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黎明
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「りゅーうーざーきーぃー」
「何故この男がここに居るんです!」
机に懐きながらも、苦虫をじっくりと味わっている顔で苦々し気に見上げてくる高宮。まさかですよね、と叫び牽制しようとするのは嵯峨野。しかし、その程度で大人しくなるような男ではないのは竜崎も同じ。ケロリとした顔でスマホを振る。
「俺が呼んだ」
「そうではありません!この場には高宮家が居るんですよ?!その上古宮までなんて……対外的にも大問題です!」
「だから、俺が呼んだんだって」
あっさり言い放つ竜崎。更に喚きたてようとする嵯峨野だが、徐に手を上げた高宮をみて口を噤む。側近を黙らせた高宮は、打って変わって厳しい瞳を向ける。これまでは友人のよしみでという事に出来るが、古宮が出てくると高宮としての立場の問題があるがどうしてくれる、と高宮の纏うピリピリとした空気が問うている。
「確かに、高宮が古宮に助力を頼んだともなれば、貸し借りの問題や、五大名家の権力争い的にマズいのは一般の俺にもわかる」
「ならば何故」
「単純だ。俺は、お前を風紀と生徒会の繋がりで知り合った友人として助力を求め、アイツを同学年の権力持ちかつ第九の支配者と見込んだうえで友人として助力を求めた。そしたらあら不思議。結果的に古宮と高宮が偶然同じ戦場に集って共闘する事になった。しかも主催者は俺で権力争いには関係なし」
「無茶苦茶な!」
丁度聖月が夏に高宮達を呼び出した手段と同じだろうか。周囲が渋々でも納得できる、もしくは押しとおすことが出来るギリギリのラインで既成事実としてしまおうというなかなかな無茶ぶりである。あんまりなやり方に嵯峨野が口をぽかんと開けている。高宮は、恋人が恋人なら竜崎も同じ穴の狢という事かと頭を抱えている。そこに笑い声が割って入った。古宮だ。
「だぁれがそんな詭弁信じるんだよ」
「さてな。だが、物事に偶然と想定外は付き物だ」
「違いない」
さっさと入って来て高宮と竜崎の着くテーブルの椅子に腰掛ける。その無造作な仕草に嵯峨野が顔を顰め、席を譲ると高宮の背後に立つ。同様に怜毅も席を立ち竜崎の背後に控える。晴真が両手にマグカップを抱えたまま首を傾げたが、竜崎本人がその小さな頭を撫でたことでそのまま席についている事にする。
そこにコーヒーを持って現れたのは悠茉。何とも言いたげな顔をしつつも喧嘩ではなくトップ会談である事を察し、古宮に礼儀として出したのだ。
「なんだ。酒はないのか」
「うるせぇガキ。ここは喫茶店だ」
「下戸の兄さんには酒出せない」
「晴真も黙ってろ。ココア淹れてやらねぇぞ」
ヤクザの跡取りと言えど、悠茉にとってはただのガキらしい。茶々を入れてきた弟もろともぶった切る。古宮が再び笑い出す。クツクツと笑いながら腹を押さえる程。
「全く。不良の癖に喧嘩に意味を求めるわ。仲間がどうのとうるせぇわ。トップ不在で平然とするどころか、追いかけまわしているわ。挙句の果てにたまり場が下戸の運営する酒厳禁の喫茶店。何なんだかこいつ等」
「そこに関しては全力で同意する。総長からして王道が大っ嫌いなのは確かだが、邪道を行き過ぎて手に負えん」
珍しく古宮と高宮の意見が一致したようだ。最も、面白がる古宮に対し、呆れてモノが言えないと言った風情の高宮という違いはあるが。自覚のある竜崎は苦笑気味だ。こほん、とわざとらしい咳払いが高宮の後ろから聞こえ、高宮が軌道修正を図る。
「で。なんのつもりだ。流石にこうなってくると協力ってのも考え直さなければなってくるが」
同じ五大名家の次期当主同士。本人たちにその気がなくても、並び立つだけで周囲は手を組んだと誤解する。
そうなると、他の三家を刺激する事になりかねず国内がギクシャクする。パワーバランスが崩れ、今保っている調和も崩壊する可能性がある。
