688 / 1,124
獣人国編~御前試合の代表決め~
後にお世話になる面々(一部除く)
しおりを挟む
4組目~奴隷商を傘下に持つ貴族、アルフレッド・レイド~
「この度は【鬼神】のノア殿に感謝を述べたく参りまして御座います。(レイド)」
「え?感謝…ですか…?
いやー…感謝される様な事をした覚えが…」
「アルバラスト野盗殲滅戦によって腕の立つ、良質な野盗を数多く捕らえて下さいました故、連日買い手に困る事が無いのですよ。(レイド)」
「え?あの人数を全て所有してるのですか?」
ノアの″野盗200人殺し″の大本となった戦いにて、捕らえた野盗の殆どを傘下の商会が保有していると言う。
言われてみれば″不死竜ヒュドラ″等を召喚する者も居たりした為、質の良い者ばかりであったのは間違いない。
「もし新たな奴隷を欲す場合は、是非ともアルフレッド商会にお願い致します。(レイド)」
「は、はい…」
手短に自己紹介をしつつ傘下の商会の名を売った後、アルフレッドはその場を去っていった。
物腰低く貴族特有の腹黒く、裏のありそうな言動も無かったので、割と好印象であった。
5組目~龍信仰のある亜竜人族(竜より下位の存在)貴族ワン・リバーン~
「お初にお目に掛かります。
海の向こうにある亜人族(人とその他種族の混種族)が多く暮らす地で領主をしておりますワン・リバーンと申します。(リバーン)」
「あ、初めまして、ノアです。」
「……。(リバーン)」
「……。」
「流石は契約獣に龍を御使いになられていると言う噂通り、強い″龍気″を放っておられますな…(リバーン)」
「あ、そう言ったモノがあるのですね。」
「はい、本当なら″地面の下に居られる方″の龍気を肌で感じるべく、石畳に顔を擦り付けて(ハァハァ)「変な勘違いされるから控えて下さいね。」
どうやら亜竜人族にとっての龍は、ミダレにとってのノアと似ている様で、″龍気″というモノに当てられてハァハァと気分を高揚させていた。
ミダレ程見た目には変化無かったが、何が起こるか分からないので取り敢えずしゃがもうとするリバーンを制止した。
6組目~貴族では無いが、『真の勇者』とか言うクランのリーダー、アラン~
「俺はクラン『真の勇者』のリーダー、アランだ。君はこの世界の【勇者】は不甲斐ないと思わないかね?(アラン)」
(あ、これ面倒なヤツだ。)
「この世界に召喚されたと言う【召喚勇者】は先のフリアダビアでは大した戦績も挙げず、その後姿を消し、元々の【勇者】は遊び呆けるばかりで自国からも厄介者扱い。(アラン)」
「はぁ。」
「そんな【勇者】に代わり、我ら総勢20名のクラン『真の勇者』は君の様な有望な若手を欲している!
共に協力し、世界を取ろうではないか!(アラン)」
「あ、大丈夫です。」
7組目~東の土地に暮らす鬼人族の貴族、我矛修羅(ガムシュラ)~
「うむむ、【鬼神】の名に違わぬ溢れ出る闘気…
相対するまで名ばかりと思っていたが、″本物″であったか…!(我矛修羅)」
3メル近くある巨駆と浅黒い肌、立派な2本角に赤黒い眼。
鬼神と似た特徴を持つ我矛修羅は尊敬と畏怖を込めた視線をノアに送る。
どうやら中に居る鬼神の気配を察している様子。
「【鬼神】殿の数々の武勇、挙げた戦果等を風の噂で聞き及んでおります。
私も鬼人族の端くれ、心の奥に闘争を求めております故、一度同じ戦場を【鬼神】殿と共に駆けてみとぅ御座います。(我矛修羅)」
「いつも行き当たりばったりで、唐突に始まるのでそう言った機会はありませんよ?」
「ですので、大戦のご予定があれば我ら「無い無い!そんな予定無いですから!」
※あります。
(『すまんね、鬼人族の男は大抵こんな感じなんだ、慣れてくれ…』)
要約すると、″大戦にしょっちゅう出会すノアが羨ましいから、予定があったら呼んでくれ″との事らしい。
圧が凄かったので、明確な否定はせず、『機会があったら』と言う事でこの場は納める事にした。
曖昧な返答ながら言質を取った為か、我矛修羅は小さくガッツポーズを取っていた。
(どんだけ戦いに飢えてるんだよ…)
(『元々戦闘種族だからな、平和な世では生き辛いのさ。』)
その後も、妙に上から目線で自陣に引き入れて来ようとする貴族、適当な単語を並べて中身の無い話をしてくる面倒臭そうな貴族や、純粋に友好関係を築きたいと申し出てくる貴族からの挨拶に追われる事となった。
「はー……」
(貴族ってパーティとかでいつもこんな事やってんの…?)
