182 / 411
圏ガクの夏休み!!
生食禁止
しおりを挟む
何切れか肉を箸で掴み、そのままかぶり付く。そして再び箸を鉄板へと舞い戻し、肉を確保する。それを数度繰り返し、囓った生焼けの肉を皿に一盛り確保し、オレは戦場を離れた。
「見事に生だな。セイシュンはそういうのが好きなのか?」
違う焼き場で肉を狩っていた先輩と合流して、改めて自分の持った皿を見ると、本当に生肉がてんこ盛りだった。
「なんか口の中が血生臭い」
無我夢中で囓り付いていた時は気付かなかったが、口の中がねっとりしていて、気持ちが悪い。いくら上等の肉とは言え、生で食べたいとは思えず、自分で運んだウーロン茶をがぶ飲みして洗い流す。
「セイシュン、あそこで焼かせてもらおう」
流し込んだ生肉の味に思わず嘔吐いてしまうと、先輩は見かねたのか、オレの皿を持ってバーベキュー会場の隅っこへ、人気のない方へと歩いて行く。
先輩の向かう先には、ポツンと過疎った焼き場が一つあり、霧夜氏が一人で鉄板を占領しているようだった。
教師専用の焼き場なのかと思ったが、戦場で生徒に混じり、ビール片手に箸を荒ぶらせた担任が猛威を振るっていたのを思い出し、首を傾げていると、先輩が手招きするのでオレも慌てて追いかけた。
「夏場ですし、お肉の生食はあまりお勧めしません。しっかりと焼き直して下さい。野菜も美味しいですよ」
一人で焼き場を占領しているのかと思ったが、鉄板の上に並ぶ食材を見て、単に人が集まっていないだけだと理解した。
その鉄板には、見事に野菜しか乗っていなかったのだ。バーベキューでひたすら野菜だけを食べ続ける人は、確かに霧夜氏以外にはいないだろう。
「じゃあ、お言葉に甘えて……お邪魔します」
「どうぞ、ご自由に」
いい感じに焼き上がったニンジンとカボチャを近くにあった皿に移し、生肉を鉄板の上に置くと、ワクワクするような音と匂いが広がった。
口の中の生臭さを思うと、しっかり焼きたくて、すぐ箸を伸ばしそうになるのを我慢する。溶け出す肉汁の匂いをおかずに、皿に移したニンジンを口に放り込んで、口寂しさを紛らわせようとしたのだが、予想していなかった甘さに驚いて声を上げてしまった。
「このニンジン、すげぇ美味しい」
本当にニンジンか疑いたくなる味に興奮して、先輩の皿にも乗っけてやると、お返しとばかりに鉄板の上にあった、握り拳ぐらいのホイルの塊を渡された。
「これも食ってみろ。きっと美味いぞ」
ホイルを破くと、中から溢れ出すバターの香りが鼻孔を直撃、ドバッと唾液が出て危うく垂らす所だった。ホクホクのジャガイモに、迷う事なく箸を突き立てようとしたら、何故か先輩の手がオレの腕を掴んで止めた。
「その箸は肉を焼く用にしとけ。食べる時はこっちの新しいのを使おうな」
皿と一緒に置いてあった予備の割り箸を差し出してくれる。そのやり取りを見ていた霧夜氏が穏やかに頷くので、オレはちょっと恥ずかしくなって、先輩の手から新しい割り箸を引ったくってしまった。
「あ、ぁの……ありがと」
つい過剰に反応した事を反省して即座に謝ると、少し驚いた顔をしていた先輩は、ふにゃっと笑ってポンとオレの頭を一瞬だけ撫でた。
先輩のそんな顔を見ていると、ついニヤニヤしそうになって困る。これ以上、霧夜氏の前で二人の世界に浸ると、変な誤解を招きそうだったので(もう誤解ではない訳だが)オレは目の前のバーベキューに集中する事にした。肉をじっくり焼きながら、バターの塩気が堪らないジャガイモを頬張る。
「美味いか?」
一口で終わってしまいそうな控えめな戦果を口に運ぶ先輩を横目に、コクコクと首を縦に振って答えると、霧夜氏が「金城君」と静かに先輩の名前を呼んだ。
口の中に残っていた肉をゴクリと飲み込み、短く返事をして先輩は姿勢を正し、霧夜氏の方へ向き直る。
先輩は基本的に教師に対して礼儀正しい人なので、特別珍しくもない光景だ。オレは耳だけ傾け、一人もくもくと口を動かし続けた。
