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第393話 [踏破準備。Part6]
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「聞きたい事って何だ?」
「ブースターの事だ。アレって1属性の精霊にしか手伝って貰えないのか?」
「どういう事だ?」
「例えば空中で風の子と雷の子とかかな。」
「う~ん。負担を考えると2つならやっても大丈夫だとは思うが、それでも連続使用は止めた方が良いな。」
「その言い方だと壊れる可能性は高いかもしれないが、3属性全て使えるって事か。」
「シュウト、お前壊す前提で使うつもりか?」
「違う違う、武甕槌命が壊されそうになったら1部を壊してでもって思っただけだ。」
「そういう事か。それなら1つだけ機能は付けてあるぞ。」
「どんな機能だ?」
「複数属性の精霊魔法で手を破壊して手の素材を糧に爆発エネルギーを手を向けた方向に放って魔物に当てる事で推進力にして逃げるってやつだ。」
「手足に着いてる魔道具だけじゃなくて、手ごと破壊する必要が有るのか?」
「まぁ、シュウトの方法で逃げれるなら問題無いんだが、逃げるなら一気に離れれる方が間違いねぇからな。」
「まぁ確かに。でもさぁ、壊れた手はどうするんだ?」
「直す為の素材は、結構有るしよぅ直せば済む話だが、核を壊されたら最悪、修理不可だからな。」
「確実性をって事な。」
「そういう事だ。まぁ、そうなる前に何とかして欲しいがな。」
「分かった。それはそうと複数属性って言ってたが火の精霊とか、他の精霊は頼めないのか?」
「あの装備にか?」
「おう。」
「無理だな。あの3属性に対する相性を最大値にまで上げてあるから他は無理だ。もし、他の精霊に頼んで出来たとしても良くて半減、最悪、力を貸した精霊が消滅するかもしんねぇからな。」
「それは駄目だな。けど複数属性って、その関わった精霊は大丈夫なのか?」
「そりゃ大丈夫だ。精霊魔法の力だけを送るってだけの話だからな。」
「そういう事か、あと1つ、武甕槌命って手首とかもだが、各関節部分って回転とかするのか?」
「前腕の関節部分なら1秒から2秒、長くても3秒ならな。それ以上は関節部分に負荷が掛かり過ぎて故障の原因になるな。」
「そうか・・・他の部分ならどうだ?」
「シュウトの言ってるのが高速回転って言うなら負荷があまり掛ってねぇ肩関節から先の前腕部だけだぞ。後のは速くなけりゃ回せるって感じだが、回転させてどうすんだ?」
「いや、最後の杖の時に手首の捻りが出来ないのを忘れて捻りを加えたら肘関節、肩関節が回ったから威力の有る攻撃が可能だと思ってな。」
「なるほどなぁ。そういう事なら強化してやりたいが、武甕槌命は完成された神機だからやれて外付けのパーツぐれぇなんだよ。」
「あぁ、それは必要無いぞ。俺はどの程度出来るのかが分かれば良いだけだし、戦略の幅を増やせるし、機体の限界が分かってれば、操作し易いしな。」
「そういう事か。上手く出来そうか?」
「あぁ、出来ないと思ってた技と技の繋がりが出来るからな。ルーク達との模擬戦前にドラウに呼び止められて良かったぞ。」
「もう行くのか?」
「ドラウはどうするんだ?」
「俺は昨日の素材で改良してくるかな。ルークに頼まれたもんも有るし、時間は有限だからな。おっ、そうだ。不具合や修理が必要じゃなくても今日の終わりに武甕槌命を一度持ってきてくれよ。」
「時間は無いんじゃなかったのか?」
「馬鹿野郎!使い始めなんだ!暫くの間は使用した午後には毎回メンテナンスするに決まってるだろ!」
「そんなものか。」
「俺をそこら辺の職人と一緒にするんじゃねぇ!購入してどっかに行く様な間柄なら分からなくはねぇが、俺達は何かねぇ限りは毎日会うだろ?じゃあ毎回メンテナンスしてより完璧なもんを目指せるだろ?」
「なるほどなぁ、じゃあ終わったら工房に持って行けば良いのか?」
