37 / 45
# 37 葉っぱの機転
しおりを挟む
うーん、どこにもない。
すごい果実らしいからひと目でわかるはずだが、島の中を手分けしてあちこち見て回ったが、見つからなかった。
瑞果と呼ばれる果実は、食べると寿命がめちゃくちゃ延びたり、若返りの効果があったりする禁断の果実と言われていたそうだ。アンブロシア、蟠桃、アムリタ、黄金のリンゴ、ペルセアの果実……数々の呼び名を持つこの奇跡の果実を過去、世界中の時の権力者たちがこの瑞果を求めて、探し回ったそうだ。
ちなみに邪馬台国の入口……東北某県にあるトンネルのような霊的なエネルギーの高い場所が全国にいくつかあり、最寄りの場所がたまたま東北だったとカグヤに教えてもらった。
それにしても気になるのは島中に配置されている機械でできた警備用ロボット。最初、各交差点の真ん中に四角い金属の箱があったので、何なのかわからかったが、車同士が接触事故を起こした時に変形してロボットに姿を変え、車内に取り残された人を車のドアを高熱の蒸気で溶かして救出していた。
幸いロボットも豆丸達を気づかないため、安全だが、もし見つかってしまったら、大変なことになりそうな気がした。
モリ達を大量に放出して、散々探し回ったので、おそらくないと思う。カグヤも八雲家の長老から伝え聞いただけで、実際、どんな形状でどんな色の果実なのか、知らないそうだ。もしかしたら果実の形をしていないかもしれない。液体だったり、見た目が他の食べ物だったら、それこそ手に負えない。
「ベベッ」
今回はアベベにも捜索に出てもらっている。
最初、結構渋っていたが、お菓子3日分で手を打ってくれた。
そのアベベがある場所を指差している。
島の真ん中にある城。
さすがに入るのは怖くて、城以外のところを捜索したわけだが、まったく手がかりがない以上、城の中も捜索しなければならない。
城壁が高すぎて、門もずっと閉まっている。
そのため、周りにあった層塔から鉄橋が城の内部へ伸びている箇所を見つけ、そこから侵入した。
層塔から城の内部へ至るまで何人か守衛がいたが、豆丸達のことが見えていないので素通りできた。
複層になっている城壁の内、2つ目の城壁を超えたところまで来れた。3つ目の城壁は門がしまっていたので、森羅バン蔵のスキルで樹木を階段状に生成してもらい、城壁を超えることができた。
──これだ。
見てすぐにわかった。
3つ目の城壁を過ぎたところに果樹園があり、バナナの木に似た樹木にイチゴのような小ぶりな果実が実っていて、すべて黄金色をした実だった。これが「瑞果」、人類にとっては夢のような奇跡の果実……。
それではさっそく一つ頂戴するか。
一つだけ摘んですぐにストレージの中にしまった。
「あら、カグヤ。何をしているのかしら?」
「ふぇ? お姉様、私ったら、いったい何を?」
後ろの方でしれーっと、カグヤが実を一つ取ろうとしていた。若返り、不老不死など、この黄金色の実にまつわる話を知っていれば、誰もが喉から手が出るほど欲しい気持ちはわかるが、一つ取るだけでも立派な犯罪。なので、これ以上は罪を重ねたくない。
「𒆠𒀀 𒈨𒂗 𒄖」
「──っ⁉」
聞いたことのない言葉。
天守閣の方向、女性がこちらを見下ろしていた。あの距離からなのに耳元で声がしたので、びっくりした。
遠目でもわかる。
この世のものとは思えないほど整った顔。あんな美人、AI技術でも再現は難しい。
「ブオオオオオオオッ!」
警報めいた音が、城の中に響き渡る。
「オジ様、早く逃げましょ?」
「はっ、はい」
真っ先に動いたのは雨だった。
豆丸、歩茶、カグヤはほぼ同時に彼女の後を追った。
城を脱出するのに活躍したのは2体のモリ。森羅バン蔵とジャンリル。城壁前にバン蔵が樹木の階段を作るとジャンンリルの氷の滑り台で一気に滑り降りて、城を抜け出せた。
自分達のことが視えている?
