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15.見せてあげたら?
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「ドッジボールの民、集合~!!!」
昼休みになり召集がかかる。でも俺は弁当を食べたいから視線だけ前に向ける。
「今日の放課後、隣のクラスと練習をします!」
穂積が机から顔を上げた。そこまで腹筋が痛いなら病院に行ったほうがいいと思う。いそいそとパンを取り出した。メロンパンを食べながら言い出しっぺを見ている。
「参加する人~?」
何人か手を挙げている。みんな部活や勉強で忙しいから参加率が悪い。そもそもドッジボールで練習する必要性がわからない。サッカーやバスケとは違って連携や絆を求められる競技じゃない。よし、サボろう。
「はい!!!」
「は!?おま…っふざけんな…っ取り消し!」
「カウント~!」
急に穂積が叫んだ。びっくりして横を見ると手首を掴まれた。主張するように上に挙げられる。言い出した奴の、いい笑顔が目に入る。別に見たくなかった。抵抗も虚しくエントリーされる。
「腹痛いんじゃないの?」
「痛いけど連絡来ちゃった。そのまま遊びに行くから出る~」
「…まぁ、俺も時間潰せるか…」
笑いながらこちらを見ている。思案した。先に帰ってもいいけど、せっかくだから5時まで待とう。食事を再開すると穂積が机をくっつけてきた。
「それで?西園寺に何を教えてあげるのぉ?」
「それなんだよ!何から教えたらいいか…」
「性教育かぁ。難しい問題だよね」
「それな?俺は父さんがいないからあまり知らなくて…」
クラスを見渡すが人はまばらだ。そこら辺で島を作り昼食を楽しんでいる。そして近くには誰もいない。声を顰めれば聞かれる心配もないだろう。
父親は早逝、性的な知識は友人とインターネット。理人がそういうサイトを見るのは想像できないけど、絶対にそっちの方が早い。スマホは禁止されているからタブレットでも持ち込むか。ちなみに理人の父親は健在だ。普通にそっちに聞け。
「見せてあげたら?」
やっぱり穂積も動画派か。一緒に見れば大丈夫かな。お茶を口に含んだ。
「オナニーしてるとこ」
盛大に吹き出した。咽せ込んでいる隣で笑い声がする。教室中の視線を浴びて、手を振りながら気にしないで、と声をかけた。
「お前、ばか!!!!」
「残念ながら俺は馬鹿じゃないんだよねぇ」
頭の良さが必ずしも難しい回答を導くとは限らない。
「学びは真似び、って言うじゃん。見たせら真似すブフッ」
またツボに入ったらしい。想像して顔が熱くなった。俺がシている所を見られるのは相当しんどい。でも、理人がシている所を見るのも心臓が持たない。どうしてあいつは一人でできないんだ…!顔面を覆った。
「それかやってあげるか、かなぁ」
これまたすごい提案である。想像してみる。まず理人がやるか、やらないかを選択する。やる場合は見ているか手伝いが必要だ。つまり俺がやってあげる必要がある。やらない場合は俺がやってあげるしかない。つまり俺はやるしか、ない。
「うわあああああ!!!」
想像して発狂した。一緒に風呂に入ったことはあるけどその時は性的な目で見てない。改めて対峙したら恥ずかしすぎて死ぬ可能性もある。どうして俺はハウスキーパーなんて引き受けてしまったのだろう。
理人のえっちな顔を想像して残像が俺を苦しめた。
昼休みになり召集がかかる。でも俺は弁当を食べたいから視線だけ前に向ける。
「今日の放課後、隣のクラスと練習をします!」
穂積が机から顔を上げた。そこまで腹筋が痛いなら病院に行ったほうがいいと思う。いそいそとパンを取り出した。メロンパンを食べながら言い出しっぺを見ている。
「参加する人~?」
何人か手を挙げている。みんな部活や勉強で忙しいから参加率が悪い。そもそもドッジボールで練習する必要性がわからない。サッカーやバスケとは違って連携や絆を求められる競技じゃない。よし、サボろう。
「はい!!!」
「は!?おま…っふざけんな…っ取り消し!」
「カウント~!」
急に穂積が叫んだ。びっくりして横を見ると手首を掴まれた。主張するように上に挙げられる。言い出した奴の、いい笑顔が目に入る。別に見たくなかった。抵抗も虚しくエントリーされる。
「腹痛いんじゃないの?」
「痛いけど連絡来ちゃった。そのまま遊びに行くから出る~」
「…まぁ、俺も時間潰せるか…」
笑いながらこちらを見ている。思案した。先に帰ってもいいけど、せっかくだから5時まで待とう。食事を再開すると穂積が机をくっつけてきた。
「それで?西園寺に何を教えてあげるのぉ?」
「それなんだよ!何から教えたらいいか…」
「性教育かぁ。難しい問題だよね」
「それな?俺は父さんがいないからあまり知らなくて…」
クラスを見渡すが人はまばらだ。そこら辺で島を作り昼食を楽しんでいる。そして近くには誰もいない。声を顰めれば聞かれる心配もないだろう。
父親は早逝、性的な知識は友人とインターネット。理人がそういうサイトを見るのは想像できないけど、絶対にそっちの方が早い。スマホは禁止されているからタブレットでも持ち込むか。ちなみに理人の父親は健在だ。普通にそっちに聞け。
「見せてあげたら?」
やっぱり穂積も動画派か。一緒に見れば大丈夫かな。お茶を口に含んだ。
「オナニーしてるとこ」
盛大に吹き出した。咽せ込んでいる隣で笑い声がする。教室中の視線を浴びて、手を振りながら気にしないで、と声をかけた。
「お前、ばか!!!!」
「残念ながら俺は馬鹿じゃないんだよねぇ」
頭の良さが必ずしも難しい回答を導くとは限らない。
「学びは真似び、って言うじゃん。見たせら真似すブフッ」
またツボに入ったらしい。想像して顔が熱くなった。俺がシている所を見られるのは相当しんどい。でも、理人がシている所を見るのも心臓が持たない。どうしてあいつは一人でできないんだ…!顔面を覆った。
「それかやってあげるか、かなぁ」
これまたすごい提案である。想像してみる。まず理人がやるか、やらないかを選択する。やる場合は見ているか手伝いが必要だ。つまり俺がやってあげる必要がある。やらない場合は俺がやってあげるしかない。つまり俺はやるしか、ない。
「うわあああああ!!!」
想像して発狂した。一緒に風呂に入ったことはあるけどその時は性的な目で見てない。改めて対峙したら恥ずかしすぎて死ぬ可能性もある。どうして俺はハウスキーパーなんて引き受けてしまったのだろう。
理人のえっちな顔を想像して残像が俺を苦しめた。
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