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一章 クソみたいな女神とクソみたいな異世界転移
第四十三話 割と大丈夫そうな待機組
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「「「「「Aaaaaaaaaaa・・・・」」」」」
路地裏を出て、表に見ると地獄が広がっていた。あちらこちらにゾンビが徘徊しており、襲われている一般人もいる。
「ひぃぃぃぃ!!た、助けてくれぇぇぇぇ!!」
「待ってろ!今助ける!」
助けようと駆け寄ったその時、一般人を襲っていたゾンビの首がまるで達磨落としのようにポロリと地面に落ちたのだ。
「幸助!無事だったか!」
蘭丸さんだ。蘭丸さんの斬撃がゾンビの首を跳ねたんだ。
「良く生きてたな!ランマル達!」
「先輩まで!無事だったんですね!」
「ああ、何とかな。ここら辺の住民の救助は俺らが引き受ける!お前らは別の場所を頼む!」
「「「「はい!」」」」
「よぉし!行くぞ!お前らぁ!!」
「「「「「「おおおおおおおおぉぉ!!」」」」」」
先輩冒険者が自警団を鼓舞する。すると、まだまだ新人のはずの自警団は次々とゾンビを倒して一般人を倒していった。
「すげぇ・・・これがトップレベルの冒険者の実力・・・」
「これなら、住宅街エリアの人たちの心配はないね。僕達も商業エリアとかを回ってみよう!」
「ええー!ここで戦っちゃ駄目なのかよ~・・・まあ、いいや」
住宅街エリアを蘭丸さんと先輩率いる自警団に任せた俺達は商業エリアへと向かう。商業エリアは名前の通り、住民の生きる糧である食料が売られている生命線と言っても過言ではないエリアだ。不衛生なゾンビが蔓延っていたら食料自体が駄目になってしまう可能性が高い上に商売ができなくなり、商人達の利益が無くなってしまう。経済的な面で考えれば一番死守しなければならない場所である。
「良し!メアリー!暴れろ!!・・・ってあれ?」
戦闘準備万端で商業エリアに入ったまでは良かったが、肝心のゾンビはどこにもいなかった。路地裏に続く道にも、店の中にも、1体もゾンビの姿はなかった。
「おいおいおい!コウスケ!ゾンビは何処にいるんだよ!アタシはもうこんなにも戦いたくてうずうずしてるってのに!」
呆気にとられる一同。どうしようか迷っていると、幸助の肩を人間の手が叩いた。
「誰だ!?」
驚いた幸助は剣を抜き、180度回転し、後ろの者に切っ先を向ける。敵かと思い、振り向いた先に立っていたのは仲間である僧侶のボニーだった。
「ちょちょちょっと!コウスケ君!?ワタシだよ!ボニーよ!?」
「なんだ、ボニーさんか・・・驚かせないでよ」
「大声出す方が驚かせると思って・・・それより無事でよかったです」
うめき声しか出せないゾンビを相手している時は、逆に大声を出してくれた方が人間だと認識できて驚かないと思うのだが、話すと長くなりそうなので言うのは後でにしよう。
「辛うじてですけどね。もしかしてここはボニーさんが片づけてくれたんですか?」
「ワタシと自警団の人達とね。自警団の人達は住民の救助に向かったけど、ワタシは君を探す為に単独行動してました」
「俺を探しに?」
「はい、このゾンビの特性を教えに。今、街に蔓延ってるゾンビなんですが、全部人間が操ってます!操ってる人間を見つけて倒せばこのゾンビパレードは止まるので怪しい人物がいたら戦闘不能にして下さい!」
「ゾンビを操る・・・まるでネクロマンサーみたいだな」
「正にネクロマンサーです!ていうかネクロマンサー知ってたんですか!?」
「あっちにもそういう概念はあったので名前程度なら・・・」
ゾンビを止める方法は分かった。後はその方法をどうやって見つけるかだ。ネクロマンサーらしき人物を探して倒せとボニーさんは言うが、そんなの検討もつかないし、何処にいるか手がかりもない。
「ていうか、ゾンビはどこから呼び寄せているんですか?」
「恐らくは教会が所有する墓場かと思われます。因みに墓場は教会から北に3分走った先にあります」
「教会から北に3分ね!よし、ボニーさんも行こう!貴方が居てくれたら怪我しても大丈夫だ!」
どんなに技術の優れた騎士でも、数十人の兵士に囲まれたら無傷ではいられない。ましてや自分はレベル1のへっぽこ冒険者だ。回復役は喉から手が出るほど欲しい。
しかし、ボニーさんは首を横に振った。
「ワタシも行きたい気持ちでいっぱいですが、ここで足止めしなければいけないので」
「足止め・・・おいおい、嘘だろ」
俺達が商業エリアに入ってくるときに使った道からぞろぞろと雪崩のようにゾンビ達が押し寄せてきたのだ。その数、ざっと50体。俺らがまだ行ってないエリアからやってきたのだろうか?