(『大半は良かったが、下らんヤツの話は聞くに耐えねぇな。』)
時間にして僅か30分、戦闘では疲れる事の無いノアだが、貴族からの挨拶回りに辟易としていた。
しかも挨拶に来た貴族の内、数組は獣人国に諜報員を忍び込ませていたらしく、ノアの父親であるレドリックに裏事情を公に暴露され憔悴し切っている者も居た。
その者達からは謝罪と共に、一家に対する不干渉を誓ってきたのだった。
「″あー疲れた″、とでも言いたげな顔してるね?(ジョー)」
「僕はやっぱり人よりかモンスターを相手にしてた方が気が楽で良いですね。」
「あら?私達を相手にするのは息が詰まるとでも言いたいのかしら?(ポーラ)」
「そ、そうは言ってないでしょポーラ…」
後方で待っててくれた一行との絡みが始まった様なので、ジョーはその場から離れる事にする。
「な、なぁジョー殿?
彼はさっき我々からの要請を安請け合いしてくれたが、もっと詳しい情報を与えなくて良いのかね?(ルルイエ)」
「対象モンスターや規模、地形等の情報を聞くまでもなく二つ返事でなんて…(ミミカ)」
「恐らく私が″伝手″と言う単語を出したからああも簡単に安請け合いしてくれたのだと思います。
″大規模戦闘″に打って付けのプロがこの街に2人居りますからね。
まぁ着いて来て下さい。(ジョー)」
「「は、はぁ…」」
ポーラとクロラに翻弄され始めたノアに会釈した後、ルルイエとミミカの2人はジョーの跡を着いていった。
~大通りから2本入った人気の無い路地~
「よう、ジョー。(レドリック)」
「久し振りね、ジョー。(アミスティア)」
「えぇ、お久し振りです2人共。こちらの2人は…(ジョー)」
「″聞いてる″。
ヴァリエンテ・ルルイエ伯爵と娘さんのミミカ嬢だろ?
用件は大体把握している。単刀直入に言って貰って構わない。(レドリック)」
「3ヶ月~半年以内に西の大地…私の記憶が確かなら、資源豊富な山あいに位置する広大な平地だったハズだけど、そこで″大規模氾濫″が起こるのよね?(アミスティア)」
「「は、はい…」」
「流石は【神出弓士】のレドリックと【殲滅剣士】のアミスティアで御座いますね、話が早くて助かります。(ジョー)」
「え!?【神出弓士】と【殲滅剣士】って、″あの″…?(ルルイエ)」
「ルルイエ伯の脳裏に浮かぶのが、″どの″【神出弓士】と【殲滅剣士】かは分かりませんが、一応2人共、各クランのリーダーをやらせて貰ってます。(レドリック)」
「私達に話を持ってくるって事は、予想されるモンスターの総数は5000や10000じゃ利かないのでしょう?(アミスティア)」
「…現在判明しているだけでも最低20000…
この段階で過去に起こった″氾濫″よりも数が多く、対象となるモンスターは簡単には死なず、中々にしぶとい″昆虫系″だ。(ルルイエ)」
「分かった。
後日で良いのでモンスターの種類、規模、地形、周辺地図、投入可能な戦力、近隣情報等を纏めて寄越して欲しい。
ウチのクランから参加可能な者に要請かけとくよ。(レドリック)」
「ウチのクランからも何人か寄越すし、勿論ノアちゃんも投入するわ。(アミスティア)」
「この度は【鬼神】のノア殿に感謝を述べたく参りまして御座います。(レイド)」
「え?感謝…ですか…?
