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第五話 運命の出会い 5
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かくして真剣勝負がはじまる。女子でもないのだから遠慮する必要ない。
思いっきり戦って勝負がつけば、諦めもつくだろう。
そうタカを括り、攻撃をしかける。
手を翳すと、光のエネルギーが生まれ、シファに向けて思いっきりぶつける。
同時にシファも手から光を出して、攻撃された光の球を包み込むように無効化してしまう。
「なんだ、魔法が使えるのか。聖職者は争いごとを好まなさそうだから使えないのだと思っていた」
「まぁ、嗜みですよ」
「嗜みって……妙な云い方だよな」
そもそも魔法を使えなければ、決闘なんてしていないか。
強さで云えばリヴェラの方が圧倒的だが、シファは出方を窺う慎重さがあって、攻撃を返すタイミングも守りも絶妙だ。
続けざまにリヴェラは攻撃し、両手から閃光が爆ぜる。
カッと視界が真っ白に染まり、髪が、衣服の裾が爆風で煽られる。
凄まじい威力だ。まともに受けたらかなりのダメージがあったはず。
ふぅ、やったか。と思ったけれど、まだまだだった。
霧が晴れるように徐々にシファの姿が見えてきて、たいしたダメージを負っていないことが分かった。
うっすらと微笑んでいて、腹立たしいくらいに悠然と佇む。
くそっ、舌打ちして、また攻撃を繰り出す。まだまだだ。なんてしぶとい奴だ。
続けざまに攻撃を加え、光球が何度も炸裂した。なかなかシファには当たらない。どうしたことだろう。
だが、気付いた。さっきからひょい、ひょい避けるばかりでろくに攻撃もしてこないことに。
「くそー、どういうつもりだ。本気でやれー」
「本気でやっていますよ」
「嘘つけー」
のらりくらりとしたシファに腹が立ちながら攻撃を続ける。
いくら経ってもシファの方から反撃はなく、こちらばかりが挑んでいる状態でいい加減疲れてくる。
だが、攻撃の手は止められない。負ければ云うことを聞く。そういう約束だ。
意に染まらぬ相手と結婚してたまるものかと、リヴェラは死ぬ気で戦った。
戦いは長引いた。思ったよりも時間がかかり、正直、ここまで手こずることになるとは思わなかった。
やっとのことで、渾身の一撃で放った魔法が命中して、シファが膝から崩れ落ちる。やった。これでやっと終った。
ぜーぜーと肩で息をしながら、リヴェラは云い放つ。
「勝負あったな」
地面に倒れたり、気絶した場合は、問答無用で負けになるのである。
一応決着はついた。
その頃にはとっぷりと日が暮れて、あたりは薄暗くなっていた。
「ああ、負けてしまいましたね。やっぱりお強い」
全然残念そうには聞こえないシファの云い方。しかも、まだ余力がありそうな様子だ。どういうつもりだ。
魔法で派手にやりあった割にはたいした怪我はなく、かすり傷程度で済んでいる。
リヴェラは不快感をあらわにする。
「いやな戦い方だった。すごく戦いにくかった。なんだか手加減しているような……。お前、わざと負けただろ。力を出し惜しみしているようだった。馬鹿にしやがって」
「何のことですか、私は真剣に戦いましたよ。あっ、でも、配慮しましたよ。なるべく加減して戦うように」
「やっぱりそうか……!」
「だって、当たったら痛そうだし、あなたを傷つけたくなかった」
「ふざけるな!!」
これ以上の侮辱はない。自分だけが必死になって馬鹿みたいだと憤慨する。
勝負には勝っても、こんな情けはかけられたくなかった。
じっとシファが何か云いたげにこちらを見つめている。
な、なんだろうと思いつつも無視することを決め込む。
「でも、約束は約束だ。守ってもらおう。決闘は騎士道においては絶対の制約だ。今後いっさい……」
俺と関わるな。と云おうとした。しかし、その先を云うことを憚られた。