城を抜け出した豆丸達にまっすぐ迫ってきたのは、各交差点に配備された警備ロボット。犯罪者や暴徒を鎮圧するために作られたと思しき、刺叉の腕。不用意に近づいた朽葉ツキ影がそのアームに捕まるとゴムバンドのようなものが展開されて両腕、両足を一瞬にして拘束された。
だが、さすがは忍者系のモリ。バフン、という音とともに捕らえられたツキ影の姿が枯葉の塊に変わった。ツキ影が時間を稼いでくれたお陰で、パー犬が投網でロボットの動きを封じ、斎宮ハガネがロボットを一刀両断した。
「お姉様!」
「ええっ有難う」
カグヤが狛犬を出して、雌狛に騎乗し、雄の方に雨に乗るよう促した。歩茶は自分の髪の毛を使えば、車並みの速度で疾走できる。問題なのは……。
「オジ様⁉」
「大丈夫、先に行きなさい! そうだアベベ、これを」
豆丸自身の足が遅いこと。
狛犬は定員オーバー。騎乗できるようなモリはいない。
アベベぐらいなら、雨の後ろに乗れるので、アベベに瑞果を預けた。
もし、豆丸がここで捕まってもミカドを助けることができる。だからアベベに雨の後ろに乗るように指示を出そうとした。
「アベベ、早く雨の後ろに……」
「ベベッ」
「ぁ痛っ!」
アベベに瑞果を投げ返され、豆丸の頭に当たった。そのまま地面に落ちそうなのをギリギリでキャッチした。確認したところ黄金色の果実は潰れておらず、ホッとした。
「ちょっと、何してんのぉぉお!!」
「べべっ、アベアベッ⁉ ──ベェ~~ベッ」
アベベがモリ達に何か指示をした。
すぐに森羅バン蔵とジャンリル、ツタ忍、数体のジャン犬達が動き出した。
樹木でできた小型のソリ。
そのソリに複数の蔦。
そして、前方にレール状に作られた氷盤。
「むぉぉおおおお!」
首に繋がった蔦でジャン犬達がもの凄い速さでソリを牽き始める。
氷の上を走るサンタならぬ、最近反り腰気味な還暦ソリ腰おじさん……。
みるみる内に加速していき、あっという間に例の連絡橋のところまで到着した。
すごい果実らしいからひと目でわかるはずだが、島の中を手分けしてあちこち見て回ったが、見つからなかった。
瑞果と呼ばれる果実は、食べると寿命がめちゃくちゃ延びたり、若返りの効果があったりする禁断の果実と言われていたそうだ。アンブロシア、蟠桃、アムリタ、黄金のリンゴ、ペルセアの果実……数々の呼び名を持つこの奇跡の果実を過去、世界中の時の権力者たちがこの瑞果を求めて、探し回ったそうだ。
ちなみに邪馬台国の入口……東北某県にあるトンネルのような霊的なエネルギーの高い場所が全国にいくつかあり、最寄りの場所がたまたま東北だったとカグヤに教えてもらった。
それにしても気になるのは島中に配置されている機械でできた警備用ロボット。最初、各交差点の真ん中に四角い金属の箱があったので、何なのかわからかったが、車同士が接触事故を起こした時に変形してロボットに姿を変え、車内に取り残された人を車のドアを高熱の蒸気で溶かして救出していた。
幸いロボットも豆丸達を気づかないため、安全だが、もし見つかってしまったら、大変なことになりそうな気がした。
モリ達を大量に放出して、散々探し回ったので、おそらくないと思う。カグヤも八雲家の長老から伝え聞いただけで、実際、どんな形状でどんな色の果実なのか、知らないそうだ。もしかしたら果実の形をしていないかもしれない。液体だったり、見た目が他の食べ物だったら、それこそ手に負えない。
「ベベッ」
今回はアベベにも捜索に出てもらっている。
最初、結構渋っていたが、お菓子3日分で手を打ってくれた。
そのアベベがある場所を指差している。
島の真ん中にある城。