いやー…感謝される様な事をした覚えが…」
「アルバラスト野盗殲滅戦によって腕の立つ、良質な野盗を数多く捕らえて下さいました故、連日買い手に困る事が無いのですよ。(レイド)」
「え?あの人数を全て所有してるのですか?」
ノアの″野盗200人殺し″の大本となった戦いにて、捕らえた野盗の殆どを傘下の商会が保有していると言う。
言われてみれば″不死竜ヒュドラ″等を召喚する者も居たりした為、質の良い者ばかりであったのは間違いない。
「もし新たな奴隷を欲す場合は、是非ともアルフレッド商会にお願い致します。(レイド)」
「は、はい…」
手短に自己紹介をしつつ傘下の商会の名を売った後、アルフレッドはその場を去っていった。
物腰低く貴族特有の腹黒く、裏のありそうな言動も無かったので、割と好印象であった。
5組目~龍信仰のある亜竜人族(竜より下位の存在)貴族ワン・リバーン~
「お初にお目に掛かります。
海の向こうにある亜人族(人とその他種族の混種族)が多く暮らす地で領主をしておりますワン・リバーンと申します。(リバーン)」
「あ、初めまして、ノアです。」
「……。(リバーン)」
「……。」
「流石は契約獣に龍を御使いになられていると言う噂通り、強い″龍気″を放っておられますな…(リバーン)」
「あ、そう言ったモノがあるのですね。」
「はい、本当なら″地面の下に居られる方″の龍気を肌で感じるべく、石畳に顔を擦り付けて(ハァハァ)「変な勘違いされるから控えて下さいね。」
どうやら亜竜人族にとっての龍は、ミダレにとってのノアと似ている様で、″龍気″というモノに当てられてハァハァと気分を高揚させていた。
ミダレ程見た目には変化無かったが、何が起こるか分からないので取り敢えずしゃがもうとするリバーンを制止した。
6組目~貴族では無いが、『真の勇者』とか言うクランのリーダー、アラン~
「俺はクラン『真の勇者』のリーダー、アランだ。君はこの世界の【勇者】は不甲斐ないと思わないかね?(アラン)」
(あ、これ面倒なヤツだ。)
「この世界に召喚されたと言う【召喚勇者】は先のフリアダビアでは大した戦績も挙げず、その後姿を消し、元々の【勇者】は遊び呆けるばかりで自国からも厄介者扱い。(アラン)」
「はぁ。」
「そんな【勇者】に代わり、我ら総勢20名のクラン『真の勇者』は君の様な有望な若手を欲している!
共に協力し、世界を取ろうではないか!(アラン)」
「あ、大丈夫です。」
7組目~東の土地に暮らす鬼人族の貴族、我矛修羅(ガムシュラ)~
「うむむ、【鬼神】の名に違わぬ溢れ出る闘気…
相対するまで名ばかりと思っていたが、″本物″であったか…!(我矛修羅)」
3メル近くある巨駆と浅黒い肌、立派な2本角に赤黒い眼。
鬼神と似た特徴を持つ我矛修羅は尊敬と畏怖を込めた視線をノアに送る。
どうやら中に居る鬼神の気配を察している様子。
「【鬼神】殿の数々の武勇、挙げた戦果等を風の噂で聞き及んでおります。
私も鬼人族の端くれ、心の奥に闘争を求めております故、一度同じ戦場を【鬼神】殿と共に駆けてみとぅ御座います。(我矛修羅)」
「いつも行き当たりばったりで、唐突に始まるのでそう言った機会はありませんよ?」
「ですので、大戦のご予定があれば我ら「無い無い!そんな予定無いですから!」
※あります。
(『すまんね、鬼人族の男は大抵こんな感じなんだ、慣れてくれ…』)
要約すると、″大戦にしょっちゅう出会すノアが羨ましいから、予定があったら呼んでくれ″との事らしい。
圧が凄かったので、明確な否定はせず、『機会があったら』と言う事でこの場は納める事にした。
曖昧な返答ながら言質を取った為か、我矛修羅は小さくガッツポーズを取っていた。
(どんだけ戦いに飢えてるんだよ…)
(『元々戦闘種族だからな、平和な世では生き辛いのさ。』)
その後も、妙に上から目線で自陣に引き入れて来ようとする貴族、適当な単語を並べて中身の無い話をしてくる面倒臭そうな貴族や、純粋に友好関係を築きたいと申し出てくる貴族からの挨拶に追われる事となった。
「はー……」
(貴族ってパーティとかでいつもこんな事やってんの…?)
(『大半は良かったが、下らんヤツの話は聞くに耐えねぇな。』)
時間にして僅か30分、戦闘では疲れる事の無いノアだが、貴族からの挨拶回りに辟易としていた。
しかも挨拶に来た貴族の内、数組は獣人国に諜報員を忍び込ませていたらしく、ノアの父親であるレドリックに裏事情を公に暴露され憔悴し切っている者も居た。
その者達からは謝罪と共に、一家に対する不干渉を誓ってきたのだった。
「″あー疲れた″、とでも言いたげな顔してるね?(ジョー)」
「僕はやっぱり人よりかモンスターを相手にしてた方が気が楽で良いですね。」
「あら?私達を相手にするのは息が詰まるとでも言いたいのかしら?(ポーラ)」
「そ、そうは言ってないでしょポーラ…」
後方で待っててくれた一行との絡みが始まった様なので、ジョーはその場から離れる事にする。
「な、なぁジョー殿?