内部からして、お互いがお互いの次期総領をたぶらかしたと睨み合う者も出れば、高宮と手を組むなんてと二人に対する風当たりが強くなる事も想像がつく。誰もが納得する正当な理由もなしに手を組むなど、下手をすれば次期当主の座を失いかねない位に危険な橋だ。
「だが、不戦協定は存在しない。なら、同盟という形で協力できるはずだ」
しかし、その内部に察しがついても、外部の無関係な一般人である竜崎はそんな理論を一気に吹っ飛ばす。ひたりと高宮に視線を合わせ、話を進める。
「最終目標、本題として俺はアイツ――聖月を取り戻したい。その為に、高宮と古宮の力が欲しい」
「待て。なぜソイツだけでなく俺まで必要なんだ」
「ああ。悪い説明してなかった。少し前に判明したのだが、聖月――わかりやすく言えば、お前も気にしていた皇帝だが、真宮の次期当主候補であることが判明してな」
「なるほど。それであのメッセにこのメンツか」
「メッセ?」
事前情報が足りていない古宮が口を挟んでくる。簡潔に説明してやると、その一言だけで諸々を理解したらしい。流石に頭が回るし、状況を理解している。納得が行ったと頷く古宮に高宮が怪訝そうな顔で首を傾げる。そもそも、どうやってこの猛獣みたいな男を引っ張り出したんだ、とそこに思い至り。竜崎に半眼を向ける。その意味を正しく理解した男はシレっと肩を竦める。
「別に。ただ、メッセージを送っただけだ。"頭押さえつけられているこの状況が息苦しくないか"ってな」
「は?」
「単純な話、真宮が五大名家としてもトップに立ってるって事は、他の四家としては目の上のたん瘤。特に裏社会で生きる古宮にとっては邪魔なんじゃないかと思ってな」
暴対法などが発達している昨今、古宮には逆風が吹き荒れていると言っていい。そしてここ数十年は大した変革はない。つまり、真宮が主導してその風潮を作り出してるわけではないが、真宮をトップとして成立する現状はある意味社会の一つの完成形として調和を保っていると言っていい。変革に必要な大きなエネルギーを生み出しにくいのだ。
よって、それらをかいくぐったり、あまつさえ改定したりすることはほぼ不可能。法の外に生きる古宮の勢力拡大に使える余地はないと言っていい状態なのだ。
「まて。待て待て待て。ちょっと嫌な予感がするから落ち着け?」
引きつった顔で制止する高宮。想像以上に話が大きくなりすぎている。何をしでかすつもりか、と竜崎を窘めようとするが遅かった。実に獰猛な笑みを浮かべた竜崎が歌うように述べる。
「俺の目的は聖月を取り戻す事。だが、真宮が残っている限り聖月が解放されることはない。なら、真宮を崩壊させるしかないだろう?」
高宮は、長いこと権力争いをしていた真宮を引き摺り落とせる。その手柄を使って影響力を強化し、周囲にも印象付けてさらなる権力を持てる。
古宮は真宮の失脚のどさくさに紛れて好き勝手動き、自分に有利な状況を成立させるチャンスになる。そもそもその一助になったなら他家に対して貸しを押し付ける事も出来、活動の幅が広がる。
竜崎は聖月をその腕にかき抱ける。
「あら不思議。利害が一致しちまったな」
実に滅茶苦茶な事を言ってくれる。側近同様開いた口が塞がらない高宮を一瞥した竜崎は、一転して嫌そうな顔を古宮に向ける。そして、もっとも、とため息交じりに呟いたのは。
「それは建前でコイツが釣れたのは恐らく」
「追伸の方が魅力的だったからな」
古宮に送ったメッセージ。追伸には、成功した暁には聖月と一戦交える事を確約すると書いておいた。竜崎同様、聖月に執着する男なら釣れる気がしたが、やはり家の事を餌にするより、本人の娯楽をダシにするのが正解だったらしい。既にその瞬間を夢見て血に飢えた獣の如き顔をしている古宮。
「この快楽主義め」
「快楽主義というのは宗教用語だし、快楽好きという意味とは違うぞ」
「もうやだコイツ等……」
意味が違うとは言え恋人に執着されて面白くない男と、闘いと好敵手いう享楽が無いと生きていけない血に飢えた男。その二人に挟まれて、いつの間にか常識人枠に押し込まれている高宮が嘆く。
