人気俳優に拾われてペットにされた件

米山のら

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おまけ

溺愛監禁回避マニュアル(※無理だじゃ)

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うーん……

ゆっくりと、意識が浮上する。
そうだ、オレ、また静電気で倒れて――

目を開けると、いつもの洸のベッドルーム。
まだ日が差していて明るい。

大きなベッドに、すっ裸のちんまりなオレ。

じゃらり……

手足は鎖でしばられて、びくともしない。

「なんだば、これ……?」

じゃらり……引っ張ってみるが、やっぱり動けない。

ふと、となりの物陰に気づく。

「ぴっ……!」

そこにいたのは――
いつものキラキラを失った、表情のない、ドロリと濁った瞳の洸。

その目で、ただじっとオレを見つめている。

オレは再び、じゃらりと鎖を引いて――

「どしてや……?」

洸は無言で手を伸ばし、オレの身体をいやらしくなぞってくる。

「ん……っ」

「どうして逃げたの?」

「逃げだわけで……」

洸がオレに覆いかぶさり、喉元に歯を突き立てた。

恐怖で、びくんと身体が跳ねる。

「やめ……!」

指が食い込むほど強く顎をつかまれ、無理やり上を向かされる。
濁った瞳が、真っ直ぐオレをのぞき込んでくる。

「やっと懐いたと思ってたのに……」

感情のない目のまま、口元だけがゆっくりと――作り笑いのように持ち上がる。

怖い……なんか変だ……
洸が、壊れた……!

「安心して。私が――徹底的に、躾けてあげるから」

「びっ……!!」

躾はいや!!!

オレはぶんぶんと首を横にふる。

洸がオレの頬に指を食い込ませて固定すると、首元に顔をうずめ、ねっとりと舌でなめあげてきた。

そのとき――
ふと目に入った、洸の背後の壁。

紙がでかでかと何枚も貼られている。

一枚目:

『洸さん、闇落ちっす。By梅田』

……梅ちゃん!? 闇落ちってなに!?

ちくり、ちくりと首筋に痛みが走る。
洸の手はあやしく、さらにオレの身体をまさぐってくる。

オレは必死に、二枚目の紙へ目をやる。

『このままだと、拘束、監禁、躾漬け、快楽地獄』

快楽地獄!?!?
梅ちゃん、助けて!!!

「洸、逃げでねじゃ! オレ、逃げでねじゃ!!」

じゃらじゃらと鎖を鳴らしながら、必死に抵抗する。

けれど――
洸はオレの腰を持ち上げ、ぎんぎんにそそり立つ剛直を、オレのつぼみにあてがってくる。

ま、待って……! オレの話をっ……!!

三枚目の紙に、すがるように目を移す。

『回避方法:洸さんに甘える。
洸さん、好きにゃん♡
大好きにゃん♡
ずっと一緒にいたいにゃん♡』

――んなはず、あるかっっっ!!!

全力で梅ちゃんに心の中でツッコんだその時。

ずずず……っと、剛直が中へ――

「あぁ……っ!」

濁った瞳のまま、うっとりと鎖に繋がれたオレの手を見つめる洸。

「はじめからこうすれば良かったね。
これからは、ここで、私と――ずっと繋がっていようね」

言うがいなや、腰がぐいっとグラインドしてきた。

……何度突かれたかわからない。
オレはもう、力が入らなかった。

はぁ、はぁ……
部屋に響くのは、オレと洸の荒い息遣い。

意識が飛びかけながらも、最後の一枚へ目をやる。

――そこには、
『回避失敗』の赤文字。

矢印が、迷いなく指し示していた。

→『快楽地獄』

……オレ、終わった……。

洸の剛直が、オレの弱点を容赦なく責め立ててくる。

「んんん……っ!!」

恥ずかしがってる場合じゃない……!

オレ、信じるからっ! 梅ちゃんっっ!

「好ぎだば!!」

――その瞬間、洸の腰の動きがピタリと止まる。

「洸が大好きだば!」

濁っていた瞳に、すうっと光が戻ってくる。

……今だっ!

「ずーっと洸と一緒にいだいんず!!」

洸の両手が、優しくオレの頬を包む。

「本当? ずっと一緒?」

オレは力強く、うなずく。

「ずーっと………………にゃん」

「……可愛い」

ずんっ。

……えっ。

洸の剛直が、さらに太さを増す。

なんでっ!?

キラキラ笑顔を取り戻した洸は、また激しくグラインドを始める。

「ふ……んんっ!!」

「やっと両想いだね……これから蜜月だよ。
私の愛、しっかり受け止めて――」

……おーい、梅ちゃん?!?!

――そして、オレは、溺愛という名の快楽地獄にきっちり落とされたのだった。
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