彼はさっき我々からの要請を安請け合いしてくれたが、もっと詳しい情報を与えなくて良いのかね?(ルルイエ)」
「対象モンスターや規模、地形等の情報を聞くまでもなく二つ返事でなんて…(ミミカ)」
「恐らく私が″伝手″と言う単語を出したからああも簡単に安請け合いしてくれたのだと思います。
″大規模戦闘″に打って付けのプロがこの街に2人居りますからね。
まぁ着いて来て下さい。(ジョー)」
「「は、はぁ…」」
ポーラとクロラに翻弄され始めたノアに会釈した後、ルルイエとミミカの2人はジョーの跡を着いていった。
~大通りから2本入った人気の無い路地~
「よう、ジョー。(レドリック)」
「久し振りね、ジョー。(アミスティア)」
「えぇ、お久し振りです2人共。こちらの2人は…(ジョー)」
「″聞いてる″。
ヴァリエンテ・ルルイエ伯爵と娘さんのミミカ嬢だろ?
用件は大体把握している。単刀直入に言って貰って構わない。(レドリック)」
「3ヶ月~半年以内に西の大地…私の記憶が確かなら、資源豊富な山あいに位置する広大な平地だったハズだけど、そこで″大規模氾濫″が起こるのよね?(アミスティア)」
「「は、はい…」」
「流石は【神出弓士】のレドリックと【殲滅剣士】のアミスティアで御座いますね、話が早くて助かります。(ジョー)」
「え!?【神出弓士】と【殲滅剣士】って、″あの″…?(ルルイエ)」
「ルルイエ伯の脳裏に浮かぶのが、″どの″【神出弓士】と【殲滅剣士】かは分かりませんが、一応2人共、各クランのリーダーをやらせて貰ってます。(レドリック)」
「私達に話を持ってくるって事は、予想されるモンスターの総数は5000や10000じゃ利かないのでしょう?(アミスティア)」
「…現在判明しているだけでも最低20000…
この段階で過去に起こった″氾濫″よりも数が多く、対象となるモンスターは簡単には死なず、中々にしぶとい″昆虫系″だ。(ルルイエ)」
「分かった。
後日で良いのでモンスターの種類、規模、地形、周辺地図、投入可能な戦力、近隣情報等を纏めて寄越して欲しい。
ウチのクランから参加可能な者に要請かけとくよ。(レドリック)」
「ウチのクランからも何人か寄越すし、勿論ノアちゃんも投入するわ。(アミスティア)」
65
あなたにおすすめの小説
おっさん武闘家、幼女の教え子達と十年後に再会、実はそれぞれ炎・氷・雷の精霊の王女だった彼女達に言い寄られつつ世界を救い英雄になってしまう
お餅ミトコンドリア
ファンタジー
パーチ、三十五歳。五歳の時から三十年間修行してきた武闘家。
だが、全くの無名。
彼は、とある村で武闘家の道場を経営しており、〝拳を使った戦い方〟を弟子たちに教えている。
若い時には「冒険者になって、有名になるんだ!」などと大きな夢を持っていたものだが、自分の道場に来る若者たちが全員〝天才〟で、自分との才能の差を感じて、もう諦めてしまった。
弟子たちとの、のんびりとした穏やかな日々。
独身の彼は、そんな彼ら彼女らのことを〝家族〟のように感じており、「こんな毎日も悪くない」と思っていた。
が、ある日。
「お久しぶりです、師匠!」
絶世の美少女が家を訪れた。
彼女は、十年前に、他の二人の幼い少女と一緒に山の中で獣(とパーチは思い込んでいるが、実はモンスター)に襲われていたところをパーチが助けて、その場で数時間ほど稽古をつけて、自分たちだけで戦える力をつけさせた、という女の子だった。
「私は今、アイスブラット王国の〝守護精霊〟をやっていまして」
精霊を自称する彼女は、「ちょ、ちょっと待ってくれ」と混乱するパーチに構わず、ニッコリ笑いながら畳み掛ける。
「そこで師匠には、私たちと一緒に〝魔王〟を倒して欲しいんです!」
これは、〝弟子たちがあっと言う間に強くなるのは、師匠である自分の特殊な力ゆえ〟であることに気付かず、〝実は最強の実力を持っている〟ことにも全く気付いていない男が、〝実は精霊だった美少女たち〟と再会し、言い寄られ、弟子たちに愛され、弟子以外の者たちからも尊敬され、世界を救って英雄になってしまう物語。
(※第18回ファンタジー小説大賞に参加しています。
もし宜しければ【お気に入り登録】で応援して頂けましたら嬉しいです!
