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# 32 頼もしすぎる女性陣……
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「本当にここにミカド君が?」
「何? 私が嘘ついてるって言うの!」
「あ、いえ……そういうつもりじゃ」
五大家の一つ、八雲家の生き残りである少女が豆丸に噛みつく。
彼女が嘘をついているとは思っていないが、それでも信じられないのは本当だったりする。
豆丸の家から車で5時間。途中高速に乗っていたが、トンネルが崩壊していたので、下道に下りて迂回したりしたので、思ったより時間が掛かってしまった。
今、豆丸一行がいるのは、都会の街並みで大きな駅の前にそびえ立つ全国に展開している有名な大手ホテル。
例に漏れず、化け物達に蹂躙されたホテルの入り口から中も酷いことになっているだろうと想像できた。
こんなところにミカドがいるとは思えない。第一、斎宮家は寺社仏閣の関係者っぽいので、てっきり山の中とかにひっそりと佇んでいるものだと思っていた
「お姉様、歩茶ちゃん行きましょ! アンタも早く来なさいよ⁉」
扱いの差が天と地ほどの開きがある。
まあ、豆丸は歴戦の元社畜戦士。
たかだか、生を受けて十数年の女の子の罵詈雑言なんて、涼しい顔で受け流せる……ぐすん。
やはり外から見た通りの荒れ様。
ホテルの入り口辺りには割れた窓ガラスの破片がひしめき、カリカリと音を立てた。少し中に踏み込むと床には、砕けた陶器、倒れて枯れてしまった観葉植物、一度湿って乾いた紙などが無秩序に広がっていて、フロントのカウンター奥にある時計も、世界が変わってしまったあの日、あの時間を指したまま止まっていた。
ホテルのロビーには、もちろん誰もおらず、入り口から差す光で浮かぶ埃と沈黙だけが豆丸達を出迎えた。
先頭を歩く八雲カグヤの足取りに迷いはない。まっすぐ一階にあるレストランへと向かい、厨房へ入った。
厨房もひどく荒らされていて、食材のようなものは何ひとつ残っていなかった。
「ここよ」
カグヤの視線の先にあるのは厨房の奥にある業務用冷凍庫。
3つあり、他2つは開け放たれ中の物はすべて腐っていたりして少し異臭が漏れ出ていた。その中で1台だけ、扉が閉まっており、扉の表面には無数の引っ掻いた痕が残っている。
触れて気づいたが、他の2台の冷凍庫に比べて恐ろしく硬い素材が使われていた。
「えーと、確か」
扉の表面にうっすら指先が光っているカグヤがなにやら文字を書いている。光の軌跡で何を書いているか追えるが、見知らぬ文字だ。ひらがなのようにも見えるが豆丸が読めない文字ばかりだった。雨が文字のことを聞くと、五大家共通の文字で、鍵をかける場合、それぞれの家の名を書くそうで、今回は「さいぐう」と書いたという。
カチャリと音が鳴り、扉が開いた。
まっすぐ伸びた通路。明かりがないため懐中電灯をいくつかストレージから出して、雨やカグヤに手渡した。
ゆっくり下るスロープになっていた。徐々に左に曲がりながら下っていくと、青白く光る鉄格子が行く手を遮っていた。格子には扉があり、見た感じ閂はされていない。扉には札が貼られており、カグヤが札を剥がすと、青白い光が消え、ただの鉄格子になった。
扉を開き中へ入ると奥はただの薄暗い通路にしか見えていなかったのに風景が様変わりした。
霧の立ち込めた森の中。眼の前には大きな鳥居があり、左右の石台に天狗の像が豆丸達を見下ろしていた。
あれ絶対動くよね?
レベル上げのために未進化のモリを10体ほど護衛として出していたが、念のため、斬オークと森羅バン蔵、ネコマタージュをストレージから出した。
ほらね。やっぱり動いた。
もっと、表面がひび割れたり、ゴゴッと音が鳴ったりすると思っていたが、ぬめりと自然に動いたのに少し驚いた。石台から飛び降り、ゆっくりと豆丸達のところに向かってきた。
「八雲さん!」
「ムリ、他所者は必ず試されるからアンタが何とかして!」
そんな!