彼の受難はまだまだ続くのだが。
「何故この男がここに居るんです!」
机に懐きながらも、苦虫をじっくりと味わっている顔で苦々し気に見上げてくる高宮。まさかですよね、と叫び牽制しようとするのは嵯峨野。しかし、その程度で大人しくなるような男ではないのは竜崎も同じ。ケロリとした顔でスマホを振る。
「俺が呼んだ」
「そうではありません!この場には高宮家が居るんですよ?!その上古宮までなんて……対外的にも大問題です!」
「だから、俺が呼んだんだって」
あっさり言い放つ竜崎。更に喚きたてようとする嵯峨野だが、徐に手を上げた高宮をみて口を噤む。側近を黙らせた高宮は、打って変わって厳しい瞳を向ける。これまでは友人のよしみでという事に出来るが、古宮が出てくると高宮としての立場の問題があるがどうしてくれる、と高宮の纏うピリピリとした空気が問うている。
「確かに、高宮が古宮に助力を頼んだともなれば、貸し借りの問題や、五大名家の権力争い的にマズいのは一般の俺にもわかる」
「ならば何故」
「単純だ。俺は、お前を風紀と生徒会の繋がりで知り合った友人として助力を求め、アイツを同学年の権力持ちかつ第九の支配者と見込んだうえで友人として助力を求めた。そしたらあら不思議。結果的に古宮と高宮が偶然同じ戦場に集って共闘する事になった。しかも主催者は俺で権力争いには関係なし」
「無茶苦茶な!」
丁度聖月が夏に高宮達を呼び出した手段と同じだろうか。周囲が渋々でも納得できる、もしくは押しとおすことが出来るギリギリのラインで既成事実としてしまおうというなかなかな無茶ぶりである。あんまりなやり方に嵯峨野が口をぽかんと開けている。高宮は、恋人が恋人なら竜崎も同じ穴の狢という事かと頭を抱えている。そこに笑い声が割って入った。古宮だ。
「だぁれがそんな詭弁信じるんだよ」
「さてな。だが、物事に偶然と想定外は付き物だ」
「違いない」
さっさと入って来て高宮と竜崎の着くテーブルの椅子に腰掛ける。その無造作な仕草に嵯峨野が顔を顰め、席を譲ると高宮の背後に立つ。同様に怜毅も席を立ち竜崎の背後に控える。晴真が両手にマグカップを抱えたまま首を傾げたが、竜崎本人がその小さな頭を撫でたことでそのまま席についている事にする。
そこにコーヒーを持って現れたのは悠茉。何とも言いたげな顔をしつつも喧嘩ではなくトップ会談である事を察し、古宮に礼儀として出したのだ。
「なんだ。酒はないのか」
「うるせぇガキ。ここは喫茶店だ」
「下戸の兄さんには酒出せない」
「晴真も黙ってろ。ココア淹れてやらねぇぞ」
ヤクザの跡取りと言えど、悠茉にとってはただのガキらしい。茶々を入れてきた弟もろともぶった切る。古宮が再び笑い出す。クツクツと笑いながら腹を押さえる程。
「全く。不良の癖に喧嘩に意味を求めるわ。仲間がどうのとうるせぇわ。トップ不在で平然とするどころか、追いかけまわしているわ。挙句の果てにたまり場が下戸の運営する酒厳禁の喫茶店。何なんだかこいつ等」
「そこに関しては全力で同意する。総長からして王道が大っ嫌いなのは確かだが、邪道を行き過ぎて手に負えん」
珍しく古宮と高宮の意見が一致したようだ。最も、面白がる古宮に対し、呆れてモノが言えないと言った風情の高宮という違いはあるが。自覚のある竜崎は苦笑気味だ。こほん、とわざとらしい咳払いが高宮の後ろから聞こえ、高宮が軌道修正を図る。
「で。なんのつもりだ。流石にこうなってくると協力ってのも考え直さなければなってくるが」
同じ五大名家の次期当主同士。本人たちにその気がなくても、並び立つだけで周囲は手を組んだと誤解する。
そうなると、他の三家を刺激する事になりかねず国内がギクシャクする。パワーバランスが崩れ、今保っている調和も崩壊する可能性がある。
内部からして、お互いがお互いの次期総領をたぶらかしたと睨み合う者も出れば、高宮と手を組むなんてと二人に対する風当たりが強くなる事も想像がつく。誰もが納得する正当な理由もなしに手を組むなど、下手をすれば次期当主の座を失いかねない位に危険な橋だ。