何卒宜しくお願いいたします!)
元公爵令嬢は年下騎士たちに「用済みのおばさん」と捨てられる 〜今更戻ってこいと泣きつかれても献身的な美少年に溺愛されているのでもう遅いです〜
日々埋没。
ファンタジー
「新しい従者を雇うことにした。おばさんはもう用済みだ。今すぐ消えてくれ」
かつて婚約破棄され、実家を追放された元公爵令嬢のレアーヌ。
その身分を隠し、年下の冒険者たちの身の回りを世話する『メイド』として献身的に尽くしてきた彼女に突きつけられたのは、あまりに非情な追放宣告だった。
レアーヌがこれまで教育し、支えてきた若い男たちは、新しく現れた他人の物を欲しがり子悪魔メイドに骨抜きにされ、彼女を「加齢臭のする汚いおばさん」と蔑み、笑いながら追い出したのだ。
地位も、居場所も、信じていた絆も……すべてを失い、絶望する彼女の前に現れたのは、一人の美少年だった。
「僕とパーティーを組んでくれませんか? 貴方が必要なんです」
新米ながら将来の可能性を感じさせる彼は、レアーヌを「おばさん」ではなく「一人の女性」として、甘く狂おしく溺愛し始める。
一方でレアーヌという『真の支柱』を失った元パーティーは、自分たちがどれほど愚かな選択をしたかを知る由もなかった。
やがて彼らが地獄の淵で「戻ってきてくれ」と泣きついてきても、もう遅い。
レアーヌの隣には、彼女を離さないと誓った執着愛の化身が微笑んでいるのだから。
【もうダメだ!】貧乏大学生、絶望から一気に成り上がる〜もし、無属性でFランクの俺が異文明の魔道兵器を担いでダンジョンに潜ったら〜
KEINO
ファンタジー
貧乏大学生の探索者はダンジョンに潜り、全てを覆す。
~あらすじ~
世界に突如出現した異次元空間「ダンジョン」。
そこから産出される魔石は人類に無限のエネルギーをもたらし、アーティファクトは魔法の力を授けた。
しかし、その恩恵は平等ではなかった。
富と力はダンジョン利権を牛耳る企業と、「属性適性」という特別な才能を持つ「選ばれし者」たちに独占され、世界は新たな格差社会へと変貌していた。
そんな歪んだ現代日本で、及川翔は「無属性」という最底辺の烙印を押された青年だった。
彼には魔法の才能も、富も、未来への希望もない。
あるのは、両親を失った二年前のダンジョン氾濫で、原因不明の昏睡状態に陥った最愛の妹、美咲を救うという、ただ一つの願いだけだった。
妹を治すため、彼は最先端の「魔力生体学」を学ぶが、学費と治療費という冷酷な現実が彼の行く手を阻む。
希望と絶望の狭間で、翔に残された道はただ一つ――危険なダンジョンに潜り、泥臭く魔石を稼ぐこと。
英雄とも呼べるようなSランク探索者が脚光を浴びる華やかな世界とは裏腹に、翔は今日も一人、薄暗いダンジョンの奥へと足を踏み入れる。
これは、神に選ばれなかった「持たざる者」が、絶望的な現実にもがきながら、たった一つの希望を掴むために抗い、やがて世界の真実と向き合う、戦いの物語。
彼の「無属性」の力が、世界を揺るがす光となることを、彼はまだ知らない。
テンプレのダンジョン物を書いてみたくなり、手を出しました。
SF味が増してくるのは結構先の予定です。
スローペースですが、しっかりと世界観を楽しんでもらえる作品になってると思います。
良かったら読んでください!