「夏休みは如何でしたか。有意義に過ごせましたか?」
何気ない霧夜氏の言葉にオレはドキッとさせられる。進学も就職も考えていないと公言しているとは言え、先輩が三年である事には違いないのだ。三年が一年と同じ感覚で夏休みを過ごすなんて、正気の沙汰ではない。
その言葉に重さを感じたのは、オレだけではなかったようだ。表情を窺う事は出来ないが、先輩が小さく息を飲むのが分かった。
「……はい。充実した毎日を、過ごせました」
「それは何よりです」
先輩の答えに頷くと、霧夜氏は静かに食事を再開させる。野菜しか食べていないとは言え、小食という訳ではないらしい。鉄板の上に広げられた野菜は、一つとして焦げる事なく、霧夜氏の箸が次々と攫っていく。
オレも負けてはいられないと、ようやく焼けた肉に箸を伸ばそうとした時、先輩が突然立ち上がった。どうしたんだろうと見上げれば、空になった皿を見せて、困ったように笑って見せる。
「俺も頑張って肉を取ってくるよ」
「肉ならオレが取って来たのがあるじゃん。一緒に食えばいいだろ」
まだ皿には少なくない量の生肉が残っている。先輩の方へ皿を置くと、何故か「んー」と唸りだしてしまった。
「それは……遠慮しておくよ。お前が必死で確保した肉だしな。自分の肉は自分で勝ち取って来る」
遠慮なんて水くさい。そう反論しようとしたが、よく見るとオレの皿には歯形が残ったり、一部食い千切ったような、見るからに『食いさし』の肉しかなくて、とても人に勧められるような状態ではなかった。
すぐに戻ると、逃げるように戦場へ戻った先輩を見送り、いい感じで焼き上がった肉を一切れ口に放り込む。生で食べた時の感覚を上書きしたのは、蕩けるような柔らかさと今まで食べた事のない肉の美味しさだった。
「金城君は」
口の中で溢れかえる肉汁に感動している最中、鉄板に新しい野菜を並べながら、霧夜氏は世間話のような気軽さで、オレを凍り付かせるような事を呟いた。
「夷川君を見る時、優しい目をするようになりましたね」
思わず肉汁を鼻から吹き出す所だった。半分蕩けてしまった肉を名残惜しいが飲み込む。
「せんぱ、金城先輩は、誰に対してもあんな感じですよ。すげぇお節介なんです」
オレが特別なのではないと、誤魔化そうとして出た言葉に嫌気が差す。失礼を承知で、目の前の鉄板に広げて焼いた肉を野菜の皿に移しながら、ゆっくり言葉を探した。
「オレが、色々と問題起こして危なっかしいから、気にかけてくれているだけです。先輩は誰に対しても優しいです。オレが迷惑かけてるだけで。だから、その」
自分だけが特別な訳じゃあない、そう言わなければいけないのに、言葉が出て来なかった。オレは……オレだけが先輩の特別でないと嫌だという気持ちに嘘をつけなかった。
尻すぼみの中途半端な弁明を聞き終え、霧夜氏はただ穏やかに微笑んだ。見透かされている感じはないのに、心の中を全て喋ってしまいそうな妙な感覚に戸惑う。自白剤のような霧夜氏の存在感に抗う為、教師と話している最中だと言うのにオレは無遠慮に肉を食べる。うん、美味しい。
「彼は」
オレの無礼には何も言わず、霧夜氏は迷うようにそう口にした。その『彼』はきっと先輩の事だろう。続く言葉が気になり、柔らかな肉を口内に残したまま待ったが、先はなかなか聞こえてはこなかった。霧夜氏は熟考するよう目を瞑っていたが、数分のような数秒後、少し悲しげな表情で目を開いた。
霧夜氏の目を見つめると、迷いは今も濃く残っていたが、聞こえてきた声は真っ直ぐにオレへと突き刺さる。
「色々なものを諦めてしまっています」
胸がジワリと鈍く痛む。霧夜氏の言葉は、夏休みに大きく開いた傷口を抉った。
進学も就職もしない。フリーターになるのかと聞いても、分からないと曖昧に笑って誤魔化す。そんな先輩が嫌だ。
「私は、他の子たちと同じように、道を示し共に将来を考える事が、必ずしも彼の為になるとは思っていません」
