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マルクルとの争いは、時間との勝負だった。
私は自分の身を守るため、世間ではフェルザーによる独善的な行動により、フェルザーの生家であるバルテン公爵家に私が監禁される事になっていた。 約束通り使用人全員を引き連れてである。
世間では、私を離縁させたいお母様とフェルザー。 離縁したくない私とマルクル、そして離縁させたくない陛下、マルクルよりの貴族が存在している構図のまま時間は進んでいく。
「父上は引退なさるべきです」
年末の大会議の際、マルクルは満を持して声を大にした。
「今、この国は王家の支配から離れている事をご存じでしょうか? 現国王である父上は、物腰の柔らかさで民に人気がある。 だが、この人気は、人に嫌われたくないと言う彼の軟弱な意志が反映されたものであって、国としては正しくはないでしょう。 この国は瀕しています。 我が正妃を見てください。 彼女こそが貴族のあるべき姿なのです」
そうして美しく飾り付けられた。
この国では指差されるほどの華美な姿で挨拶を行う。
「なぜ……この国の経済が閉ざされているか考えた事がありますか? それは国民の機嫌をとっているからです。 その税率の低さにあります。 そのくせ領地に問題が起これば、領主達に責任が問われます。 問題への対処で厳しくなった財政を整えるため、増税を行おうとしても、国が、国王が了承しない。 このご機嫌取りに不満に思った者は多いでしょう!!」
等と言えば、誰もが聞き耳を立てていた。
社交界は未だ出た事が無いため分かりませんが、自然災害による領地問題に関しては国から財政支援が与えられており、領主達の負担はそれほど大きくないはずだ。 ただし……領主達の怠慢や金を惜しんだ事で起こった問題には、支援は許可しませんけど。
そしてマルクルの演説は続く。
「何より、この国は王家の支配に無い。 一代貴族の子である王妃により支配されています。 庶民の娘に支配され、貴方方は許す事が出来るのですか!! 今の国王夫婦は、国の代表として相応しくない!!」
血統主義者が歓声を上げた。
「そして……領地を持たぬ名ばかりの伯爵家の娘を迎え、我が子のように育てた。 一代貴族の娘が!! ですよ。 王家の血統を何処までも汚そうとしているのです。 貴方達はソレを許す事が出来るのですか!!」
その後も、いかに他国に恥ずかしい国王夫婦であるかを、他国からどのように言われているかを繰り返し語られた。 マルクルとその立派な正妃によって。
何があっても、王妃と喧嘩になってもただ一人マルクルを庇い続けた、国王は呆然とし、大会議の閉会を求めた。
だが……。
「今こそ貴方は己の無能さと向き合い、私に国王の座を譲るべきです」
「マルクル……お前に国王の座を許す訳にはいかないよ」
消え入りそうな声で国王は言った。
この大会議でマルクルが、離反する事は既に情報を得ていた。 だからこそ……彼は彼が語るような可哀そうな子ではなく、嘘つきで、残虐な存在だと突きつけたのだ。
時間との問題だった。
王妃、レーネ、フェルザー、三人に個人的な恩を持つ者達まで総動員して、事に当たってもらった。
1、 文官達への仕事の振り分けは二十三人に及び、そのうちの三人が貴族に情報を売り払い金銭としていた。
2、 過去の理不尽な暴力・拷問調査、次期国王に逆らえないからと泣き寝入りした貴族達の惨状を訴えて貰い集めた。
3、 王子妃であったレーネのために組まれていた予算の遣い込み。
それらがフェルザーによって順に報告がなされた。
「心を入れ替え国に尽くした。 と、周囲に偽っていた方の実情ですよ」
そう言って回される資料。
「そして……マルクルとレーネとの婚姻は本日付けで正式に白い結婚が認められ解消がなされ、同時に俺との婚約が成立しました」
