809 / 1,124
獣人国編~事後処理・決意・旅立ち~
今後の旅程(何か干渉されてない?)
しおりを挟む
~冒険者ギルド~
カランコロンカラン♪
「あ、戻ってきた様…ですな…?(ベイゼル)」
「お帰りなさいませ…ノア様…?(ヴァンディット)」
「どったのノア君、頬が真っ赤だしエスメラルダさんの頭にコブ出来てるよ?(ラインハード)」
「僕ほは″禊(ミソギ)″。
エスメラルダさんのは″制裁″だほ。
ね?エスメラルダさん?」
シュゥウウウ…
「はい、ゴメンなさい…
完全に私が悪かったです…今後絡み酒は致しません…(エスメラルダ)」
「あ、あの…私は気にしていませんから…(ミリア)」
「「「「「???」」」」」
冒険者ギルドの扉が開くと、何故か右頬を真っ赤に腫らしたノアと、何故か濃い酒精の匂いを漂わせ、頭に大きなコブを作ったエスメラルダが半泣きで入ってきた。
その後ろをトテトテと言う歩行音が似合いそうな足取りでミリアが着いてきて、更にその後ろを″やれやれ顔″のドワーフ3人組が着いて来ていた。
勿論状況を理解していないベイゼルやヴァンディット達は何事か、といった様子で
「ノ、ノア殿…?
顔が…街で一体何か御座いましたか…?(ベイゼル)」
「いーへ、まっはく何ほ無かったへすよ。
ね?ミリア″ちゃん″?」
「は、はいー…(ミリア)」
その時ベイゼルは何かを悟った。
(ミリアの事を″君″呼びから″ちゃん″呼びに…
そうか、自分から言ったのだな…自身が″女の子″である事を…!
うんうん、良かった良かった。(ベイゼル))
と、ベイゼルは、ミリアがノアに対して自分から″女の子″である事を話したのだろう、と言う風に解釈していた。
その後ろでは、ベイゼルの護衛として旅をしていた冒険者3人組も何かを悟った様で
(((ミリアの事を″君″呼びから″ちゃん″呼びに…
それに【鬼神】の頬の腫れとエルフのコブ…ミリアの対応とドワーフのあの表情…
あー…ミリアが″女の子″だ、って事は伝わったんだな…間違った何らかの形で…)))
流石は冒険者と言うべきか、勘違いしているベイゼルと違い、ミリアが″女の子″だと発覚した経緯を割と正確に察知していた。
ミリアが″女の子″である事を隠していたのは至極全うで、【商人】ベイゼルとの旅が今まで″2人旅″であった為である。
冒険者の様に多少なりとも戦闘経験がある訳でも無いので、野盗に遭遇したら一溜まりも無い。(実際遭ってはいるが…)
しかも2人の内1人が″女″であれば尚更だ。
子供であっても裏には年齢問わず買い取る奴隷商も居るし、大人なら慰み者になるのが殆どだ。
なのでベイゼルはミリアに対し、″男の子″である様に指示し、御者に任命した。
荷馬車の御者が子供であれば、″大人若しくは主人は中に居る″として御者であるミリアから意識を逸らせる様に仕向けたのである。
だが、ノアが2度程助けて今まで無事であった事から、ベイゼルの狙いが良かったのかどうかまでは定かではない。
「それでノア殿、ミリアを『商人見習い(メルカドール)』として雇われますかな?(ベイゼル)」
「えぇ勿論。″責任″はしっかり取りますので…」
「ぅん…?
あ…はは、良い返事が聞けて良かったです。
私共もノア殿でしたら安心して預けられますぞ。(ベイゼル)」
「ははは…(ミリア)」
(((あー…やっぱりな…(護衛一同))))
何だかんだあったが、これで晴れてミリアはクラン『きじん』の『商人見習い(メルカドール)』となったのであった。
「それではミリアに荷仕度させますので一度宿へと戻ります。(ベイゼル)」
「あ、いや、実はまだ今後の行き先すらも決めていなくって…」
「それではゆっくりお決め下さい。
我々も行き先は決めておりませんでしたので…(ベイゼル)」
「でも今日、本当であればここを発つつもりだったのでしょう?
