ソロ冒険者のぶらり旅~悠々自適とは無縁な日々~

.

文字の大きさ
1,059 / 1,124
ヴァリエンテ領・大規模氾濫掃討戦編~万死一生~

第3波が片付く前に第4波出現

しおりを挟む
『『ビチャビチャッ!』』(酸性の体液が飛散)

『『『ジュゥウウウウウ…』』』(周囲の地面が溶解) 

『『『ズズズズ…』』』(頭部を失ったパラサイトタイタンが崩れ落ちる)

スタッ!

『ふぅ。取り敢えずこのやり方で他のデカブツも倒していこう。』

(『だな。
何てったってまだ20体位残ってるもんな。』)


『ガバァッ!』

『『ダガァンッ!』』(頭部を失ったパラサイトタイタンが動きだし、掴み掛かる。)


跪くパラサイトタイタンの頭部を破壊し、他の個体へと向かうノアであったが、首から上が吹き飛んだにも関わらず再起動。

腕を伸ばしてノアを握り潰そうとしてきた。

だが


『中があんな状態なら、頭吹き飛ばした所で死ぬ訳無いと思ってたよ。』


『『ビヂビヂビヂッ!』』ゾルルルルルルルルルルルッ!(首の辺りが蠢き、大きなムカデが姿を現す)

ジャガァアアアアアアアッ!(ムカデの鳴き声)


(『どうやらコイツが本体みたいだな。』)

『わざわざ出て来てくれて助かったよ。』


首から生えてきたのは長大なムカデで、体内に内包しているムカデのリーダーであると思われた。


ゲェエァアアアッ!

『『ブシャァアアッ!』』(ムカデの口から緑色の強酸が発射)

『『『ジュァアア『バシュッ!』アアアッ!』』』(広範囲の地面が溶解)

『シュバッ!』(ムカデの近くに転移)

『ばーか。』

ゲ『ゾリンッ!』ァッ…『『『ズズンッ!』』』(頭部を切断、地面に崩れ落ちる)


ムカデは口から強酸性の体液を放出しノアを仕留めようとするが、寸前でムカデの頭部付近に転移して即座に切断。

漸く仕留めたかに見えたが、虫系モンスターはここからが面倒臭い。


ゥー…ゴー…(パラサイトタイタン?の鳴き声)

『『『ゴポゴポ…』』』(流れ出る体液)

ズズズズ…(地面を這いずる)

『本体の頭を失ってもまだ動くか…』

(『流石虫だな。
直に死ぬだろうが暫くはこのままだろう。』)


虫は生命力が強いので、例え頭部を失っても暫くは動き続ける。
その為生死を判断し辛いのである。


『まぁ良い。コイツは放置して様子を見よう。
その間次のデカブツを処理しよう。』

(『あいよ。』)


パラサイトタイタンと接触してから約2分弱、まだ20体近く残っている為、ノアは瀕死のパラサイトタイタンを捨て置いて次の個体へと向かうのだった。





~森林エリア・第2波襲来のスレイブ・ローカストの残党処理~


『『『『『ゴォオオオオオオオオオオオオオッ!』』』』』(吹き荒れる突風)

『『『『ヂキヂキヂキヂキッ…』』』』(突風に巻き込まれるスレイブ・ローカスト共の鳴き声)

グシャッ!グシャ!ゴリゴリゴリッ!ミキミキミキ…(圧縮→粉砕→再形成)


〔皆~出来たよ~!(ゴチ)〕

〔〔〔〔〔〔はーい♪〕〕〕〕〕〕


「…何ともまぁ…(ゴーラ)」

「彼女達はハーピー族、彼女達はハーピー族…(バルク)」
「四肢と翼以外人間同然の彼女達が″虫団子″に群がってる様は何とも異質だな…(パンプ)」
「事前情報があっても未だ信じ難い…(スクワ)」


第2波出現時、夥しい数のスレイブ・ローカストが迫り、ノアやグリードによって大半が蹴散らされたが、残りの半数は森林エリアに展開。

左右から迂回して街(前哨基地)へ侵攻を画策するも、ハーピー族のゴチの呼び掛けに応じてやって来た数百人の同族が強襲を仕掛け、現在殆どが殲滅されていた。

ちなみにその場に居合わせた類人猿クランの『エイペス』と『筋肉達磨』達がハーピー族に対して戦慄しているのは、スレイブ・ローカストの″用途″を知ったからである。


〔なーによー。
人族だってモンスターや動物を狩って肉団子を作ったりするでしょうよ。
それと同じ事じゃない?(ゴチ)〕

「いや、うん…
正しくその通りなのだが、殆ど人間の容姿をしているからバリバリと巨大な虫を食しているのが何とも…(バルク)」

「「「うんうん。」」」


ハーピー族は風属性魔法に長けており、展開していたスレイブ・ローカストを風の力で集めるだけでなく、風の刃で木っ端微塵に切り刻み、団子状に成形して巨大な″虫団子″を作ったのだ。

