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第394話 [踏破準備。Part7]
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「何だよ!それが新装備の効果か?」
「あぁ。良い仕事してるだろ?さぁどんどん行くぞ。」
俺はそう言うと少しずつ出力を上げていき、動きを調整しながらルークと模擬戦を続けて行った。
「ここまで変わるのか?」
「凄いだろ?」
「ドラウもそうだが、シュウトの技術も半端ないな。」
「スキルのお陰ってだけだがな。もう少し動きを立体的にするけど問題なさそうか?」
「立体的?」
「あぁ、折角水中で戦ってるんだから色んな戦法が出来る事を武甕槌命に覚えさせようと思ってな。」
「確かに必要だよな。分かった。」
「じゃあ行くぞ。」
「おう!」
俺はルークの返事を聞いた瞬間に足の下に水で小さな壁を作り出し、それを蹴って一直線に向かい、ルークが迎え撃とうとして来た瞬間に上空へと飛び、上に行った瞬間に再び壁を作り出し、それを蹴って急降下、その後直ぐに右に行ったり、左に行ったり自分自身が転送で四方八方、360度から攻撃するのを模倣する様に水の壁と噴射を駆使してルークに武甕槌命を認知しずらい動きで翻弄しながらあらゆる角度からの攻撃を行っていった。
「ルーク、どうだった?」
「きっつぅー!ってか、追い付いて背を取ったと思ったら有り得ない関節の動きで攻撃してくるしよぅ、全然違うじゃねぇか!」
「良い感じだろ?自分で言うのもなんだが、思った通りに上手く出来たよ。」
「だろうな。めっちゃ疲れたぜ。」
「次はルークから攻撃してきてくれないか?」
「俺からって事は防御か。」
「あぁ、攻撃だけ覚えさせても仕方ないからな。」
「そうだな。」
「後、ルークとの戦いを一通り、やったら一度オートバトルモードにもう一度してみたいんだが、問題ないか?」
「そんな簡単に覚えるもんなのか?」
「さぁ?俺もやるのは初めてだからなぁ。」
「まぁそうか。なら俺から行くぞ。」
「おう!」
ルークは俺の返事と同時に武甕槌命に斬り掛かって行ったので俺は技と武甕槌命のスペック全てを行使して防ぎつつ、最終的にルークの油断を誘い、制圧した。
「お、おいシュウト!まさか、警棒術か?」
「おっ、よく分かったな。」
「そりゃあな!前世であれだけ練習台にされたら嫌でも思い出すわ!」
「そうだっけ?」
「クソっ!だからあそこで隙を作ったのか・・・久々過ぎてっつうか、こっちでは初めてだったから油断したぜ。」
「油断する方が悪いっていうより、ルークみたいに戦闘に熟知してるヤツこその油断を生む技なんだがな。っていうか、こっちの世界だと警棒術は無いのか?」
「どうだろうな。どっかには在るんじゃねぇか?前世、警察だったヤツも来てるって考えられるからなぁ。」
「確かに居そうだよな。」
「それで、まだ続けるか?警棒術って分かってたらもう少し戦えるし、戦い方も変えるつもりだぞ。」
「おっ、それならもう少し楽しめそうだな。」
「楽しめそうって、また俺を制圧するつもりだな。そうはさせるか!」
ルークはそう言うと武器を剣から槍に変えて突っ込んできた。
俺はそんなルークを警棒術だけでなく、拳法や合気道などを織り交ぜて防ぎつつ、防御技をどんどん繰り出して行くとルークは次々と武器を変更し、俺に対して的を絞らせない動きを繰り返していたが、武甕槌命を操作している俺は常に俯瞰から見ていた事もあり、今度はルークの切り替えのタイミングを狙って制圧した。
「クソっー!!!今度は上手く出来たと思ったのによぅ!」
「いやいや、直接対戦してるならアレでも間違いじゃないと思うが、見て戦ってるのは俺だからな。」
「あっ、そういう事か。忘れてたぜ。だから俺の後ろで交換したのも気付かれたのか。」
「そりゃあ俺からは丸見えだからな。」
「あぁ、しくった。ってか、シュウトが上手すぎんだよ。真剣にやってたら人形相手って忘れるぜ。」
「おっ、それは嬉しいな。じゃあ一旦、オートバトルモードでやってみて良いか?」