少なからず損失等あるかも知れませんので何か…『ゴソゴソ』″この宝石″を差し上げます。」
そう言ってノアは、アイテムボックスから以前海洋ダンジョン『龍遇城』で得た宝石をベイゼルに手渡そうとする。
~獣人国編~御前試合の代表決め~:『討伐報酬』より抜粋~
「…ハンマーが2本と槍が1本…
それと″色鮮やかな宝石(?)←コレ″ に、鉱石…
…『″孤高の武器庫″引換券』…?何のこっちゃ…?
それと何だろうこの箱…げっ!?ご、500万ガル!?」
「いえいえそんな「良いですから。」…こうも言われて受け取らないのは逆に失礼ですな。
頂きまし…おお…何と美しい…(ベイゼル)」
「実は『龍遇城』で採ったモノ、って事以外分からないんですよ…」
「何の何の。こうして頂けるだけで有り難いものです。
宿に戻ったら鑑定してみたいと思います。(ベイゼル)」
ノアから受け取った謎の宝石は、海洋ダンジョン『龍遇城』で現在開放されているエリアで得られるモノで、見る角度によって″緋″であったり″蒼″に見えたりと、美しい輝きを放つ宝石。
通称″スカーレットマリン″と言われる宝石である。
一応討伐報酬の目録に入ってはいるが、『最奥のボスを10分以内で討伐』する事が条件の為、入手は困難を極め、現物がまだ出回っていないにも関わらず、市場価格″最低″6000万ガルとなっている。
その日の夜、ベイゼルとミリアが″スカーレットマリン″を鑑定した結果、驚きの代物故叫んで飛び上がり、護衛の冒険者達が雪崩れ込んでくる一幕があったらしい。
「…いやはや…ミリアちゃんがまさか女の子だったとは…
確かに中性的な顔立ちだとは思ったけど…
分からないモノですね、ヴァンディットさん。」
「えっ!?…あ、はぁ…そうですね…はは…(ヴァンディット)」
「え?」チラッ…
「いや…流石に…(ラインハード)」
「……」チラッ…
「後ろ姿で分かったで。(バド)」
「え?普通に…え?(ルド)」
「嘘じゃろ、坊…(ロイ)」
「知ってて言ったのかと思ったのよ?(エスメラルダ)」
「え…?僕だけ…?」
(『俺ぁ最初言ったよなぁ、″たらし。″って。』)
(あ、あれってそういう…)
なーんでこういう方面だと時々ポンコツになるんだか、とイマイチ分からない鬼神であった。
「そういや坊。
これからの事を聞きたいんじゃが、お主は獣人国を出たら何処へ行くつもりじゃ?(ロイ)」
「…実はまだ決まってなくて…」
「そういやそう言っとったな。
せめて方角とかは決めとらんのか?(ルド)」
「方角…それなら″西″か″南″…ですかね…
まだ行ってないですし…」
「「「ほぅ?」」」
ふとドワーフのロイが今後の旅程を聞いてきた。
ベイゼルにも言ったが、特に行き先を決めていなかったノアは少し思案し大雑把に方角は決める事に。
ちなみに以下が今までのノアの旅程である。
ノアん家→(北上)→オードゥス→(北上)→アルバラスト→(一気に北上)→フリアダビア→(一気に南下)→王都→(南下)→アルバラスト→(東)→獣人国ヴァーリアス・フェアレス。
確かにアルバラストを中心として、そこから西にも南にも行っていない為、候補として挙げたらしい。
「それじゃあどっち行くか決めよっか?」
「お、思い切りが良いのぅ。(バド)」
そう言ってノアはカウンターへと向かい、ペンを取って立てる。
「…おいまさか…そんなんで決めるんか…?(バド)」
「僕流の決め方なんでね。」フッ…
木の棒が倒れた方向で進む道を決める″アレ″である。
超運任せな決め方だが、ノアは構わず立てたペンを離す。
