ソロ冒険者のぶらり旅~悠々自適とは無縁な日々~

.

文字の大きさ
120 / 1,124
旅立ち~オードゥス出立まで

ダンジョンに入って30時間、下層へ突入

しおりを挟む
ダンジョンに入って30時間、下層へ突入開始した一行だが


「坂長ぇなー…」 


かれこれ10分程歩いているが下層に着く気配が無い。
もう中層5階への入口が点に見える程だ。
更にそこから5分程歩くと完全な闇に包まれた為、ノアは<夜目>を発動、背後にいるジェイル達を誘導する。
幸いな事に坂の道は平らなので躓く心配は無いだろう。


「く、暗い~…少年…まだか~?」

「今の所反応は無いですね…暗いのは苦手ですかポーラさん?」

「苦手って訳じゃないのよ…何かお化けがいそうで…」

((((それを苦手と言う。))))


そこから更に5分程歩いていた時だった。


「待った。」

「んにゃあ!?何!?何!?」


突然ノアが皆に待ったを掛け、その場で立ち止まる。
突然の事にポーラが奇声を上げ慌てる。
ポーラを落ち着かせたノアはゆっくりと進む。

すると他の4人にもノアが立ち止まった理由が理解出来た様だ。


「む?」
「!」
「うわ!?」
「何か…急に空気が重くなった?」

「えぇ、それと見て下さい、うっすらですが下層の入口が見えてきました。」


ノアの視線の先に点ではあるが一筋の光が見えてきた。

(こりゃ、大分深いぞ…)

ノアはダンジョンに入る際<道案内>と<地図化>を常時発動しているのだが、この下層へと続く坂の長さだけで直線距離にして上層1階~中層1階分はある。

やっと下層の入口が見えてきた事でパーティに安堵の色が窺える。暗いけど。

そして下層まであと僅かという所で<気配感知>に反応が現れる。


「ジェイルさん、下層探索開始早々に戦闘になりそうだ。
反応の大きさからして毒大蛇の上位種と思われる、かなり長いから囲まれない様に注意してくれ!」

「了解した。」


ノアからの報告に一気に緊張が走る。
<気配感知>の反応からしてあちらも気付いた様だ、動きが緩慢になったからだ。


ノアはそのまま進み下層に侵入、植生は中層と何ら変わらない様に思う。空気は重いが。

(おかしい…反応があったのはここら辺だが姿が見えない…音も聞こ…ん?)

<パキッ…>
<パキキキ…>

細い枝を折る様な音が<聞き耳>によって聞こえ、咄嗟に樹上を見ると、かなり上の方から凄まじい速さで枝の隙間を縫う様に巨大な蛇が迫って来た。


「皆!下がれ!」ズドドドォンッ!


ノアが叫ぶのとノアを狙って迫っていた蛇が地面に衝突するのはほぼ同時であった。
衝突の威力は凄まじく、辺り一面に土埃が舞う。

(くそっ!これも狙いか!)

その土埃の奥から木の幹程もある尻尾の凪払いが飛んで来る。
咄嗟にノアは右の腰に差していた阿羅亀噛を抜いて迎撃する。

ゴギギギギギィインッ!「うおっ!?」

尻尾の鱗に滑らせる様に刃を当て、受け流すが鱗の強度も中々のもので激しく火花が散るも鱗が2~3枚剥がれた程度だ。

受け流しはしたが土埃の向こうから今度は顔を横向きにした蛇の噛み付きが飛んで来る。
ノアは左の腰に差していた阿羅亀噛も抜いて体の両側に構え、噛み付きを迎え撃つ。

ガチィィインッ! 「ぬぐぐ…!」

噛み付きつつと共に突撃して来た為、僅かに後退するも何とか受けきる。

(何てデカイ牙だ…毒牙じゃなくても噛まれただけで致命傷だ。)

ノアは<渾身>を発動、一気に右手の阿羅亀噛を振るい上顎を切断、したかに見えたが相手の方が多少反応が早かったか、皮一枚で繋がっている状態だ。
蛇の、『猛毒大蛇』の上顎からは流血と共に紫色の液体が滴る。

ジュゥ、ジュッ、ジュゥ。 シャアアアアアッ!