「おう。今度こそ制圧されない様にするぜ。」
「まぁ、どうなるかは分からないが、やってみてくれ。」
「おうよ。」
ルークの返事を聞いた俺は早速、武甕槌命にアンテナを取り付けて開始の合図をして様子を見る事にした。
結果的には反応速度に多少遅れは生じるものの俺の操作をトレース出来ており、ルークも真剣に対戦しているのか、相手から見えない位置での武器の換装を行ってはいたものの、元々、目で見て戦っている訳ではないと思われる武甕槌命には通用してはいなかった。
暫く模擬戦の様子を見ている俺の肩を誰かが叩いた。
「ん?なんだサスケか。どうしたんだ?」
「ルークが白熱してるところ悪いでござるが、もう休憩の時間でござるよ。」
「あっ、そうなの?分かった。」
俺はそう返事をするとルークに声を掛けて武甕槌命を止めた。
そうしてプレイルームから外に出るとルークがドサッと座り込んだ。
「カッ~・・・疲れたぁー!」
「相当白熱してたでござるなぁ。」
「コイツ、マジで強いぞ。」
「そんなにでござるか?」
「あぁ、あの短期間でシュウトの操作をトーレスして反映させてやがる。」
「それなら先程の白熱した模擬戦をしてるとこを見る限り、ルークと同等の強さって事でござるか?」
「いや、確実に俺よりも強ぇ。」
「そうなのでござるか?」
「あぁ、ここってところで何度も威力も下げてたし、俺が追い付けないと思ったらスピードは落ちるしよぅ。しかもだ。サスケ達の攻撃がこっちに来そうになってからは全員の動きを感じて動いてる節まであんだぞ。」
「それは手加減されてるって感じるでござるな。ところであの武術は何でござるか?確立した武術の様に感じたでござるが・・・。」
「ありゃ、警棒術って言うやつだ。」
「「警棒術?」」
「アキトとカスミは知ってるでござるか?」
「こっちでは見た事無いけど、前世ではね。カスミもそうだろ?」
「せやな。ウチもこっちでは見た事ないわ。っていうより、こっちやと相当な実力があらへんと使えへんのちゃうかなぁ。」
「そうなのでござるか?」
「あぁ、普通なら棒で叩くか、突くだけだろうからな。打撃武器だとしてもそのサイズだと弱いだろうしな。」
「・・・そういう事でござるか。魔法使いも基本は杖で攻撃するでござるからな。」
「だろ?だからこっちのヤツらには使えねぇんだよ。対人でも対魔物でも殺傷する手足を傷付けて拘束する事が多いからなぁ。無傷なんて相手とのステータスに大きな開きがある場合に限られるからな。まぁあんなん持つのは、何処でも模擬戦みてぇな練習にしか使わねぇって事だ。」
「しかし、打撃だけで倒すならもっと大きい武器にしないのでござるか?」
「いや、あれは制圧するだけの武術だぞ。」
「制圧でござるか?」
「そうだ。相手の武器を制して人体の構造を上手く利用して拘束するんだよ。」
「だからルークは地面に時々押さえ付けられてたでござるか。」
「うっせえ!俺もやられたくてやられてないっつうの!」
ルークがそう言うと全員がクスクス笑っていた。
「それなら本当は別の殺傷能力が有る武器で俺が操作して模擬戦するつもりだったが、お前らも参加するか?参加するなら複数相手にどこまで模擬戦の相手が出来るか試してみるが、どうする?」
「拙者はやってみたいでござるが、1VS1が良かったでござるなぁ。」
「僕も久しぶりだから対戦してみたいかな。」
「サスケとアキトは1VS1を先にやるか?」
「良いのでござるか?」
「僕も良いの?警棒術は僕には不利だと思うよ。」
「あぁ、確かに何しても自分の攻撃を止めないアキトの武術は警棒術との相性は良かったよな。まぁでもそれはそれなりに出来るのも知ってるよな?」
「それは前世の話だよね。今世では肩が外れたり、骨折ぐらいなら直ぐに治るんだよ?」
「あぁ、それも無視出来るって事か。」
「そうだよ。まぁそれはそれなりに出来るんだよ。何度か試したけど人体構造はそれ程、前世とは変わらないからな。」
「そうなんだ。あっ、もしかして手を持つだけで何も出来なくなるやつ?だけど魔法があるじゃん。」
