ソロ冒険者のぶらり旅~悠々自適とは無縁な日々~

.

文字の大きさ
86 / 1,124
旅立ち~オードゥス出立まで

何故か薬草小屋

しおりを挟む
街にいるノアはと言うと、ジョーの誘いで何故か薬草小屋に来ていた。

「何で薬草小屋に?」

「最近連戦続きで過労気味な上、<虫の知らせ>で妙な緊張状態が続いているノア君にぴったりの場所だよ!」

(薬草小屋だから…処方箋か何かかな…)



~10分後~ 

「あ~…ジョーさんこれは癒されますわ~」

ノアは薬草小屋の奥の部屋で装備を外して俯せに寝っ転がり、肩、背中、腰、両足に計5人の猫獣人によるマッサージ(脚でふみふみ)を受けていた。

「重くにゃいかにゃ?」

「重くにゃいです。(ノア)」

「おにーちゃん、足がゴチゴチですにゃ。」

「あー、通りでぇっ!さっきがらっ!痛っ!イダダッ!あだだだだっ!」

痛がるノアを見て店主(通称:ししょー)は指示を出す。

「それじゃ皆、ノア君の足を揉んで貰って良いかな?」

指示を受けた猫獣人達は一斉に足の各所を押し始め、その光景をししょーは眺めている。

ぐにぐにぐにぐにぐに   「いででっ!痛っ!」


「ここで働く猫獣人さん達の手はね、日頃から薬草を取り扱ってるからその手でツボを押されるだけで薬効が患部に染み込んでいくんだ。
どうだい?気持ちいいだろう。」

「見ての通りです…」

先程まで強張っていた顔が嘘の様に表情筋が緩みきった顔を晒している。


「うん、大体分かったよ。皆、手を止めて離れて頂戴。」


ししょーの指示で手を止め、ノアから離れる猫獣人達。
本音を言えばもう暫く施術を受けていたかったノアである。

ししょーはと言うと棚を開き、細く鋭い針を数本取り出す。

「あったあった。
坊や、この針は『針万坊』って魚のモノでね。
本来なら獲物を絡めとる際にツボに突き刺して動きを止めるって代物なんだが、ここではそれを鍼として利用してるのさ、動くんじゃないよ?」

トトトトトトトト!

ノアの足に次々と『針万坊』の針を刺していくししょー。

「んでもって…」

もふもふの手をぽむっと叩くと針がじんわりと温まり始める。

「針1本1本に『温度上昇』を付与してある。
ゆーっくり解していくと良いよ。」

すると音を立てない様に数人の猫獣人が撚り紐が付いた小皿を持って室内に入り、静かに火を着けるとふわりと香りが広がる。

(あー…良い香り…何の香りだっけ…柑き…)

「すやぁ…」




「いやー、ししょーすまないね、急な頼みを引き受けてくれて。」

「お前さんの頼みはいつも急だから構いやしないよ。
それにしても何だいこの子の体は、ギッシギシのゴッチゴチじゃないかい。」


ししょーは持っていた杖でノアの体をぐにぐにと押す。
その度寝ているノアが短い悲鳴を漏らす。
ししょーはノアが起きないギリギリの力でつついているだろうからとジョーも敢えて止めはしない。