するとペンは西の方角に倒れていき
カツン。
「「「「あれ?」」」」
明らかに西の方角に倒れていく気がしたが、ペンが指し示したのは完全に″南″であった。
それに違和感を感じたノアとドワーフ3人組は、素噸狂な声を上げたのだった。
「……」スッ…
カツン。
「…また″南″だ…」
「「「″南″じゃなぁ。」」」
2回目もやってみたがこちらも″南″を指し示していた。
「えー…取り敢えず″南″に行ってみる事にします…」
「「「お、おぅ…」」」
釈然としないが、今後の旅程は″南″に決定しました。
カランコロンカラン♪
「あ、戻ってきた様…ですな…?(ベイゼル)」
「お帰りなさいませ…ノア様…?(ヴァンディット)」
「どったのノア君、頬が真っ赤だしエスメラルダさんの頭にコブ出来てるよ?(ラインハード)」
「僕ほは″禊(ミソギ)″。
エスメラルダさんのは″制裁″だほ。
ね?エスメラルダさん?」
シュゥウウウ…
「はい、ゴメンなさい…
完全に私が悪かったです…今後絡み酒は致しません…(エスメラルダ)」
「あ、あの…私は気にしていませんから…(ミリア)」
「「「「「???」」」」」
冒険者ギルドの扉が開くと、何故か右頬を真っ赤に腫らしたノアと、何故か濃い酒精の匂いを漂わせ、頭に大きなコブを作ったエスメラルダが半泣きで入ってきた。
その後ろをトテトテと言う歩行音が似合いそうな足取りでミリアが着いてきて、更にその後ろを″やれやれ顔″のドワーフ3人組が着いて来ていた。
勿論状況を理解していないベイゼルやヴァンディット達は何事か、といった様子で
「ノ、ノア殿…?
顔が…街で一体何か御座いましたか…?(ベイゼル)」
「いーへ、まっはく何ほ無かったへすよ。
ね?ミリア″ちゃん″?」
「は、はいー…(ミリア)」
その時ベイゼルは何かを悟った。
(ミリアの事を″君″呼びから″ちゃん″呼びに…
そうか、自分から言ったのだな…自身が″女の子″である事を…!
うんうん、良かった良かった。(ベイゼル))
と、ベイゼルは、ミリアがノアに対して自分から″女の子″である事を話したのだろう、と言う風に解釈していた。
その後ろでは、ベイゼルの護衛として旅をしていた冒険者3人組も何かを悟った様で
(((ミリアの事を″君″呼びから″ちゃん″呼びに…
それに【鬼神】の頬の腫れとエルフのコブ…ミリアの対応とドワーフのあの表情…
あー…ミリアが″女の子″だ、って事は伝わったんだな…間違った何らかの形で…)))
流石は冒険者と言うべきか、勘違いしているベイゼルと違い、ミリアが″女の子″だと発覚した経緯を割と正確に察知していた。
ミリアが″女の子″である事を隠していたのは至極全うで、【商人】ベイゼルとの旅が今まで″2人旅″であった為である。
冒険者の様に多少なりとも戦闘経験がある訳でも無いので、野盗に遭遇したら一溜まりも無い。(実際遭ってはいるが…)
しかも2人の内1人が″女″であれば尚更だ。
子供であっても裏には年齢問わず買い取る奴隷商も居るし、大人なら慰み者になるのが殆どだ。
なのでベイゼルはミリアに対し、″男の子″である様に指示し、御者に任命した。
荷馬車の御者が子供であれば、″大人若しくは主人は中に居る″として御者であるミリアから意識を逸らせる様に仕向けたのである。
だが、ノアが2度程助けて今まで無事であった事から、ベイゼルの狙いが良かったのかどうかまでは定かではない。
「それでノア殿、ミリアを『商人見習い(メルカドール)』として雇われますかな?(ベイゼル)」
「えぇ勿論。″責任″はしっかり取りますので…」
「ぅん…?