ちなみにちなみに、ハーピー族は四肢と翼以外人間同然の容姿をしているが、食の好みは鳥に近く、大好物は″虫″である。

よってこの巨大な″虫団子″は彼女達ハーピー族の胃に収まる事になるのだ。


〔まぁ私としては素材本来の形で食べるのが一番美味しいと思『バリバリ…』(ゴチ)〕

「わ、分かったから見せ付ける様にバッタの脚をモリモリと食うのはやめてくれぇ、まだ慣れんのだ…(パンプ)」

〔ちぇ~。『パリパリ…』(ゴチ)〕


ゴチはその辺に転がっていたスレイブ・ローカストの脚を拾いバリバリと食い始める。
胴体と顔だけ見れば人間の美人さんであるゴチが嬉々として虫を食う姿が、この場に居る者達にはまだ受け止められない様子。

と、そんなやり取りをしている最中


『『『ボコボコボコボコ…』』』(巨大な繭が鳴動)


〔き、巨大な繭が大きく蠢いています!
次のモンスターが出現してくるかも知れません!(ハーピー族1)〕

「何っ!?あのデカブツが出切ってからまだ5分だぞ!?(ゴーラ)」
〔あのデカブツ(パラサイトタイタン)がまだ片付いてないのよ!?(チュルチー)〕

〔あ、あの子に加勢に行きましょうよ…!
皆で挑めば…(チャチャ)〕

「ま、待つのだ!
下手に加勢すればノア殿が弱体化してしまうやも知れん!(バルク)」


第3波出現間も無く第4波を予兆させる鳴動が発生。

ノアは現在パラサイトタイタンの群れを討伐中で手が回らない。
ハーピー族等が加勢すれば幾分討伐速度は上がるだろうが、下手に加勢すればノアの弱体化を引き起こしてしまうので難しい所である。





『『『ボコボコボコボコ…』』』(巨大な繭が鳴動)


『えっ!?もう次が来んの!?』

(『くそっ!もしかしたらこのデカブツ(パラサイトタイタン)は次の波までの時間稼ぎだったかも知れねぇな!
主よ、速攻でコイツらを叩き潰してやるから【一神同体】を使って俺を出せ!』)    


繭からの鳴動を聞き慌てるノアに、中に居る鬼神が【一神同体】の提案を出す。

そうこうしている内に



~第4波主要モンスター~

・女鏖蜂【産卵期】×30


~産卵が行われた場合の追加主要モンスター~

・苦万蜂×600
・鬼苦万蜂×30
・鎧蜂×300



『ゴボンッ…!』(繭から女鏖蜂【産卵期】出現)

ガギガギガギッ!(女鏖蜂【産卵期】の鳴き声)


『ちょ、あれ女鏖蜂じゃん!
あんなのまで出て来んの!?』

(『また面倒なのが出て来たな…
チンタラしてらんねぇぞ、さっさと…』)


オードゥス編で登場した女鏖蜂が出現。
脅威の程を知っているノアや鬼神が更に慌てる中


ゴゴンッ!『『ゴンッ!』』ゴンッ!ドゴゴンッ!『『『ドゴンッ!』』』(頭上を何かが高速で通過)

『うわっと!?』


『『ドゴゴッ!』』ギャガ『ドゴッ!』『ズゴンッ!』(繭に磔にされる女鏖蜂)


ノアの頭上を棒状の物体が高速で通過。
一直線に繭から出現した女鏖蜂【産卵期】に突き立ち磔にするのだった。


『…え?今の何…あ、父さんだ…』

(『…女鏖蜂に刺さってる物…″バリスタ″ってヤツじゃねぇか…?』)


高速で通過した何かの軌跡を辿る様に背後を振り返ってみると、遥か後方に自身の父親レドリックが立ち、周囲に鋼鉄製のバリスタ数十本が展開されていた。
しおりを挟む
感想 1,255

