63 / 102
第7章 恋の進路と収穫の秋
第64話「冬の到来と、選択のとき」
しおりを挟む
夜明け前、牧場の空に静かに白い雪が舞い降りた。鶏舎の屋根を淡く染める粉雪は、まだ幼い小雪(こゆき)のように頼りなく、しかし確かに冬の始まりを告げている。レイナは息を吸い込むと、肺の奥まで冷たい空気が満ち、胸の高鳴りとともにわずかな痛みさえも感じた。
「……とうとう、来たんだね」
白い息がふわりと浮かび、すぐに空へ溶けていく。夜明けの色を湛えた雪雲が、東の空を淡紫に染め、遠い森の梢には霧氷が銀の帯のように輝いていた。
レイナは革手袋をはめ直し、鶏舎へ向かう。扉を開けた瞬間、暖かい蒸気が頬を撫でた。鶏たちは既に目を覚まし、雪がもたらす静寂を破るようにコッコッと鳴きながら、餌箱の前で羽を膨らませている。
「おはよう。今日は外が冷たいから、発酵穀物を少し多めにしようね」
飼料桶に温度計を差し込み、温度がちょうど三十五度なのを確認してから、発酵させた麦と刻んだ乾草、粉状の薬草を混ぜ合わせる。薬草はひなのが調合した『ぽかぽかパセリ』と呼ばれる保温作用の高いハーブ粉末だ。雪の日の朝はこれが欠かせない。
鶏たちが夢中で餌を啄ばむ音を背に、レイナは牛舎へ移動した。牛舎からはナナの低く太い鼻息が漏れている。扉を開けると、温かい藁の匂いに混ざり、干し草の甘い香りが鼻腔をくすぐった。
「ナナ、おはよう。今日も元気だね」
ナナは大きな瞳を瞬かせてから、ムゥと穏やかな声を上げた。背中の毛をブラシでとかしてやると、雪の静けさに紛れて小さな満足の吐息が漏れた。仔牛のミルクは母牛の体に身を寄せたまま眠っている。温もりと母乳の香りに包まれたその姿に、レイナの頬が緩んだ。
搾乳を終えた頃、東の空は朱に染まり、雪原に長い影が伸びた。ミナが温室から顔を出し、白い吐息で声をかける。
「レイナ、ハーブストーブ点けたよ。湿度もいい感じ」
「ありがとう。今朝は水やり少し控えめでお願い」
温室の中では、冬越し用に鉢上げした薬草が青々と葉を揺らしている。発酵堆肥のベッドは湯気を上げ、苗たちはその熱で凍えることなく育っていた。
作業を一段落させ、レイナは家へ戻った。キッチンでは、リンネが甘い香りの蒸気に包まれてパン生地をこねている。
「おかえり。今日はリンゴとシナモン入りのクリームパンだよ。雪の日は甘いのが一番でしょ?」
「最高! あとで蜂蜜バターも作るね」
ストーブの上では、ひなのが煮込んでいるカボチャスープがコトコトと音を立てる。彼女は鍋をかき回しながら、レイナに小さな紙袋を手渡した。
「これ、昨日調合した風邪予防茶のティーバッグ。カリンの果皮とクロモジをブレンドしたの。村の子どもたちに配ろうと思って」
「いつもありがとう、ひなの」
ふとリオが雪景色を眺めながら言った。
「雪ってさ、全部を凍りつかせるけど……春の芽吹きの準備でもあるんだよね」
その言葉に、レイナの胸がほんのり熱くなる。冬は終わりではなく、次の始まりを孕む季節――そんな想いがこみ上げてきた。
昼前、町へ向かう馬車の車輪が雪を踏みしめた音を立てる。レイナとミナは防寒コートに身を包み、村の雑貨屋へ毛糸と防寒資材を買いに行った。雪化粧を纏った道の両脇には、子どもたちが作った小さな雪うさぎが並んでいる。人々は肩を寄せ合いながらも、どこか嬉しそうに笑っていた。
雑貨屋の暖簾をくぐると、炉からオレンジ色の炎が揺らめき、甘いシナモンと蜜蝋の匂いが漂う。店主のロージィは湯気を上げるホットミルクを差し出した。
「冷えるだろ? シナモンスティックで混ぜると身体が温まるよ」
「ありがとうございます。あの、ウールの極太毛糸はまだ在庫ありますか?」
「あぁ、奥の棚だよ。今日は白と淡い桜色が入荷した」