「だが、不戦協定は存在しない。なら、同盟という形で協力できるはずだ」
しかし、その内部に察しがついても、外部の無関係な一般人である竜崎はそんな理論を一気に吹っ飛ばす。ひたりと高宮に視線を合わせ、話を進める。
「最終目標、本題として俺はアイツ――聖月を取り戻したい。その為に、高宮と古宮の力が欲しい」
「待て。なぜソイツだけでなく俺まで必要なんだ」
「ああ。悪い説明してなかった。少し前に判明したのだが、聖月――わかりやすく言えば、お前も気にしていた皇帝だが、真宮の次期当主候補であることが判明してな」
「なるほど。それであのメッセにこのメンツか」
「メッセ?」
事前情報が足りていない古宮が口を挟んでくる。簡潔に説明してやると、その一言だけで諸々を理解したらしい。流石に頭が回るし、状況を理解している。納得が行ったと頷く古宮に高宮が怪訝そうな顔で首を傾げる。そもそも、どうやってこの猛獣みたいな男を引っ張り出したんだ、とそこに思い至り。竜崎に半眼を向ける。その意味を正しく理解した男はシレっと肩を竦める。
「別に。ただ、メッセージを送っただけだ。"頭押さえつけられているこの状況が息苦しくないか"ってな」
「は?」
「単純な話、真宮が五大名家としてもトップに立ってるって事は、他の四家としては目の上のたん瘤。特に裏社会で生きる古宮にとっては邪魔なんじゃないかと思ってな」
暴対法などが発達している昨今、古宮には逆風が吹き荒れていると言っていい。そしてここ数十年は大した変革はない。つまり、真宮が主導してその風潮を作り出してるわけではないが、真宮をトップとして成立する現状はある意味社会の一つの完成形として調和を保っていると言っていい。変革に必要な大きなエネルギーを生み出しにくいのだ。
よって、それらをかいくぐったり、あまつさえ改定したりすることはほぼ不可能。法の外に生きる古宮の勢力拡大に使える余地はないと言っていい状態なのだ。
「まて。待て待て待て。ちょっと嫌な予感がするから落ち着け?」
引きつった顔で制止する高宮。想像以上に話が大きくなりすぎている。何をしでかすつもりか、と竜崎を窘めようとするが遅かった。実に獰猛な笑みを浮かべた竜崎が歌うように述べる。
「俺の目的は聖月を取り戻す事。だが、真宮が残っている限り聖月が解放されることはない。なら、真宮を崩壊させるしかないだろう?」
高宮は、長いこと権力争いをしていた真宮を引き摺り落とせる。その手柄を使って影響力を強化し、周囲にも印象付けてさらなる権力を持てる。
古宮は真宮の失脚のどさくさに紛れて好き勝手動き、自分に有利な状況を成立させるチャンスになる。そもそもその一助になったなら他家に対して貸しを押し付ける事も出来、活動の幅が広がる。
竜崎は聖月をその腕にかき抱ける。
「あら不思議。利害が一致しちまったな」
実に滅茶苦茶な事を言ってくれる。側近同様開いた口が塞がらない高宮を一瞥した竜崎は、一転して嫌そうな顔を古宮に向ける。そして、もっとも、とため息交じりに呟いたのは。
「それは建前でコイツが釣れたのは恐らく」
「追伸の方が魅力的だったからな」
古宮に送ったメッセージ。追伸には、成功した暁には聖月と一戦交える事を確約すると書いておいた。竜崎同様、聖月に執着する男なら釣れる気がしたが、やはり家の事を餌にするより、本人の娯楽をダシにするのが正解だったらしい。既にその瞬間を夢見て血に飢えた獣の如き顔をしている古宮。
「この快楽主義め」
「快楽主義というのは宗教用語だし、快楽好きという意味とは違うぞ」
「もうやだコイツ等……」
意味が違うとは言え恋人に執着されて面白くない男と、闘いと好敵手いう享楽が無いと生きていけない血に飢えた男。その二人に挟まれて、いつの間にか常識人枠に押し込まれている高宮が嘆く。
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