さすがに入るのは怖くて、城以外のところを捜索したわけだが、まったく手がかりがない以上、城の中も捜索しなければならない。
城壁が高すぎて、門もずっと閉まっている。
そのため、周りにあった層塔から鉄橋が城の内部へ伸びている箇所を見つけ、そこから侵入した。
層塔から城の内部へ至るまで何人か守衛がいたが、豆丸達のことが見えていないので素通りできた。
複層になっている城壁の内、2つ目の城壁を超えたところまで来れた。3つ目の城壁は門がしまっていたので、森羅バン蔵のスキルで樹木を階段状に生成してもらい、城壁を超えることができた。
──これだ。
見てすぐにわかった。
3つ目の城壁を過ぎたところに果樹園があり、バナナの木に似た樹木にイチゴのような小ぶりな果実が実っていて、すべて黄金色をした実だった。これが「瑞果」、人類にとっては夢のような奇跡の果実……。
それではさっそく一つ頂戴するか。
一つだけ摘んですぐにストレージの中にしまった。
「あら、カグヤ。何をしているのかしら?」
「ふぇ? お姉様、私ったら、いったい何を?」
後ろの方でしれーっと、カグヤが実を一つ取ろうとしていた。若返り、不老不死など、この黄金色の実にまつわる話を知っていれば、誰もが喉から手が出るほど欲しい気持ちはわかるが、一つ取るだけでも立派な犯罪。なので、これ以上は罪を重ねたくない。
「𒆠𒀀 𒈨𒂗 𒄖」
「──っ⁉」
聞いたことのない言葉。
天守閣の方向、女性がこちらを見下ろしていた。あの距離からなのに耳元で声がしたので、びっくりした。
遠目でもわかる。
この世のものとは思えないほど整った顔。あんな美人、AI技術でも再現は難しい。
「ブオオオオオオオッ!」
警報めいた音が、城の中に響き渡る。
「オジ様、早く逃げましょ?」
「はっ、はい」
真っ先に動いたのは雨だった。
豆丸、歩茶、カグヤはほぼ同時に彼女の後を追った。
城を脱出するのに活躍したのは2体のモリ。森羅バン蔵とジャンリル。城壁前にバン蔵が樹木の階段を作るとジャンンリルの氷の滑り台で一気に滑り降りて、城を抜け出せた。
自分達のことが視えている?
城を抜け出した豆丸達にまっすぐ迫ってきたのは、各交差点に配備された警備ロボット。犯罪者や暴徒を鎮圧するために作られたと思しき、刺叉の腕。不用意に近づいた朽葉ツキ影がそのアームに捕まるとゴムバンドのようなものが展開されて両腕、両足を一瞬にして拘束された。
だが、さすがは忍者系のモリ。バフン、という音とともに捕らえられたツキ影の姿が枯葉の塊に変わった。ツキ影が時間を稼いでくれたお陰で、パー犬が投網でロボットの動きを封じ、斎宮ハガネがロボットを一刀両断した。
「お姉様!」
「ええっ有難う」
カグヤが狛犬を出して、雌狛に騎乗し、雄の方に雨に乗るよう促した。歩茶は自分の髪の毛を使えば、車並みの速度で疾走できる。問題なのは……。
「オジ様⁉」
「大丈夫、先に行きなさい! そうだアベベ、これを」
豆丸自身の足が遅いこと。
狛犬は定員オーバー。騎乗できるようなモリはいない。
アベベぐらいなら、雨の後ろに乗れるので、アベベに瑞果を預けた。
もし、豆丸がここで捕まってもミカドを助けることができる。だからアベベに雨の後ろに乗るように指示を出そうとした。
「アベベ、早く雨の後ろに……」
「ベベッ」
「ぁ痛っ!」
アベベに瑞果を投げ返され、豆丸の頭に当たった。そのまま地面に落ちそうなのをギリギリでキャッチした。確認したところ黄金色の果実は潰れておらず、ホッとした。
「ちょっと、何してんのぉぉお!!」
「べべっ、アベアベッ⁉ ──ベェ~~ベッ」
アベベがモリ達に何か指示をした。
すぐに森羅バン蔵とジャンリル、ツタ忍、数体のジャン犬達が動き出した。
樹木でできた小型のソリ。
