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王都編
城門の所に戻ると
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ヴァモスとベレーザを引き連れたノアが城門の所に戻ると【料理人】【薬剤】【錬金術】【植物】【洋裁】【防具】【魔術】、各ギルドの面々とクロラ達が集まり、話し合っていた。
「皆さんお集まりでどうしたのですか?」
「あ、ノア君。」
「やぁ少年。」
「おはー。」
「おはよう、ノア君。
ほら、僕達も素材を獲りに向かうけど、行き先が同じだと困るだろ?
だから、何処から行こうかノア君が来てから話し合おうと思ってね。」
「あぁ、なる程ね。
一応僕らは王都周辺を一周する予定だから、始めに西の村を目指しながら素材採取しつつ、最近巣食っているという野盗を潰す予定だよ。」
「おぉ…マジか…ノア君の事だから大丈夫だと思うが、気を付けてくれよ…」
「うん、勿論。
皆さんもそれで宜しいですか?」
ノアが各ギルドの面々に目配せするも、皆ノアの戦闘力を知っているので反対意見が出る事は無かった。
「…ねぇノア君、さっきから気になってるんだけど…」
「後ろに居る獣人2人は知り合いかしら?」
「数日王都に居るけど2人のよーな獣人さん見た事無いよー?」
「そうだな、綺麗な毛並みしてるから街に居れば直ぐ分かるもんだが…」
前日に現場に居たクロラですら正体は分かっていない様だ。
まぁ、見違える程の変化が起こったので無理も無いだろう。
「クロラさんは彼らに見覚えありませんか?」
「え?私?
うーん…獣人2人なんて昨日会った奴隷の子達以外見てないし…
…え?もしかして…」
「そのまさかです。2人共、皆さんに挨拶を。」
ノアに促された2人が前に進み出る。
「ボ、ボクはヒュマノの奴隷でしたが、ノア様のお陰で解放され、ヴァモスと言う名前を授かり生まれ変わりました。
今日はノア様から訓練を受ける為、皆様の御依頼に同行させて頂きます、宜しくお願いします。」
「私もノア様からベレーザと言う名を授かり、生まれ変わりました。
この4日間私もヴァモス同様訓練を受ける為同行させて頂きます、宜しくお願いします。」
自己紹介を兼ねた挨拶を終えると2人は皆に頭を下げる。
そんな2人に破顔したクロラが近付き、嬉しそうにピョンピョンと跳ねている。
「ええ~っ!?見た目が全く違うから分からなかったよ!
うわぁ~元気になって良かったよ~!」
「僕も名前を付けただけでこうなるとは思わなかったよ。
今言った様に、彼等も依頼に同行します。
が、依頼の内容には触れさせず戦闘・その他訓練を行います。
各ギルドの皆さん、先程も話しましたが今日は王都を出立後、先ず始めに西の村を目指しつつ出会したモンスターを捕えて行きます。」
各ギルドの面々は、首肯してノアの行動方針に沿う意思を告げる。
「その間ヴァモス、ベレーザはその体には慣れていないだろうから動きを確認してくれ。
出来る事、出来ない事の分別を付けるんだ、その為に僕の手を借りたい時は、遠慮無く言って欲しい。」
「「はい!分かりました!」」
「後はもう少し砕けてくれると助かる。
ポーラさん、見本を。」
「ヘーイ少年!今後ともシクヨロでーす!」
最後に謎のポーズを決めたポーラを指差し、「あんな感じで」と伝えると、2人はブンブンと顔を振って拒否していた。
ポーラレベルまでは行かなくともそれなりに砕けてくれる事を祈ろう。
「さて、それじゃあ僕らから出発しましょう。
皆さん準備は良いですか?」
「「「「「おーぅ!」」」」」
皆から了承を得られたのでクロラ達に手を振り、城門から外へと出る。
西の村がある方向には小高い丘があり、道なりに半日程歩いた所にあるとの事だ。
西の村の周囲には差程高くないが山があり、自然豊かで自然の恵みが豊富な為、それを求めて動物やモンスターがやって来る。
ちなみに、自然の恵みが豊富と言う事は人間にとっても住みやすいので、野盗等も住み着き易いと言う事になる。
「ノア君と行動を共にするのは、この間鉱山行った時以来ね。」
ノアの元に【料理人】ギルドのレイルとドリー、それに【植物】ギルドの者だと言うメガネっ娘がやって来る。
「そうですね、結局途中で中止になっちゃいましたけど。」
「あれはしょうがないわよ。
でも短い間だったけどあなたには相応の実力と知識を備わっていたから、今回もお願いしたの。
ちなみに私達と一緒に居るメガネの子は【植物】ギルドのマロイよ、私が誘ったの。」
「どーも、【植物】ギルドのマロイよ。
友達のレイルちゃんから色々と聞かされてね、面白そうだから依頼したの。
今日から4日間ヨロシクね。」
「高く買って貰って有り難いのですが、僕の植物の知識は冒険で役立つ事と、料理に使える事位しか持ってませんよ?」
「いーのいーの、私だって本と簡単な実地調査でしか知識得てないから、現場の生の声とか聞いてみたかったしね。
特に実戦的冒険者のノア君は、最近とある植物の有用性を遺憾無く発揮してたしね。」
そうマロイから言われたが、当の本人であるノアは頭上に"?"を浮かべている。
「ほらあれよ。
ノア君、コモン・スロアの私兵相手に『ハナマガリ煙幕』使って撃退したじゃない?