霧夜氏も、きっと、その気持ちは同じのような気がした。
「金城君は……ここに来る前から、きっと金城君だったのでしょう」
謎かけみたいな言葉に首を傾げてしまう。
「だから、自分の前に広がる道を自分で塞いでしまったのだと思います」
抽象的な言い方ばかりで、霧夜氏が何を言っているのかは正確には分からない。
「私たちでは、それを取り除いてあげる事は出来ません。他の誰でもない、彼自身が納得して前に進めないと意味がないのです」
でも、オレが嫌だと思っている事もきっとソレなのだ。
難しい顔をしていた霧夜氏が、顔を綻ばせた。
「これからも、たくさん迷惑をかけてあげて下さいね」
冗談でも言うようなノリで霧夜氏が笑う。どうしてか、胸が熱くなって、泣きそうになる。オレは説教でも受けたみたいに真剣な顔で「はい」と返事をした。
おかしそうに少し声を出して笑った霧夜氏は、野菜を並べ終わると「ここは夷川君にお任せします」と箸も皿も置いて、席を立ってしまった。
「見事に生だな。セイシュンはそういうのが好きなのか?」
違う焼き場で肉を狩っていた先輩と合流して、改めて自分の持った皿を見ると、本当に生肉がてんこ盛りだった。
「なんか口の中が血生臭い」
無我夢中で囓り付いていた時は気付かなかったが、口の中がねっとりしていて、気持ちが悪い。いくら上等の肉とは言え、生で食べたいとは思えず、自分で運んだウーロン茶をがぶ飲みして洗い流す。
「セイシュン、あそこで焼かせてもらおう」
流し込んだ生肉の味に思わず嘔吐いてしまうと、先輩は見かねたのか、オレの皿を持ってバーベキュー会場の隅っこへ、人気のない方へと歩いて行く。
先輩の向かう先には、ポツンと過疎った焼き場が一つあり、霧夜氏が一人で鉄板を占領しているようだった。
教師専用の焼き場なのかと思ったが、戦場で生徒に混じり、ビール片手に箸を荒ぶらせた担任が猛威を振るっていたのを思い出し、首を傾げていると、先輩が手招きするのでオレも慌てて追いかけた。
「夏場ですし、お肉の生食はあまりお勧めしません。しっかりと焼き直して下さい。野菜も美味しいですよ」
一人で焼き場を占領しているのかと思ったが、鉄板の上に並ぶ食材を見て、単に人が集まっていないだけだと理解した。
その鉄板には、見事に野菜しか乗っていなかったのだ。バーベキューでひたすら野菜だけを食べ続ける人は、確かに霧夜氏以外にはいないだろう。
「じゃあ、お言葉に甘えて……お邪魔します」
「どうぞ、ご自由に」
いい感じに焼き上がったニンジンとカボチャを近くにあった皿に移し、生肉を鉄板の上に置くと、ワクワクするような音と匂いが広がった。
口の中の生臭さを思うと、しっかり焼きたくて、すぐ箸を伸ばしそうになるのを我慢する。溶け出す肉汁の匂いをおかずに、皿に移したニンジンを口に放り込んで、口寂しさを紛らわせようとしたのだが、予想していなかった甘さに驚いて声を上げてしまった。
「このニンジン、すげぇ美味しい」
本当にニンジンか疑いたくなる味に興奮して、先輩の皿にも乗っけてやると、お返しとばかりに鉄板の上にあった、握り拳ぐらいのホイルの塊を渡された。
「これも食ってみろ。きっと美味いぞ」
ホイルを破くと、中から溢れ出すバターの香りが鼻孔を直撃、ドバッと唾液が出て危うく垂らす所だった。ホクホクのジャガイモに、迷う事なく箸を突き立てようとしたら、何故か先輩の手がオレの腕を掴んで止めた。
「その箸は肉を焼く用にしとけ。食べる時はこっちの新しいのを使おうな」
皿と一緒に置いてあった予備の割り箸を差し出してくれる。そのやり取りを見ていた霧夜氏が穏やかに頷くので、オレはちょっと恥ずかしくなって、先輩の手から新しい割り箸を引ったくってしまった。
「あ、ぁの……ありがと」
つい過剰に反応した事を反省して即座に謝ると、少し驚いた顔をしていた先輩は、ふにゃっと笑ってポンとオレの頭を一瞬だけ撫でた。