シファが不敵な笑みを浮かべる。
なんだ、不気味だな。と不安に駆られ、身構える。
「そんな取り決めは納得が出来兼ねません」
「取り交わした約束を反故にすることは騎士道に反するゆえ、許されない行為だぞ」
「私は騎士でもないし、ましてや魔法使いでもない。そんな口約束、変態や鬼畜にはまかり通らない、そう思いませんか?」
「…………!」
穏やかではあるが有無も云わさぬ響きがあった。あまりにも衝撃的な言葉だったので、絶句する。
いつものリヴエラだったら、認めない!そんなの!と強気の一点張りだが、どうしたことだか、今しがた直面する危機にどうすることもできない。
「勝負に負けたら、まず相手がどんな行動に出るか考えた方がいい。あなたのことが好きで好きで、死ぬほど好きならどうするか、想像がつくはず。__________私を捕らえるか殺すかした方がよかった。あなたは浅はかだ」
思いの丈を吐き、シファは手を翳す。
「…………!」
クラリと、一瞬意識が飛んだ。
急に頭が痛くなった。シファが幻術を使ったのだ。
よろめく身体を抱き上げられる。やめろ、下ろせとリヴェラが叱咤するのも構わずズンズン先に進み、王城へと向かう。
しまった!油断した!
まさか勝負がついてからこんな展開になるなんて思いもよらなかったから、判断が遅れてしまった。
無理やりお姫様抱っこをしたままシファは、あばれるリヴェラを自分があてがわれている部屋へと運んだ。
照明を落としたままの室内は薄暗く、中はそれほど広くない。部屋の中央に寝台がひとつあるだけだ。
一国の姫君が使用するにはあまりにも殺風景で、侍女の私室程度の質素なものだ。
シファは自分には必要ないと希望してこの部屋にしたのだった。
リベラは寝台に寝かされ違和感に気付く。
視界を覆う煙。部屋全体にむせかえるような香の匂い。なんだこれ?
よく見ると部屋に香炉がたくさん置かれている。
白檀とムスクをベースに合わせた何種類もの香草を合わせた催淫効果のあるものだった。
なんだこれ、力が入らない……。もしかして、媚薬か?
途端にカクンと肩の力が抜ける。
「お前は、平気なのか……?」
「最初はクるものがあるけど、子供の頃から嗅ぎなれているから慣れていますよ」
「王族は……いつも命を狙われているから、毒を飲み続けて耐性をつけているという、あれと同じか?」
「いいえ、個人の趣味です」
なんだ、違うのか。がっくりする。
「命を狙われているからとか関係なく、香が好きなだけ。薬草の調合をして試しているんです。どうやっていい香りやいい効能のものができるか。何通りも組み合わせて試行錯誤を繰り返しながらぴったりと理想通りのものができたときは、それは感動しますよ。でも、予想外のものを作れたときにはもっと興奮しますけど」
なんだかヤバい奴を相手にしてしまったようだ。訊いたことが間違いだったようだ。
「お前の、目的は何だ?」
「往生際が悪いなぁ。ここまできて、なんですか」
「アズカヴァルに逗留するには極端に荷物が少なかった。暗殺者じゃないのか。目的を遂行して、すぐに引き上げるためだろ」
くっ、と笑いを押し殺し、シファは云う。
「暗殺者ではないです。あなたのことが好きなだけですよ。私は神職についていて、質素倹約につき極端に物の少ない生活を送ってきましたので、そんなに私物の持ち込みは必要ではないのです。女子でもないので、メイク道具やアクセサリーやドレスも不要ですしね。あなたの憶測は外れでしたね」
ムッとする。先程、浅はかと云われたことを思い出してリヴェラは気分を害した。
「そもそも神官って、結婚も恋愛も、禁止されていなかったか……?」
「それは昔の話ですよ。代々うちは神職の家系ですが、私には父、叔父叔母、親類、兄妹がいます。結婚を禁止しているのなら、一族もろとも私自身も存在しないはずですから」
「……なるほど」