あ…はは、良い返事が聞けて良かったです。
私共もノア殿でしたら安心して預けられますぞ。(ベイゼル)」
「ははは…(ミリア)」
(((あー…やっぱりな…(護衛一同))))
何だかんだあったが、これで晴れてミリアはクラン『きじん』の『商人見習い(メルカドール)』となったのであった。
「それではミリアに荷仕度させますので一度宿へと戻ります。(ベイゼル)」
「あ、いや、実はまだ今後の行き先すらも決めていなくって…」
「それではゆっくりお決め下さい。
我々も行き先は決めておりませんでしたので…(ベイゼル)」
「でも今日、本当であればここを発つつもりだったのでしょう?
少なからず損失等あるかも知れませんので何か…『ゴソゴソ』″この宝石″を差し上げます。」
そう言ってノアは、アイテムボックスから以前海洋ダンジョン『龍遇城』で得た宝石をベイゼルに手渡そうとする。
~獣人国編~御前試合の代表決め~:『討伐報酬』より抜粋~
「…ハンマーが2本と槍が1本…
それと″色鮮やかな宝石(?)←コレ″ に、鉱石…
…『″孤高の武器庫″引換券』…?何のこっちゃ…?
それと何だろうこの箱…げっ!?ご、500万ガル!?」
「いえいえそんな「良いですから。」…こうも言われて受け取らないのは逆に失礼ですな。
頂きまし…おお…何と美しい…(ベイゼル)」
「実は『龍遇城』で採ったモノ、って事以外分からないんですよ…」
「何の何の。こうして頂けるだけで有り難いものです。
宿に戻ったら鑑定してみたいと思います。(ベイゼル)」
ノアから受け取った謎の宝石は、海洋ダンジョン『龍遇城』で現在開放されているエリアで得られるモノで、見る角度によって″緋″であったり″蒼″に見えたりと、美しい輝きを放つ宝石。
通称″スカーレットマリン″と言われる宝石である。
一応討伐報酬の目録に入ってはいるが、『最奥のボスを10分以内で討伐』する事が条件の為、入手は困難を極め、現物がまだ出回っていないにも関わらず、市場価格″最低″6000万ガルとなっている。
その日の夜、ベイゼルとミリアが″スカーレットマリン″を鑑定した結果、驚きの代物故叫んで飛び上がり、護衛の冒険者達が雪崩れ込んでくる一幕があったらしい。
「…いやはや…ミリアちゃんがまさか女の子だったとは…
確かに中性的な顔立ちだとは思ったけど…
分からないモノですね、ヴァンディットさん。」
「えっ!?…あ、はぁ…そうですね…はは…(ヴァンディット)」
「え?」チラッ…
「いや…流石に…(ラインハード)」
「……」チラッ…
「後ろ姿で分かったで。(バド)」
「え?普通に…え?(ルド)」
「嘘じゃろ、坊…(ロイ)」
「知ってて言ったのかと思ったのよ?(エスメラルダ)」
「え…?僕だけ…?」
(『俺ぁ最初言ったよなぁ、″たらし。″って。』)
(あ、あれってそういう…)
なーんでこういう方面だと時々ポンコツになるんだか、とイマイチ分からない鬼神であった。
「そういや坊。
これからの事を聞きたいんじゃが、お主は獣人国を出たら何処へ行くつもりじゃ?(ロイ)」
「…実はまだ決まってなくて…」
「そういやそう言っとったな。
せめて方角とかは決めとらんのか?(ルド)」
「方角…それなら″西″か″南″…ですかね…
まだ行ってないですし…」
「「「ほぅ?」」」
ふとドワーフのロイが今後の旅程を聞いてきた。