試すって、豆丸自身を?
大きさはゴリ親方より少し小さいが2メートルはある。
あの見た目、アラ還で、ちょっと腹ぽちゃな豆丸にどうにかなる相手なのか?
赤銅色の肌に生き物のように蠢く筋肉。獣のように鋭い金の双眸が豆丸を見定めている。高く突き出た鷲鼻の下、裂けた口元には牙が見え隠れしている。
無理無理無理無理ぃぃーーーっ!
そうだ⁉
ゴリ親方に任せよう!
体格ならゴリ親方の方が一回り大きい。単純な腕力なら豆丸の所有しているモリの中で最強を誇る。
「親方お願い」
「「ゴリゴリっ」」
ゴリ親方の中で、レベルカンストしているのとそれに近い力自慢No1とNo2を出した。これなら少なくともパワーで負けることはない。
「ウッホウッホ、ゴリゴリ~~……ゴリぃぃっ!」
必殺ドラミングショット。
2体のゴリ親方がそれぞれ目の前にいる天狗に殴りかかる。
しかし──
どちらの天狗もゴリ親方のパンチを受け止めるべく構える。周囲の空気をビリビリと震わせるほどの衝撃を真っ向から受け切った。直後、ゴリ親方が殴られて、数メートルほど後方に吹き飛んだ。
これはマズい。
力対決はあちらに軍配が上がった。
切り札である斎宮ハガネを出そうか迷っていると。
「オジ様、私がやるわ」
「お姉様がやるなら、カグヤも戦いますわ」
「おじいちゃん、わたしもいくね?」
「ちょちょっ、歩茶……」
雨に続くカグヤ。そして豆丸の手をそっと放した歩茶が二人の後を追った。
シュバッ‼
ボォォォ!
ズドッ⁉
……ふぇっ?
派手な光と音の演出があったかと思えば、いつの間にか戦闘が終わっていた。
横たわった天狗のそばに悠々と立つ3人……。
ふぇぇえええ~~~っ⁉⁉
鼻の両穴から同時に出た鼻水がつながるかと思うほど仰天した……。
たっ……、頼もしすぎる。
「何? 私が嘘ついてるって言うの!」
「あ、いえ……そういうつもりじゃ」
五大家の一つ、八雲家の生き残りである少女が豆丸に噛みつく。
彼女が嘘をついているとは思っていないが、それでも信じられないのは本当だったりする。
豆丸の家から車で5時間。途中高速に乗っていたが、トンネルが崩壊していたので、下道に下りて迂回したりしたので、思ったより時間が掛かってしまった。
今、豆丸一行がいるのは、都会の街並みで大きな駅の前にそびえ立つ全国に展開している有名な大手ホテル。
例に漏れず、化け物達に蹂躙されたホテルの入り口から中も酷いことになっているだろうと想像できた。
こんなところにミカドがいるとは思えない。第一、斎宮家は寺社仏閣の関係者っぽいので、てっきり山の中とかにひっそりと佇んでいるものだと思っていた
「お姉様、歩茶ちゃん行きましょ! アンタも早く来なさいよ⁉」
扱いの差が天と地ほどの開きがある。
まあ、豆丸は歴戦の元社畜戦士。
たかだか、生を受けて十数年の女の子の罵詈雑言なんて、涼しい顔で受け流せる……ぐすん。
やはり外から見た通りの荒れ様。
ホテルの入り口辺りには割れた窓ガラスの破片がひしめき、カリカリと音を立てた。少し中に踏み込むと床には、砕けた陶器、倒れて枯れてしまった観葉植物、一度湿って乾いた紙などが無秩序に広がっていて、フロントのカウンター奥にある時計も、世界が変わってしまったあの日、あの時間を指したまま止まっていた。
ホテルのロビーには、もちろん誰もおらず、入り口から差す光で浮かぶ埃と沈黙だけが豆丸達を出迎えた。
先頭を歩く八雲カグヤの足取りに迷いはない。まっすぐ一階にあるレストランへと向かい、厨房へ入った。
厨房もひどく荒らされていて、食材のようなものは何ひとつ残っていなかった。
「ここよ」
カグヤの視線の先にあるのは厨房の奥にある業務用冷凍庫。
