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ヴァリエンテ領・大規模氾濫掃討戦編~街(前哨基地)建設~
意味は『″右と左″(R″AND″L)』からなる造語
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「じゃ、行くよー。」
タタタタッ!ズザァーッ!(走って滑り込み。)
ヒュッ!(『ブスブス』の置き罠と置き罠の間を通って塹壕内に。)
「「「「おおおー。」」」」
「なる程、置き罠を敷き詰めず、人1人分の隙間を空けてたのはそういう事だったのですな。(技術職1)」
「塹壕への侵入を防ぎつつ、兵の緊急避難先の役割を持たせたのですね。(技術職2)」
「出現する虫モンスターの大きさによって調整は必要ですけど、手段の1つと考えて良いと思いますよ。」
塹壕の通路は2メル無い位の幅で、広いとは言えないものの、置き罠を上に橋渡しの様に置いてある為緊急避難先として幾分かマシであろう。
だが大氾濫時に出現する虫モンスターが小型であればもう少し改善する必要があるだろう。
ダカダッ!ダガッ!
「はっ!(悠)」
ヒヒンッ!ンザッ!(メロディア・ジプシーバナーの嘶き・跳躍。)
「おおー。」
ズザンッ!(ノア達の頭上を飛び越えて着地。)
この地に来て以降【万能】の悠が毎日メロディア・ジプシーバナーを『テイム』した結果、現在13頭程居着いており、騎乗の得意な兵士や戦闘職が警戒に同行させていた。
そして
「ポン太、ジャンプ。(美幸)」
のっそのっそ…(のっそりタヌキの足音。)
ピタッ。
キュ~…(のっそりタヌキの鳴き声。)
「…ダメね、ポン太はジャンプ出来ないみたい。(美幸)」
メロディア・ジプシーバナーと比べて頭数は少ないものの、現在4頭『テイム』されたのっそりタヌキ。
その内の1頭、美幸が『ポン太』と呼ぶのっそりタヌキの頭の上に乗った美幸からジャンプの指示が飛んだが、困った様子で一鳴きしていた。
まぁモンスター名からして『のっそり』している為、機敏な動きは出来ない事は察していた。
だがその代わり
「ねぇ見て見てノア君。
ポン太がね、さっきでっかい二足歩行のカブトムシを1人で倒してたの。(美幸)」
「デカい二足歩行のカブトムシ?」
キュー。(のっそりタヌキの鳴き声。)
でろん。
「うおっ!?それヘラクレスグーパンオオカブトじゃん!
そいつ結構堅かったのによく倒せたね!」
キュー。
美幸が騎乗しているのっそりタヌキの左前足には、頭を潰されたヘラクレスグーパンオオカブトが引き摺られており、何処と無く褒められて嬉しそうにしていた。
(なる程、メロディア・ジプシーバナーはスピードタイプ、のっそりタヌキはパワータイプか…
となれば自然に前者は前衛、塹壕の外。
後者は後衛として街の周りに配置だな…)
キュー。ガジガジ…(食事。)
「わー!待った待った!
甲殻は剥がさせて!何か防具に利用出来るらしいから!」
キュー。(了。)
大型の虫タイプモンスターが多いこの地では、軽くて強固な素材が多数存在する為、無事であれば出来る限り残しておきたい所である。
ヘラクレスグーパンオオカブトの堅い甲殻を余裕で噛み砕き、食事を開始しようとしていたのっそりタヌキから甲殻だけ頂くノアであった。
~建設予定地~
ザッフザッフザッフザッフ!(土と石灰、水を混ぜる。)
『『『モリモリモリ…』』』(土属性魔法で簡単な防壁を生成。)
『『『『ピキピキピキピキ…』』』』(魔法で補強。)
リヴァイアから提供された貝殻から生成した石灰を用いて強度を上げた土を使って防壁を作成し、他の技術職達が魔力を注入して更に補強。
朝から開始された作業によって、街を守る要の防壁がまるで筍の様にニョキニョキと生え、ヴァリエンテ領側の防壁を残して昼頃には完了していた。
『『ズボッ!』』(地面からグリード出現。)
《ラインハードさん、この下に地下水脈が走っていますよ。
距離は大体30メルって所です。》
「ふむふむ、街に対して対角線になる様に地下水脈が走っているのですね。
ならば地上に3つ、地下に2つは欲しいですね。(ラインハード)」
「了解しました、その様にしましょう。(建設班)」
《位置を指定してくれれば縦穴掘りますからね。》
「いやー街造り。
懐かしいですねー、昔を思い出しますよ。(ラインハード)」
(昔…?)
(あの少女の過去に一体何が…?)
(まぁ可愛いからいっか。)
街の各所に造る井戸についても、グリードが地下を探り、地下水脈の場所を割り出し、それを地上の建設班とラインハードに伝えていた。
「では地下用の足場等を組みますので資材の搬入を…(建設班)」
「それなら私″達″にお任せ下さい。(ラインハード)」
「え?お嬢ちゃんに…?