妹が聖女の再来と呼ばれているようです
田尾風香
ファンタジー
ダンジョンのある辺境の地で回復術士として働いていたけど、父に呼び戻されてモンテリーノ学校に入学した。そこには、私の婚約者であるファルター殿下と、腹違いの妹であるピーアがいたんだけど。
「マレン・メクレンブルク! 貴様とは婚約破棄する!」
どうやらファルター殿下は、"低能"と呼ばれている私じゃなく、"聖女の再来"とまで呼ばれるくらいに成績の良い妹と婚約したいらしい。
それは別に構わない。国王陛下の裁定で無事に婚約破棄が成った直後、私に婚約を申し込んできたのは、辺境の地で一緒だったハインリヒ様だった。
戸惑う日々を送る私を余所に、事件が起こる。――学校に、ダンジョンが出現したのだった。
更新は不定期です。
大器晩成エンチャンター~Sランク冒険者パーティから追放されてしまったが、追放後の成長度合いが凄くて世界最強になる
遠野紫
ファンタジー
「な、なんでだよ……今まで一緒に頑張って来たろ……?」
「頑張って来たのは俺たちだよ……お前はお荷物だ。サザン、お前にはパーティから抜けてもらう」
S級冒険者パーティのエンチャンターであるサザンは或る時、パーティリーダーから追放を言い渡されてしまう。
村の仲良し四人で結成したパーティだったが、サザンだけはなぜか実力が伸びなかったのだ。他のメンバーに追いつくために日々努力を重ねたサザンだったが結局報われることは無く追放されてしまった。
しかしサザンはレアスキル『大器晩成』を持っていたため、ある時突然その強さが解放されたのだった。
とてつもない成長率を手にしたサザンの最強エンチャンターへの道が今始まる。
レベル1の時から育ててきたパーティメンバーに裏切られて捨てられたが、俺はソロの方が本気出せるので問題はない
あつ犬
ファンタジー
王国最強のパーティメンバーを鍛え上げた、アサシンのアルマ・アルザラットはある日追放され、貯蓄もすべて奪われてしまう。 そんな折り、とある剣士の少女に助けを請われる。「パーティメンバーを助けてくれ」! 彼の人生が、動き出す。
復讐完遂者は吸収スキルを駆使して成り上がる 〜さあ、自分を裏切った初恋の相手へ復讐を始めよう〜
サイダーボウイ
ファンタジー
「気安く私の名前を呼ばないで! そうやってこれまでも私に付きまとって……ずっと鬱陶しかったのよ!」
孤児院出身のナードは、初恋の相手セシリアからそう吐き捨てられ、パーティーを追放されてしまう。
淡い恋心を粉々に打ち砕かれたナードは失意のどん底に。
だが、ナードには、病弱な妹ノエルの生活費を稼ぐために、冒険者を続けなければならないという理由があった。
1人決死の覚悟でダンジョンに挑むナード。
スライム相手に死にかけるも、その最中、ユニークスキル【アブソープション】が覚醒する。
それは、敵のLPを吸収できるという世界の掟すらも変えてしまうスキルだった。
それからナードは毎日ダンジョンへ入り、敵のLPを吸収し続けた。
増やしたLPを消費して、魔法やスキルを習得しつつ、ナードはどんどん強くなっていく。
一方その頃、セシリアのパーティーでは仲間割れが起こっていた。
冒険者ギルドでの評判も地に落ち、セシリアは徐々に追いつめられていくことに……。
これは、やがて勇者と呼ばれる青年が、チートスキルを駆使して最強へと成り上がり、自分を裏切った初恋の相手に復讐を果たすまでの物語である。
最遅で最強のレベルアップ~経験値1000分の1の大器晩成型探索者は勤続10年目10度目のレベルアップで覚醒しました!~
ある中管理職
ファンタジー
勤続10年目10度目のレベルアップ。
人よりも貰える経験値が極端に少なく、年に1回程度しかレベルアップしない32歳の主人公宮下要は10年掛かりようやくレベル10に到達した。
すると、ハズレスキル【大器晩成】が覚醒。
なんと1回のレベルアップのステータス上昇が通常の1000倍に。
チートスキル【ステータス上昇1000】を得た宮下はこれをきっかけに、今まで出会う事すら想像してこなかったモンスターを討伐。
探索者としての知名度や地位を一気に上げ、勤めていた店は討伐したレアモンスターの肉と素材の販売で大繁盛。
万年Fランクの【永遠の新米おじさん】と言われた宮下の成り上がり劇が今幕を開ける。
ユーザ登録のメリット
- 毎日¥0対象作品が毎日1話無料!
- お気に入り登録で最新話を見逃さない!
- しおり機能で小説の続きが読みやすい!
1~3分で完了!
無料でユーザ登録する
すでにユーザの方はログイン
閉じる