「そうだな。もしかしたら集中してっかもしれねぇからそん時は近くの精霊にでも呼びに来させてくれ。」
「分かった。」
俺はそう言ってからルーク達が居るプレイルームへと移動した。
「よう。シュウト、遅かったな。」
「休憩か?」
「おう、1時間毎に休憩してっからな。」
「今は最大値か?」
「いや、先ずは最低値から始めてっから今はこの前の最大値ぐれぇだな。」
「そうか・・・。」
「どうした?駄目だったか?」
「いや、やり方には文句はないぞ。」
「じゃあどうしたんだよ。」
「いや、武甕槌命が水中戦してこなかったかもしれないから試そうと思ってたんだが、どうするかなぁって思ってな。」
「じゃあ次も変えずに行けば良いんじゃないか?」
「それだとお前達の修行が・・・。」
「いやいや、後もう1回くらいは、そのままで行く予定だったぞ。」
「そうなのか?」
「そりゃそうだろ?身体の負担を最小限とまではいかなくても負担を少なくしねぇと結局は途中てへばっちまうだろ?」
「まぁ・・・。」
「シュウトは納得してねぇみたいだが、俺達はシュウトに言われねぇ様にギリギリのラインを少し超えるレベルではやってっからな。」
「そうか、それなら良い。それで後何分休憩するんだ?」
「もうそろそろ再開するつもりだぞ。」
「それなら・・・。」
俺はそう言うと早速、武甕槌命を取り出した。
「何か変わってねぇか?」
「あぁ、ドラウが新しい装備を付けてくれた。」
「装備って、その重りか?俺が不甲斐ないからハンデとでも言いたいのか?」
「俺も勘違いしたからなぁ。ルークもそう思うよな。」
「勘違い?っつう事はあれ以上に強くなってるのか?」
「あぁ、しかもさっき、ある程度は動かしたからなぁ。武甕槌命が直ぐにトレースするとしたらルークの言ってた残念な部分は多少は無くなってるかもよ。」
「ゲッ、シュウトの動きをトレースしたって事か?」
「いや、俺の動きじゃなくて、俺の操作した感じをって事な。」
「・・・それってどのくらいなんだ?」
「それを今聞きたいのか?」
「いや、やめとく、楽しみは後に取っとかねぇとな。」
ルークはそう言うとフッと笑いながらニヤッとしていた。
「それでこそルークだな。」
「そんな事言ってねぇで、ホントに水中戦は出来ないのか?」
「いや、可能性の問題だ。ドラウが言うにはヤマトじゃ水中戦なんてする機会は殆ど無いって話だったからなぁ。」
「サスケ、どうなんだ?」
「ドラウの言う通り、そうは無いでござるな。」
「やっぱりそうなのか?」
「話に聞いたカヤ様が戦ったとするのであれば、海より川でござるが、それでも水中戦というのはなかったはずでござる。」
「有名なのか?」
「拙者があの里の出身という事だけではないでござる。カヤ様は、たった1人で複数の人形を同時に扱い、魔物の大軍から街を救った英雄でもあるでござるからなぁ。」
「へぇ~って事は皆んなの憧れ的な感じか?」
「・・・それはあの陰陽師の街と里の者はそうでござるが、他の藩では違ったでござるよ。」
「そうなのか?」
「どちらかと言えば、恐れられる逸話が驚く程有るでござるから。」
「畏れる?畏怖の対象だったって事か?」
「シュウトのはニュアンスが違う気はするでござるが、恐怖の権化と称される方って事でござる。」
「そんなに恐い人だったのか?」
「自らの藩の民には聖母様と呼ばれる程の方だったと聞いてるでござるが、他の藩は戦争のイメージが強いのだと思うでござる。」
「そうなのか?」
「カヤ様の戦闘スタイルは人形遣い、武器が人形ゆえ、無表情で人形が赤く染まっていく上、陰陽師の街らしく、カヤ様が殺した死者を戦争に駆り出すでござるから相手に取っては恐怖でしかないでござるよ。」
「確かにそれは恐いかもな。」
俺が顔を引き攣りながらそう言うとルークがスっと立った。
「じゃあ、そろそろ始めるか?」
「おう。」
俺達がそう言うと全員が立ち上がり、身体を伸ばしたりしながら準備が整った順にプレイルームへと入っていき、最後に俺とルークが入った。
「水中戦でも模擬戦って事で良いのか?」