3つあり、他2つは開け放たれ中の物はすべて腐っていたりして少し異臭が漏れ出ていた。その中で1台だけ、扉が閉まっており、扉の表面には無数の引っ掻いた痕が残っている。
触れて気づいたが、他の2台の冷凍庫に比べて恐ろしく硬い素材が使われていた。
「えーと、確か」
扉の表面にうっすら指先が光っているカグヤがなにやら文字を書いている。光の軌跡で何を書いているか追えるが、見知らぬ文字だ。ひらがなのようにも見えるが豆丸が読めない文字ばかりだった。雨が文字のことを聞くと、五大家共通の文字で、鍵をかける場合、それぞれの家の名を書くそうで、今回は「さいぐう」と書いたという。
カチャリと音が鳴り、扉が開いた。
まっすぐ伸びた通路。明かりがないため懐中電灯をいくつかストレージから出して、雨やカグヤに手渡した。
ゆっくり下るスロープになっていた。徐々に左に曲がりながら下っていくと、青白く光る鉄格子が行く手を遮っていた。格子には扉があり、見た感じ閂はされていない。扉には札が貼られており、カグヤが札を剥がすと、青白い光が消え、ただの鉄格子になった。
扉を開き中へ入ると奥はただの薄暗い通路にしか見えていなかったのに風景が様変わりした。
霧の立ち込めた森の中。眼の前には大きな鳥居があり、左右の石台に天狗の像が豆丸達を見下ろしていた。
あれ絶対動くよね?
レベル上げのために未進化のモリを10体ほど護衛として出していたが、念のため、斬オークと森羅バン蔵、ネコマタージュをストレージから出した。
ほらね。やっぱり動いた。
もっと、表面がひび割れたり、ゴゴッと音が鳴ったりすると思っていたが、ぬめりと自然に動いたのに少し驚いた。石台から飛び降り、ゆっくりと豆丸達のところに向かってきた。
「八雲さん!」
「ムリ、他所者は必ず試されるからアンタが何とかして!」
そんな!
試すって、豆丸自身を?
大きさはゴリ親方より少し小さいが2メートルはある。
あの見た目、アラ還で、ちょっと腹ぽちゃな豆丸にどうにかなる相手なのか?
赤銅色の肌に生き物のように蠢く筋肉。獣のように鋭い金の双眸が豆丸を見定めている。高く突き出た鷲鼻の下、裂けた口元には牙が見え隠れしている。
無理無理無理無理ぃぃーーーっ!
そうだ⁉
ゴリ親方に任せよう!
体格ならゴリ親方の方が一回り大きい。単純な腕力なら豆丸の所有しているモリの中で最強を誇る。
「親方お願い」
「「ゴリゴリっ」」
ゴリ親方の中で、レベルカンストしているのとそれに近い力自慢No1とNo2を出した。これなら少なくともパワーで負けることはない。
「ウッホウッホ、ゴリゴリ~~……ゴリぃぃっ!」
必殺ドラミングショット。
2体のゴリ親方がそれぞれ目の前にいる天狗に殴りかかる。
しかし──
どちらの天狗もゴリ親方のパンチを受け止めるべく構える。周囲の空気をビリビリと震わせるほどの衝撃を真っ向から受け切った。直後、ゴリ親方が殴られて、数メートルほど後方に吹き飛んだ。
これはマズい。
力対決はあちらに軍配が上がった。
切り札である斎宮ハガネを出そうか迷っていると。
「オジ様、私がやるわ」
「お姉様がやるなら、カグヤも戦いますわ」
「おじいちゃん、わたしもいくね?」
「ちょちょっ、歩茶……」
雨に続くカグヤ。そして豆丸の手をそっと放した歩茶が二人の後を追った。
シュバッ‼
ボォォォ!
ズドッ⁉
……ふぇっ?
派手な光と音の演出があったかと思えば、いつの間にか戦闘が終わっていた。
横たわった天狗のそばに悠々と立つ3人……。
ふぇぇえええ~~~っ⁉⁉
鼻の両穴から同時に出た鼻水がつながるかと思うほど仰天した……。
たっ……、頼もしすぎる。
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