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一章 クソみたいな女神とクソみたいな異世界転移
第二十六話 結論から言うと、全部僧侶のせい
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「どう?これ聞いてどっちが悪いと思う?」
「「そこの僧侶」」
「ごめんなさいぃぃぃ!!」
男戦士は最低な男では決してなかった。寧ろ普通の感性を持ち合わせた人だった。逆に今、蘭丸さんにしがみ付いている僧侶が最低な女へと評価が変わる。
「おい、女。少し離れろ」
「えっ?あ、はい」
蘭丸さんはしがみ付く僧侶を退けると、蘭丸さんは鞘ごと、刀を地面に置く。そしてゆっくりと地面に足と膝をつけ、正座の体勢を取ると、勢い良く──────
「申し訳なかった」
土下座をした。それはもう見事な土下座だ。土下座の文化なんてないだろうフラム王国の国民が見ても、謝罪の意がしっかりと伝わるであろう土下座は男戦士の心にしっかりと響いた。
「お、おう・・・アンタのその行動は良くわからんが、もの凄く俺に謝ってる事だけは分かったぜ・・・まあ誤解されるような事やってた俺も悪いしな。ここは両成敗で手を打たないか?」
「お主の懐の広さに感謝する」
どうやら仲直りできたようで良かった。同じギルドに所属している者同士、なるべく仲良くした方が良いだろう。さて、次は・・・・・・。
「アンタだな」
「ひゃ、ひゃい!!」
幸助が視線を向けるとまるで捕らえられた小動物のように怯えるクソッたれ僧侶。元気よく悲鳴を上げているが、身体中傷だらけで出血も酷い。
「とりあえず傷を治せ。治癒の魔術使えるんだろ?」
「は、はい。分かりました・・・『ケア』!」
治癒の魔術の名前を唱えると、彼女の体の周りに緑の光の玉が現れ、僧侶の生傷に触れると、圧倒間に塞いでみせた。これが治癒の魔術!一体どういう原理で傷を塞いでいるんだ!?
「はぁ・・・はぁ・・・お、終わりました」
「良し。じゃあ、アンタはこの男をどうしたい?」
「ど、どういう意味ですか・・・?」
「今アンタには和解と通報の2つの選択肢がある。2つのうち、どっちをえr──────」
「ごごごごめんなさい!!」
俺の話が終わる前に謝っちゃった。まあ、俺はただの仲介役だし、問題ないのだが・・・。
「元はといえばワタシが命を弄ぶような事をやったのが原因だったんです・・・ですから、ワタシが彼を逮捕させる権利なんて無いんです・・・!!」
ぽろぽろと目から大粒の涙を流しながら戦士に向かって頭を下げる僧侶。とんでもない性癖を持ってはいるが、根はいい人なのだろう。
「・・・反省してるなら良いよ別に。結果的に命を助けられてるんだから。だけど!もう二度とするんじゃなねぇぞ!もしやりたいんならそういう店に行け!城下町から北にあるカジノ街にあるから」
いかがわしい店はこの世界にもあったのか。これはいい事を聞いたかもしれない。そして、男の戦士は言葉遣いこそ荒いが、性格の良さが随所にみられる。
「そして、もうお前とはパーティは組まない!分かったな!?」
「はい・・・本当にすみませんでした」
宣言すると、戦士は僧侶に手を差し伸べてくる。僧侶は意味は分からず首を傾げた。
「ほら、和解の握手だよ」
「えっ?あ、はい!」
意味を理解した僧侶は戦士の手を握り返す。こちらも平和的に解決できたようだ。
「はぁ・・・はぁ・・・すみませぇん!到着しましたぁ!」
数分後、体力を使い果たしたメアリーが肩で息をしながらやってきた。ステゴロが好きなのに体力が無いのは少し面白いが、魔術師としては普通なのだろうか?
