ソロ冒険者のぶらり旅~悠々自適とは無縁な日々~

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取り敢えず南へ編

※プレイじゃないぞ?ちょっとした仕返しだぞ

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現在のミダレ″空腹″99(性欲1)、″喉の乾き″98、″休息″90


ペロペロベッチョリ…ちゅぽん…

「はひ~…あぁ…美味しかったぁ…もうお腹一杯っちゃぁ…
…あ、あれ?あっち、今まで一体何して「やぁミダレ、漸く我に返った様だねぇ。」…え?」 


夢中になってノアの右手を舐めたり、吸ったり、キスしたり、咥えたり、ぐぽぐぽしたり、はむはむしたりして精気を補給したミダレは、漸く正気に戻る。

だが今まで自分が何をしていたのかはイマイチ分かっていない様子で、キョロキョロと周りを確認する。

と、正面からワナワナと″必死に″何かに耐えているノアの優しい声音が掛けられ、そちらを向く。


「どうだい?″俺″の右手はそんなに美味しかったかい…?」

「…あ、あれ?ノア君…顔真っ赤…
あっ!?あっち、ノア君の手を…『ガバッ!』

『ガシッ。』(立ち上がろうとするミダレを押さえ付ける。)

「まぁ待ちなよミダレェ。
もうちょっと味わっていかないか?″俺″の手、美味かったんだろ?なぁ?」

「…は、はぃ…おぃひかったれす…(ミダレ)」


手がふやける位ベッチャベチャになったノアの右手に驚き立ち上がろうとしたミダレの肩を左手で押さえ無理矢理座らせるノア。

ニチャァとした笑みを浮かべながら口内に親指を突っ込み、頬をぐにぐに押し広げながら質問する。

ミダレは自分が何をしたか悟りつつ、顔を赤らめながらノアに返答。



「全く、好き勝手舐め腐りやがって、

『グニグニ…』「んぅっ!?」

されるがままの俺がどんだけ我慢してたか分かるか?なぁ?

『ズリズリ…』「んはぁっ!あぁっ!?」

見ろよこれ、手がお前の涎(ヨダレ)でビチャビチャじゃねぇか。
しばらくお前の事″ヨダレ″って呼んでやろうか?あ?

『ピチャピチャ…』「あ…ごめん…なさいぃ…」ゾクゾク…

精気さえ補給出来れば誰の手でも良いんだろ?
今度似た状況になったらクリストフにでも頼んでやろうか?」

「んぅ…ノ、ノア君のが良いれふ…(ミダレ)」



仕返しとばかりに舌をグニグニされたり、上顎の裏をズリズリされたり、涎でベッチャベチャになった手で軽く頬を叩かれたミダレだが、何故か身を震わせて恍惚とした表情となっていた。(ちゃんと反省しているのだろうか…)


「…まぁこんな状況、人には見せられないから次似た状況になったら事前に言うんだよ?どうにかするから。」

「は、はひ…(ミダレ)」


一先ずノアの気が済んだ様で、右手を離し、声音をいつもの柔和なものに戻すのだった。





「…で、聞きたい事があるんだけどさ…」

「ふぇ?な、何…?(ミダレ)」

「この″毛玉″何?」

「″毛玉″…?え!?何これぇっ!?あっち知らないよぉっ??(ミダレ)」


落ち着きを取り戻したミダレに、漸くと言った様子でノアが質問する。

″空腹″状態で正気を失い、ノアの右手を貪る様に舐めまくっていた頃からミダレの直ぐ隣に出現していた″謎の毛玉″の事を聞いてみた。

″謎の毛玉″は、最初は掌サイズにも満たない大きさであったが、現在は人間の頭部位の大きさまで成長していた。
だが特段攻撃を仕掛けてくる事も、いやな気配も無かったので一旦放置していた。

だが当の本人であるミダレも初見だった為か、その正体は分からない様だ。




『『パチッ。』』(毛玉の目が開く。)

《あ、ボクの事ですか?》

「ひゃっ!?喋った!?(ミダレ)」

(何か可愛いなこれ…)


窓から差し込む光に照され、毛玉の中にクリクリっとした目が2つ現れたのが見え、ノアとミダレの2人を見据える。

オスともメスとも取れる声音が発せられ、ミダレは思わず跳び上がっていた。


《なんかずっとプレイに夢中になっていた様なので待機してました。
ボクは″主人″であるミダレ様の魔力によって産み出された″夢魔″、『モコモコ(仮称)』と言います。
あなたが″主人″の″契約者様″でありますか?》

「プ、プレ…!?(ミダレ)」

「いやいや、あれは食事の一環でね…
…え?ちょっと待って、″主人″ってのはミダレの事なのは分かるけど、″契約者様″って…?」

《あなたの事ですよ?》

「え?」

《え?》


突然現れた謎の毛玉=″夢魔の『モコモコ(仮称)』″は、ミダレを″主人″とし、ノアを″契約者様″としていた。

だがノアはミダレと契約等した覚えも無いし、逆も然りであった。

なので謎の毛玉=夢魔『モコモコ(仮称)』が事の経緯を語ってくれた。





《えっと、ボクは元々″火の精霊″に混じって街に流れて来た″闇の精霊″だったのです。
他に行く所も無かったので、気配が似ていたミダレ様の近くを漂ってたんです。
そしたら何故かこちらのミダレ様が″契約者様″と″主従契約″を結ばれて、範囲内に居たボクも巻き込まれてしまったんですよ。》

「しゅ、″主従契約″…
ミ、ミダレさん…なんでそんな事を…」

「し、知らない!ウチそんな事企てた覚えは無いっちゃよ!?(ミダレ)」


ザックリとだがそう説明してくれた『モコモコ(仮称)』。

ダンジョン突入前に行った聖霊銀(ミスリル)造りの際に火の精霊と共に訪れた″闇の精霊″が、たまたま出会したミダレと共に行動し、どういう訳か発生した″主従契約″に巻き込まれ、この姿に変化。

その上ミダレを主とした″夢魔″となったらしい。

だがミダレ自身、″主従契約″については一切知らなかったらしいが


《あれ?確かサキュバスと言う種は、『自身の全てを捧げても良い、と心に決めた相手の右手に口付けをする事で忠誠と支配を受け入れて″主従契約″が成される』のではなかったでしたっけ?》

「「えええええええっ!?」」



~サーバールームの識童子~


〝あ、そういえばそんな話を昔何処かで聞いた覚えが…
…って事は、私がその状況を作り出しちゃったって事…
と、取り敢えず私の関与はあの子達にはバレてない…何処かに適当に出口を作ってお引き取りして貰わなきゃ…〟


『モコモコ(仮称)』の説明を聞いていた識童子がハッとなり冷や汗を流す。
サキュバスの″主従契約″についての諸々を思い出し、自身の関与を悟られないウチにノア達にダンジョンを去って貰おう。

としたが





モフモフ…(『モコモコ(仮称)』がノアをつつく。)

「…え?」

《″契約者様″、さっきからずっとボク達の事を見てきてる者が居ます。》

「え?それホント…?」

《えぇ、″この壁の向こう″に気配を感じます。
間違いなく誰か居ます。》

「気配なんかは特に感じないけど…
『スラッ!』『ドガァッ!』壁の向こうに何…え?」


『モコモコ(仮称)』に促されるまま、荒鬼神ノ化身を振るい指定された壁を叩き斬ってみるノア。

すると


〝…あ、ども…た、探索は順調…ですか…?〟


ボタン等がみっちりと配置された小部屋が姿を現し、その真ん中に冷や汗ダクダクの識童子がちょこんと座っていた。
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