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14. あぁ、謀反だよ
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紙をペラペラさせながら理人のクラスを目指す。なんだかザワザワしている。…入っても大丈夫だろうか…?先生の姿は見当たらない。黒板には書き方は違うけど、恐らく種目決めの痕跡が残っている。よく見るとある競技だけ異様に名前が多い。
「あれ、桜水じゃん!」
「おひさ~」
「タマ!」
斉藤コンビが現れた。苗字の絆が強過ぎて二人は一緒にいることが多い。この雰囲気は一体なんなのか、尋ねた。
「あぁ、謀反だよ」
「むほん…?」
歴史のことだろうか。首を傾げる。
「西園寺がドッジボールに逃げたんだ」
「あれ、斎賀くんだ」
思わずプリントを手放した。急いで拾い上げる。フラフラと理人の席を目指した。そこには背中を丸める理人らしき後ろ姿。隣には、…姫野。
「あ、これあげる」
当初の目的を達成する。姫野はありがとう、と微笑んだ。可愛い顔をしてるのにかっこよく笑う。でも今は見惚れている場合ではない。
「姫野、謀反ってなに?」
「謀反?もしかして西園寺がドッジボールを選んだことかな」
「はぁ!?理人お前テニスにするって言ったよな!?」
「…やっぱり、最後だから桜水とドッジボールがしたくて…」
「ドッジなんて放課後でもできるだろ!!!」
席に回り込んだ。理人は目を合わせようとしない。学校だから目に見えてブゥ垂れたりはしないが澄ましたままイジケてる。サイドの髪を耳にかけた。
「球技大会は1年に1回しかないんだぞ!?」
「でも一緒にドッジがしたかった」
「お前の才能はドッジじゃなくてテニスで使うべきだ!!!」
「ふふ、斎賀くんて本当に面白いね」
ここに来てようやく視線が合った。何か言いたげに目を細めている。隣から笑い声がした。姫野が黒板を指差したので促されるままに視線を向ける。
「クラスプレーだよ。西園寺がドッジを選んだから人気が殺到したんだ」
「本当だ…理進はドッジが人気なんだ?」
「逆。一番人気がないんだけど、西園寺をテニスにするために枠を埋めたんだ」
うちのクラスは枠を得るために潰し合う。頭がいい人たちは頭脳戦ではなく連携プレーで勝ちに行くのか。なるほど、と頷く。よく見れば理人は無事にテニスに名を連ねていた。なら、いっか。
「ドンマイ」
恨めしそうに理人が見つめていた。
「あれ、桜水じゃん!」
「おひさ~」
「タマ!」
斉藤コンビが現れた。苗字の絆が強過ぎて二人は一緒にいることが多い。この雰囲気は一体なんなのか、尋ねた。
「あぁ、謀反だよ」
「むほん…?」
歴史のことだろうか。首を傾げる。
「西園寺がドッジボールに逃げたんだ」
「あれ、斎賀くんだ」
思わずプリントを手放した。急いで拾い上げる。フラフラと理人の席を目指した。そこには背中を丸める理人らしき後ろ姿。隣には、…姫野。
「あ、これあげる」
当初の目的を達成する。姫野はありがとう、と微笑んだ。可愛い顔をしてるのにかっこよく笑う。でも今は見惚れている場合ではない。
「姫野、謀反ってなに?」
「謀反?もしかして西園寺がドッジボールを選んだことかな」
「はぁ!?理人お前テニスにするって言ったよな!?」
「…やっぱり、最後だから桜水とドッジボールがしたくて…」
「ドッジなんて放課後でもできるだろ!!!」
席に回り込んだ。理人は目を合わせようとしない。学校だから目に見えてブゥ垂れたりはしないが澄ましたままイジケてる。サイドの髪を耳にかけた。
「球技大会は1年に1回しかないんだぞ!?」
「でも一緒にドッジがしたかった」
「お前の才能はドッジじゃなくてテニスで使うべきだ!!!」
「ふふ、斎賀くんて本当に面白いね」
ここに来てようやく視線が合った。何か言いたげに目を細めている。隣から笑い声がした。姫野が黒板を指差したので促されるままに視線を向ける。
「クラスプレーだよ。西園寺がドッジを選んだから人気が殺到したんだ」
「本当だ…理進はドッジが人気なんだ?」
「逆。一番人気がないんだけど、西園寺をテニスにするために枠を埋めたんだ」
うちのクラスは枠を得るために潰し合う。頭がいい人たちは頭脳戦ではなく連携プレーで勝ちに行くのか。なるほど、と頷く。よく見れば理人は無事にテニスに名を連ねていた。なら、いっか。
「ドンマイ」
恨めしそうに理人が見つめていた。
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