いやいや流石にそこまでして貰う訳…
「さぁいらっしゃい新作の『自立式高精度機兵:″ランドール(R&L)″』ちゃん!
皆さんのお手伝いをするわよ!(ラインハード)」
『『ズズズ…!』』
「はい。(エル)」
「仰せのままに。(アール)」
ラインハードが機兵の名を呼ぶと、足下の影の中から2人の少女が姿を現す。
白くスラリとしたボディに金属質なワンピースを身に纏った姿は少し異様に思えた。
二人一組で″ランドール(R&L)″と呼び、ラインハード曰くお手伝いとして呼んだ感じだが、本来の用途は別にある。
その辺は大氾濫の時にでも明かすとしよう。
そんな2人組の登場に周りはポカンとしているが
「んんん!固い!固いよランドールちゃん!
もっと人間らしくいこう!(ラインハード)」
「はい。(エル)」
「畏まりました。(アール)」
「んおー!こりゃ時間が掛かるぞー!(ラインハード)」
機兵の名の通り、感情と抑揚の無い声で製作者であるラインハードに返答する2人だが、少しばかり頭を悩ませるラインハードであった。
~ヴァリエンテ領とを繋ぐ門の近く~
『『…ゴオン…』』(遠くから開門の音。)
『『『モチモチモチ…』』』(3人で頬をつつく音。)
「ねぇ~何で皆つついてくるの~?(アマエ)」
「…ねぇアマエ…アンタ何か肌艶良くなってない…?(ラハラメ)」
「うん…明らかに昨日よりも色々と潤ってるって言うか…
…ミダレちゃん、もしかしなくても…(ミダラ)」
「う、うん…ノア君から大量に精気を受け取った結果っちゃね…(ミダレ)」
前日ノアに絡んで急性精気中毒になりかけたアマエと行動を共にしているサキュバス3人は、アマエに現れた変化に驚いていた。
既にこういった変化を経験済みのミダレは、改めて友達の露骨な変化に、目を見張っていた。
「スッゴかったよぉ…
あんな濃いぃのが無理矢理流れ込んできて、頭が真っ白になっちゃったし、とっても気持ちいいの…
あんなの経験した事無かった…(アマエ)」
『『ゴクリ…』』(ラハラメとミダラ)
(…分かる…(ミダレ))
当時の事を艶っぽく、頬を紅潮させながら語るアマエの姿を、他の2人は羨ましそうな目で眺めていた。
と、そんな中
「おぅサキュバス族の嬢ちゃん達、″ノア″居るか?(デオ)」
「「「「え?」」」」
タタタタッ!ズザァーッ!(走って滑り込み。)
ヒュッ!(『ブスブス』の置き罠と置き罠の間を通って塹壕内に。)
「「「「おおおー。」」」」
「なる程、置き罠を敷き詰めず、人1人分の隙間を空けてたのはそういう事だったのですな。(技術職1)」
「塹壕への侵入を防ぎつつ、兵の緊急避難先の役割を持たせたのですね。(技術職2)」
「出現する虫モンスターの大きさによって調整は必要ですけど、手段の1つと考えて良いと思いますよ。」
塹壕の通路は2メル無い位の幅で、広いとは言えないものの、置き罠を上に橋渡しの様に置いてある為緊急避難先として幾分かマシであろう。
だが大氾濫時に出現する虫モンスターが小型であればもう少し改善する必要があるだろう。
ダカダッ!ダガッ!
「はっ!(悠)」
ヒヒンッ!ンザッ!(メロディア・ジプシーバナーの嘶き・跳躍。)
「おおー。」
ズザンッ!(ノア達の頭上を飛び越えて着地。)
この地に来て以降【万能】の悠が毎日メロディア・ジプシーバナーを『テイム』した結果、現在13頭程居着いており、騎乗の得意な兵士や戦闘職が警戒に同行させていた。
そして
「ポン太、ジャンプ。(美幸)」
のっそのっそ…(のっそりタヌキの足音。)
ピタッ。
キュ~…(のっそりタヌキの鳴き声。)
「…ダメね、ポン太はジャンプ出来ないみたい。(美幸)」
メロディア・ジプシーバナーと比べて頭数は少ないものの、現在4頭『テイム』されたのっそりタヌキ。
その内の1頭、美幸が『ポン太』と呼ぶのっそりタヌキの頭の上に乗った美幸からジャンプの指示が飛んだが、困った様子で一鳴きしていた。
まぁモンスター名からして『のっそり』している為、機敏な動きは出来ない事は察していた。
だがその代わり
「ねぇ見て見てノア君。
ポン太がね、さっきでっかい二足歩行のカブトムシを1人で倒してたの。(美幸)」
「デカい二足歩行のカブトムシ?」
キュー。(のっそりタヌキの鳴き声。)
でろん。
「うおっ!?それヘラクレスグーパンオオカブトじゃん!
