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黎明
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「とにかく!無理やり感半端ないけどメリットがある以上、家の奴らは黙らせる」
復活した高宮が声を張り上げた。半分自棄である。ここまで来たら思う存分使われてやる、と竜崎を睨みつけた。
「何をさせたい」
「高宮には真宮の持つビジネス系のルートを差し押さえてほしい」
「あはははは。流石一般人。言う事が違うねぇ」
初っ端から爆弾投下。引きつった笑い声を上げた高宮が怒鳴る。
「無茶言うな!それが出来たら苦労はしないっての!」
「実力主義を掲げる天下の高宮が喚くなよ。実際、真宮のビジネス系のルートの確認位しているだろう?」
「そりゃそうだけど」
竜崎が求めるのは、真宮に流れ込む資金を絶つという事。ビジネスにおける取引先などのルートを潰す事で真宮の持つ企業群を経営難に追い込み、収入を無くしてしまえと言っているのだ。以前より密かに真宮を狙っていたという高宮ならば既に調査を終えているだろうし、元々ビジネスの世界での成り上がりである高宮。言ってしまえば専門家なんだからそれくらいやれ、と竜崎は要求する。
しかし、今尚絶大な権力を持つ真宮を敵に回したい者はおらず、割り込もうとしても相手が渋るだろう。ハッキリ言って無理難題である。高宮が喚くのも無理はない。
「鉄で出来たパイプをハサミで切れって?!」
「そう言ってる。だって、真宮を敵に回すんだ。それくらいしないとな」
あっけらかんと言い放つ竜崎は不敵に笑う。簡単な話だ、と悪魔のささやきが高宮を襲う。
「ここまで来たらド派手にやろうぜ。ここには高宮だけではなく古宮もいるんだ」
「!」
「なるほどな」
同時に察した高宮と古宮。楽しそうに笑って古宮が頬杖をついた。
「鉄のパイプをハサミで切るのは不可能。だが、パイプを紙にすり替えれば問題はないって事か」
高宮単体で挑みかかれば、権力を権威の差によって真宮を倒せない。それは明白だ。だからこそ真宮を敵に回す事を恐れて取引先たちは、強固に拒絶する。しかし、そこに古宮が噛んでいるとなれば話は別だ。五家の内、二家が反旗を翻した。そうなるとパワーバランスが崩れ高宮が勝つ事を予想する者が出始める。元々傲慢さゆえに人心が離れている真宮だ。出来るだけ縁を切りたいとその転換を考える者は少なくないだろう。
「だが、それでも紙まではいかないでしょう。いっても木のパイプ。傷はついても完全に切る事は難しいかと」
「つまり、二家だけじゃ足りないから、他に根回ししろってこの馬鹿は言いやがってるのさ、凛」
「これも、古宮もしくは高宮単体なら、前述のパワーバランスの話が出るし、勝機も未知数。だが、既に古宮と高宮が手を組んでいるなら話は別。乗ってくる可能性は大いにあるし、少なくとも手出しはしないように要請すれば俺たちの勝ちって事だ。無茶苦茶言いやがるこの馬鹿」
「馬鹿とはなんだ。馬鹿とは」
懸念を指摘する嵯峨野。しかし、高宮は死んだ魚の目を腹心に向ける。古宮は楽しんでいるようだが、実際酷いやりようである。聖月を取り戻す高校生の喧嘩を、国家を揺るがす権力争いにすり替えてしまえ。さしもの真宮も、他四家を敵に回せばタダではいられないだろうから。竜崎の狙いは、詰まる所そういう事になる。
「他の二家。情報に長ける大宮には協力してもらえば、他の四家に頼む仕事がかなり楽になるはずだ。殆どのプロテクトを無効化出来るからな。で、武家が始まりと言われる春宮。体術系統に重きを置く奴らは基本的にはスポーツで有名。だが、その一方でかなりの人数を警察に送り込んでいる。その繋がりが欲しい」
「一般人の癖によく知ってるな」
「調べた。コイツが、だがな」
闘いに下調べは必要だろう、と竜崎は晴真の頭を撫でる。もそもそとクッキーを頬張る晴真はチラリと古宮を見ただけで興味を失ったようだ。じっと眼の前のパソコンに視線を注いでいる。