先輩のそんな顔を見ていると、ついニヤニヤしそうになって困る。これ以上、霧夜氏の前で二人の世界に浸ると、変な誤解を招きそうだったので(もう誤解ではない訳だが)オレは目の前のバーベキューに集中する事にした。肉をじっくり焼きながら、バターの塩気が堪らないジャガイモを頬張る。
「美味いか?」
一口で終わってしまいそうな控えめな戦果を口に運ぶ先輩を横目に、コクコクと首を縦に振って答えると、霧夜氏が「金城君」と静かに先輩の名前を呼んだ。
口の中に残っていた肉をゴクリと飲み込み、短く返事をして先輩は姿勢を正し、霧夜氏の方へ向き直る。
先輩は基本的に教師に対して礼儀正しい人なので、特別珍しくもない光景だ。オレは耳だけ傾け、一人もくもくと口を動かし続けた。
「夏休みは如何でしたか。有意義に過ごせましたか?」
何気ない霧夜氏の言葉にオレはドキッとさせられる。進学も就職も考えていないと公言しているとは言え、先輩が三年である事には違いないのだ。三年が一年と同じ感覚で夏休みを過ごすなんて、正気の沙汰ではない。
その言葉に重さを感じたのは、オレだけではなかったようだ。表情を窺う事は出来ないが、先輩が小さく息を飲むのが分かった。
「……はい。充実した毎日を、過ごせました」
「それは何よりです」
先輩の答えに頷くと、霧夜氏は静かに食事を再開させる。野菜しか食べていないとは言え、小食という訳ではないらしい。鉄板の上に広げられた野菜は、一つとして焦げる事なく、霧夜氏の箸が次々と攫っていく。
オレも負けてはいられないと、ようやく焼けた肉に箸を伸ばそうとした時、先輩が突然立ち上がった。どうしたんだろうと見上げれば、空になった皿を見せて、困ったように笑って見せる。
「俺も頑張って肉を取ってくるよ」
「肉ならオレが取って来たのがあるじゃん。一緒に食えばいいだろ」
まだ皿には少なくない量の生肉が残っている。先輩の方へ皿を置くと、何故か「んー」と唸りだしてしまった。
「それは……遠慮しておくよ。お前が必死で確保した肉だしな。自分の肉は自分で勝ち取って来る」
遠慮なんて水くさい。そう反論しようとしたが、よく見るとオレの皿には歯形が残ったり、一部食い千切ったような、見るからに『食いさし』の肉しかなくて、とても人に勧められるような状態ではなかった。
すぐに戻ると、逃げるように戦場へ戻った先輩を見送り、いい感じで焼き上がった肉を一切れ口に放り込む。生で食べた時の感覚を上書きしたのは、蕩けるような柔らかさと今まで食べた事のない肉の美味しさだった。
「金城君は」
口の中で溢れかえる肉汁に感動している最中、鉄板に新しい野菜を並べながら、霧夜氏は世間話のような気軽さで、オレを凍り付かせるような事を呟いた。
「夷川君を見る時、優しい目をするようになりましたね」
思わず肉汁を鼻から吹き出す所だった。半分蕩けてしまった肉を名残惜しいが飲み込む。
「せんぱ、金城先輩は、誰に対してもあんな感じですよ。すげぇお節介なんです」
オレが特別なのではないと、誤魔化そうとして出た言葉に嫌気が差す。失礼を承知で、目の前の鉄板に広げて焼いた肉を野菜の皿に移しながら、ゆっくり言葉を探した。
「オレが、色々と問題起こして危なっかしいから、気にかけてくれているだけです。先輩は誰に対しても優しいです。オレが迷惑かけてるだけで。だから、その」
自分だけが特別な訳じゃあない、そう言わなければいけないのに、言葉が出て来なかった。オレは……オレだけが先輩の特別でないと嫌だという気持ちに嘘をつけなかった。
尻すぼみの中途半端な弁明を聞き終え、霧夜氏はただ穏やかに微笑んだ。見透かされている感じはないのに、心の中を全て喋ってしまいそうな妙な感覚に戸惑う。自白剤のような霧夜氏の存在感に抗う為、教師と話している最中だと言うのにオレは無遠慮に肉を食べる。うん、美味しい。
「彼は」
