最強のアラサー魔導師はかつての弟子達に迫られる~ただ冒険者を始めようとしただけなのに弟子達がそれを許してくれない~

おやっつ

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第3章:始まるは学院対抗戦

第43話:聖級魔導師序列7位、聖女

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───コツ、コツ、コツ

セリスさんから魔石の進化の真相を聞き、どっと疲れた俺はガイル学院に向かっていた。

「戻ってきたことをサラに伝えないといけないしな………。」

今日戻って来いと言われたものの、実際に教師としての仕事が再開するのはもう少し先だ。なにか用があるから戻ってきてくれとの事だったから、急いで帰ってきたのだが………用とはなんなのだろうか。

そんな疑問を抱きながら、俺はガイル学院へと歩みを進めていた。

───ガイル学院について

───コンコンコン
「どうぞ。」

ガイル学院に着いた俺は1番最初にサラの元へ向かっていた………それ以外に用はなかったしな、用がなければ教師寮に戻ってもう寝たい気分だ。

───ガチャッ
ダンジョンの扉の音と感触が残っていて、こんな音と滑らかに動く扉に少し違和感を抱いてしまう。

「シファ先生!」
「あぁ、用事があるって言うから約束通り今日帰ってきたぞ。」

ちなみにミラは学院とは関係がないので、先に教師寮に戻ってもらった………どこかに出かけている可能性はあるが。

「それで、用っていうのは一体なんなんだ?」
「そうですね………来月末、国同士の学院で争いトップを決める学院対抗戦があるんです。」

学院対抗戦………聞いたことがある。王国にいた頃は王国で1番有名な学院が対抗戦に出ていたはずだ。
つまり………

「帝国はここ………ガイル学院が出るのか?」
「はい、そうです。」

サラが話したい内容はガイル学院が出るという報告だけでは無いだろう。

「それで………俺にして欲しいことはなんだ?」
「さすがシファ先生、話が早いですね。」

やっぱり、他の理由があったみたいだ。俺にして欲しいことを聞いてみたら、サラはにこりと笑い、

「シファ先生には、対抗戦に出る3人の強化練習をお願いしたいのです!」

そう口にした。対抗戦に出るのは各学院の選りすぐりの3人………つまりは俺にその3人の育成を頼むというのがサラの大事な用だったのだろう。 

「育成………と言っても、この学院には神級が2人もいるし大丈夫じゃないか?」

対抗戦は3対3のバトルロワイヤル………つまりは仮に1人神級がやられてももう1人残っていれば十分だろう………。

「それが1位は難しいんです………というのも、聖国からセシリアが出てきます。」
「セシリア!?………不幸中の幸いではあるが、確かに難しいな………。」

セシリア………彼女は15歳ながらに聖級魔導師序列7位に位置し、聖女と呼ばれている。セシリアとは何回か一緒に魔物退治に行ったことがあるが、彼女自身の力はそこまでだったが、後方支援が桁違いだ。

「学院対抗戦………雲行きが怪しくなっきたな………。」

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