あなたにおすすめの小説

おっさん武闘家、幼女の教え子達と十年後に再会、実はそれぞれ炎・氷・雷の精霊の王女だった彼女達に言い寄られつつ世界を救い英雄になってしまう

お餅ミトコンドリア
ファンタジー
 パーチ、三十五歳。五歳の時から三十年間修行してきた武闘家。  だが、全くの無名。  彼は、とある村で武闘家の道場を経営しており、〝拳を使った戦い方〟を弟子たちに教えている。  若い時には「冒険者になって、有名になるんだ!」などと大きな夢を持っていたものだが、自分の道場に来る若者たちが全員〝天才〟で、自分との才能の差を感じて、もう諦めてしまった。  弟子たちとの、のんびりとした穏やかな日々。  独身の彼は、そんな彼ら彼女らのことを〝家族〟のように感じており、「こんな毎日も悪くない」と思っていた。  が、ある日。 「お久しぶりです、師匠!」  絶世の美少女が家を訪れた。  彼女は、十年前に、他の二人の幼い少女と一緒に山の中で獣(とパーチは思い込んでいるが、実はモンスター)に襲われていたところをパーチが助けて、その場で数時間ほど稽古をつけて、自分たちだけで戦える力をつけさせた、という女の子だった。 「私は今、アイスブラット王国の〝守護精霊〟をやっていまして」  精霊を自称する彼女は、「ちょ、ちょっと待ってくれ」と混乱するパーチに構わず、ニッコリ笑いながら畳み掛ける。 「そこで師匠には、私たちと一緒に〝魔王〟を倒して欲しいんです!」  これは、〝弟子たちがあっと言う間に強くなるのは、師匠である自分の特殊な力ゆえ〟であることに気付かず、〝実は最強の実力を持っている〟ことにも全く気付いていない男が、〝実は精霊だった美少女たち〟と再会し、言い寄られ、弟子たちに愛され、弟子以外の者たちからも尊敬され、世界を救って英雄になってしまう物語。 (※第18回ファンタジー小説大賞に参加しています。 もし宜しければ【お気に入り登録】で応援して頂けましたら嬉しいです! 何卒宜しくお願いいたします!)

元公爵令嬢は年下騎士たちに「用済みのおばさん」と捨てられる 〜今更戻ってこいと泣きつかれても献身的な美少年に溺愛されているのでもう遅いです〜

日々埋没。
ファンタジー
​「新しい従者を雇うことにした。おばさんはもう用済みだ。今すぐ消えてくれ」  ​かつて婚約破棄され、実家を追放された元公爵令嬢のレアーヌ。  その身分を隠し、年下の冒険者たちの身の回りを世話する『メイド』として献身的に尽くしてきた彼女に突きつけられたのは、あまりに非情な追放宣告だった。  ​レアーヌがこれまで教育し、支えてきた若い男たちは、新しく現れた他人の物を欲しがり子悪魔メイドに骨抜きにされ、彼女を「加齢臭のする汚いおばさん」と蔑み、笑いながら追い出したのだ。 ​ 地位も、居場所も、信じていた絆も……すべてを失い、絶望する彼女の前に現れたのは、一人の美少年だった。 ​「僕とパーティーを組んでくれませんか? 貴方が必要なんです」  ​新米ながら将来の可能性を感じさせる彼は、レアーヌを「おばさん」ではなく「一人の女性」として、甘く狂おしく溺愛し始める。  一方でレアーヌという『真の支柱』を失った元パーティーは、自分たちがどれほど愚かな選択をしたかを知る由もなかった。  ​やがて彼らが地獄の淵で「戻ってきてくれ」と泣きついてきても、もう遅い。  レアーヌの隣には、彼女を離さないと誓った執着愛の化身が微笑んでいるのだから。

【もうダメだ!】貧乏大学生、絶望から一気に成り上がる〜もし、無属性でFランクの俺が異文明の魔道兵器を担いでダンジョンに潜ったら〜

KEINO
ファンタジー
貧乏大学生の探索者はダンジョンに潜り、全てを覆す。 ~あらすじ~ 世界に突如出現した異次元空間「ダンジョン」。 そこから産出される魔石は人類に無限のエネルギーをもたらし、アーティファクトは魔法の力を授けた。 しかし、その恩恵は平等ではなかった。 富と力はダンジョン利権を牛耳る企業と、「属性適性」という特別な才能を持つ「選ばれし者」たちに独占され、世界は新たな格差社会へと変貌していた。 そんな歪んだ現代日本で、及川翔は「無属性」という最底辺の烙印を押された青年だった。 彼には魔法の才能も、富も、未来への希望もない。 あるのは、両親を失った二年前のダンジョン氾濫で、原因不明の昏睡状態に陥った最愛の妹、美咲を救うという、ただ一つの願いだけだった。 妹を治すため、彼は最先端の「魔力生体学」を学ぶが、学費と治療費という冷酷な現実が彼の行く手を阻む。 希望と絶望の狭間で、翔に残された道はただ一つ――危険なダンジョンに潜り、泥臭く魔石を稼ぐこと。 英雄とも呼べるようなSランク探索者が脚光を浴びる華やかな世界とは裏腹に、翔は今日も一人、薄暗いダンジョンの奥へと足を踏み入れる。 これは、神に選ばれなかった「持たざる者」が、絶望的な現実にもがきながら、たった一つの希望を掴むために抗い、やがて世界の真実と向き合う、戦いの物語。 彼の「無属性」の力が、世界を揺るがす光となることを、彼はまだ知らない。 テンプレのダンジョン物を書いてみたくなり、手を出しました。 SF味が増してくるのは結構先の予定です。 スローペースですが、しっかりと世界観を楽しんでもらえる作品になってると思います。 良かったら読んでください!