云われてみればその通りだ。訊いた俺が馬鹿だった。
「例え禁止されていたとしてもあなたとなら禁忌を冒してもいいという答えをお望みでしょうか。いいですよ、それでも」
「違う、そういう、意味じゃない」
思いっきり戦って勝負がつけば、諦めもつくだろう。
そうタカを括り、攻撃をしかける。
手を翳すと、光のエネルギーが生まれ、シファに向けて思いっきりぶつける。
同時にシファも手から光を出して、攻撃された光の球を包み込むように無効化してしまう。
「なんだ、魔法が使えるのか。聖職者は争いごとを好まなさそうだから使えないのだと思っていた」
「まぁ、嗜みですよ」
「嗜みって……妙な云い方だよな」
そもそも魔法を使えなければ、決闘なんてしていないか。
強さで云えばリヴェラの方が圧倒的だが、シファは出方を窺う慎重さがあって、攻撃を返すタイミングも守りも絶妙だ。
続けざまにリヴェラは攻撃し、両手から閃光が爆ぜる。
カッと視界が真っ白に染まり、髪が、衣服の裾が爆風で煽られる。
凄まじい威力だ。まともに受けたらかなりのダメージがあったはず。
ふぅ、やったか。と思ったけれど、まだまだだった。
霧が晴れるように徐々にシファの姿が見えてきて、たいしたダメージを負っていないことが分かった。
うっすらと微笑んでいて、腹立たしいくらいに悠然と佇む。
くそっ、舌打ちして、また攻撃を繰り出す。まだまだだ。なんてしぶとい奴だ。
続けざまに攻撃を加え、光球が何度も炸裂した。なかなかシファには当たらない。どうしたことだろう。
だが、気付いた。さっきからひょい、ひょい避けるばかりでろくに攻撃もしてこないことに。
「くそー、どういうつもりだ。本気でやれー」
「本気でやっていますよ」
「嘘つけー」
のらりくらりとしたシファに腹が立ちながら攻撃を続ける。
いくら経ってもシファの方から反撃はなく、こちらばかりが挑んでいる状態でいい加減疲れてくる。
だが、攻撃の手は止められない。負ければ云うことを聞く。そういう約束だ。
意に染まらぬ相手と結婚してたまるものかと、リヴェラは死ぬ気で戦った。
戦いは長引いた。思ったよりも時間がかかり、正直、ここまで手こずることになるとは思わなかった。
やっとのことで、渾身の一撃で放った魔法が命中して、シファが膝から崩れ落ちる。やった。これでやっと終った。
ぜーぜーと肩で息をしながら、リヴェラは云い放つ。
「勝負あったな」
地面に倒れたり、気絶した場合は、問答無用で負けになるのである。
一応決着はついた。
その頃にはとっぷりと日が暮れて、あたりは薄暗くなっていた。
「ああ、負けてしまいましたね。やっぱりお強い」
全然残念そうには聞こえないシファの云い方。しかも、まだ余力がありそうな様子だ。どういうつもりだ。
魔法で派手にやりあった割にはたいした怪我はなく、かすり傷程度で済んでいる。
リヴェラは不快感をあらわにする。
「いやな戦い方だった。すごく戦いにくかった。なんだか手加減しているような……。お前、わざと負けただろ。力を出し惜しみしているようだった。馬鹿にしやがって」
「何のことですか、私は真剣に戦いましたよ。あっ、でも、配慮しましたよ。なるべく加減して戦うように」
「やっぱりそうか……!」
「だって、当たったら痛そうだし、あなたを傷つけたくなかった」
「ふざけるな!!」
これ以上の侮辱はない。自分だけが必死になって馬鹿みたいだと憤慨する。
勝負には勝っても、こんな情けはかけられたくなかった。
じっとシファが何か云いたげにこちらを見つめている。
な、なんだろうと思いつつも無視することを決め込む。
「でも、約束は約束だ。守ってもらおう。決闘は騎士道においては絶対の制約だ。今後いっさい……」
俺と関わるな。と云おうとした。しかし、その先を云うことを憚られた。
シファが不敵な笑みを浮かべる。
なんだ、不気味だな。と不安に駆られ、身構える。