あれを見た他の冒険者が離脱や追跡に使える、ってんで注文が殺到してるのよ。」
「あー、あれですか。
鼻が良いモンスターには特に効果的ですし、そこら辺に幾らでも生えてますからね。」
「そう、それよ。
私らからしたら"ただの臭い植物"で除草対象物だったんだけど、あなたの様な冒険者にとっては有用な植物だったじゃない?
私は今回の依頼でその辺を学びに来たのよ。」
「そう言う事ですか、では僕の知ってる範囲でお教え致しましょう。」
「ヨロシクね。」
ノアに軽い感じで挨拶し、列に並び直すマロイ。
後々知った事だが【植物】と【薬剤】、【錬金術】合同での研究により、ハナマガリを使ったアイテムは世間で幅広く利用される事になる。
冒険者がモンスターの群れに襲われた時に緊急離脱する為のアイテムになったり、往来で野盗と出会しても撃退可能の催涙ガスだったり、畑に撒けば虫も寄らなくなる等、農薬としても転用される事になる。
ちなみにこのハナマガリ煙幕、後の対ヒュマノ聖王国戦で猛威を振るう事になるのだが、それはまた別の話。
ダ、ズダダッ!
ズザザッ!
「ヴァモス、ベレーザ、走ってみた感じどうでした?」
王都を出た直後からノアの言い付け通り、体を慣らす為に走り回っていたヴァモスとベレーザがノアの元に戻ってくる。
「はい!とても体が軽くて幾らでも走れそうです!」
「ヴァモスには敵わないですが、私もそれなりに走れますよ!」
「それは良かった。
それじゃ2足歩行、4足歩行状態で全力で走ってみよう、自分の上限を知れば行動の選択肢が取り易くなるからね。」
「「はい!分かりました!」」
ダンッ!
ズザッ!
2人は嬉しそうに顔を綻ばせて再び駆け出して行った。
ちなみに2人にはノア達の後方で走り込みを行う様に指示を出している、先行して走らせ、モンスターと出会さないと依頼として申し訳無いからだ。
(さて、と…こちらも仕事に取り掛かりますか…)
一見するとだだっ広く、何も無いただの草原なのだが、既にノアの<気配感知>の範囲内にモンスターの反応を捉えていた。
「皆さんお集まりでどうしたのですか?」
「あ、ノア君。」
「やぁ少年。」
「おはー。」
「おはよう、ノア君。
ほら、僕達も素材を獲りに向かうけど、行き先が同じだと困るだろ?
だから、何処から行こうかノア君が来てから話し合おうと思ってね。」
「あぁ、なる程ね。
一応僕らは王都周辺を一周する予定だから、始めに西の村を目指しながら素材採取しつつ、最近巣食っているという野盗を潰す予定だよ。」
「おぉ…マジか…ノア君の事だから大丈夫だと思うが、気を付けてくれよ…」
「うん、勿論。
皆さんもそれで宜しいですか?」
ノアが各ギルドの面々に目配せするも、皆ノアの戦闘力を知っているので反対意見が出る事は無かった。
「…ねぇノア君、さっきから気になってるんだけど…」
「後ろに居る獣人2人は知り合いかしら?」
「数日王都に居るけど2人のよーな獣人さん見た事無いよー?」
「そうだな、綺麗な毛並みしてるから街に居れば直ぐ分かるもんだが…」
前日に現場に居たクロラですら正体は分かっていない様だ。
まぁ、見違える程の変化が起こったので無理も無いだろう。
「クロラさんは彼らに見覚えありませんか?」
「え?私?
うーん…獣人2人なんて昨日会った奴隷の子達以外見てないし…
…え?もしかして…」
「そのまさかです。2人共、皆さんに挨拶を。」
ノアに促された2人が前に進み出る。
「ボ、ボクはヒュマノの奴隷でしたが、ノア様のお陰で解放され、ヴァモスと言う名前を授かり生まれ変わりました。
今日はノア様から訓練を受ける為、皆様の御依頼に同行させて頂きます、宜しくお願いします。」
「私もノア様からベレーザと言う名を授かり、生まれ変わりました。
この4日間私もヴァモス同様訓練を受ける為同行させて頂きます、宜しくお願いします。」
自己紹介を兼ねた挨拶を終えると2人は皆に頭を下げる。
そんな2人に破顔したクロラが近付き、嬉しそうにピョンピョンと跳ねている。
「ええ~っ!?見た目が全く違うから分からなかったよ!