ベイゼルにも言ったが、特に行き先を決めていなかったノアは少し思案し大雑把に方角は決める事に。
ちなみに以下が今までのノアの旅程である。
ノアん家→(北上)→オードゥス→(北上)→アルバラスト→(一気に北上)→フリアダビア→(一気に南下)→王都→(南下)→アルバラスト→(東)→獣人国ヴァーリアス・フェアレス。
確かにアルバラストを中心として、そこから西にも南にも行っていない為、候補として挙げたらしい。
「それじゃあどっち行くか決めよっか?」
「お、思い切りが良いのぅ。(バド)」
そう言ってノアはカウンターへと向かい、ペンを取って立てる。
「…おいまさか…そんなんで決めるんか…?(バド)」
「僕流の決め方なんでね。」フッ…
木の棒が倒れた方向で進む道を決める″アレ″である。
超運任せな決め方だが、ノアは構わず立てたペンを離す。
するとペンは西の方角に倒れていき
カツン。
「「「「あれ?」」」」
明らかに西の方角に倒れていく気がしたが、ペンが指し示したのは完全に″南″であった。
それに違和感を感じたノアとドワーフ3人組は、素噸狂な声を上げたのだった。
「……」スッ…
カツン。
「…また″南″だ…」
「「「″南″じゃなぁ。」」」
2回目もやってみたがこちらも″南″を指し示していた。
「えー…取り敢えず″南″に行ってみる事にします…」
「「「お、おぅ…」」」
釈然としないが、今後の旅程は″南″に決定しました。
42
あなたにおすすめの小説
おっさん武闘家、幼女の教え子達と十年後に再会、実はそれぞれ炎・氷・雷の精霊の王女だった彼女達に言い寄られつつ世界を救い英雄になってしまう
お餅ミトコンドリア
ファンタジー
パーチ、三十五歳。五歳の時から三十年間修行してきた武闘家。
だが、全くの無名。
彼は、とある村で武闘家の道場を経営しており、〝拳を使った戦い方〟を弟子たちに教えている。
若い時には「冒険者になって、有名になるんだ!」などと大きな夢を持っていたものだが、自分の道場に来る若者たちが全員〝天才〟で、自分との才能の差を感じて、もう諦めてしまった。
弟子たちとの、のんびりとした穏やかな日々。
独身の彼は、そんな彼ら彼女らのことを〝家族〟のように感じており、「こんな毎日も悪くない」と思っていた。
が、ある日。
「お久しぶりです、師匠!」
絶世の美少女が家を訪れた。
彼女は、十年前に、他の二人の幼い少女と一緒に山の中で獣(とパーチは思い込んでいるが、実はモンスター)に襲われていたところをパーチが助けて、その場で数時間ほど稽古をつけて、自分たちだけで戦える力をつけさせた、という女の子だった。
「私は今、アイスブラット王国の〝守護精霊〟をやっていまして」
精霊を自称する彼女は、「ちょ、ちょっと待ってくれ」と混乱するパーチに構わず、ニッコリ笑いながら畳み掛ける。
「そこで師匠には、私たちと一緒に〝魔王〟を倒して欲しいんです!」
これは、〝弟子たちがあっと言う間に強くなるのは、師匠である自分の特殊な力ゆえ〟であることに気付かず、〝実は最強の実力を持っている〟ことにも全く気付いていない男が、〝実は精霊だった美少女たち〟と再会し、言い寄られ、弟子たちに愛され、弟子以外の者たちからも尊敬され、世界を救って英雄になってしまう物語。
(※第18回ファンタジー小説大賞に参加しています。
もし宜しければ【お気に入り登録】で応援して頂けましたら嬉しいです!
何卒宜しくお願いいたします!)