レイナは目を輝かせて桜色の毛糸を手に取った。ユーリに渡したいマフラーは、優しい色がいい。手触りを確かめながら、胸の鼓動が自然と早まった。
ふと入り口のベルが鳴り、エルンが雪を払って入ってくる。
「やあ、レイナさん! 偶然だね」
頬を赤くした彼は、手に持った紙箱を差し出した。
「これ、村で採れた蜂蜜の新物だよ。寒い日は喉にいいから、ぜひ」
「ありがとう。蜂蜜バターを作る予定なんだ。嬉しいな」
言いながらも、心の奥で波紋が広がる。エルンの瞳はまっすぐで、揺るがない好意が宿っているのがわかる。けれど彼女の視線の端には、遠い王都の空が浮かんでいた。
買い物を終えて牧場に戻る頃には、雪が少し強くなっていた。薪小屋の横で、悠翔が雪払いのホウキを止め、レイナの荷物を受け取る。
「重かっただろ。ありがとうな」
「ううん。ねえ、ユーリがしばらく戻れないって……知ってる?」
「ああ、朝一で伝書バトが来た。王都もバタバタらしい」
レイナは視線を落とし、桜色の毛糸玉をそっと撫でた。
「頼るより支え合える人がいいって、前に言ったよね」
「うん」
「わたし……この冬、自分の心にちゃんと向き合ってみる。ユーリを想う気持ち、牧場で生きる覚悟――答えが出たら伝えたいんだ」
悠翔は優しく笑み、レイナの頭を軽く撫でた。
「それでこそ、うちの娘だ」
夕暮れ。雪明かりが牧場を淡い光で包む。リンネが焼いたクリームパンから甘い香りが漂い、ひなのが薪ストーブに鍋を掛ける。
「温まるスパイスミルク、できたよ」
家族のような仲間たちが囲む食卓は、薪のはぜる音と笑い声で満ちていた。
夜更け、レイナは机に向かい、便箋を開いた。ペン先で迷いながらも、雪の結晶模様の封筒に一行だけ書き添える。
『会いたいです。春になったら、牧場で――』
インクが乾くのを待ちながら、窓越しに雪が降り積もる様子を見つめた。白銀の世界は静かで、冷たいはずなのにどこか温かい。
「冬は眠りじゃなくて、未来への種まきなんだよね」
小さな声でそう確かめ、桜色の毛糸玉を手のひらで転がす。選択のときはもうすぐ。けれど焦らない。この雪が解けるころ、答えは必ず芽吹くと信じて。
---
【イベント完了:冬の到来と、選択のとき】 ・牧場が完全冬モードへ移行、動物たちの保温環境確立 ・レイナ、毛糸のマフラー計画&手紙執筆 ・エルンの想いが明確化、恋の三角関係が加速 ・桜色の毛糸=女神の加護を帯びた“恋の導き糸”として覚醒
【次の目標:雪解けまでに、それぞれの答えを見つけよう!】
「……とうとう、来たんだね」
白い息がふわりと浮かび、すぐに空へ溶けていく。夜明けの色を湛えた雪雲が、東の空を淡紫に染め、遠い森の梢には霧氷が銀の帯のように輝いていた。
レイナは革手袋をはめ直し、鶏舎へ向かう。扉を開けた瞬間、暖かい蒸気が頬を撫でた。鶏たちは既に目を覚まし、雪がもたらす静寂を破るようにコッコッと鳴きながら、餌箱の前で羽を膨らませている。
「おはよう。今日は外が冷たいから、発酵穀物を少し多めにしようね」
飼料桶に温度計を差し込み、温度がちょうど三十五度なのを確認してから、発酵させた麦と刻んだ乾草、粉状の薬草を混ぜ合わせる。薬草はひなのが調合した『ぽかぽかパセリ』と呼ばれる保温作用の高いハーブ粉末だ。雪の日の朝はこれが欠かせない。
鶏たちが夢中で餌を啄ばむ音を背に、レイナは牛舎へ移動した。牛舎からはナナの低く太い鼻息が漏れている。扉を開けると、温かい藁の匂いに混ざり、干し草の甘い香りが鼻腔をくすぐった。
「ナナ、おはよう。今日も元気だね」
ナナは大きな瞳を瞬かせてから、ムゥと穏やかな声を上げた。背中の毛をブラシでとかしてやると、雪の静けさに紛れて小さな満足の吐息が漏れた。仔牛のミルクは母牛の体に身を寄せたまま眠っている。温もりと母乳の香りに包まれたその姿に、レイナの頬が緩んだ。