うわぁ~元気になって良かったよ~!」
「僕も名前を付けただけでこうなるとは思わなかったよ。
今言った様に、彼等も依頼に同行します。
が、依頼の内容には触れさせず戦闘・その他訓練を行います。
各ギルドの皆さん、先程も話しましたが今日は王都を出立後、先ず始めに西の村を目指しつつ出会したモンスターを捕えて行きます。」
各ギルドの面々は、首肯してノアの行動方針に沿う意思を告げる。
「その間ヴァモス、ベレーザはその体には慣れていないだろうから動きを確認してくれ。
出来る事、出来ない事の分別を付けるんだ、その為に僕の手を借りたい時は、遠慮無く言って欲しい。」
「「はい!分かりました!」」
「後はもう少し砕けてくれると助かる。
ポーラさん、見本を。」
「ヘーイ少年!今後ともシクヨロでーす!」
最後に謎のポーズを決めたポーラを指差し、「あんな感じで」と伝えると、2人はブンブンと顔を振って拒否していた。
ポーラレベルまでは行かなくともそれなりに砕けてくれる事を祈ろう。
「さて、それじゃあ僕らから出発しましょう。
皆さん準備は良いですか?」
「「「「「おーぅ!」」」」」
皆から了承を得られたのでクロラ達に手を振り、城門から外へと出る。
西の村がある方向には小高い丘があり、道なりに半日程歩いた所にあるとの事だ。
西の村の周囲には差程高くないが山があり、自然豊かで自然の恵みが豊富な為、それを求めて動物やモンスターがやって来る。
ちなみに、自然の恵みが豊富と言う事は人間にとっても住みやすいので、野盗等も住み着き易いと言う事になる。
「ノア君と行動を共にするのは、この間鉱山行った時以来ね。」
ノアの元に【料理人】ギルドのレイルとドリー、それに【植物】ギルドの者だと言うメガネっ娘がやって来る。
「そうですね、結局途中で中止になっちゃいましたけど。」
「あれはしょうがないわよ。
でも短い間だったけどあなたには相応の実力と知識を備わっていたから、今回もお願いしたの。
ちなみに私達と一緒に居るメガネの子は【植物】ギルドのマロイよ、私が誘ったの。」
「どーも、【植物】ギルドのマロイよ。
友達のレイルちゃんから色々と聞かされてね、面白そうだから依頼したの。
今日から4日間ヨロシクね。」
「高く買って貰って有り難いのですが、僕の植物の知識は冒険で役立つ事と、料理に使える事位しか持ってませんよ?」
「いーのいーの、私だって本と簡単な実地調査でしか知識得てないから、現場の生の声とか聞いてみたかったしね。
特に実戦的冒険者のノア君は、最近とある植物の有用性を遺憾無く発揮してたしね。」
そうマロイから言われたが、当の本人であるノアは頭上に"?"を浮かべている。
「ほらあれよ。
ノア君、コモン・スロアの私兵相手に『ハナマガリ煙幕』使って撃退したじゃない?
あれを見た他の冒険者が離脱や追跡に使える、ってんで注文が殺到してるのよ。」
「あー、あれですか。
鼻が良いモンスターには特に効果的ですし、そこら辺に幾らでも生えてますからね。」
「そう、それよ。
私らからしたら"ただの臭い植物"で除草対象物だったんだけど、あなたの様な冒険者にとっては有用な植物だったじゃない?
私は今回の依頼でその辺を学びに来たのよ。」
「そう言う事ですか、では僕の知ってる範囲でお教え致しましょう。」
「ヨロシクね。」
ノアに軽い感じで挨拶し、列に並び直すマロイ。
後々知った事だが【植物】と【薬剤】、【錬金術】合同での研究により、ハナマガリを使ったアイテムは世間で幅広く利用される事になる。
冒険者がモンスターの群れに襲われた時に緊急離脱する為のアイテムになったり、往来で野盗と出会しても撃退可能の催涙ガスだったり、畑に撒けば虫も寄らなくなる等、農薬としても転用される事になる。
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ズザザッ!
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「はい!とても体が軽くて幾らでも走れそうです!」
「ヴァモスには敵わないですが、私もそれなりに走れますよ!」
「それは良かった。
それじゃ2足歩行、4足歩行状態で全力で走ってみよう、自分の上限を知れば行動の選択肢が取り易くなるからね。」
「「はい!分かりました!」」
ダンッ!
ズザッ!
2人は嬉しそうに顔を綻ばせて再び駆け出して行った。
ちなみに2人にはノア達の後方で走り込みを行う様に指示を出している、先行して走らせ、モンスターと出会さないと依頼として申し訳無いからだ。
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