どうやら頭部の毒袋がある箇所も切断した様だ。『猛毒大蛇』は怒りと痛みでノアに吼え掛かる。


「ここは自分が受け持つ!そっちは警戒を怠るな!」

「分かった!気を付けてくれ!」


ノアがジェイル達に警戒を発した直後再び尻尾の凪払いを仕掛けてくる。
今度は背後にジェイル達がいない為屈んでこれを回避、すると『猛毒大蛇』は凪払いの勢いを利用して反転、ノアの周りに胴体を這わせ周囲を取り囲む。
危険を感じたノアは飛び上がると、直下にあった胴体が膨張し、締め付ける音が聞こえた。

バチン!(やはり締め付け攻撃か…)

回避したのも束の間、今度は頭上から噛み付きが飛んで来る。
敢えて阿羅亀噛を噛み付かせ空いた首元へ<渾身>を乗せた斬撃を繰り出す。

ズバァッ!ギャリィイン!  ジャアアアアアッ!

首に対して垂直に当てた刃は肉を切断したのだが、少しでも傾けると鱗で刃が滑り切断に至らない。

(くそっ!硬いし滑るしやり辛い!)

ノアの阿羅亀噛に噛み付いたままノアの周囲に胴体を這わせ、玉の様な形状を形作る。

(これはマズイ…!?)

グシャッ!


「!?ノア君!」


玉の様な形状から一気に内側に向け収縮し、締め付け攻撃を行った。
中から何かが潰れる様な音が聞こえた為、ジェイル達はノアが殺られた、と思いノアの名前を叫ぶ事しか出来ずにいた。

すると猛毒大蛇から力が抜け玉が徐々に崩れていく。


「いやー、焦った焦った。」


中からノアが出て来た。
右手に持つ阿羅亀噛の先端が猛毒大蛇の首に深々と突き刺さっており、既に猛毒大蛇は死に体の状態だった。


「ノア君!?大丈夫なの?」

「えぇ…こいつが体全てを使って締め付けを行おうとしたので首に垂直に剣を突き立てておいたんです。
で、締め付けを行った時にこいつの胴体と突き立てた剣の隙間に体を滑り込ませてやり過ごしたんです。
その代わり突き立てた剣は深々とこいつの首に突き刺さりましたけど、ね!」


ノアは<渾身>を発動して突き刺さった剣を振り、完全に首を飛ばす。


「こいつの鱗はかなり厄介です。
硬い上に刃先が滑るので並みの剣じゃ歯が立ちません。
狙うなら頭部…眼や、口の中に矢や魔法を叩き込む方が良いでしょう。」


その報告を聞いたジェイルは皆を集め、話合う。
勿論周囲を警戒しながらではあるが。



周囲を確認していたノアは、ふと樹上を見て少し考え込む。


「すいません、ちょっと気になる事があるので木の上に行って来ます。
確認が終わったら直ぐ戻ってきますので…」

「ああ、了解した。」


了承を貰ったノアは直ぐ様<木登り上手>と<縦横無尽>を発動して樹上に上がり、枝伝いにどんどんと上を目指す。

(やっぱりだ…ここの木はとんでもない高さがある…)

既に地面から大分離れているにも関わらず全然頂上が見えない。
更に登っていくと巨大な塊の反応があったので迂回して更に進むとその巨大な塊の正体を掴む。

(これは…蜂の巣だ…)

塊の大きさは以前戦った女鏖蜂の巣の軽く5倍はあり、更にその周りを未確認の飛行体が40程飛んでいる。
苦万蜂に比べやや大きい事から上位種と思われる。

ノアは感知されない様に更に迂回して上を目指していると、今度は猛毒大蛇の反応を感知。
ただ、数がおかしい。
<気配感知>に引っ掛かっている範囲だけで既に30程の猛毒大蛇を感知した。