マルクルが彼に都合の良い拍手や歓声を仕込んだように、フェルザーもまた仕込んでいて一斉におめでとうございますと言う声と拍手が上がった。
「これにより、マルクルの国王としてその業務を行われるかどうかに疑問が呈される事になるでしょう。 文官に任せればいいなんて思いませんよね? 彼の時代が来れば、貴方方は各地の領主の情報を金で買う事が出来るかもしれませんが、自分達の情報も金で売れられる時代になるのですから……領地内争いの悪化一直線。 いやぁ~怖い怖い」
「ふざけるな!! そんなもの文官の誠実を徹底させれば良い事でしょう!!」
「確かにソレは可能だろうな。 お前がしてきた暴行、監禁、拷問の数々、恐ろしくて逆らう事が出来ないだろうが……それがまかり通る。 ソレを当たり前にしたい者がどれほどいるかな? 王の機嫌で投獄され、拷問され、殺され、家が潰される」
おどろおどろしくフェルザーは語った。
「まるで自分の方が王位に相応しいとでも言っているかのように聞こえますが、貴方はその名だけの貴族の娘を妻に迎え、子を成し、王国を汚すつもりですか?」
マルクルの言葉にフェルザーは笑う。
「なぜ、陛下がレーネの両親を気に掛けたか? それは先々代、現国王の祖父から頼まれたからだ。 親代わりだった叔父が貧乏貴族に全てを捨てて婿入りした事をずっと気にされていて、何かあれば助けてやって欲しいと遺言されたそうだ。 血こそ薄くなってはいるがレーネも王家の血を継いでいる。 何の問題もない」
「なぜ、ソレを教えて頂けなかったのですか!!」
「レーネに興味を持たなかったのは貴方ですよ。 私は幾度となく貴方に語っておりますよ」
王妃様が応じた。
「それで、次は何を材料に王位を簒奪しようとする?」
「簒奪? 私は国王夫婦の子、正当な要求をしているだけです!! どちらにしろ……妻の質の違いは大きいですね。 隣国との交易が盛んとなり、何より妻アリアーヌには魔皇石の産地を与えられている」
「そのアリアーヌ姫ですが……昨年の食料難に対して対応する予算が組めなかったのは、彼女の贅沢が影響していると言う噂を聞きましたが?」
「まさか、姫君1人の贅沢で国をどう潰す。 そもそもない金は払えないだろう」
「えぇ、何処の国も国庫で組まれた予算以上の使い込みは禁じられていますが、各貴族に貢ぎ物を強要したならどうなるかな?」
「それは領地を運営を蔑ろにした領主の問題だ。 アリアーヌ姫の魅力の問題ではない!! それに……姫は、魔皇石の産地を持っている」
国王は憔悴しきった顔で言う。
マルクルの悪事も計画も全て国王には隠していた。 罪を小出しにすれば、罪の大きさを理解できないだろうと考えたから……何より、彼の未熟を理由に王位を得るには未だ早い実績を積む必要があると、手取り足取り指導された可能性があったから。
その政治が駄目だしされ、唯一彼が欲した存在である王妃を否定され、彼が庇護する民に暴力を振るわれていた……ソレ等事実に国王は愕然とし、憔悴し、震える声で伝えだす。
「これだけの事をしておいて、王位につくと言うのは誰も賛同するまい」
「父上!! 貴方だけは味方だと思っていたのに……」
「どう味方が出来ると言うのだ!! 今まで、どれだけお前の悪事の後始末をしてきたか……。 お前は王位を得るにはふさわしくない……だが、最後の恩情を授けよう。 その魔皇石の産地を統治し成果を出し、5年以内に国内領地利益5位以内に入って見せよ。 口先だけでどれほど立派な御託を立てるよりも、その力を見せつけるのだ」
「分かりましたよ。 父上」
自信満々のマルクル。
顔色の悪いアリアーヌ姫。
翌日マルクルとアリアーヌ、そしてその二人に賛同していた貴族の中で、長年その悪道に加担していた貴族達は、王妃の直属軍を護衛として王都を立った。