「今回もルークが手伝ってくれるのか?」
「そりゃそうだろ?俺しかソイツとの模擬戦をしてねぇから違いが分かんねぇだろ?」
「まぁ確かに。じゃあ頼む。」
俺はそう言うとオートバトルモードになる様にアンテナを取り付けて武甕槌命を自動にした瞬間、武甕槌命はバランスを崩し、流されない様に耐えていた。
「やっぱり難しそうか?」
「かもしれないが、一応、やってみるか?」
「まぁ、そうだな。武甕槌命も模擬戦になったら変わるかもしんねぇしな。」
「じゃあ行くぞ。・・・始め!」
俺が開始の合図をすると武甕槌命は急に泳ぎ始めた。
「ん?ありゃ何してんだ?」
「・・・水中戦だから?」
「あぁいう戦い方しかしてなかったのかもな。」
俺がそう言うと泳いで少し離れていた武甕槌命が人魚の様な動きで急接近し、ルークに殴り付け、またそのまま去って行く事を繰り返していた。
「相手が水中戦に慣れてないならあぁいうヒットアンドアウェイも有りかもしんねぇが、海底でそれしても魔物の方が有利だろ?それに俺達との模擬戦ならコレじゃあなぁ・・・。」
ルークはそう言いながら武甕槌命の攻撃を簡単に躱していた。
暫く様子を見ていた俺は、これ以上は無駄だと思い、止める事にした。
「それまで!」
俺はそう言うと武甕槌命を捕まえてアンテナを取り外した。
「どうしたんだ?」
「いや、どう考えて無理あるだろ?」
「まぁそうだな。アレじゃあ今度のダンジョンじゃ使えねぇだろうしな。それでこれからはどうするんだ?」
「とりあえず模擬戦モードで使える様にするのに俺が操作してみる。」
「出来んのか?」
「多分な。ドラウが造ってくれた装備もあるからな。じゃあやるか。」
俺はそう言うと武甕槌命に複数の糸を繋げた。
「水の中でも使えるのか?って思ってたが、よく考えたら糸はシュウトが作ってんだから出来るか。」
「多分な。」
俺はそう言うと新装備で高圧噴射する様に操作してルークに急接近すると同時に腕を同じ様に噴射させ、それを推進力にしてルークに殴り掛かった。
ルークは武甕槌命の攻撃を防ぐのは危険と思った様で、六角棒を避けて、反撃をしてきた。
「ブースターの事だ。アレって1属性の精霊にしか手伝って貰えないのか?」
「どういう事だ?」
「例えば空中で風の子と雷の子とかかな。」
「う~ん。負担を考えると2つならやっても大丈夫だとは思うが、それでも連続使用は止めた方が良いな。」
「その言い方だと壊れる可能性は高いかもしれないが、3属性全て使えるって事か。」
「シュウト、お前壊す前提で使うつもりか?」
「違う違う、武甕槌命が壊されそうになったら1部を壊してでもって思っただけだ。」
「そういう事か。それなら1つだけ機能は付けてあるぞ。」
「どんな機能だ?」
「複数属性の精霊魔法で手を破壊して手の素材を糧に爆発エネルギーを手を向けた方向に放って魔物に当てる事で推進力にして逃げるってやつだ。」
「手足に着いてる魔道具だけじゃなくて、手ごと破壊する必要が有るのか?」
「まぁ、シュウトの方法で逃げれるなら問題無いんだが、逃げるなら一気に離れれる方が間違いねぇからな。」
「まぁ確かに。でもさぁ、壊れた手はどうするんだ?」
「直す為の素材は、結構有るしよぅ直せば済む話だが、核を壊されたら最悪、修理不可だからな。」
「確実性をって事な。」
「そういう事だ。まぁ、そうなる前に何とかして欲しいがな。」
「分かった。それはそうと複数属性って言ってたが火の精霊とか、他の精霊は頼めないのか?」
「あの装備にか?」
「おう。」
「無理だな。あの3属性に対する相性を最大値にまで上げてあるから他は無理だ。もし、他の精霊に頼んで出来たとしても良くて半減、最悪、力を貸した精霊が消滅するかもしんねぇからな。」
「それは駄目だな。けど複数属性って、その関わった精霊は大丈夫なのか?」
「そりゃ大丈夫だ。精霊魔法の力だけを送るってだけの話だからな。」
「そういう事か、あと1つ、武甕槌命って手首とかもだが、各関節部分って回転とかするのか?」