オレの無礼には何も言わず、霧夜氏は迷うようにそう口にした。その『彼』はきっと先輩の事だろう。続く言葉が気になり、柔らかな肉を口内に残したまま待ったが、先はなかなか聞こえてはこなかった。霧夜氏は熟考するよう目を瞑っていたが、数分のような数秒後、少し悲しげな表情で目を開いた。
霧夜氏の目を見つめると、迷いは今も濃く残っていたが、聞こえてきた声は真っ直ぐにオレへと突き刺さる。
「色々なものを諦めてしまっています」
胸がジワリと鈍く痛む。霧夜氏の言葉は、夏休みに大きく開いた傷口を抉った。
進学も就職もしない。フリーターになるのかと聞いても、分からないと曖昧に笑って誤魔化す。そんな先輩が嫌だ。
「私は、他の子たちと同じように、道を示し共に将来を考える事が、必ずしも彼の為になるとは思っていません」
霧夜氏も、きっと、その気持ちは同じのような気がした。
「金城君は……ここに来る前から、きっと金城君だったのでしょう」
謎かけみたいな言葉に首を傾げてしまう。
「だから、自分の前に広がる道を自分で塞いでしまったのだと思います」
抽象的な言い方ばかりで、霧夜氏が何を言っているのかは正確には分からない。
「私たちでは、それを取り除いてあげる事は出来ません。他の誰でもない、彼自身が納得して前に進めないと意味がないのです」
でも、オレが嫌だと思っている事もきっとソレなのだ。
難しい顔をしていた霧夜氏が、顔を綻ばせた。
「これからも、たくさん迷惑をかけてあげて下さいね」
冗談でも言うようなノリで霧夜氏が笑う。どうしてか、胸が熱くなって、泣きそうになる。オレは説教でも受けたみたいに真剣な顔で「はい」と返事をした。
おかしそうに少し声を出して笑った霧夜氏は、野菜を並べ終わると「ここは夷川君にお任せします」と箸も皿も置いて、席を立ってしまった。
0
あなたにおすすめの小説
春を拒む【完結】
璃々丸
BL
日本有数の財閥三男でΩの北條院環(ほうじょういん たまき)の目の前には見るからに可憐で儚げなΩの女子大生、桜雛子(さくら ひなこ)が座っていた。
「ケイト君を解放してあげてください!」
大きなおめめをうるうるさせながらそう訴えかけてきた。
ケイト君────諏訪恵都(すわ けいと)は環の婚約者であるαだった。
環とはひとまわり歳の差がある。この女はそんな環の負い目を突いてきたつもりだろうが、『こちとらお前等より人生経験それなりに積んどんねん────!』
そう簡単に譲って堪るか、と大人げない反撃を開始するのであった。
オメガバな設定ですが設定は緩めで独自設定があります、ご注意。
不定期更新になります。
あなたと過ごせた日々は幸せでした
蒸しケーキ
BL
結婚から五年後、幸せな日々を過ごしていたシューン・トアは、突然義父に「息子と別れてやってくれ」と冷酷に告げられる。そんな言葉にシューンは、何一つ言い返せず、飲み込むしかなかった。そして、夫であるアインス・キールに離婚を切り出すが、アインスがそう簡単にシューンを手離す訳もなく......。
貢がせて、ハニー!
わこ
BL
隣の部屋のサラリーマンがしょっちゅう貢ぎにやって来る。
隣人のストレートな求愛活動に困惑する男子学生の話。
社会人×大学生の日常系年の差ラブコメ。
※この物語はフィクションです。
※現時点で小説の公開対象範囲は全年齢となっております。しばらくはこのまま指定なしで更新を続ける予定ですが、アルファポリスさんのガイドラインに合わせて今後変更する場合があります。(2020.11.8)
■2025.12.14 285話のタイトルを「おみやげ何にする? Ⅲ」から変更しました。
■2025.11.29 294話のタイトルを「赤い川」から変更しました。
■2024.03.09 2月2日にわざわざサイトの方へ誤変換のお知らせをくださった方、どうもありがとうございました。瀬名さんの名前が僧侶みたいになっていたのに全く気付いていなかったので助かりました!