その姿に華々しさはなく、監獄に送られる罪人のようだったと人々は語り継ぐこととなる。
私は自分の身を守るため、世間ではフェルザーによる独善的な行動により、フェルザーの生家であるバルテン公爵家に私が監禁される事になっていた。 約束通り使用人全員を引き連れてである。
世間では、私を離縁させたいお母様とフェルザー。 離縁したくない私とマルクル、そして離縁させたくない陛下、マルクルよりの貴族が存在している構図のまま時間は進んでいく。
「父上は引退なさるべきです」
年末の大会議の際、マルクルは満を持して声を大にした。
「今、この国は王家の支配から離れている事をご存じでしょうか? 現国王である父上は、物腰の柔らかさで民に人気がある。 だが、この人気は、人に嫌われたくないと言う彼の軟弱な意志が反映されたものであって、国としては正しくはないでしょう。 この国は瀕しています。 我が正妃を見てください。 彼女こそが貴族のあるべき姿なのです」
そうして美しく飾り付けられた。
この国では指差されるほどの華美な姿で挨拶を行う。
「なぜ……この国の経済が閉ざされているか考えた事がありますか? それは国民の機嫌をとっているからです。 その税率の低さにあります。 そのくせ領地に問題が起これば、領主達に責任が問われます。 問題への対処で厳しくなった財政を整えるため、増税を行おうとしても、国が、国王が了承しない。 このご機嫌取りに不満に思った者は多いでしょう!!」
等と言えば、誰もが聞き耳を立てていた。
社交界は未だ出た事が無いため分かりませんが、自然災害による領地問題に関しては国から財政支援が与えられており、領主達の負担はそれほど大きくないはずだ。 ただし……領主達の怠慢や金を惜しんだ事で起こった問題には、支援は許可しませんけど。
そしてマルクルの演説は続く。
「何より、この国は王家の支配に無い。 一代貴族の子である王妃により支配されています。 庶民の娘に支配され、貴方方は許す事が出来るのですか!! 今の国王夫婦は、国の代表として相応しくない!!」
血統主義者が歓声を上げた。
「そして……領地を持たぬ名ばかりの伯爵家の娘を迎え、我が子のように育てた。 一代貴族の娘が!! ですよ。 王家の血統を何処までも汚そうとしているのです。 貴方達はソレを許す事が出来るのですか!!」
その後も、いかに他国に恥ずかしい国王夫婦であるかを、他国からどのように言われているかを繰り返し語られた。 マルクルとその立派な正妃によって。
何があっても、王妃と喧嘩になってもただ一人マルクルを庇い続けた、国王は呆然とし、大会議の閉会を求めた。
だが……。
「今こそ貴方は己の無能さと向き合い、私に国王の座を譲るべきです」
「マルクル……お前に国王の座を許す訳にはいかないよ」
消え入りそうな声で国王は言った。
この大会議でマルクルが、離反する事は既に情報を得ていた。 だからこそ……彼は彼が語るような可哀そうな子ではなく、嘘つきで、残虐な存在だと突きつけたのだ。
時間との問題だった。
王妃、レーネ、フェルザー、三人に個人的な恩を持つ者達まで総動員して、事に当たってもらった。
1、 文官達への仕事の振り分けは二十三人に及び、そのうちの三人が貴族に情報を売り払い金銭としていた。
2、 過去の理不尽な暴力・拷問調査、次期国王に逆らえないからと泣き寝入りした貴族達の惨状を訴えて貰い集めた。
3、 王子妃であったレーネのために組まれていた予算の遣い込み。
それらがフェルザーによって順に報告がなされた。
「心を入れ替え国に尽くした。 と、周囲に偽っていた方の実情ですよ」
そう言って回される資料。
「そして……マルクルとレーネとの婚姻は本日付けで正式に白い結婚が認められ解消がなされ、同時に俺との婚約が成立しました」