「彼が噂の英雄さんさ。」

「ふむ、この子がねぇ…親御さんの教育の仕方が良いのか、しっかり体を作ってあるねぇ。
魔力の通りも良い、この子はまだまだ強くなれるよ。」

「本人は魔法を使った事は無いみたいだよ。」

「この恵体でかい?宝の持ち腐れじゃないか!」

「ししょー落ち着いて、本人が起きたら薦めてみるよ。」

「そうしな。今のご時世、強い味方は多いに越した事は無いだろう?」

「そう、ですね。」




「さて、お前さんもどうせ働き詰めだろう、ついでに施術してやるよ。」

「やったね。ししょーの施術は久しぶりだ!」


そうしてジョーもししょーによる施術が始まった。






「ふぁ~~~~~~よく寝たぁっ!」

死んだ様に眠っていたノアがゆっくりと上体を起こして伸びをする。

「本当によく寝てたねぇ。気分はどうだい?」

「久々にぐっすり寝れました、足が張ってた様な感覚もありませんし。」

「今日は足を重点的にやってあげたけど時々顔出しな。
坊やは歳の割にコリが酷いからね、他の部位もやってあげるよ。」

「ありがとうございます。」


ノアはまた少し伸びを行い、起き上がると外していた装備を装着してジョーと共に薬草小屋を出る。
通りに出ると既に辺りは暗くなっていた。

「僕はどれ位寝てましたか?」

「ざっと2時間って所だね。<虫の知らせ>はどうだい?」

「今は特に感じません。」

「<虫の知らせ>は自分の精神面や体調にも反応する時があるからね、長く続くようだったら今みたく気分転換してみると良い。」

「いやーとても癒されました。毎日来ます。」

「流石に毎日は来過ぎだよ…」


ノアとジョーが街の通りで会話を行っていた丁度その頃。



~ダンジョン下層最深部~

そこは強者しかいない階層。
下層1~4階で鎬を削った猛者達が最後に到達する場所。

今その階層を悠然と歩く1頭の『猪』がいる。
『猪』と言ったが、体高は人の2倍はあり、大木に体が軽く当たるだけで木の軋む音と木の表面がごりごりと削れる音が響く。
地面には泥濘んでもいないのに『猪』の足跡が深く残される。
それだけで『猪』の重量が見てとれる。

今『猪』の進行方向に『鹿』が草を食んでいる。
『鹿』と言ったが、頭には斧の様な角が生えている、但し大きさは人間大は軽くある。
『鹿』の脚は人間の胴体程の太さがあり、筋がくっきりと見える程の高密度の筋肉を搭載している。


両者の目が合う。
上層、中層であれば『猪』が軽く鳴けば『鹿』は一目散に逃げ出す。
但しこの『鹿』は違う、『猪』をじっと睨んだ後鼻を鳴らしてまた草を食み始めた。

その態度が気に入らないのであろう。
『猪』、この階層では『暴走猪』と言う名のモンスターは声の音圧だけで枝葉を揺らす程の鳴き声を発し、大剣の様な牙を軽く振って自分の前にある大木を根刮ぎ倒す。


ブゴォアアアアアアアアアアアアア!


対する『鹿』、ここでは『ハルバードディア』は自らの蹄を地面に深く打ち込み、『暴走猪』を迎え撃つ体勢だ。


ゴァアアアアアアアアアアアアア!


耳を劈く程の鳴き声を上げ突進を開始、『暴走猪』の牙と『ハルバードディア』の角が接触した瞬間強烈な金属音と共に凄まじく火花が散った直後肉と肉がぶつかる音と地面が捲れ上がる音が響く。

『ハルバードディア』は僅かに後退したが完全に『暴走猪』の突進を受けきった。

『ハルバードディア』は首筋に血管と筋肉がくっきりと浮かび上がる程に力を入れると徐々に『暴走猪』の脚が地面から離れる。

完全に『暴走猪』の体を持ち上げた状態で今度はこちらが突進を開始、大木をも巻き込んではいるが速度は落ちる所か勢いを増し、そのままダンジョンの壁に突撃する。

身動きが取れなくなった『暴走猪』は角と壁に挟まれている、すると『ハルバードディア』は徐々に壁へ歩を進め、圧力を加えていく。

『暴走猪』も何とか逃げ出そうともがくが、なす術無くそのまま押し潰される。


ゴギボキゴギゴギッ!  ベギッ!     ドチャッ!


