所有していた資産を勝手に持ち帰り、コッソリと所有していることを。
その上で私にお金を求めるとはどういうことなのだ!?
「今俺たちは金がヤバイほど不足している。貸して欲しい。俺の仕事に必要なんだ」
「それは無理。幼馴染同士だって、そういう付き合いはしたくないし」
「こんなに困っていると言うのに……王族はもっと貴族に優しくするものかと思っていたが」
「私、まだ王族じゃないから。婚約はしているけれど、まだハイファルレ家の一員なの。男爵令嬢だから」
断りはしたものの、オズマの表情が真剣だ。
どういうことだろう……。
まさか、相当な額を盗んでおきながら、もう全部使ってしまったのか!?
ミーナの金遣いの荒さなら可能かもしれないが、流石に後先考えず全てを使い込むような女ではないはずだ。
だとしたら、オズマが!?
理由は分からないが、大金を一気に消耗して尚且つ金を求めるような相手には絶対に貸せない。
「くそう……こんなに俺たちが困っているというのに……」
「オズマがバカしたからでしょ!! はぁ……私までとばっちりを受けているんだからね。だから今日、アリアのコンサート見て元気になろうと思ってここへ来たわけ」
コンサートを楽しみたいという気持ちは本心なのだろう。
見たところ本当にお金に困っているようで、二人とも食べ物もグッズも持っていない。
「いいよ、わたあめくらいだったら奢ってあげる」
「本当か!?」
「いいの!?」
屋台に戻って、二人分のわたあめを買って、オズマとミーナに手渡した。
ミーナはとても喜んでいるようだった。
「さすがライアンよねー。持つべきものは幼馴染よ!」
「俺は現金が欲しいが……」
オズマはどうしてしまったのだろうか。
以前はこれほどまでお金に執着するような男ではなかったはず。
「お金お金って執着しないように! 自分で稼いで自立しなさい! 決して人のお金を盗んだり横領したりしないこと! もしもそういうことしちゃったとしても、正直に謝って返すこと!」
「「……」」
良いタイミングなので言ってやった。
知っているのを隠して説得するのって難しい。
バレバレだったかもしれないが、私のやれるだけのことはやったつもりだ。
幼馴染として。
「今日は気にしないって決めてるのー! もうライアンったら心配しすぎよ。折角のコンサートなのに」
「そりゃそうだけど……」
「ところで、ライアンは何番のチケット? 私たちはねぇ、これ」
見せびらかしてきたのは最前で見れるゴールドチケットだ。
これはこれでよく入手できたなと思う。
普通ならば是が非でも手に入れたいチケットだ。
「どうせライアンは一般席でしょー!? このチケットを金貨何枚かで交換してあげてもいいのよー?」
「え? そんなことしなくてもいい」
「まぁ。我慢しちゃって……。お金さえ払えば特等席で見れるのに」
どうやら、彼女達はコンサートを楽しめれて、尚且つお金が手に入れば一般席でもいいらしい。
ファンとして、その考え方が許せなかった。
仕方なく私の持っているチケットも見せることにした。
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