「遅いぞメアリー。もう終わっちまったぞ」
「えぇ!?もう戦いが終わっちゃったんですか?なんだぁ、がっかり・・・」
「いや、戦いなんて起きてない。この世界では考えられないくらい平和な形で解決したさ」
そういうと幸助はニコリとほのかに微笑んだ。争いと戦いの絶えない世界だが、平和な解決は可能なのだと知れた幸助にとっては良い日?だったかもしれない。
「それじゃあ、帰るとします・・・か・・・」
洞窟を出ようと1歩足を出した瞬間、男戦士が顔面から地面へと勢いよく倒れる。良く見たら顔面真っ青で今にも死にそうだ。
「ああああ!そういえば出血してから何も食べさせて無かったぁぁぁぁぁぁぁ!!」
「バカヤロォォォォォォォ!!」
その後、男戦士はメアリーが携帯していた干し肉で鉄分を補給し、一命を取り留めたのであった。
「「そこの僧侶」」
「ごめんなさいぃぃぃ!!」
男戦士は最低な男では決してなかった。寧ろ普通の感性を持ち合わせた人だった。逆に今、蘭丸さんにしがみ付いている僧侶が最低な女へと評価が変わる。
「おい、女。少し離れろ」
「えっ?あ、はい」
蘭丸さんはしがみ付く僧侶を退けると、蘭丸さんは鞘ごと、刀を地面に置く。そしてゆっくりと地面に足と膝をつけ、正座の体勢を取ると、勢い良く──────
「申し訳なかった」
土下座をした。それはもう見事な土下座だ。土下座の文化なんてないだろうフラム王国の国民が見ても、謝罪の意がしっかりと伝わるであろう土下座は男戦士の心にしっかりと響いた。
「お、おう・・・アンタのその行動は良くわからんが、もの凄く俺に謝ってる事だけは分かったぜ・・・まあ誤解されるような事やってた俺も悪いしな。ここは両成敗で手を打たないか?」
「お主の懐の広さに感謝する」
どうやら仲直りできたようで良かった。同じギルドに所属している者同士、なるべく仲良くした方が良いだろう。さて、次は・・・・・・。
「アンタだな」
「ひゃ、ひゃい!!」
幸助が視線を向けるとまるで捕らえられた小動物のように怯えるクソッたれ僧侶。元気よく悲鳴を上げているが、身体中傷だらけで出血も酷い。
「とりあえず傷を治せ。治癒の魔術使えるんだろ?」
「は、はい。分かりました・・・『ケア』!」
治癒の魔術の名前を唱えると、彼女の体の周りに緑の光の玉が現れ、僧侶の生傷に触れると、圧倒間に塞いでみせた。これが治癒の魔術!一体どういう原理で傷を塞いでいるんだ!?
「はぁ・・・はぁ・・・お、終わりました」
「良し。じゃあ、アンタはこの男をどうしたい?」
「ど、どういう意味ですか・・・?」
「今アンタには和解と通報の2つの選択肢がある。2つのうち、どっちをえr──────」
「ごごごごめんなさい!!」
俺の話が終わる前に謝っちゃった。まあ、俺はただの仲介役だし、問題ないのだが・・・。
「元はといえばワタシが命を弄ぶような事をやったのが原因だったんです・・・ですから、ワタシが彼を逮捕させる権利なんて無いんです・・・!!」
ぽろぽろと目から大粒の涙を流しながら戦士に向かって頭を下げる僧侶。とんでもない性癖を持ってはいるが、根はいい人なのだろう。
「・・・反省してるなら良いよ別に。結果的に命を助けられてるんだから。だけど!もう二度とするんじゃなねぇぞ!もしやりたいんならそういう店に行け!城下町から北にあるカジノ街にあるから」
いかがわしい店はこの世界にもあったのか。これはいい事を聞いたかもしれない。そして、男の戦士は言葉遣いこそ荒いが、性格の良さが随所にみられる。
「そして、もうお前とはパーティは組まない!分かったな!?」
「はい・・・本当にすみませんでした」
宣言すると、戦士は僧侶に手を差し伸べてくる。僧侶は意味は分からず首を傾げた。
「ほら、和解の握手だよ」
「えっ?あ、はい!」
意味を理解した僧侶は戦士の手を握り返す。こちらも平和的に解決できたようだ。
「はぁ・・・はぁ・・・すみませぇん!到着しましたぁ!」
数分後、体力を使い果たしたメアリーが肩で息をしながらやってきた。ステゴロが好きなのに体力が無いのは少し面白いが、魔術師としては普通なのだろうか?
「遅いぞメアリー。もう終わっちまったぞ」
「えぇ!?もう戦いが終わっちゃったんですか?なんだぁ、がっかり・・・」
「いや、戦いなんて起きてない。この世界では考えられないくらい平和な形で解決したさ」
そういうと幸助はニコリとほのかに微笑んだ。争いと戦いの絶えない世界だが、平和な解決は可能なのだと知れた幸助にとっては良い日?だったかもしれない。
「それじゃあ、帰るとします・・・か・・・」
洞窟を出ようと1歩足を出した瞬間、男戦士が顔面から地面へと勢いよく倒れる。良く見たら顔面真っ青で今にも死にそうだ。
「ああああ!そういえば出血してから何も食べさせて無かったぁぁぁぁぁぁぁ!!」
「バカヤロォォォォォォォ!!」
その後、男戦士はメアリーが携帯していた干し肉で鉄分を補給し、一命を取り留めたのであった。
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