「目ざわりな真宮の権力を削ぐって事で利害を一致させ、他の二家を巻き込むか。この動きは真宮に伝わりようがないから水面下で準備しやすい状況だし、主催者を竜崎にすることで、誰かが手柄を大量に持っていくことがなく一強になる事もない。高宮と古宮は一足先に参加する事で他の二家を牽制出来る。春宮と大宮にしても、既に高宮と古宮が参加を表明している為勝率が高いし、事が終わった後に古宮と高宮が睨み合いをするだろうから抜け駆けの心配もない。十分乗る余地があるって事か」
「あら不思議、話がまとまってしまったって事か」
「そういう事だ。まぁ、実際成功すればの話だがな。理論上はって前置が尽くし、実際他の二家がどんな奴らだか分からんからな俺たちには」
どうだ?と視線で聞かれ、高宮は渋面を嵯峨野に向ける。嵯峨野は既に疲れた顔をしている。しかし、大きく一つため息をつくとスマホを取り出した。
「当主に伺ってゴーサインが出たら、問題ないでしょう。押しとおします」
「ウチのオヤジも悪乗り好きだからなぁ。二つ返事でオーケー出しそうだ」
「責任者は貴方に指名してね」
早速手配を始めた嵯峨野。手配はこちらでやりますが、そちらの名前を使っても構いませんね?と古宮に確認を取っている。鷹揚に頷く男を確認して足早に外へ出て行った。仕事が早い。それを見送っていた高宮が、竜崎に視線を戻し、詳細を尋ねる。
「で、大宮がバックアップ、高宮がビジネス系と他家への手配。それは分かったが古宮と春宮は?」
「まぁ、ウチは真っ黒だから他家への橋渡しには向かないのは確かだが。それ以外に仕事がないってのは家的には旨いが、俺的にはつまらん」
そこに古宮が乗ってくる。ともすれば降りるぞ、とすごまれ竜崎は肩を竦めた。
「落ち着け。そもそも、五家全部を巻き込む理由は二つ。一つは、周囲に勝ち馬がどちらか、もしくはどちらが勝ち馬になって欲しいかをアピールする為。ちょっとでも関わってくれれば結構。二つ目は、それぞれの固有能力が欲しかったから」
「で?」
「まず、春宮に調べてほしいことがある。一言で言えば、数年前の子供の不審死に関してだ」
「なるほど。いかに真宮が権力で握りつぶそうと、不審死ともなれば警察に届け出なければならない。少なくとも一回目、二回目までは使用人たちがそうしているはず」
「ああ。で、一度でも不信な死があれば、警察がいぶかしんで捜査しようとするし、資料が残っている可能性もある」
「そこは権力に屈さず、良心を持つ高潔な警察官がいる事に掛けるしかないが。それでも調べる価値はあるな」
「で、そうは言っても残っていない可能性が高い。ここで古宮の出番」
事情に明るくない古宮が黙って様子を窺っていたが、名前が出たことで反応する。竜崎は高宮と聖月から得た情報で、数年前に真宮に集められた子供8人の不審死について説明する。子細を聞いた古宮が成程、と頷く。
「つまり、不審死が発生したという事は死体が出たという事。もみ消したって事はその死体を表立って処理していない可能性があるって事か」
「正式に葬式をしたら、それなりの関係者が葬式に呼ばれるはず。だが、短期間に同じくらいの歳ごろの子供の葬式がいくつもあったら?耳ざといものなら、後継者候補として子供が真宮本家に集められている事を知っている可能性がある。それをマスコミに嗅ぎ付けられたらアウトだろうし、そうでなくとも社交界で大いに噂になって大ダメージだ」
「秘密裡に処理したとなると、裏の人間が関与しているとみて間違いない。古宮はその裏の支配者だから追いやすいって事か」
「それでその死体の状況などから明らかに事故、病死じゃないという証拠が得られれば完璧だ」
調べてやろう、と上から目線で頷く古宮を一瞥すると、竜崎はもう一つ、と呟いた。
「どっちに転ぶか分からないが、コンタクトを取りたい人物がいる。そっちは俺たちが担当だ」
怪訝そうな二人を放置し、竜崎は傍らの小さな頭を見下ろした。ほっそりした指がキーボードの上を舞い、必要な情報を集めていく。
竜崎達の計画が、着々と真宮家の首を絞めていく。王者が堕ちるまでもう少し。
********
文才がないというのは、悔しいものですね……。上手く広げられない事に忸怩たるものを感じる毎日です。