そして、その圧倒的な数を見た戦闘態勢のメアリーは戦いたくて餌を前にした犬のようにうずうずして、こちらをチラチラと見ている。
「ここで発散させておくべきか・・・よし、メアリー。ボニーさんと協力して戦え。回復してくれる人がいるからと言ってあまり強引に戦おうとはするなよ?」
「良いの?戦って良いの?」
「ああ、存分に戦ってこい!」
「う・・・うううううう・・・やったぁ!殺し尽くしてやる!」
無邪気そうな笑みを浮かべながらかなり野蛮なことを言っている。だが、仲間なのでとても頼もしい。
「それじゃあ、コウスケ!剣出してみろ!」
「え、うん」
メアリーに言われたとおりに剣を引き抜くと、彼女は刃を優しく掴み、魔術を唱え始めた。
「『フレイムエンチャント』!」
瞬間、幸助の剣の刃が小さな爆発音と共に炎に包まれた。メアリーが初めて人にエンチャント魔術を使った瞬間である。幸助はその事に驚き、少し感動していた、、
「メアリー・・・」
「これで、頑張れるだろ?ほら、行ってこい!」
「・・・ああ!」
メアリーからエンチャントという素晴らしいプレゼントをもらった幸助は、斧の戦士と魔術師の青年と共に教会を目指して走っていった。
路地裏を出て、表に見ると地獄が広がっていた。あちらこちらにゾンビが徘徊しており、襲われている一般人もいる。
「ひぃぃぃぃ!!た、助けてくれぇぇぇぇ!!」
「待ってろ!今助ける!」
助けようと駆け寄ったその時、一般人を襲っていたゾンビの首がまるで達磨落としのようにポロリと地面に落ちたのだ。
「幸助!無事だったか!」
蘭丸さんだ。蘭丸さんの斬撃がゾンビの首を跳ねたんだ。
「良く生きてたな!ランマル達!」
「先輩まで!無事だったんですね!」
「ああ、何とかな。ここら辺の住民の救助は俺らが引き受ける!お前らは別の場所を頼む!」
「「「「はい!」」」」
「よぉし!行くぞ!お前らぁ!!」
「「「「「「おおおおおおおおぉぉ!!」」」」」」
先輩冒険者が自警団を鼓舞する。すると、まだまだ新人のはずの自警団は次々とゾンビを倒して一般人を倒していった。
「すげぇ・・・これがトップレベルの冒険者の実力・・・」
「これなら、住宅街エリアの人たちの心配はないね。僕達も商業エリアとかを回ってみよう!」
「ええー!ここで戦っちゃ駄目なのかよ~・・・まあ、いいや」
住宅街エリアを蘭丸さんと先輩率いる自警団に任せた俺達は商業エリアへと向かう。商業エリアは名前の通り、住民の生きる糧である食料が売られている生命線と言っても過言ではないエリアだ。不衛生なゾンビが蔓延っていたら食料自体が駄目になってしまう可能性が高い上に商売ができなくなり、商人達の利益が無くなってしまう。経済的な面で考えれば一番死守しなければならない場所である。
「良し!メアリー!暴れろ!!・・・ってあれ?」
戦闘準備万端で商業エリアに入ったまでは良かったが、肝心のゾンビはどこにもいなかった。路地裏に続く道にも、店の中にも、1体もゾンビの姿はなかった。
「おいおいおい!コウスケ!ゾンビは何処にいるんだよ!アタシはもうこんなにも戦いたくてうずうずしてるってのに!」
呆気にとられる一同。どうしようか迷っていると、幸助の肩を人間の手が叩いた。
「誰だ!?」
驚いた幸助は剣を抜き、180度回転し、後ろの者に切っ先を向ける。敵かと思い、振り向いた先に立っていたのは仲間である僧侶のボニーだった。