ノアはこれ以上、木の上を目指すのを諦め、一旦皆の元へ戻る事にした。

(通りで中層5階から下層までが長いハズだ…
ギルドの説明にも"下層は深い場所にある"位にしか書いてなかったがそう言う事だったか…)

ノアは枝と枝の隙間を縫う様に落下し、最速で地面まで向かう。


ズズン!   「うわわ!?」


「驚かせてすまない。」

「結構上に行ってたね?何してたの?」

「木のてっぺんを見て来ようと思ったが諦めた。」

「え!?少年、それはどういう事だい?」

「下層に来るまでかなり時間が掛かったでしょ?
恐らくこの階の木の高さはかなりある。
そして木の上にかなりの数のモンスターがいる。」

「「「「こ、この上に…?」」」」

「ええ、猛毒大蛇は大分上にいるからまだ良いのですが、恐らく苦万蜂の上位種の『鬼苦万蜂』と『鬼苦万蜂の巣』が割と近い所にありました。
確か皆さんが欲しい素材の中に『鬼苦万蜂」の素材があったと思いますがどうしますか?」

「素材は欲しいけど数が多いんじゃ…」

「俺の<挑発>使って呼んでみるか?」

「いや、それだと大量にやって来るでしょう。
僕が外周を回って少しずつ引いて来ましょう。」


他に良い案も浮かばなかったのでノアの意見を採用する事にした。
しおりを挟む
感想 1,255

あなたにおすすめの小説

おっさん武闘家、幼女の教え子達と十年後に再会、実はそれぞれ炎・氷・雷の精霊の王女だった彼女達に言い寄られつつ世界を救い英雄になってしまう

お餅ミトコンドリア
ファンタジー
 パーチ、三十五歳。五歳の時から三十年間修行してきた武闘家。  だが、全くの無名。  彼は、とある村で武闘家の道場を経営しており、〝拳を使った戦い方〟を弟子たちに教えている。  若い時には「冒険者になって、有名になるんだ!」などと大きな夢を持っていたものだが、自分の道場に来る若者たちが全員〝天才〟で、自分との才能の差を感じて、もう諦めてしまった。  弟子たちとの、のんびりとした穏やかな日々。  独身の彼は、そんな彼ら彼女らのことを〝家族〟のように感じており、「こんな毎日も悪くない」と思っていた。  が、ある日。 「お久しぶりです、師匠!」  絶世の美少女が家を訪れた。  彼女は、十年前に、他の二人の幼い少女と一緒に山の中で獣(とパーチは思い込んでいるが、実はモンスター)に襲われていたところをパーチが助けて、その場で数時間ほど稽古をつけて、自分たちだけで戦える力をつけさせた、という女の子だった。 「私は今、アイスブラット王国の〝守護精霊〟をやっていまして」  精霊を自称する彼女は、「ちょ、ちょっと待ってくれ」と混乱するパーチに構わず、ニッコリ笑いながら畳み掛ける。 「そこで師匠には、私たちと一緒に〝魔王〟を倒して欲しいんです!」  これは、〝弟子たちがあっと言う間に強くなるのは、師匠である自分の特殊な力ゆえ〟であることに気付かず、〝実は最強の実力を持っている〟ことにも全く気付いていない男が、〝実は精霊だった美少女たち〟と再会し、言い寄られ、弟子たちに愛され、弟子以外の者たちからも尊敬され、世界を救って英雄になってしまう物語。 (※第18回ファンタジー小説大賞に参加しています。 もし宜しければ【お気に入り登録】で応援して頂けましたら嬉しいです! 何卒宜しくお願いいたします!)