『ハルバードディア』は押し潰した『暴走猪』に興味が無くなったのか、その場を離れようとした時、樹上から音も無く『蛇』が首筋に噛み付いてきた。 

『ハルバードディア』は振解こうとするが、ダガー程の長さがある牙と即座に注入された麻痺毒、それに加え、全身が筋肉の『蛇』、『猛毒大蛇』に巻き付かれ、即座に圧殺される。


グジャッ! 


全身の骨が砕け、力無く地面に崩れ落ちた『ハルバードディア』を丸飲みしようと口を大きく開ける『猛毒大蛇』だが、樹上から多数の反応が迫って来る。

人間の胴体程の大きさで体色は赤く、通常の苦万蜂よりも甲殻が硬質化した『鬼苦万蜂』が『猛毒大蛇』を取り囲む。
『猛毒大蛇』が攻撃を仕掛けるが悉く回避され、その隙に他の個体が人間の手程の長さがある毒針を刺していく。

ある程度の抗体を持つ『猛毒大蛇』だが28本目の毒針を受けた所で遂に動けなくなった。

『猛毒大蛇』はなす術無く生きたまま『鬼苦万蜂』らの強力な顎で噛み千切られ、肉団子状にされた後、樹上の更に上にある巣へと運ばれて行く。


残された『暴走猪』と『ハルバードディア』の死骸を狙う為、また新たな戦闘が開始されようとする光景を血走った眼で見つめる『狼』がいた。
しおりを挟む
感想 1,255

あなたにおすすめの小説

おっさん武闘家、幼女の教え子達と十年後に再会、実はそれぞれ炎・氷・雷の精霊の王女だった彼女達に言い寄られつつ世界を救い英雄になってしまう

お餅ミトコンドリア
ファンタジー
 パーチ、三十五歳。五歳の時から三十年間修行してきた武闘家。  だが、全くの無名。  彼は、とある村で武闘家の道場を経営しており、〝拳を使った戦い方〟を弟子たちに教えている。  若い時には「冒険者になって、有名になるんだ!」などと大きな夢を持っていたものだが、自分の道場に来る若者たちが全員〝天才〟で、自分との才能の差を感じて、もう諦めてしまった。  弟子たちとの、のんびりとした穏やかな日々。  独身の彼は、そんな彼ら彼女らのことを〝家族〟のように感じており、「こんな毎日も悪くない」と思っていた。  が、ある日。 「お久しぶりです、師匠!」  絶世の美少女が家を訪れた。  彼女は、十年前に、他の二人の幼い少女と一緒に山の中で獣(とパーチは思い込んでいるが、実はモンスター)に襲われていたところをパーチが助けて、その場で数時間ほど稽古をつけて、自分たちだけで戦える力をつけさせた、という女の子だった。 「私は今、アイスブラット王国の〝守護精霊〟をやっていまして」  精霊を自称する彼女は、「ちょ、ちょっと待ってくれ」と混乱するパーチに構わず、ニッコリ笑いながら畳み掛ける。 「そこで師匠には、私たちと一緒に〝魔王〟を倒して欲しいんです!」  これは、〝弟子たちがあっと言う間に強くなるのは、師匠である自分の特殊な力ゆえ〟であることに気付かず、〝実は最強の実力を持っている〟ことにも全く気付いていない男が、〝実は精霊だった美少女たち〟と再会し、言い寄られ、弟子たちに愛され、弟子以外の者たちからも尊敬され、世界を救って英雄になってしまう物語。 (※第18回ファンタジー小説大賞に参加しています。 もし宜しければ【お気に入り登録】で応援して頂けましたら嬉しいです! 何卒宜しくお願いいたします!)