元公爵令嬢は年下騎士たちに「用済みのおばさん」と捨てられる 〜今更戻ってこいと泣きつかれても献身的な美少年に溺愛されているのでもう遅いです〜
日々埋没。
ファンタジー
「新しい従者を雇うことにした。おばさんはもう用済みだ。今すぐ消えてくれ」
かつて婚約破棄され、実家を追放された元公爵令嬢のレアーヌ。
その身分を隠し、年下の冒険者たちの身の回りを世話する『メイド』として献身的に尽くしてきた彼女に突きつけられたのは、あまりに非情な追放宣告だった。
レアーヌがこれまで教育し、支えてきた若い男たちは、新しく現れた他人の物を欲しがり子悪魔メイドに骨抜きにされ、彼女を「加齢臭のする汚いおばさん」と蔑み、笑いながら追い出したのだ。
地位も、居場所も、信じていた絆も……すべてを失い、絶望する彼女の前に現れたのは、一人の美少年だった。
「僕とパーティーを組んでくれませんか? 貴方が必要なんです」
新米ながら将来の可能性を感じさせる彼は、レアーヌを「おばさん」ではなく「一人の女性」として、甘く狂おしく溺愛し始める。
一方でレアーヌという『真の支柱』を失った元パーティーは、自分たちがどれほど愚かな選択をしたかを知る由もなかった。
やがて彼らが地獄の淵で「戻ってきてくれ」と泣きついてきても、もう遅い。
レアーヌの隣には、彼女を離さないと誓った執着愛の化身が微笑んでいるのだから。
【もうダメだ!】貧乏大学生、絶望から一気に成り上がる〜もし、無属性でFランクの俺が異文明の魔道兵器を担いでダンジョンに潜ったら〜
KEINO
ファンタジー
貧乏大学生の探索者はダンジョンに潜り、全てを覆す。
~あらすじ~
世界に突如出現した異次元空間「ダンジョン」。
そこから産出される魔石は人類に無限のエネルギーをもたらし、アーティファクトは魔法の力を授けた。
しかし、その恩恵は平等ではなかった。
富と力はダンジョン利権を牛耳る企業と、「属性適性」という特別な才能を持つ「選ばれし者」たちに独占され、世界は新たな格差社会へと変貌していた。
そんな歪んだ現代日本で、及川翔は「無属性」という最底辺の烙印を押された青年だった。
彼には魔法の才能も、富も、未来への希望もない。
あるのは、両親を失った二年前のダンジョン氾濫で、原因不明の昏睡状態に陥った最愛の妹、美咲を救うという、ただ一つの願いだけだった。
妹を治すため、彼は最先端の「魔力生体学」を学ぶが、学費と治療費という冷酷な現実が彼の行く手を阻む。
希望と絶望の狭間で、翔に残された道はただ一つ――危険なダンジョンに潜り、泥臭く魔石を稼ぐこと。
英雄とも呼べるようなSランク探索者が脚光を浴びる華やかな世界とは裏腹に、翔は今日も一人、薄暗いダンジョンの奥へと足を踏み入れる。
これは、神に選ばれなかった「持たざる者」が、絶望的な現実にもがきながら、たった一つの希望を掴むために抗い、やがて世界の真実と向き合う、戦いの物語。
彼の「無属性」の力が、世界を揺るがす光となることを、彼はまだ知らない。
テンプレのダンジョン物を書いてみたくなり、手を出しました。
SF味が増してくるのは結構先の予定です。
スローペースですが、しっかりと世界観を楽しんでもらえる作品になってると思います。
良かったら読んでください!