「使うのか?」
「無しって事?」
「使っても良いけど、それなら俺も試すぞ?」
「人形なのに使えるの?」
「ドラウが付けてくれた装備は精霊魔法が使えるからな。今は移動や足場に使ってるが、使い方によっては使えると思うがそれならオートバトルモードじゃ、俺がまだやってないし、殺傷能力も少しは含まれるからもしかしたら模擬戦で使われるのは魔法でも一部だけかもしれないけどな。」
「なんだ。それなら使わないかな。まぁでもシュウトが試したいなら僕は付き合うよ。」
「それは有り難い。ぶっつけ本番だと俺もちゃんと戦いたいからな。」
「まぁそうだよね。戦力が増えるのは良いもんね。」
「じゃあ一旦、サスケとアキトから模擬戦して、その後は1人ずつ増やして戦うか。」
「1人ずつなのか?」
「ルーク、何か問題が有るのか?」
「いや、何となくだが、多人数相手の戦い方は全然出来る気がするぞ。」
「・・・あぁ、確かにカヤ様の時に相当やってるだろうしな。」
「だろ?シュウトの操作を直ぐにトレース出来んだぞ。それを多人数に活かすのも簡単にしそうじゃないか。」
「そうだな。それくらいのスペックがなかったら神降ろしなんて出来ないよな。」
「だろ?」
俺達はその後、模擬戦の順番とか、ルールを決めながら休憩時間を過ごしていった。
「じゃあサスケからだな。」
「頑張るでござるよ。」
「じゃあ始めるぞ。」
「了解でござる。」
「では・・・始め!」
サスケは持ち前のスピードを活かした戦法で武甕槌命を翻弄しながら初めのうちは優位に戦っていたが、武甕槌命が突然、六角棒をサスケの足元に投げ付けて躓かせるとそこから形勢が逆転し、後は一方的に制圧されていった。
「失敗したでござる。まさか、武器を投げるとは予想外でござったよ。」
「何事も想定して戦わないとな。」
「そうでござるなぁ。勉強になったでござる。しかしカヤ様の時も武器を投げてたでござるかなぁ?」
「投げてたんじゃないか?戦場で数多くの敵と戦ってたら血で滑るかもしれないからな。」
「そうでござるなぁ。」
「じゃあ次はアキトだな。」
俺がそう言うとサスケの戦闘を観戦していたアキトが準備し始めた。
「あぁ。良い仕事してるだろ?さぁどんどん行くぞ。」
俺はそう言うと少しずつ出力を上げていき、動きを調整しながらルークと模擬戦を続けて行った。
「ここまで変わるのか?」
「凄いだろ?」
「ドラウもそうだが、シュウトの技術も半端ないな。」
「スキルのお陰ってだけだがな。もう少し動きを立体的にするけど問題なさそうか?」
「立体的?」
「あぁ、折角水中で戦ってるんだから色んな戦法が出来る事を武甕槌命に覚えさせようと思ってな。」
「確かに必要だよな。分かった。」
「じゃあ行くぞ。」
「おう!」
俺はルークの返事を聞いた瞬間に足の下に水で小さな壁を作り出し、それを蹴って一直線に向かい、ルークが迎え撃とうとして来た瞬間に上空へと飛び、上に行った瞬間に再び壁を作り出し、それを蹴って急降下、その後直ぐに右に行ったり、左に行ったり自分自身が転送で四方八方、360度から攻撃するのを模倣する様に水の壁と噴射を駆使してルークに武甕槌命を認知しずらい動きで翻弄しながらあらゆる角度からの攻撃を行っていった。
「ルーク、どうだった?」
「きっつぅー!ってか、追い付いて背を取ったと思ったら有り得ない関節の動きで攻撃してくるしよぅ、全然違うじゃねぇか!」
「良い感じだろ?自分で言うのもなんだが、思った通りに上手く出来たよ。」
「だろうな。めっちゃ疲れたぜ。」
「次はルークから攻撃してきてくれないか?」
「俺からって事は防御か。」
「あぁ、攻撃だけ覚えさせても仕方ないからな。」
「そうだな。」
「後、ルークとの戦いを一通り、やったら一度オートバトルモードにもう一度してみたいんだが、問題ないか?」
「そんな簡単に覚えるもんなのか?」
「さぁ?俺もやるのは初めてだからなぁ。」
「まぁそうか。なら俺から行くぞ。」
「おう!」
ルークは俺の返事と同時に武甕槌命に斬り掛かって行ったので俺は技と武甕槌命のスペック全てを行使して防ぎつつ、最終的にルークの油断を誘い、制圧した。