元公爵令嬢は年下騎士たちに「用済みのおばさん」と捨てられる 〜今更戻ってこいと泣きつかれても献身的な美少年に溺愛されているのでもう遅いです〜

日々埋没。
ファンタジー
​「新しい従者を雇うことにした。おばさんはもう用済みだ。今すぐ消えてくれ」  ​かつて婚約破棄され、実家を追放された元公爵令嬢のレアーヌ。  その身分を隠し、年下の冒険者たちの身の回りを世話する『メイド』として献身的に尽くしてきた彼女に突きつけられたのは、あまりに非情な追放宣告だった。  ​レアーヌがこれまで教育し、支えてきた若い男たちは、新しく現れた他人の物を欲しがり子悪魔メイドに骨抜きにされ、彼女を「加齢臭のする汚いおばさん」と蔑み、笑いながら追い出したのだ。 ​ 地位も、居場所も、信じていた絆も……すべてを失い、絶望する彼女の前に現れたのは、一人の美少年だった。 ​「僕とパーティーを組んでくれませんか? 貴方が必要なんです」  ​新米ながら将来の可能性を感じさせる彼は、レアーヌを「おばさん」ではなく「一人の女性」として、甘く狂おしく溺愛し始める。  一方でレアーヌという『真の支柱』を失った元パーティーは、自分たちがどれほど愚かな選択をしたかを知る由もなかった。  ​やがて彼らが地獄の淵で「戻ってきてくれ」と泣きついてきても、もう遅い。  レアーヌの隣には、彼女を離さないと誓った執着愛の化身が微笑んでいるのだから。

【もうダメだ!】貧乏大学生、絶望から一気に成り上がる〜もし、無属性でFランクの俺が異文明の魔道兵器を担いでダンジョンに潜ったら〜

KEINO
ファンタジー
貧乏大学生の探索者はダンジョンに潜り、全てを覆す。 ~あらすじ~ 世界に突如出現した異次元空間「ダンジョン」。 そこから産出される魔石は人類に無限のエネルギーをもたらし、アーティファクトは魔法の力を授けた。 しかし、その恩恵は平等ではなかった。 富と力はダンジョン利権を牛耳る企業と、「属性適性」という特別な才能を持つ「選ばれし者」たちに独占され、世界は新たな格差社会へと変貌していた。 そんな歪んだ現代日本で、及川翔は「無属性」という最底辺の烙印を押された青年だった。 彼には魔法の才能も、富も、未来への希望もない。 あるのは、両親を失った二年前のダンジョン氾濫で、原因不明の昏睡状態に陥った最愛の妹、美咲を救うという、ただ一つの願いだけだった。 妹を治すため、彼は最先端の「魔力生体学」を学ぶが、学費と治療費という冷酷な現実が彼の行く手を阻む。 希望と絶望の狭間で、翔に残された道はただ一つ――危険なダンジョンに潜り、泥臭く魔石を稼ぐこと。 英雄とも呼べるようなSランク探索者が脚光を浴びる華やかな世界とは裏腹に、翔は今日も一人、薄暗いダンジョンの奥へと足を踏み入れる。 これは、神に選ばれなかった「持たざる者」が、絶望的な現実にもがきながら、たった一つの希望を掴むために抗い、やがて世界の真実と向き合う、戦いの物語。 彼の「無属性」の力が、世界を揺るがす光となることを、彼はまだ知らない。 テンプレのダンジョン物を書いてみたくなり、手を出しました。 SF味が増してくるのは結構先の予定です。 スローペースですが、しっかりと世界観を楽しんでもらえる作品になってると思います。 良かったら読んでください!

妹が聖女の再来と呼ばれているようです

田尾風香
ファンタジー
ダンジョンのある辺境の地で回復術士として働いていたけど、父に呼び戻されてモンテリーノ学校に入学した。そこには、私の婚約者であるファルター殿下と、腹違いの妹であるピーアがいたんだけど。 「マレン・メクレンブルク! 貴様とは婚約破棄する!」  どうやらファルター殿下は、"低能"と呼ばれている私じゃなく、"聖女の再来"とまで呼ばれるくらいに成績の良い妹と婚約したいらしい。 それは別に構わない。国王陛下の裁定で無事に婚約破棄が成った直後、私に婚約を申し込んできたのは、辺境の地で一緒だったハインリヒ様だった。 戸惑う日々を送る私を余所に、事件が起こる。――学校に、ダンジョンが出現したのだった。 更新は不定期です。