搾乳を終えた頃、東の空は朱に染まり、雪原に長い影が伸びた。ミナが温室から顔を出し、白い吐息で声をかける。
「レイナ、ハーブストーブ点けたよ。湿度もいい感じ」
「ありがとう。今朝は水やり少し控えめでお願い」
温室の中では、冬越し用に鉢上げした薬草が青々と葉を揺らしている。発酵堆肥のベッドは湯気を上げ、苗たちはその熱で凍えることなく育っていた。
作業を一段落させ、レイナは家へ戻った。キッチンでは、リンネが甘い香りの蒸気に包まれてパン生地をこねている。
「おかえり。今日はリンゴとシナモン入りのクリームパンだよ。雪の日は甘いのが一番でしょ?」
「最高! あとで蜂蜜バターも作るね」
ストーブの上では、ひなのが煮込んでいるカボチャスープがコトコトと音を立てる。彼女は鍋をかき回しながら、レイナに小さな紙袋を手渡した。
「これ、昨日調合した風邪予防茶のティーバッグ。カリンの果皮とクロモジをブレンドしたの。村の子どもたちに配ろうと思って」
「いつもありがとう、ひなの」
ふとリオが雪景色を眺めながら言った。
「雪ってさ、全部を凍りつかせるけど……春の芽吹きの準備でもあるんだよね」
その言葉に、レイナの胸がほんのり熱くなる。冬は終わりではなく、次の始まりを孕む季節――そんな想いがこみ上げてきた。
昼前、町へ向かう馬車の車輪が雪を踏みしめた音を立てる。レイナとミナは防寒コートに身を包み、村の雑貨屋へ毛糸と防寒資材を買いに行った。雪化粧を纏った道の両脇には、子どもたちが作った小さな雪うさぎが並んでいる。人々は肩を寄せ合いながらも、どこか嬉しそうに笑っていた。
雑貨屋の暖簾をくぐると、炉からオレンジ色の炎が揺らめき、甘いシナモンと蜜蝋の匂いが漂う。店主のロージィは湯気を上げるホットミルクを差し出した。
「冷えるだろ? シナモンスティックで混ぜると身体が温まるよ」
「ありがとうございます。あの、ウールの極太毛糸はまだ在庫ありますか?」
「あぁ、奥の棚だよ。今日は白と淡い桜色が入荷した」
レイナは目を輝かせて桜色の毛糸を手に取った。ユーリに渡したいマフラーは、優しい色がいい。手触りを確かめながら、胸の鼓動が自然と早まった。
ふと入り口のベルが鳴り、エルンが雪を払って入ってくる。
「やあ、レイナさん! 偶然だね」
頬を赤くした彼は、手に持った紙箱を差し出した。
「これ、村で採れた蜂蜜の新物だよ。寒い日は喉にいいから、ぜひ」
「ありがとう。蜂蜜バターを作る予定なんだ。嬉しいな」
言いながらも、心の奥で波紋が広がる。エルンの瞳はまっすぐで、揺るがない好意が宿っているのがわかる。けれど彼女の視線の端には、遠い王都の空が浮かんでいた。
買い物を終えて牧場に戻る頃には、雪が少し強くなっていた。薪小屋の横で、悠翔が雪払いのホウキを止め、レイナの荷物を受け取る。
「重かっただろ。ありがとうな」
「ううん。ねえ、ユーリがしばらく戻れないって……知ってる?」
「ああ、朝一で伝書バトが来た。王都もバタバタらしい」
レイナは視線を落とし、桜色の毛糸玉をそっと撫でた。
「頼るより支え合える人がいいって、前に言ったよね」
「うん」
「わたし……この冬、自分の心にちゃんと向き合ってみる。ユーリを想う気持ち、牧場で生きる覚悟――答えが出たら伝えたいんだ」
悠翔は優しく笑み、レイナの頭を軽く撫でた。
「それでこそ、うちの娘だ」
夕暮れ。雪明かりが牧場を淡い光で包む。リンネが焼いたクリームパンから甘い香りが漂い、ひなのが薪ストーブに鍋を掛ける。
「温まるスパイスミルク、できたよ」
家族のような仲間たちが囲む食卓は、薪のはぜる音と笑い声で満ちていた。