「そんな取り決めは納得が出来兼ねません」
「取り交わした約束を反故にすることは騎士道に反するゆえ、許されない行為だぞ」
「私は騎士でもないし、ましてや魔法使いでもない。そんな口約束、変態や鬼畜にはまかり通らない、そう思いませんか?」
「…………!」
穏やかではあるが有無も云わさぬ響きがあった。あまりにも衝撃的な言葉だったので、絶句する。
いつものリヴエラだったら、認めない!そんなの!と強気の一点張りだが、どうしたことだか、今しがた直面する危機にどうすることもできない。
「勝負に負けたら、まず相手がどんな行動に出るか考えた方がいい。あなたのことが好きで好きで、死ぬほど好きならどうするか、想像がつくはず。__________私を捕らえるか殺すかした方がよかった。あなたは浅はかだ」
思いの丈を吐き、シファは手を翳す。
「…………!」
クラリと、一瞬意識が飛んだ。
急に頭が痛くなった。シファが幻術を使ったのだ。
よろめく身体を抱き上げられる。やめろ、下ろせとリヴェラが叱咤するのも構わずズンズン先に進み、王城へと向かう。
しまった!油断した!
まさか勝負がついてからこんな展開になるなんて思いもよらなかったから、判断が遅れてしまった。
無理やりお姫様抱っこをしたままシファは、あばれるリヴェラを自分があてがわれている部屋へと運んだ。
照明を落としたままの室内は薄暗く、中はそれほど広くない。部屋の中央に寝台がひとつあるだけだ。
一国の姫君が使用するにはあまりにも殺風景で、侍女の私室程度の質素なものだ。
シファは自分には必要ないと希望してこの部屋にしたのだった。
リベラは寝台に寝かされ違和感に気付く。
視界を覆う煙。部屋全体にむせかえるような香の匂い。なんだこれ?
よく見ると部屋に香炉がたくさん置かれている。
白檀とムスクをベースに合わせた何種類もの香草を合わせた催淫効果のあるものだった。
なんだこれ、力が入らない……。もしかして、媚薬か?
途端にカクンと肩の力が抜ける。
「お前は、平気なのか……?」
「最初はクるものがあるけど、子供の頃から嗅ぎなれているから慣れていますよ」
「王族は……いつも命を狙われているから、毒を飲み続けて耐性をつけているという、あれと同じか?」
「いいえ、個人の趣味です」
なんだ、違うのか。がっくりする。
「命を狙われているからとか関係なく、香が好きなだけ。薬草の調合をして試しているんです。どうやっていい香りやいい効能のものができるか。何通りも組み合わせて試行錯誤を繰り返しながらぴったりと理想通りのものができたときは、それは感動しますよ。でも、予想外のものを作れたときにはもっと興奮しますけど」
なんだかヤバい奴を相手にしてしまったようだ。訊いたことが間違いだったようだ。
「お前の、目的は何だ?」
「往生際が悪いなぁ。ここまできて、なんですか」
「アズカヴァルに逗留するには極端に荷物が少なかった。暗殺者じゃないのか。目的を遂行して、すぐに引き上げるためだろ」
くっ、と笑いを押し殺し、シファは云う。
「暗殺者ではないです。あなたのことが好きなだけですよ。私は神職についていて、質素倹約につき極端に物の少ない生活を送ってきましたので、そんなに私物の持ち込みは必要ではないのです。女子でもないので、メイク道具やアクセサリーやドレスも不要ですしね。あなたの憶測は外れでしたね」
ムッとする。先程、浅はかと云われたことを思い出してリヴェラは気分を害した。
「そもそも神官って、結婚も恋愛も、禁止されていなかったか……?」
「それは昔の話ですよ。代々うちは神職の家系ですが、私には父、叔父叔母、親類、兄妹がいます。結婚を禁止しているのなら、一族もろとも私自身も存在しないはずですから」
「……なるほど」
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