なかなか進まない展開にイラッと来る方も少なくないと思いますが(作者も含め)、あともう少し、もう少しだけお付き合いください。
復活した高宮が声を張り上げた。半分自棄である。ここまで来たら思う存分使われてやる、と竜崎を睨みつけた。
「何をさせたい」
「高宮には真宮の持つビジネス系のルートを差し押さえてほしい」
「あはははは。流石一般人。言う事が違うねぇ」
初っ端から爆弾投下。引きつった笑い声を上げた高宮が怒鳴る。
「無茶言うな!それが出来たら苦労はしないっての!」
「実力主義を掲げる天下の高宮が喚くなよ。実際、真宮のビジネス系のルートの確認位しているだろう?」
「そりゃそうだけど」
竜崎が求めるのは、真宮に流れ込む資金を絶つという事。ビジネスにおける取引先などのルートを潰す事で真宮の持つ企業群を経営難に追い込み、収入を無くしてしまえと言っているのだ。以前より密かに真宮を狙っていたという高宮ならば既に調査を終えているだろうし、元々ビジネスの世界での成り上がりである高宮。言ってしまえば専門家なんだからそれくらいやれ、と竜崎は要求する。
しかし、今尚絶大な権力を持つ真宮を敵に回したい者はおらず、割り込もうとしても相手が渋るだろう。ハッキリ言って無理難題である。高宮が喚くのも無理はない。
「鉄で出来たパイプをハサミで切れって?!」
「そう言ってる。だって、真宮を敵に回すんだ。それくらいしないとな」
あっけらかんと言い放つ竜崎は不敵に笑う。簡単な話だ、と悪魔のささやきが高宮を襲う。
「ここまで来たらド派手にやろうぜ。ここには高宮だけではなく古宮もいるんだ」
「!」
「なるほどな」
同時に察した高宮と古宮。楽しそうに笑って古宮が頬杖をついた。
「鉄のパイプをハサミで切るのは不可能。だが、パイプを紙にすり替えれば問題はないって事か」
高宮単体で挑みかかれば、権力を権威の差によって真宮を倒せない。それは明白だ。だからこそ真宮を敵に回す事を恐れて取引先たちは、強固に拒絶する。しかし、そこに古宮が噛んでいるとなれば話は別だ。五家の内、二家が反旗を翻した。そうなるとパワーバランスが崩れ高宮が勝つ事を予想する者が出始める。元々傲慢さゆえに人心が離れている真宮だ。出来るだけ縁を切りたいとその転換を考える者は少なくないだろう。
「だが、それでも紙まではいかないでしょう。いっても木のパイプ。傷はついても完全に切る事は難しいかと」
「つまり、二家だけじゃ足りないから、他に根回ししろってこの馬鹿は言いやがってるのさ、凛」
「これも、古宮もしくは高宮単体なら、前述のパワーバランスの話が出るし、勝機も未知数。だが、既に古宮と高宮が手を組んでいるなら話は別。乗ってくる可能性は大いにあるし、少なくとも手出しはしないように要請すれば俺たちの勝ちって事だ。無茶苦茶言いやがるこの馬鹿」
「馬鹿とはなんだ。馬鹿とは」
懸念を指摘する嵯峨野。しかし、高宮は死んだ魚の目を腹心に向ける。古宮は楽しんでいるようだが、実際酷いやりようである。聖月を取り戻す高校生の喧嘩を、国家を揺るがす権力争いにすり替えてしまえ。さしもの真宮も、他四家を敵に回せばタダではいられないだろうから。竜崎の狙いは、詰まる所そういう事になる。
「他の二家。情報に長ける大宮には協力してもらえば、他の四家に頼む仕事がかなり楽になるはずだ。殆どのプロテクトを無効化出来るからな。で、武家が始まりと言われる春宮。体術系統に重きを置く奴らは基本的にはスポーツで有名。だが、その一方でかなりの人数を警察に送り込んでいる。その繋がりが欲しい」
「一般人の癖によく知ってるな」
「調べた。コイツが、だがな」
闘いに下調べは必要だろう、と竜崎は晴真の頭を撫でる。もそもそとクッキーを頬張る晴真はチラリと古宮を見ただけで興味を失ったようだ。じっと眼の前のパソコンに視線を注いでいる。
「目ざわりな真宮の権力を削ぐって事で利害を一致させ、他の二家を巻き込むか。この動きは真宮に伝わりようがないから水面下で準備しやすい状況だし、主催者を竜崎にすることで、誰かが手柄を大量に持っていくことがなく一強になる事もない。高宮と古宮は一足先に参加する事で他の二家を牽制出来る。春宮と大宮にしても、既に高宮と古宮が参加を表明している為勝率が高いし、事が終わった後に古宮と高宮が睨み合いをするだろうから抜け駆けの心配もない。十分乗る余地があるって事か」