「前腕の関節部分なら1秒から2秒、長くても3秒ならな。それ以上は関節部分に負荷が掛かり過ぎて故障の原因になるな。」
「そうか・・・他の部分ならどうだ?」
「シュウトの言ってるのが高速回転って言うなら負荷があまり掛ってねぇ肩関節から先の前腕部だけだぞ。後のは速くなけりゃ回せるって感じだが、回転させてどうすんだ?」
「いや、最後の杖の時に手首の捻りが出来ないのを忘れて捻りを加えたら肘関節、肩関節が回ったから威力の有る攻撃が可能だと思ってな。」
「なるほどなぁ。そういう事なら強化してやりたいが、武甕槌命は完成された神機だからやれて外付けのパーツぐれぇなんだよ。」
「あぁ、それは必要無いぞ。俺はどの程度出来るのかが分かれば良いだけだし、戦略の幅を増やせるし、機体の限界が分かってれば、操作し易いしな。」
「そういう事か。上手く出来そうか?」
「あぁ、出来ないと思ってた技と技の繋がりが出来るからな。ルーク達との模擬戦前にドラウに呼び止められて良かったぞ。」
「もう行くのか?」
「ドラウはどうするんだ?」
「俺は昨日の素材で改良してくるかな。ルークに頼まれたもんも有るし、時間は有限だからな。おっ、そうだ。不具合や修理が必要じゃなくても今日の終わりに武甕槌命を一度持ってきてくれよ。」
「時間は無いんじゃなかったのか?」
「馬鹿野郎!使い始めなんだ!暫くの間は使用した午後には毎回メンテナンスするに決まってるだろ!」
「そんなものか。」
「俺をそこら辺の職人と一緒にするんじゃねぇ!購入してどっかに行く様な間柄なら分からなくはねぇが、俺達は何かねぇ限りは毎日会うだろ?じゃあ毎回メンテナンスしてより完璧なもんを目指せるだろ?」
「なるほどなぁ、じゃあ終わったら工房に持って行けば良いのか?」
「そうだな。もしかしたら集中してっかもしれねぇからそん時は近くの精霊にでも呼びに来させてくれ。」
「分かった。」
俺はそう言ってからルーク達が居るプレイルームへと移動した。
「よう。シュウト、遅かったな。」
「休憩か?」
「おう、1時間毎に休憩してっからな。」
「今は最大値か?」
「いや、先ずは最低値から始めてっから今はこの前の最大値ぐれぇだな。」
「そうか・・・。」
「どうした?駄目だったか?」
「いや、やり方には文句はないぞ。」
「じゃあどうしたんだよ。」
「いや、武甕槌命が水中戦してこなかったかもしれないから試そうと思ってたんだが、どうするかなぁって思ってな。」
「じゃあ次も変えずに行けば良いんじゃないか?」
「それだとお前達の修行が・・・。」
「いやいや、後もう1回くらいは、そのままで行く予定だったぞ。」
「そうなのか?」
「そりゃそうだろ?身体の負担を最小限とまではいかなくても負担を少なくしねぇと結局は途中てへばっちまうだろ?」
「まぁ・・・。」
「シュウトは納得してねぇみたいだが、俺達はシュウトに言われねぇ様にギリギリのラインを少し超えるレベルではやってっからな。」
「そうか、それなら良い。それで後何分休憩するんだ?」
「もうそろそろ再開するつもりだぞ。」
「それなら・・・。」
俺はそう言うと早速、武甕槌命を取り出した。
「何か変わってねぇか?」
「あぁ、ドラウが新しい装備を付けてくれた。」
「装備って、その重りか?俺が不甲斐ないからハンデとでも言いたいのか?」
「俺も勘違いしたからなぁ。ルークもそう思うよな。」
「勘違い?っつう事はあれ以上に強くなってるのか?」
「あぁ、しかもさっき、ある程度は動かしたからなぁ。武甕槌命が直ぐにトレースするとしたらルークの言ってた残念な部分は多少は無くなってるかもよ。」
「ゲッ、シュウトの動きをトレースしたって事か?」
「いや、俺の動きじゃなくて、俺の操作した感じをって事な。」
「・・・それってどのくらいなんだ?」
「それを今聞きたいのか?」
「いや、やめとく、楽しみは後に取っとかねぇとな。」
ルークはそう言うとフッと笑いながらニヤッとしていた。
「それでこそルークだな。」
「そんな事言ってねぇで、ホントに水中戦は出来ないのか?」