元公爵令嬢は年下騎士たちに「用済みのおばさん」と捨てられる 〜今更戻ってこいと泣きつかれても献身的な美少年に溺愛されているのでもう遅いです〜

日々埋没。
ファンタジー
​「新しい従者を雇うことにした。おばさんはもう用済みだ。今すぐ消えてくれ」  ​かつて婚約破棄され、実家を追放された元公爵令嬢のレアーヌ。  その身分を隠し、年下の冒険者たちの身の回りを世話する『メイド』として献身的に尽くしてきた彼女に突きつけられたのは、あまりに非情な追放宣告だった。  ​レアーヌがこれまで教育し、支えてきた若い男たちは、新しく現れた他人の物を欲しがり子悪魔メイドに骨抜きにされ、彼女を「加齢臭のする汚いおばさん」と蔑み、笑いながら追い出したのだ。 ​ 地位も、居場所も、信じていた絆も……すべてを失い、絶望する彼女の前に現れたのは、一人の美少年だった。 ​「僕とパーティーを組んでくれませんか? 貴方が必要なんです」  ​新米ながら将来の可能性を感じさせる彼は、レアーヌを「おばさん」ではなく「一人の女性」として、甘く狂おしく溺愛し始める。  一方でレアーヌという『真の支柱』を失った元パーティーは、自分たちがどれほど愚かな選択をしたかを知る由もなかった。  ​やがて彼らが地獄の淵で「戻ってきてくれ」と泣きついてきても、もう遅い。  レアーヌの隣には、彼女を離さないと誓った執着愛の化身が微笑んでいるのだから。

【もうダメだ!】貧乏大学生、絶望から一気に成り上がる〜もし、無属性でFランクの俺が異文明の魔道兵器を担いでダンジョンに潜ったら〜

KEINO
ファンタジー
貧乏大学生の探索者はダンジョンに潜り、全てを覆す。 ~あらすじ~ 世界に突如出現した異次元空間「ダンジョン」。 そこから産出される魔石は人類に無限のエネルギーをもたらし、アーティファクトは魔法の力を授けた。 しかし、その恩恵は平等ではなかった。 富と力はダンジョン利権を牛耳る企業と、「属性適性」という特別な才能を持つ「選ばれし者」たちに独占され、世界は新たな格差社会へと変貌していた。 そんな歪んだ現代日本で、及川翔は「無属性」という最底辺の烙印を押された青年だった。 彼には魔法の才能も、富も、未来への希望もない。 あるのは、両親を失った二年前のダンジョン氾濫で、原因不明の昏睡状態に陥った最愛の妹、美咲を救うという、ただ一つの願いだけだった。 妹を治すため、彼は最先端の「魔力生体学」を学ぶが、学費と治療費という冷酷な現実が彼の行く手を阻む。 希望と絶望の狭間で、翔に残された道はただ一つ――危険なダンジョンに潜り、泥臭く魔石を稼ぐこと。 英雄とも呼べるようなSランク探索者が脚光を浴びる華やかな世界とは裏腹に、翔は今日も一人、薄暗いダンジョンの奥へと足を踏み入れる。 これは、神に選ばれなかった「持たざる者」が、絶望的な現実にもがきながら、たった一つの希望を掴むために抗い、やがて世界の真実と向き合う、戦いの物語。 彼の「無属性」の力が、世界を揺るがす光となることを、彼はまだ知らない。 テンプレのダンジョン物を書いてみたくなり、手を出しました。 SF味が増してくるのは結構先の予定です。 スローペースですが、しっかりと世界観を楽しんでもらえる作品になってると思います。 良かったら読んでください!

妹が聖女の再来と呼ばれているようです

田尾風香
ファンタジー
ダンジョンのある辺境の地で回復術士として働いていたけど、父に呼び戻されてモンテリーノ学校に入学した。そこには、私の婚約者であるファルター殿下と、腹違いの妹であるピーアがいたんだけど。 「マレン・メクレンブルク! 貴様とは婚約破棄する!」  どうやらファルター殿下は、"低能"と呼ばれている私じゃなく、"聖女の再来"とまで呼ばれるくらいに成績の良い妹と婚約したいらしい。 それは別に構わない。国王陛下の裁定で無事に婚約破棄が成った直後、私に婚約を申し込んできたのは、辺境の地で一緒だったハインリヒ様だった。 戸惑う日々を送る私を余所に、事件が起こる。――学校に、ダンジョンが出現したのだった。 更新は不定期です。