「お、おいシュウト!まさか、警棒術か?」
「おっ、よく分かったな。」
「そりゃあな!前世であれだけ練習台にされたら嫌でも思い出すわ!」
「そうだっけ?」
「クソっ!だからあそこで隙を作ったのか・・・久々過ぎてっつうか、こっちでは初めてだったから油断したぜ。」
「油断する方が悪いっていうより、ルークみたいに戦闘に熟知してるヤツこその油断を生む技なんだがな。っていうか、こっちの世界だと警棒術は無いのか?」
「どうだろうな。どっかには在るんじゃねぇか?前世、警察だったヤツも来てるって考えられるからなぁ。」
「確かに居そうだよな。」
「それで、まだ続けるか?警棒術って分かってたらもう少し戦えるし、戦い方も変えるつもりだぞ。」
「おっ、それならもう少し楽しめそうだな。」
「楽しめそうって、また俺を制圧するつもりだな。そうはさせるか!」
ルークはそう言うと武器を剣から槍に変えて突っ込んできた。
俺はそんなルークを警棒術だけでなく、拳法や合気道などを織り交ぜて防ぎつつ、防御技をどんどん繰り出して行くとルークは次々と武器を変更し、俺に対して的を絞らせない動きを繰り返していたが、武甕槌命を操作している俺は常に俯瞰から見ていた事もあり、今度はルークの切り替えのタイミングを狙って制圧した。
「クソっー!!!今度は上手く出来たと思ったのによぅ!」
「いやいや、直接対戦してるならアレでも間違いじゃないと思うが、見て戦ってるのは俺だからな。」
「あっ、そういう事か。忘れてたぜ。だから俺の後ろで交換したのも気付かれたのか。」
「そりゃあ俺からは丸見えだからな。」
「あぁ、しくった。ってか、シュウトが上手すぎんだよ。真剣にやってたら人形相手って忘れるぜ。」
「おっ、それは嬉しいな。じゃあ一旦、オートバトルモードでやってみて良いか?」
「おう。今度こそ制圧されない様にするぜ。」
「まぁ、どうなるかは分からないが、やってみてくれ。」
「おうよ。」
ルークの返事を聞いた俺は早速、武甕槌命にアンテナを取り付けて開始の合図をして様子を見る事にした。
結果的には反応速度に多少遅れは生じるものの俺の操作をトレース出来ており、ルークも真剣に対戦しているのか、相手から見えない位置での武器の換装を行ってはいたものの、元々、目で見て戦っている訳ではないと思われる武甕槌命には通用してはいなかった。
暫く模擬戦の様子を見ている俺の肩を誰かが叩いた。
「ん?なんだサスケか。どうしたんだ?」
「ルークが白熱してるところ悪いでござるが、もう休憩の時間でござるよ。」
「あっ、そうなの?分かった。」
俺はそう返事をするとルークに声を掛けて武甕槌命を止めた。
そうしてプレイルームから外に出るとルークがドサッと座り込んだ。
「カッ~・・・疲れたぁー!」
「相当白熱してたでござるなぁ。」
「コイツ、マジで強いぞ。」
「そんなにでござるか?」
「あぁ、あの短期間でシュウトの操作をトーレスして反映させてやがる。」
「それなら先程の白熱した模擬戦をしてるとこを見る限り、ルークと同等の強さって事でござるか?」
「いや、確実に俺よりも強ぇ。」
「そうなのでござるか?」
「あぁ、ここってところで何度も威力も下げてたし、俺が追い付けないと思ったらスピードは落ちるしよぅ。しかもだ。サスケ達の攻撃がこっちに来そうになってからは全員の動きを感じて動いてる節まであんだぞ。」
「それは手加減されてるって感じるでござるな。ところであの武術は何でござるか?確立した武術の様に感じたでござるが・・・。」
「ありゃ、警棒術って言うやつだ。」
「「警棒術?」」
「アキトとカスミは知ってるでござるか?」
「こっちでは見た事無いけど、前世ではね。カスミもそうだろ?」
「せやな。ウチもこっちでは見た事ないわ。っていうより、こっちやと相当な実力があらへんと使えへんのちゃうかなぁ。」
「そうなのでござるか?」
「あぁ、普通なら棒で叩くか、突くだけだろうからな。打撃武器だとしてもそのサイズだと弱いだろうしな。」
「・・・そういう事でござるか。魔法使いも基本は杖で攻撃するでござるからな。」