夜更け、レイナは机に向かい、便箋を開いた。ペン先で迷いながらも、雪の結晶模様の封筒に一行だけ書き添える。
『会いたいです。春になったら、牧場で――』
インクが乾くのを待ちながら、窓越しに雪が降り積もる様子を見つめた。白銀の世界は静かで、冷たいはずなのにどこか温かい。
「冬は眠りじゃなくて、未来への種まきなんだよね」
小さな声でそう確かめ、桜色の毛糸玉を手のひらで転がす。選択のときはもうすぐ。けれど焦らない。この雪が解けるころ、答えは必ず芽吹くと信じて。
---
【イベント完了:冬の到来と、選択のとき】 ・牧場が完全冬モードへ移行、動物たちの保温環境確立 ・レイナ、毛糸のマフラー計画&手紙執筆 ・エルンの想いが明確化、恋の三角関係が加速 ・桜色の毛糸=女神の加護を帯びた“恋の導き糸”として覚醒
【次の目標:雪解けまでに、それぞれの答えを見つけよう!】
11
あなたにおすすめの小説
異世界転生~チート魔法でスローライフ
玲央
ファンタジー
【あらすじ⠀】都会で産まれ育ち、学生時代を過ごし 社会人になって早20年。
43歳になった主人公。趣味はアニメや漫画、スポーツ等 多岐に渡る。
その中でも最近嵌ってるのは「ソロキャンプ」
大型連休を利用して、
穴場スポットへやってきた!
テントを建て、BBQコンロに
テーブル等用意して……。
近くの川まで散歩しに来たら、
何やら動物か?の気配が……
木の影からこっそり覗くとそこには……
キラキラと光注ぐように発光した
「え!オオカミ!」
3メートルはありそうな巨大なオオカミが!!
急いでテントまで戻ってくると
「え!ここどこだ??」
都会の生活に疲れた主人公が、
異世界へ転生して 冒険者になって
魔物を倒したり、現代知識で商売したり…… 。
恋愛は多分ありません。
基本スローライフを目指してます(笑)
※挿絵有りますが、自作です。
無断転載はしてません。
イラストは、あくまで私のイメージです
※当初恋愛無しで進めようと書いていましたが
少し趣向を変えて、
若干ですが恋愛有りになります。
※カクヨム、なろうでも公開しています
知識スキルで異世界らいふ
菻莅❝りんり❞
ファンタジー
他の異世界の神様のやらかしで死んだ俺は、その神様の紹介で別の異世界に転生する事になった。地球の神様からもらった知識スキルを駆使して、異世界ライフ
積みかけアラフォーOL、公爵令嬢に転生したのでやりたいことをやって好きに生きる!
ぽらいと
ファンタジー
アラフォー、バツ2派遣OLが公爵令嬢に転生したので、やりたいことを好きなようにやって過ごす、というほのぼの系の話。
悪役等は一切出てこない、優しい世界のお話です。
五十一歳、森の中で家族を作る ~異世界で始める職人ライフ~
よっしぃ
ファンタジー
【ホットランキング1位達成!皆さまのおかげです】
多くの応援、本当にありがとうございます!
職人一筋、五十一歳――現場に出て働き続けた工務店の親方・昭雄(アキオ)は、作業中の地震に巻き込まれ、目覚めたらそこは見知らぬ森の中だった。
持ち物は、現場仕事で鍛えた知恵と経験、そして人や自然を不思議と「調和」させる力だけ。
偶然助けたのは、戦火に追われた五人の子供たち。
「この子たちを見捨てられるか」――そうして始まった、ゼロからの異世界スローライフ。
草木で屋根を組み、石でかまどを作り、土器を焼く。やがて薬師のエルフや、獣人の少女、訳ありの元王女たちも仲間に加わり、アキオの暮らしは「町」と呼べるほどに広がっていく。
頼れる父であり、愛される夫であり、誰かのために動ける男――
年齢なんて関係ない。
五十路の職人が“家族”と共に未来を切り拓く、愛と癒しの異世界共同体ファンタジー!