妹が聖女の再来と呼ばれているようです

田尾風香
ファンタジー
ダンジョンのある辺境の地で回復術士として働いていたけど、父に呼び戻されてモンテリーノ学校に入学した。そこには、私の婚約者であるファルター殿下と、腹違いの妹であるピーアがいたんだけど。 「マレン・メクレンブルク! 貴様とは婚約破棄する!」  どうやらファルター殿下は、"低能"と呼ばれている私じゃなく、"聖女の再来"とまで呼ばれるくらいに成績の良い妹と婚約したいらしい。 それは別に構わない。国王陛下の裁定で無事に婚約破棄が成った直後、私に婚約を申し込んできたのは、辺境の地で一緒だったハインリヒ様だった。 戸惑う日々を送る私を余所に、事件が起こる。――学校に、ダンジョンが出現したのだった。 更新は不定期です。

大器晩成エンチャンター~Sランク冒険者パーティから追放されてしまったが、追放後の成長度合いが凄くて世界最強になる

遠野紫
ファンタジー
「な、なんでだよ……今まで一緒に頑張って来たろ……?」 「頑張って来たのは俺たちだよ……お前はお荷物だ。サザン、お前にはパーティから抜けてもらう」 S級冒険者パーティのエンチャンターであるサザンは或る時、パーティリーダーから追放を言い渡されてしまう。 村の仲良し四人で結成したパーティだったが、サザンだけはなぜか実力が伸びなかったのだ。他のメンバーに追いつくために日々努力を重ねたサザンだったが結局報われることは無く追放されてしまった。 しかしサザンはレアスキル『大器晩成』を持っていたため、ある時突然その強さが解放されたのだった。 とてつもない成長率を手にしたサザンの最強エンチャンターへの道が今始まる。

レベル1の時から育ててきたパーティメンバーに裏切られて捨てられたが、俺はソロの方が本気出せるので問題はない

あつ犬
ファンタジー
王国最強のパーティメンバーを鍛え上げた、アサシンのアルマ・アルザラットはある日追放され、貯蓄もすべて奪われてしまう。 そんな折り、とある剣士の少女に助けを請われる。「パーティメンバーを助けてくれ」! 彼の人生が、動き出す。

復讐完遂者は吸収スキルを駆使して成り上がる 〜さあ、自分を裏切った初恋の相手へ復讐を始めよう〜

サイダーボウイ
ファンタジー
「気安く私の名前を呼ばないで! そうやってこれまでも私に付きまとって……ずっと鬱陶しかったのよ!」 孤児院出身のナードは、初恋の相手セシリアからそう吐き捨てられ、パーティーを追放されてしまう。 淡い恋心を粉々に打ち砕かれたナードは失意のどん底に。 だが、ナードには、病弱な妹ノエルの生活費を稼ぐために、冒険者を続けなければならないという理由があった。 1人決死の覚悟でダンジョンに挑むナード。 スライム相手に死にかけるも、その最中、ユニークスキル【アブソープション】が覚醒する。 それは、敵のLPを吸収できるという世界の掟すらも変えてしまうスキルだった。 それからナードは毎日ダンジョンへ入り、敵のLPを吸収し続けた。 増やしたLPを消費して、魔法やスキルを習得しつつ、ナードはどんどん強くなっていく。 一方その頃、セシリアのパーティーでは仲間割れが起こっていた。 冒険者ギルドでの評判も地に落ち、セシリアは徐々に追いつめられていくことに……。 これは、やがて勇者と呼ばれる青年が、チートスキルを駆使して最強へと成り上がり、自分を裏切った初恋の相手に復讐を果たすまでの物語である。

最遅で最強のレベルアップ~経験値1000分の1の大器晩成型探索者は勤続10年目10度目のレベルアップで覚醒しました!~

ある中管理職
ファンタジー
 勤続10年目10度目のレベルアップ。  人よりも貰える経験値が極端に少なく、年に1回程度しかレベルアップしない32歳の主人公宮下要は10年掛かりようやくレベル10に到達した。  すると、ハズレスキル【大器晩成】が覚醒。  なんと1回のレベルアップのステータス上昇が通常の1000倍に。  チートスキル【ステータス上昇1000】を得た宮下はこれをきっかけに、今まで出会う事すら想像してこなかったモンスターを討伐。  探索者としての知名度や地位を一気に上げ、勤めていた店は討伐したレアモンスターの肉と素材の販売で大繁盛。  万年Fランクの【永遠の新米おじさん】と言われた宮下の成り上がり劇が今幕を開ける。

処理中です...