マルクルが彼に都合の良い拍手や歓声を仕込んだように、フェルザーもまた仕込んでいて一斉におめでとうございますと言う声と拍手が上がった。
「これにより、マルクルの国王としてその業務を行われるかどうかに疑問が呈される事になるでしょう。 文官に任せればいいなんて思いませんよね? 彼の時代が来れば、貴方方は各地の領主の情報を金で買う事が出来るかもしれませんが、自分達の情報も金で売れられる時代になるのですから……領地内争いの悪化一直線。 いやぁ~怖い怖い」
「ふざけるな!! そんなもの文官の誠実を徹底させれば良い事でしょう!!」
「確かにソレは可能だろうな。 お前がしてきた暴行、監禁、拷問の数々、恐ろしくて逆らう事が出来ないだろうが……それがまかり通る。 ソレを当たり前にしたい者がどれほどいるかな? 王の機嫌で投獄され、拷問され、殺され、家が潰される」
おどろおどろしくフェルザーは語った。
「まるで自分の方が王位に相応しいとでも言っているかのように聞こえますが、貴方はその名だけの貴族の娘を妻に迎え、子を成し、王国を汚すつもりですか?」
マルクルの言葉にフェルザーは笑う。
「なぜ、陛下がレーネの両親を気に掛けたか? それは先々代、現国王の祖父から頼まれたからだ。 親代わりだった叔父が貧乏貴族に全てを捨てて婿入りした事をずっと気にされていて、何かあれば助けてやって欲しいと遺言されたそうだ。 血こそ薄くなってはいるがレーネも王家の血を継いでいる。 何の問題もない」
「なぜ、ソレを教えて頂けなかったのですか!!」
「レーネに興味を持たなかったのは貴方ですよ。 私は幾度となく貴方に語っておりますよ」
王妃様が応じた。
「それで、次は何を材料に王位を簒奪しようとする?」
「簒奪? 私は国王夫婦の子、正当な要求をしているだけです!! どちらにしろ……妻の質の違いは大きいですね。 隣国との交易が盛んとなり、何より妻アリアーヌには魔皇石の産地を与えられている」
「そのアリアーヌ姫ですが……昨年の食料難に対して対応する予算が組めなかったのは、彼女の贅沢が影響していると言う噂を聞きましたが?」
「まさか、姫君1人の贅沢で国をどう潰す。 そもそもない金は払えないだろう」
「えぇ、何処の国も国庫で組まれた予算以上の使い込みは禁じられていますが、各貴族に貢ぎ物を強要したならどうなるかな?」
「それは領地を運営を蔑ろにした領主の問題だ。 アリアーヌ姫の魅力の問題ではない!! それに……姫は、魔皇石の産地を持っている」
国王は憔悴しきった顔で言う。
マルクルの悪事も計画も全て国王には隠していた。 罪を小出しにすれば、罪の大きさを理解できないだろうと考えたから……何より、彼の未熟を理由に王位を得るには未だ早い実績を積む必要があると、手取り足取り指導された可能性があったから。
その政治が駄目だしされ、唯一彼が欲した存在である王妃を否定され、彼が庇護する民に暴力を振るわれていた……ソレ等事実に国王は愕然とし、憔悴し、震える声で伝えだす。
「これだけの事をしておいて、王位につくと言うのは誰も賛同するまい」
「父上!! 貴方だけは味方だと思っていたのに……」
「どう味方が出来ると言うのだ!! 今まで、どれだけお前の悪事の後始末をしてきたか……。 お前は王位を得るにはふさわしくない……だが、最後の恩情を授けよう。 その魔皇石の産地を統治し成果を出し、5年以内に国内領地利益5位以内に入って見せよ。 口先だけでどれほど立派な御託を立てるよりも、その力を見せつけるのだ」
「分かりましたよ。 父上」
自信満々のマルクル。
顔色の悪いアリアーヌ姫。
翌日マルクルとアリアーヌ、そしてその二人に賛同していた貴族の中で、長年その悪道に加担していた貴族達は、王妃の直属軍を護衛として王都を立った。
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