「ちょちょちょっと!コウスケ君!?ワタシだよ!ボニーよ!?」
「なんだ、ボニーさんか・・・驚かせないでよ」
「大声出す方が驚かせると思って・・・それより無事でよかったです」
うめき声しか出せないゾンビを相手している時は、逆に大声を出してくれた方が人間だと認識できて驚かないと思うのだが、話すと長くなりそうなので言うのは後でにしよう。
「辛うじてですけどね。もしかしてここはボニーさんが片づけてくれたんですか?」
「ワタシと自警団の人達とね。自警団の人達は住民の救助に向かったけど、ワタシは君を探す為に単独行動してました」
「俺を探しに?」
「はい、このゾンビの特性を教えに。今、街に蔓延ってるゾンビなんですが、全部人間が操ってます!操ってる人間を見つけて倒せばこのゾンビパレードは止まるので怪しい人物がいたら戦闘不能にして下さい!」
「ゾンビを操る・・・まるでネクロマンサーみたいだな」
「正にネクロマンサーです!ていうかネクロマンサー知ってたんですか!?」
「あっちにもそういう概念はあったので名前程度なら・・・」
ゾンビを止める方法は分かった。後はその方法をどうやって見つけるかだ。ネクロマンサーらしき人物を探して倒せとボニーさんは言うが、そんなの検討もつかないし、何処にいるか手がかりもない。
「ていうか、ゾンビはどこから呼び寄せているんですか?」
「恐らくは教会が所有する墓場かと思われます。因みに墓場は教会から北に3分走った先にあります」
「教会から北に3分ね!よし、ボニーさんも行こう!貴方が居てくれたら怪我しても大丈夫だ!」
どんなに技術の優れた騎士でも、数十人の兵士に囲まれたら無傷ではいられない。ましてや自分はレベル1のへっぽこ冒険者だ。回復役は喉から手が出るほど欲しい。
しかし、ボニーさんは首を横に振った。
「ワタシも行きたい気持ちでいっぱいですが、ここで足止めしなければいけないので」
「足止め・・・おいおい、嘘だろ」
俺達が商業エリアに入ってくるときに使った道からぞろぞろと雪崩のようにゾンビ達が押し寄せてきたのだ。その数、ざっと50体。俺らがまだ行ってないエリアからやってきたのだろうか?
そして、その圧倒的な数を見た戦闘態勢のメアリーは戦いたくて餌を前にした犬のようにうずうずして、こちらをチラチラと見ている。
「ここで発散させておくべきか・・・よし、メアリー。ボニーさんと協力して戦え。回復してくれる人がいるからと言ってあまり強引に戦おうとはするなよ?」
「良いの?戦って良いの?」
「ああ、存分に戦ってこい!」
「う・・・うううううう・・・やったぁ!殺し尽くしてやる!」
無邪気そうな笑みを浮かべながらかなり野蛮なことを言っている。だが、仲間なのでとても頼もしい。
「それじゃあ、コウスケ!剣出してみろ!」
「え、うん」
メアリーに言われたとおりに剣を引き抜くと、彼女は刃を優しく掴み、魔術を唱え始めた。
「『フレイムエンチャント』!」
瞬間、幸助の剣の刃が小さな爆発音と共に炎に包まれた。メアリーが初めて人にエンチャント魔術を使った瞬間である。幸助はその事に驚き、少し感動していた、、
「メアリー・・・」
「これで、頑張れるだろ?ほら、行ってこい!」
「・・・ああ!」
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