「だろ?だからこっちのヤツらには使えねぇんだよ。対人でも対魔物でも殺傷する手足を傷付けて拘束する事が多いからなぁ。無傷なんて相手とのステータスに大きな開きがある場合に限られるからな。まぁあんなん持つのは、何処でも模擬戦みてぇな練習にしか使わねぇって事だ。」
「しかし、打撃だけで倒すならもっと大きい武器にしないのでござるか?」
「いや、あれは制圧するだけの武術だぞ。」
「制圧でござるか?」
「そうだ。相手の武器を制して人体の構造を上手く利用して拘束するんだよ。」
「だからルークは地面に時々押さえ付けられてたでござるか。」
「うっせえ!俺もやられたくてやられてないっつうの!」
ルークがそう言うと全員がクスクス笑っていた。
「それなら本当は別の殺傷能力が有る武器で俺が操作して模擬戦するつもりだったが、お前らも参加するか?参加するなら複数相手にどこまで模擬戦の相手が出来るか試してみるが、どうする?」
「拙者はやってみたいでござるが、1VS1が良かったでござるなぁ。」
「僕も久しぶりだから対戦してみたいかな。」
「サスケとアキトは1VS1を先にやるか?」
「良いのでござるか?」
「僕も良いの?警棒術は僕には不利だと思うよ。」
「あぁ、確かに何しても自分の攻撃を止めないアキトの武術は警棒術との相性は良かったよな。まぁでもそれはそれなりに出来るのも知ってるよな?」
「それは前世の話だよね。今世では肩が外れたり、骨折ぐらいなら直ぐに治るんだよ?」
「あぁ、それも無視出来るって事か。」
「そうだよ。まぁそれはそれなりに出来るんだよ。何度か試したけど人体構造はそれ程、前世とは変わらないからな。」
「そうなんだ。あっ、もしかして手を持つだけで何も出来なくなるやつ?だけど魔法があるじゃん。」
「使うのか?」
「無しって事?」
「使っても良いけど、それなら俺も試すぞ?」
「人形なのに使えるの?」
「ドラウが付けてくれた装備は精霊魔法が使えるからな。今は移動や足場に使ってるが、使い方によっては使えると思うがそれならオートバトルモードじゃ、俺がまだやってないし、殺傷能力も少しは含まれるからもしかしたら模擬戦で使われるのは魔法でも一部だけかもしれないけどな。」
「なんだ。それなら使わないかな。まぁでもシュウトが試したいなら僕は付き合うよ。」
「それは有り難い。ぶっつけ本番だと俺もちゃんと戦いたいからな。」
「まぁそうだよね。戦力が増えるのは良いもんね。」
「じゃあ一旦、サスケとアキトから模擬戦して、その後は1人ずつ増やして戦うか。」
「1人ずつなのか?」
「ルーク、何か問題が有るのか?」
「いや、何となくだが、多人数相手の戦い方は全然出来る気がするぞ。」
「・・・あぁ、確かにカヤ様の時に相当やってるだろうしな。」
「だろ?シュウトの操作を直ぐにトレース出来んだぞ。それを多人数に活かすのも簡単にしそうじゃないか。」
「そうだな。それくらいのスペックがなかったら神降ろしなんて出来ないよな。」
「だろ?」
俺達はその後、模擬戦の順番とか、ルールを決めながら休憩時間を過ごしていった。
「じゃあサスケからだな。」
「頑張るでござるよ。」
「じゃあ始めるぞ。」
「了解でござる。」
「では・・・始め!」
サスケは持ち前のスピードを活かした戦法で武甕槌命を翻弄しながら初めのうちは優位に戦っていたが、武甕槌命が突然、六角棒をサスケの足元に投げ付けて躓かせるとそこから形勢が逆転し、後は一方的に制圧されていった。
「失敗したでござる。まさか、武器を投げるとは予想外でござったよ。」
「何事も想定して戦わないとな。」
「そうでござるなぁ。勉強になったでござる。しかしカヤ様の時も武器を投げてたでござるかなぁ?」
「投げてたんじゃないか?戦場で数多くの敵と戦ってたら血で滑るかもしれないからな。」
「そうでござるなぁ。」
「じゃあ次はアキトだな。」
俺がそう言うとサスケの戦闘を観戦していたアキトが準備し始めた。
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