妹が聖女の再来と呼ばれているようです
田尾風香
ファンタジー
ダンジョンのある辺境の地で回復術士として働いていたけど、父に呼び戻されてモンテリーノ学校に入学した。そこには、私の婚約者であるファルター殿下と、腹違いの妹であるピーアがいたんだけど。
「マレン・メクレンブルク! 貴様とは婚約破棄する!」
どうやらファルター殿下は、"低能"と呼ばれている私じゃなく、"聖女の再来"とまで呼ばれるくらいに成績の良い妹と婚約したいらしい。
それは別に構わない。国王陛下の裁定で無事に婚約破棄が成った直後、私に婚約を申し込んできたのは、辺境の地で一緒だったハインリヒ様だった。
戸惑う日々を送る私を余所に、事件が起こる。――学校に、ダンジョンが出現したのだった。
更新は不定期です。
大器晩成エンチャンター~Sランク冒険者パーティから追放されてしまったが、追放後の成長度合いが凄くて世界最強になる
遠野紫
ファンタジー
「な、なんでだよ……今まで一緒に頑張って来たろ……?」
「頑張って来たのは俺たちだよ……お前はお荷物だ。サザン、お前にはパーティから抜けてもらう」
S級冒険者パーティのエンチャンターであるサザンは或る時、パーティリーダーから追放を言い渡されてしまう。
村の仲良し四人で結成したパーティだったが、サザンだけはなぜか実力が伸びなかったのだ。他のメンバーに追いつくために日々努力を重ねたサザンだったが結局報われることは無く追放されてしまった。
しかしサザンはレアスキル『大器晩成』を持っていたため、ある時突然その強さが解放されたのだった。
とてつもない成長率を手にしたサザンの最強エンチャンターへの道が今始まる。
レベル1の時から育ててきたパーティメンバーに裏切られて捨てられたが、俺はソロの方が本気出せるので問題はない
あつ犬
ファンタジー
王国最強のパーティメンバーを鍛え上げた、アサシンのアルマ・アルザラットはある日追放され、貯蓄もすべて奪われてしまう。 そんな折り、とある剣士の少女に助けを請われる。「パーティメンバーを助けてくれ」! 彼の人生が、動き出す。
復讐完遂者は吸収スキルを駆使して成り上がる 〜さあ、自分を裏切った初恋の相手へ復讐を始めよう〜
サイダーボウイ
ファンタジー
「気安く私の名前を呼ばないで! そうやってこれまでも私に付きまとって……ずっと鬱陶しかったのよ!」
孤児院出身のナードは、初恋の相手セシリアからそう吐き捨てられ、パーティーを追放されてしまう。
淡い恋心を粉々に打ち砕かれたナードは失意のどん底に。
だが、ナードには、病弱な妹ノエルの生活費を稼ぐために、冒険者を続けなければならないという理由があった。
1人決死の覚悟でダンジョンに挑むナード。
スライム相手に死にかけるも、その最中、ユニークスキル【アブソープション】が覚醒する。
それは、敵のLPを吸収できるという世界の掟すらも変えてしまうスキルだった。
それからナードは毎日ダンジョンへ入り、敵のLPを吸収し続けた。
増やしたLPを消費して、魔法やスキルを習得しつつ、ナードはどんどん強くなっていく。
一方その頃、セシリアのパーティーでは仲間割れが起こっていた。
冒険者ギルドでの評判も地に落ち、セシリアは徐々に追いつめられていくことに……。
これは、やがて勇者と呼ばれる青年が、チートスキルを駆使して最強へと成り上がり、自分を裏切った初恋の相手に復讐を果たすまでの物語である。
最遅で最強のレベルアップ~経験値1000分の1の大器晩成型探索者は勤続10年目10度目のレベルアップで覚醒しました!~
ある中管理職
ファンタジー
勤続10年目10度目のレベルアップ。
人よりも貰える経験値が極端に少なく、年に1回程度しかレベルアップしない32歳の主人公宮下要は10年掛かりようやくレベル10に到達した。
すると、ハズレスキル【大器晩成】が覚醒。
なんと1回のレベルアップのステータス上昇が通常の1000倍に。
チートスキル【ステータス上昇1000】を得た宮下はこれをきっかけに、今まで出会う事すら想像してこなかったモンスターを討伐。
探索者としての知名度や地位を一気に上げ、勤めていた店は討伐したレアモンスターの肉と素材の販売で大繁盛。
万年Fランクの【永遠の新米おじさん】と言われた宮下の成り上がり劇が今幕を開ける。
ユーザ登録のメリット
- 毎日¥0対象作品が毎日1話無料!
- お気に入り登録で最新話を見逃さない!
- しおり機能で小説の続きが読みやすい!
1~3分で完了!
無料でユーザ登録する
すでにユーザの方はログイン
閉じる