「いや、可能性の問題だ。ドラウが言うにはヤマトじゃ水中戦なんてする機会は殆ど無いって話だったからなぁ。」
「サスケ、どうなんだ?」
「ドラウの言う通り、そうは無いでござるな。」
「やっぱりそうなのか?」
「話に聞いたカヤ様が戦ったとするのであれば、海より川でござるが、それでも水中戦というのはなかったはずでござる。」
「有名なのか?」
「拙者があの里の出身という事だけではないでござる。カヤ様は、たった1人で複数の人形を同時に扱い、魔物の大軍から街を救った英雄でもあるでござるからなぁ。」
「へぇ~って事は皆んなの憧れ的な感じか?」
「・・・それはあの陰陽師の街と里の者はそうでござるが、他の藩では違ったでござるよ。」
「そうなのか?」
「どちらかと言えば、恐れられる逸話が驚く程有るでござるから。」
「畏れる?畏怖の対象だったって事か?」
「シュウトのはニュアンスが違う気はするでござるが、恐怖の権化と称される方って事でござる。」
「そんなに恐い人だったのか?」
「自らの藩の民には聖母様と呼ばれる程の方だったと聞いてるでござるが、他の藩は戦争のイメージが強いのだと思うでござる。」
「そうなのか?」
「カヤ様の戦闘スタイルは人形遣い、武器が人形ゆえ、無表情で人形が赤く染まっていく上、陰陽師の街らしく、カヤ様が殺した死者を戦争に駆り出すでござるから相手に取っては恐怖でしかないでござるよ。」
「確かにそれは恐いかもな。」
俺が顔を引き攣りながらそう言うとルークがスっと立った。
「じゃあ、そろそろ始めるか?」
「おう。」
俺達がそう言うと全員が立ち上がり、身体を伸ばしたりしながら準備が整った順にプレイルームへと入っていき、最後に俺とルークが入った。
「水中戦でも模擬戦って事で良いのか?」
「今回もルークが手伝ってくれるのか?」
「そりゃそうだろ?俺しかソイツとの模擬戦をしてねぇから違いが分かんねぇだろ?」
「まぁ確かに。じゃあ頼む。」
俺はそう言うとオートバトルモードになる様にアンテナを取り付けて武甕槌命を自動にした瞬間、武甕槌命はバランスを崩し、流されない様に耐えていた。
「やっぱり難しそうか?」
「かもしれないが、一応、やってみるか?」
「まぁ、そうだな。武甕槌命も模擬戦になったら変わるかもしんねぇしな。」
「じゃあ行くぞ。・・・始め!」
俺が開始の合図をすると武甕槌命は急に泳ぎ始めた。
「ん?ありゃ何してんだ?」
「・・・水中戦だから?」
「あぁいう戦い方しかしてなかったのかもな。」
俺がそう言うと泳いで少し離れていた武甕槌命が人魚の様な動きで急接近し、ルークに殴り付け、またそのまま去って行く事を繰り返していた。
「相手が水中戦に慣れてないならあぁいうヒットアンドアウェイも有りかもしんねぇが、海底でそれしても魔物の方が有利だろ?それに俺達との模擬戦ならコレじゃあなぁ・・・。」
ルークはそう言いながら武甕槌命の攻撃を簡単に躱していた。
暫く様子を見ていた俺は、これ以上は無駄だと思い、止める事にした。
「それまで!」
俺はそう言うと武甕槌命を捕まえてアンテナを取り外した。
「どうしたんだ?」
「いや、どう考えて無理あるだろ?」
「まぁそうだな。アレじゃあ今度のダンジョンじゃ使えねぇだろうしな。それでこれからはどうするんだ?」
「とりあえず模擬戦モードで使える様にするのに俺が操作してみる。」
「出来んのか?」
「多分な。ドラウが造ってくれた装備もあるからな。じゃあやるか。」
俺はそう言うと武甕槌命に複数の糸を繋げた。
「水の中でも使えるのか?って思ってたが、よく考えたら糸はシュウトが作ってんだから出来るか。」
「多分な。」
俺はそう言うと新装備で高圧噴射する様に操作してルークに急接近すると同時に腕を同じ様に噴射させ、それを推進力にしてルークに殴り掛かった。
ルークは武甕槌命の攻撃を防ぐのは危険と思った様で、六角棒を避けて、反撃をしてきた。
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