大器晩成エンチャンター~Sランク冒険者パーティから追放されてしまったが、追放後の成長度合いが凄くて世界最強になる

遠野紫
ファンタジー
「な、なんでだよ……今まで一緒に頑張って来たろ……?」 「頑張って来たのは俺たちだよ……お前はお荷物だ。サザン、お前にはパーティから抜けてもらう」 S級冒険者パーティのエンチャンターであるサザンは或る時、パーティリーダーから追放を言い渡されてしまう。 村の仲良し四人で結成したパーティだったが、サザンだけはなぜか実力が伸びなかったのだ。他のメンバーに追いつくために日々努力を重ねたサザンだったが結局報われることは無く追放されてしまった。 しかしサザンはレアスキル『大器晩成』を持っていたため、ある時突然その強さが解放されたのだった。 とてつもない成長率を手にしたサザンの最強エンチャンターへの道が今始まる。

レベル1の時から育ててきたパーティメンバーに裏切られて捨てられたが、俺はソロの方が本気出せるので問題はない

あつ犬
ファンタジー
王国最強のパーティメンバーを鍛え上げた、アサシンのアルマ・アルザラットはある日追放され、貯蓄もすべて奪われてしまう。 そんな折り、とある剣士の少女に助けを請われる。「パーティメンバーを助けてくれ」! 彼の人生が、動き出す。

復讐完遂者は吸収スキルを駆使して成り上がる 〜さあ、自分を裏切った初恋の相手へ復讐を始めよう〜

サイダーボウイ
ファンタジー
「気安く私の名前を呼ばないで! そうやってこれまでも私に付きまとって……ずっと鬱陶しかったのよ!」 孤児院出身のナードは、初恋の相手セシリアからそう吐き捨てられ、パーティーを追放されてしまう。 淡い恋心を粉々に打ち砕かれたナードは失意のどん底に。 だが、ナードには、病弱な妹ノエルの生活費を稼ぐために、冒険者を続けなければならないという理由があった。 1人決死の覚悟でダンジョンに挑むナード。 スライム相手に死にかけるも、その最中、ユニークスキル【アブソープション】が覚醒する。 それは、敵のLPを吸収できるという世界の掟すらも変えてしまうスキルだった。 それからナードは毎日ダンジョンへ入り、敵のLPを吸収し続けた。 増やしたLPを消費して、魔法やスキルを習得しつつ、ナードはどんどん強くなっていく。 一方その頃、セシリアのパーティーでは仲間割れが起こっていた。 冒険者ギルドでの評判も地に落ち、セシリアは徐々に追いつめられていくことに……。 これは、やがて勇者と呼ばれる青年が、チートスキルを駆使して最強へと成り上がり、自分を裏切った初恋の相手に復讐を果たすまでの物語である。

最遅で最強のレベルアップ~経験値1000分の1の大器晩成型探索者は勤続10年目10度目のレベルアップで覚醒しました!~

ある中管理職
ファンタジー
 勤続10年目10度目のレベルアップ。  人よりも貰える経験値が極端に少なく、年に1回程度しかレベルアップしない32歳の主人公宮下要は10年掛かりようやくレベル10に到達した。  すると、ハズレスキル【大器晩成】が覚醒。  なんと1回のレベルアップのステータス上昇が通常の1000倍に。  チートスキル【ステータス上昇1000】を得た宮下はこれをきっかけに、今まで出会う事すら想像してこなかったモンスターを討伐。  探索者としての知名度や地位を一気に上げ、勤めていた店は討伐したレアモンスターの肉と素材の販売で大繁盛。  万年Fランクの【永遠の新米おじさん】と言われた宮下の成り上がり劇が今幕を開ける。

処理中です...