そいつ結構堅かったのによく倒せたね!」
キュー。
美幸が騎乗しているのっそりタヌキの左前足には、頭を潰されたヘラクレスグーパンオオカブトが引き摺られており、何処と無く褒められて嬉しそうにしていた。
(なる程、メロディア・ジプシーバナーはスピードタイプ、のっそりタヌキはパワータイプか…
となれば自然に前者は前衛、塹壕の外。
後者は後衛として街の周りに配置だな…)
キュー。ガジガジ…(食事。)
「わー!待った待った!
甲殻は剥がさせて!何か防具に利用出来るらしいから!」
キュー。(了。)
大型の虫タイプモンスターが多いこの地では、軽くて強固な素材が多数存在する為、無事であれば出来る限り残しておきたい所である。
ヘラクレスグーパンオオカブトの堅い甲殻を余裕で噛み砕き、食事を開始しようとしていたのっそりタヌキから甲殻だけ頂くノアであった。
~建設予定地~
ザッフザッフザッフザッフ!(土と石灰、水を混ぜる。)
『『『モリモリモリ…』』』(土属性魔法で簡単な防壁を生成。)
『『『『ピキピキピキピキ…』』』』(魔法で補強。)
リヴァイアから提供された貝殻から生成した石灰を用いて強度を上げた土を使って防壁を作成し、他の技術職達が魔力を注入して更に補強。
朝から開始された作業によって、街を守る要の防壁がまるで筍の様にニョキニョキと生え、ヴァリエンテ領側の防壁を残して昼頃には完了していた。
『『ズボッ!』』(地面からグリード出現。)
《ラインハードさん、この下に地下水脈が走っていますよ。
距離は大体30メルって所です。》
「ふむふむ、街に対して対角線になる様に地下水脈が走っているのですね。
ならば地上に3つ、地下に2つは欲しいですね。(ラインハード)」
「了解しました、その様にしましょう。(建設班)」
《位置を指定してくれれば縦穴掘りますからね。》
「いやー街造り。
懐かしいですねー、昔を思い出しますよ。(ラインハード)」
(昔…?)
(あの少女の過去に一体何が…?)
(まぁ可愛いからいっか。)
街の各所に造る井戸についても、グリードが地下を探り、地下水脈の場所を割り出し、それを地上の建設班とラインハードに伝えていた。
「では地下用の足場等を組みますので資材の搬入を…(建設班)」
「それなら私″達″にお任せ下さい。(ラインハード)」
「え?お嬢ちゃんに…?
いやいや流石にそこまでして貰う訳…
「さぁいらっしゃい新作の『自立式高精度機兵:″ランドール(R&L)″』ちゃん!
皆さんのお手伝いをするわよ!(ラインハード)」
『『ズズズ…!』』
「はい。(エル)」
「仰せのままに。(アール)」
ラインハードが機兵の名を呼ぶと、足下の影の中から2人の少女が姿を現す。
白くスラリとしたボディに金属質なワンピースを身に纏った姿は少し異様に思えた。
二人一組で″ランドール(R&L)″と呼び、ラインハード曰くお手伝いとして呼んだ感じだが、本来の用途は別にある。
その辺は大氾濫の時にでも明かすとしよう。
そんな2人組の登場に周りはポカンとしているが
「んんん!固い!固いよランドールちゃん!
もっと人間らしくいこう!(ラインハード)」
「はい。(エル)」
「畏まりました。(アール)」
「んおー!こりゃ時間が掛かるぞー!(ラインハード)」
機兵の名の通り、感情と抑揚の無い声で製作者であるラインハードに返答する2人だが、少しばかり頭を悩ませるラインハードであった。
~ヴァリエンテ領とを繋ぐ門の近く~
『『…ゴオン…』』(遠くから開門の音。)
『『『モチモチモチ…』』』(3人で頬をつつく音。)
「ねぇ~何で皆つついてくるの~?(アマエ)」
「…ねぇアマエ…アンタ何か肌艶良くなってない…?(ラハラメ)」
「うん…明らかに昨日よりも色々と潤ってるって言うか…
…ミダレちゃん、もしかしなくても…(ミダラ)」
「う、うん…ノア君から大量に精気を受け取った結果っちゃね…(ミダレ)」
前日ノアに絡んで急性精気中毒になりかけたアマエと行動を共にしているサキュバス3人は、アマエに現れた変化に驚いていた。
既にこういった変化を経験済みのミダレは、改めて友達の露骨な変化に、目を見張っていた。
「スッゴかったよぉ…
あんな濃いぃのが無理矢理流れ込んできて、頭が真っ白になっちゃったし、とっても気持ちいいの…
あんなの経験した事無かった…(アマエ)」
『『ゴクリ…』』(ラハラメとミダラ)
(…分かる…(ミダレ))
当時の事を艶っぽく、頬を紅潮させながら語るアマエの姿を、他の2人は羨ましそうな目で眺めていた。
と、そんな中
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