「あら不思議、話がまとまってしまったって事か」
「そういう事だ。まぁ、実際成功すればの話だがな。理論上はって前置が尽くし、実際他の二家がどんな奴らだか分からんからな俺たちには」
どうだ?と視線で聞かれ、高宮は渋面を嵯峨野に向ける。嵯峨野は既に疲れた顔をしている。しかし、大きく一つため息をつくとスマホを取り出した。
「当主に伺ってゴーサインが出たら、問題ないでしょう。押しとおします」
「ウチのオヤジも悪乗り好きだからなぁ。二つ返事でオーケー出しそうだ」
「責任者は貴方に指名してね」
早速手配を始めた嵯峨野。手配はこちらでやりますが、そちらの名前を使っても構いませんね?と古宮に確認を取っている。鷹揚に頷く男を確認して足早に外へ出て行った。仕事が早い。それを見送っていた高宮が、竜崎に視線を戻し、詳細を尋ねる。
「で、大宮がバックアップ、高宮がビジネス系と他家への手配。それは分かったが古宮と春宮は?」
「まぁ、ウチは真っ黒だから他家への橋渡しには向かないのは確かだが。それ以外に仕事がないってのは家的には旨いが、俺的にはつまらん」
そこに古宮が乗ってくる。ともすれば降りるぞ、とすごまれ竜崎は肩を竦めた。
「落ち着け。そもそも、五家全部を巻き込む理由は二つ。一つは、周囲に勝ち馬がどちらか、もしくはどちらが勝ち馬になって欲しいかをアピールする為。ちょっとでも関わってくれれば結構。二つ目は、それぞれの固有能力が欲しかったから」
「で?」
「まず、春宮に調べてほしいことがある。一言で言えば、数年前の子供の不審死に関してだ」
「なるほど。いかに真宮が権力で握りつぶそうと、不審死ともなれば警察に届け出なければならない。少なくとも一回目、二回目までは使用人たちがそうしているはず」
「ああ。で、一度でも不信な死があれば、警察がいぶかしんで捜査しようとするし、資料が残っている可能性もある」
「そこは権力に屈さず、良心を持つ高潔な警察官がいる事に掛けるしかないが。それでも調べる価値はあるな」
「で、そうは言っても残っていない可能性が高い。ここで古宮の出番」
事情に明るくない古宮が黙って様子を窺っていたが、名前が出たことで反応する。竜崎は高宮と聖月から得た情報で、数年前に真宮に集められた子供8人の不審死について説明する。子細を聞いた古宮が成程、と頷く。
「つまり、不審死が発生したという事は死体が出たという事。もみ消したって事はその死体を表立って処理していない可能性があるって事か」
「正式に葬式をしたら、それなりの関係者が葬式に呼ばれるはず。だが、短期間に同じくらいの歳ごろの子供の葬式がいくつもあったら?耳ざといものなら、後継者候補として子供が真宮本家に集められている事を知っている可能性がある。それをマスコミに嗅ぎ付けられたらアウトだろうし、そうでなくとも社交界で大いに噂になって大ダメージだ」
「秘密裡に処理したとなると、裏の人間が関与しているとみて間違いない。古宮はその裏の支配者だから追いやすいって事か」
「それでその死体の状況などから明らかに事故、病死じゃないという証拠が得られれば完璧だ」
調べてやろう、と上から目線で頷く古宮を一瞥すると、竜崎はもう一つ、と呟いた。
「どっちに転ぶか分からないが、コンタクトを取りたい人物がいる。そっちは俺たちが担当だ」
怪訝そうな二人を放置し、竜崎は傍らの小さな頭を見下ろした。ほっそりした指がキーボードの上を舞い、必要な情報を集めていく。
竜崎達の計画が、着々と真宮家の首を絞めていく。王者が堕ちるまでもう少し。
********
文才がないというのは、悔しいものですね……。上手く広げられない事に忸怩たるものを感じる毎日です。
なかなか進まない展開にイラッと来る方も少なくないと思いますが(作者も含め)、あともう少し、もう少しだけお付き合いください。
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