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5章 紛い物の神
212話 戦争は何年前から?
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「まず、黒幕を直接追うのを一旦やめようぜ。とりあえず、情報の整理から始めよう」
「情報の整理って言っても何も無いんだけど・・・」
「今、読んでる本にある情報からで良いんだよ」
「えっと・・・『年表と一言コメントで分かるカートライト踏』」
カートライトの歴史学者が出版している本だ。過去に諜報部隊がカートライトで買ってこっちに送ったんだろう。
「カートライトと、アレクサンダー。この間で戦争が始まったのは?」
「えっと・・・514年前」
500年以上続いている戦争。前世でも、百年戦争というものがあったけれども、それの比じゃないくらい長い間どんぱちやっているもんだ。
しかも、百年戦争と違って、ほとんど休み無し。正気の沙汰ではない。迫害が目的の戦争というのは、執念深いものだ。
「つまりは、514年以上前からベルム族への迫害は続いているわけだ。この事実から分かる事はなんだと思う?」
「514年以上前に歴史の改変があったって事・・・つまり、改変者は514歳を超えている!?」
魔法は、永続には続かない。どんな魔法も、依代や力がなければじきに消えていく。その為、魔法の使用者が死亡した場合、魔法は終了する。
カートライト王の言っていたことが正しければ、黒幕は500年以上生きる化け物だ。
人間の寿命は70年。当然だが、500年なんて生きられない。延命処置も存在するが、500歳まで生きた事例を知らない。
魔力と魔法の質は は老化と共に緩やかに低下していく。仮にもし500年生きていたとしても、老化で維持どころではないはずだ。
人間なら・・・無理は話だ。しかし、それが可能な種族が存在する。その種族の名は─────。
「エルフ・・・」
ファンタジーならど定番の種族。こちらの世界にも実は存在する。森の民と呼ばれる彼らは、魔法に長けており、個体差はあるが、平均寿命は1000年と言われている。
寿命が長いことから察せると思うが、老化もとても緩やかで、魔力と魔法の質の低下も緩やか。500年生きる黒幕という枠に当てはめるには十分すぎる種族なわけだ。
仮に、エルフでは無かったとしても、遥か昔から生きているんだ。何かしら知っていても何もおかしくはないはず。
「会ってみるか、エルフに」
「なら、父さんもついていこう。実は母さんと出会う前にエルフのいる森に迷った事があるんだ。確か、ファリードの森だ」
「今でも住んでるのかな?」
「エルフは住処をコロコロと変えるような種族じゃない。必ずいるさ。そうと決まれば、準備しないとな」
新たな目的を見つけた俺と父さんは、本を元の棚に戻すと、宿舎へと戻った。
「情報の整理って言っても何も無いんだけど・・・」
「今、読んでる本にある情報からで良いんだよ」
「えっと・・・『年表と一言コメントで分かるカートライト踏』」
カートライトの歴史学者が出版している本だ。過去に諜報部隊がカートライトで買ってこっちに送ったんだろう。
「カートライトと、アレクサンダー。この間で戦争が始まったのは?」
「えっと・・・514年前」
500年以上続いている戦争。前世でも、百年戦争というものがあったけれども、それの比じゃないくらい長い間どんぱちやっているもんだ。
しかも、百年戦争と違って、ほとんど休み無し。正気の沙汰ではない。迫害が目的の戦争というのは、執念深いものだ。
「つまりは、514年以上前からベルム族への迫害は続いているわけだ。この事実から分かる事はなんだと思う?」
「514年以上前に歴史の改変があったって事・・・つまり、改変者は514歳を超えている!?」
魔法は、永続には続かない。どんな魔法も、依代や力がなければじきに消えていく。その為、魔法の使用者が死亡した場合、魔法は終了する。
カートライト王の言っていたことが正しければ、黒幕は500年以上生きる化け物だ。
人間の寿命は70年。当然だが、500年なんて生きられない。延命処置も存在するが、500歳まで生きた事例を知らない。
魔力と魔法の質は は老化と共に緩やかに低下していく。仮にもし500年生きていたとしても、老化で維持どころではないはずだ。
人間なら・・・無理は話だ。しかし、それが可能な種族が存在する。その種族の名は─────。
「エルフ・・・」
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寿命が長いことから察せると思うが、老化もとても緩やかで、魔力と魔法の質の低下も緩やか。500年生きる黒幕という枠に当てはめるには十分すぎる種族なわけだ。
仮に、エルフでは無かったとしても、遥か昔から生きているんだ。何かしら知っていても何もおかしくはないはず。
「会ってみるか、エルフに」
「なら、父さんもついていこう。実は母さんと出会う前にエルフのいる森に迷った事があるんだ。確か、ファリードの森だ」
「今でも住んでるのかな?」
「エルフは住処をコロコロと変えるような種族じゃない。必ずいるさ。そうと決まれば、準備しないとな」
新たな目的を見つけた俺と父さんは、本を元の棚に戻すと、宿舎へと戻った。
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