そのソリに複数の蔦。
そして、前方にレール状に作られた氷盤。
「むぉぉおおおお!」
首に繋がった蔦でジャン犬達がもの凄い速さでソリを牽き始める。
氷の上を走るサンタならぬ、最近反り腰気味な還暦ソリ腰おじさん……。
みるみる内に加速していき、あっという間に例の連絡橋のところまで到着した。
22
あなたにおすすめの小説
神様、ありがとう! 2度目の人生は破滅経験者として
たぬきち25番
ファンタジー
流されるままに生きたノルン伯爵家の領主レオナルドは貢いだ女性に捨てられ、領政に失敗、全てを失い26年の生涯を自らの手で終えたはずだった。
だが――気が付くと時間が巻き戻っていた。
一度目では騙されて振られた。
さらに自分の力不足で全てを失った。
だが過去を知っている今、もうみじめな思いはしたくない。
※他サイト様にも公開しております。
※※皆様、ありがとう! HOTランキング1位に!!読んで下さって本当にありがとうございます!!※※
※※皆様、ありがとう! 完結ランキング(ファンタジー・SF部門)1位に!!読んで下さって本当にありがとうございます!!※※
『急所』を突いてドロップ率100%。魔物から奪ったSSRスキルと最強装備で、俺だけが規格外の冒険者になる
仙道
ファンタジー
気がつくと、俺は森の中に立っていた。目の前には実体化した女神がいて、ここがステータスやスキルの存在する異世界だと告げてくる。女神は俺に特典として【鑑定】と、魔物の『ドロップ急所』が見える眼を与えて消えた。 この世界では、魔物は倒した際に稀にアイテムやスキルを落とす。俺の眼には、魔物の体に赤い光の点が見えた。そこを攻撃して倒せば、【鑑定】で表示されたレアアイテムが確実に手に入るのだ。 俺は実験のために、森でオークに襲われているエルフの少女を見つける。オークのドロップリストには『剛力の腕輪(攻撃力+500)』があった。俺はエルフを助けるというよりも、その腕輪が欲しくてオークの急所を剣で貫く。 オークは光となって消え、俺の手には強力な腕輪が残った。 腰を抜かしていたエルフの少女、リーナは俺の圧倒的な一撃と、伝説級の装備を平然と手に入れる姿を見て、俺に同行を申し出る。 俺は効率よく強くなるために、彼女を前衛の盾役として採用した。 こうして、欲しいドロップ品を狙って魔物を狩り続ける、俺の異世界冒険が始まる。
12/23 HOT男性向け1位
処刑された王女、時間を巻き戻して復讐を誓う
yukataka
ファンタジー
断頭台で首を刎ねられた王女セリーヌは、女神の加護により処刑の一年前へと時間を巻き戻された。信じていた者たちに裏切られ、民衆に石を投げられた記憶を胸に、彼女は証拠を集め、法を武器に、陰謀の網を逆手に取る。復讐か、赦しか——その選択が、リオネール王国の未来を決める。
これは、王弟の陰謀で処刑された王女が、一年前へと時間を巻き戻され、証拠と同盟と知略で玉座と尊厳を奪還する復讐と再生の物語です。彼女は二度と誰も失わないために、正義を手続きとして示し、赦すか裁くかの決断を自らの手で下します。舞台は剣と魔法の王国リオネール。法と証拠、裁判と契約が逆転の核となり、感情と理性の葛藤を経て、王女は新たな国の夜明けへと歩を進めます。
幼女はリペア(修復魔法)で無双……しない
しろこねこ
ファンタジー
田舎の小さな村・セデル村に生まれた貧乏貴族のリナ5歳はある日魔法にめざめる。それは貧乏村にとって最強の魔法、リペア、修復の魔法だった。ちょっと説明がつかないでたらめチートな魔法でリナは覇王を目指……さない。だって平凡が1番だもん。騙され上手な父ヘンリーと脳筋な兄カイル、スーパー執事のゴフじいさんと乙女なおかんマール婆さんとの平和で凹凸な日々の話。