元外科医の俺が異世界で何が出来るだろうか?~現代医療の技術で異世界チート無双~
冒険者ギルド酒場 チューイ
ファンタジー
魔法は奇跡の力。そんな魔法と現在医療の知識と技術を持った俺が異世界でチートする。神奈川県の大和市にある冒険者ギルド酒場の冒険者タカミの話を小説にしてみました。
俺の名前は、加山タカミ。48歳独身。現在、救命救急の医師として現役バリバリ最前線で馬車馬のごとく働いている。俺の両親は、俺が幼いころバスの転落事故で俺をかばって亡くなった。その時の無念を糧に猛勉強して医師になった。俺を育ててくれた、ばーちゃんとじーちゃんも既に亡くなってしまっている。つまり、俺は天涯孤独なわけだ。職場でも患者第一主義で同僚との付き合いは仕事以外にほとんどなかった。しかし、医師としての技量は他の医師と比較しても評価は高い。別に自分以外の人が嫌いというわけでもない。つまり、ボッチ時間が長かったのである意味コミ障気味になっている。今日も相変わらず忙しい日常を過ごしている。
そんなある日、俺は一人の少女を庇って事故にあう。そして、気が付いてみれば・・・
「俺、死んでるじゃん・・・」
目の前に現れたのは結構”チャラ”そうな自称 創造神。彼とのやり取りで俺は異世界に転生する事になった。
新たな家族と仲間と出会い、翻弄しながら異世界での生活を始める。しかし、医療水準の低い異世界。俺の新たな運命が始まった。
元外科医の加山タカミが持つ医療知識と技術で本来持つ宿命を異世界で発揮する。自分の宿命とは何か翻弄しながら異世界でチート無双する様子の物語。冒険者ギルド酒場 大和支部の冒険者の英雄譚。
10歳で記憶喪失になったけど、チート従魔たちと異世界ライフを楽しみます(リメイク版)
犬社護
ファンタジー
10歳の咲耶(さや)は家族とのキャンプ旅行で就寝中、豪雨の影響で発生した土石流に巻き込まれてしまう。
意識が浮上して目覚めると、そこは森の中。
彼女は10歳の見知らぬ少女となっており、その子の記憶も喪失していたことで、自分が異世界に転生していることにも気づかず、何故深い森の中にいるのかもわからないまま途方に暮れてしまう。
そんな状況の中、森で知り合った冒険者ベイツと霊鳥ルウリと出会ったことで、彼女は徐々に自分の置かれている状況を把握していく。持ち前の明るくてのほほんとしたマイペースな性格もあって、咲耶は前世の知識を駆使して、徐々に異世界にも慣れていくのだが、そんな彼女に転機が訪れる。それ以降、これまで不明だった咲耶自身の力も解放され、様々な人々や精霊、魔物たちと出会い愛されていく。
これは、ちょっぴり天然な《咲耶》とチート従魔たちとのまったり異世界物語。
○○○
旧版を基に再編集しています。
第二章(16話付近)以降、完全オリジナルとなります。
旧版に関しては、8月1日に削除予定なのでご注意ください。
この作品は、ノベルアップ+にも投稿しています。
憧れのスローライフを異世界で?
さくらもち
ファンタジー
アラフォー独身女子 雪菜は最近ではネット小説しか楽しみが無い寂しく会社と自宅を往復するだけの生活をしていたが、仕事中に突然目眩がして気がつくと転生したようで幼女だった。
日々成長しつつネット小説テンプレキターと転生先でのんびりスローライフをするための地盤堅めに邁進する。
銀眼の左遷王ケントの素人領地開拓&未踏遺跡攻略~だけど、領民はゼロで土地は死んでるし、遺跡は結界で入れない~
雪野湯
ファンタジー
王立錬金研究所の研究員であった元貴族ケントは政治家に転向するも、政争に敗れ左遷された。
左遷先は領民のいない呪われた大地を抱く廃城。
この瓦礫に埋もれた城に、世界で唯一無二の不思議な銀眼を持つ男は夢も希望も埋めて、その謎と共に朽ち果てるつもりでいた。
しかし、運命のいたずらか、彼のもとに素晴らしき仲間が集う。
彼らの力を借り、様々な種族と交流し、呪われた大地の原因である未踏遺跡の攻略を目指す。
その過程で遺跡に眠っていた世界の秘密を知った。
遺跡の力は世界を滅亡へと導くが、彼は銀眼と仲間たちの力を借りて立ち向かう。
様々な苦難を乗り越え、左遷王と揶揄された若き青年は世界に新たな道を示し、本物の王となる。
ユーザ登録のメリット
- 毎日¥0対象作品が毎日1話無料!
- お気に入り登録で最新話を見逃さない!
- しおり機能で小説の続きが読みやすい!
1~3分で完了!
無料でユーザ登録する
すでにユーザの方はログイン
閉じる