■2024.03.09 195話/196話のタイトルを変更しました。
■2020.10.25 25話目「帰り道」追加(差し込み)しました。話の流れに変更はありません。
久々に幼なじみの家に遊びに行ったら、寝ている間に…
しゅうじつ
BL
俺の隣の家に住んでいる有沢は幼なじみだ。
高校に入ってからは、学校で話したり遊んだりするくらいの仲だったが、今日数人の友達と彼の家に遊びに行くことになった。
数年ぶりの幼なじみの家を懐かしんでいる中、いつの間にか友人たちは帰っており、幼なじみと2人きりに。
そこで俺は彼の部屋であるものを見つけてしまい、部屋に来た有沢に咄嗟に寝たフリをするが…
狂わせたのは君なのに
一寸光陰
BL
ガベラは10歳の時に前世の記憶を思い出した。ここはゲームの世界で自分は悪役令息だということを。ゲームではガベラは主人公ランを悪漢を雇って襲わせ、そして断罪される。しかし、ガベラはそんなこと望んでいないし、罰せられるのも嫌である。なんとかしてこの運命を変えたい。その行動が彼を狂わすことになるとは知らずに。
完結保証
番外編あり
【完結】愛されたかった僕の人生
Kanade
BL
✯オメガバース
〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜
お見合いから一年半の交際を経て、結婚(番婚)をして3年。
今日も《夫》は帰らない。
《夫》には僕以外の『番』がいる。
ねぇ、どうしてなの?
一目惚れだって言ったじゃない。
愛してるって言ってくれたじゃないか。
ねぇ、僕はもう要らないの…?
独りで過ごす『発情期』は辛いよ…。
ーーーーーーーーーーーーーーーーーーー
✻改稿版を他サイトにて投稿公開中です。
BL 男達の性事情
蔵屋
BL
漁師の仕事は、海や川で魚介類を獲ることである。
漁獲だけでなく、養殖業に携わる漁師もいる。
漁師の仕事は多岐にわたる。
例えば漁船の操縦や漁具の準備や漁獲物の処理等。
陸上での魚の選別や船や漁具の手入れなど、
多彩だ。
漁師の日常は毎日漁に出て魚介類を獲るのが主な業務だ。
漁獲とは海や川で魚介類を獲ること。
養殖の場合は魚介類を育ててから出荷する養殖業もある。
陸上作業の場合は獲った魚の選別、船や漁具の手入れを行うことだ。
漁業の種類と言われる仕事がある。
漁師の仕事だ。
仕事の内容は漁を行う場所や方法によって多様である。
沿岸漁業と言われる比較的に浜から近い漁場で行われ、日帰りが基本。
日本の漁師の多くがこの形態なのだ。
沖合(近海)漁業という仕事もある。
沿岸漁業よりも遠い漁場で行われる。
遠洋漁業は数ヶ月以上漁船で生活することになる。
内水面漁業というのは川や湖で行われる漁業のことだ。
漁師の働き方は、さまざま。
漁業の種類や狙う魚によって異なるのだ。
出漁時間は早朝や深夜に出漁し、市場が開くまでに港に戻り魚の選別を終えるという仕事が日常である。
休日でも釣りをしたり、漁具の手入れをしたりと、海を愛する男達が多い。
個人事業主になれば漁船や漁具を自分で用意し、漁業権などの資格も必要になってくる。
漁師には、豊富な知識と経験が必要だ。
専門知識は魚類の生態や漁場に関する知識、漁法の技術と言えるだろう。
資格は小型船舶操縦士免許、海上特殊無線技士免許、潜水士免許などの資格があれば役に立つ。
漁師の仕事は、自然を相手にする厳しさもあるが大きなやりがいがある。
食の提供は人々の毎日の食卓に新鮮な海の幸を届ける重要な役割を担っているのだ。
地域との連携も必要である。
沿岸漁業では地域社会との結びつきが強く、地元のイベントにも関わってくる。
この物語の主人公は極楽翔太。18歳。
翔太は来年4月から地元で漁師となり働くことが決まっている。
もう一人の主人公は木下英二。28歳。
地元で料理旅館を経営するオーナー。
翔太がアルバイトしている地元のガソリンスタンドで英二と偶然あったのだ。
この物語の始まりである。
この物語はフィクションです。
この物語に出てくる団体名や個人名など同じであってもまったく関係ありません。
ユーザ登録のメリット
- 毎日¥0対象作品が毎日1話無料!
- お気に入り登録で最新話を見逃さない!
- しおり機能で小説の続きが読みやすい!
1~3分で完了!
無料でユーザ登録する
すでにユーザの方はログイン
閉じる