裏切られ続けた負け犬。25年前に戻ったので人生をやり直す。当然、裏切られた礼はするけどね
魚夢ゴールド
ファンタジー
冒険者ギルドの雑用として働く隻腕義足の中年、カーターは裏切られ続ける人生を送っていた。
元々は食堂の息子という人並みの平民だったが、
王族の継承争いに巻き込まれてアドの街の毒茸流布騒動でコックの父親が毒茸の味見で死に。
代わって雇った料理人が裏切って金を持ち逃げ。
父親の親友が融資を持ち掛けるも平然と裏切って借金の返済の為に母親と妹を娼館へと売り。
カーターが冒険者として金を稼ぐも、後輩がカーターの幼馴染に横恋慕してスタンピードの最中に裏切ってカーターは片腕と片足を損失。カーターを持ち上げていたギルマスも裏切り、幼馴染も去って後輩とくっつく。
その後は負け犬人生で冒険者ギルドの雑用として細々と暮らしていたのだが。
ある日、人ならざる存在が話しかけてきた。
「この世界は滅びに進んでいる。是正しなければならない。手を貸すように」
そして気付けは25年前の15歳にカーターは戻っており、二回目の人生をやり直すのだった。
もちろん、裏切ってくれた連中への返礼と共に。
無能令嬢、『雑役係』として辺境送りされたけど、世界樹の加護を受けて規格外に成長する
タマ マコト
ファンタジー
名門エルフォルト家の長女クレアは、生まれつきの“虚弱体質”と誤解され、家族から無能扱いされ続けてきた。
社交界デビュー目前、突然「役立たず」と決めつけられ、王都で雑役係として働く名目で辺境へ追放される。
孤独と諦めを抱えたまま向かった辺境の村フィルナで、クレアは自分の体調がなぜか安定し、壊れた道具や荒れた土地が彼女の手に触れるだけで少しずつ息を吹き返す“奇妙な変化”に気づく。
そしてある夜、瘴気に満ちた森の奥から呼び寄せられるように、一人で足を踏み入れた彼女は、朽ちた“世界樹の分枝”と出会い、自分が世界樹の血を引く“末裔”であることを知る——。
追放されたはずの少女が、世界を動かす存在へ覚醒する始まりの物語。
悪女の針仕事〜そのほころび、見逃しません!〜
陰陽@4作品商業化(コミカライズ他)
ファンタジー
公爵令嬢として生まれながら、子ども時代からメイドや周囲の陰謀で、次々と濡れ衣を着せられ、「悪女」扱いされてきたミリアム。
第3王子との婚約を聖女に奪われ、聖女への嫌がらせの冤罪で国外追放された後、平民として生き延びる中で、何度も5年前へのロールバック(逆行)を繰り返すことに。
生計をたてる為に、追放後の平民生活で極めた針仕事が、ロールバックが繰り返されることで、針仕事の能力だけは引き継がれ、天才的な実力を手に入れる。
その時女神「アテナ」の加護を得て、2つの力を手にすることに。
「加護縫い」
(縫った布に強力な祝福を込められる)
「嘘のほころびを見抜く力」
(相手の嘘を布のほころびとして視覚的に捉え、引き抜く、または繕うことで、真実を暴いたり修正したりする)
を手にしたミリアムは、5歳の幼女時代まで遡り、2つの力で悪評をぬりかえ、仲違いしていた家族も、加護の力を与えることで協力な味方へと変貌。
さらに、女神から可愛いしもべ「アリアドネ」を授かり、元婚約者と聖女にザマァを狙う中、加護縫いの能力が最も高い人間を王太子妃に迎える決まりのある大国、ルーパート王国の王太子が近付いて来て……?
ユーザ登録のメリット
- 毎日¥0対象作品が毎日1話無料!
- お気に入り登録で最新話を見逃さない!
- しおり機能で小説の続きが読みやすい!
1~3分で完了!
無料でユーザ登録する
すでにユーザの方はログイン
閉じる