大器晩成エンチャンター~Sランク冒険者パーティから追放されてしまったが、追放後の成長度合いが凄くて世界最強になる

遠野紫
ファンタジー
「な、なんでだよ……今まで一緒に頑張って来たろ……?」 「頑張って来たのは俺たちだよ……お前はお荷物だ。サザン、お前にはパーティから抜けてもらう」 S級冒険者パーティのエンチャンターであるサザンは或る時、パーティリーダーから追放を言い渡されてしまう。 村の仲良し四人で結成したパーティだったが、サザンだけはなぜか実力が伸びなかったのだ。他のメンバーに追いつくために日々努力を重ねたサザンだったが結局報われることは無く追放されてしまった。 しかしサザンはレアスキル『大器晩成』を持っていたため、ある時突然その強さが解放されたのだった。 とてつもない成長率を手にしたサザンの最強エンチャンターへの道が今始まる。

レベル1の時から育ててきたパーティメンバーに裏切られて捨てられたが、俺はソロの方が本気出せるので問題はない

あつ犬
ファンタジー
王国最強のパーティメンバーを鍛え上げた、アサシンのアルマ・アルザラットはある日追放され、貯蓄もすべて奪われてしまう。 そんな折り、とある剣士の少女に助けを請われる。「パーティメンバーを助けてくれ」! 彼の人生が、動き出す。

復讐完遂者は吸収スキルを駆使して成り上がる 〜さあ、自分を裏切った初恋の相手へ復讐を始めよう〜

サイダーボウイ
ファンタジー
「気安く私の名前を呼ばないで! そうやってこれまでも私に付きまとって……ずっと鬱陶しかったのよ!」 孤児院出身のナードは、初恋の相手セシリアからそう吐き捨てられ、パーティーを追放されてしまう。 淡い恋心を粉々に打ち砕かれたナードは失意のどん底に。 だが、ナードには、病弱な妹ノエルの生活費を稼ぐために、冒険者を続けなければならないという理由があった。 1人決死の覚悟でダンジョンに挑むナード。 スライム相手に死にかけるも、その最中、ユニークスキル【アブソープション】が覚醒する。 それは、敵のLPを吸収できるという世界の掟すらも変えてしまうスキルだった。 それからナードは毎日ダンジョンへ入り、敵のLPを吸収し続けた。 増やしたLPを消費して、魔法やスキルを習得しつつ、ナードはどんどん強くなっていく。 一方その頃、セシリアのパーティーでは仲間割れが起こっていた。 冒険者ギルドでの評判も地に落ち、セシリアは徐々に追いつめられていくことに……。 これは、やがて勇者と呼ばれる青年が、チートスキルを駆使して最強へと成り上がり、自分を裏切った初恋の相手に復讐を果たすまでの物語である。

最遅で最強のレベルアップ~経験値1000分の1の大器晩成型探索者は勤続10年目10度目のレベルアップで覚醒しました!~

ある中管理職
ファンタジー
 勤続10年目10度目のレベルアップ。  人よりも貰える経験値が極端に少なく、年に1回程度しかレベルアップしない32歳の主人公宮下要は10年掛かりようやくレベル10に到達した。  すると、ハズレスキル【大器晩成】が覚醒。  なんと1回のレベルアップのステータス上昇が通常の1000倍に。  チートスキル【ステータス上昇1000】を得た宮下はこれをきっかけに、今まで出会う事すら想像してこなかったモンスターを討伐。  探索者としての知名度や地位を一気に上げ、勤めていた店は討伐したレアモンスターの肉と素材の販売で大繁盛。  万年Fランクの【永遠の新米おじさん】と言われた宮下の成り上がり劇が今幕を開ける。

処理中です...