2,231 / 3,215
双子と皇紀の修学旅行 X
しおりを挟む
修学旅行の3日目は、普通に観光地巡りだった。
旧い教会や遺跡などを巡って行く。
妹たちは「人生研究会」の幹部たちの写真を撮りまくっていた。
だから分かった。
二人は「人生研究会」の幹部たちの思い出を作ってやりたかったのだ。
まあ、この修学旅行自体が、そういうものだったに違いない。
自分たちが楽しむものではなく、これからの「業」との戦いに巻き込んでしまった仲間たちへの思いだったのだ。
「馬込! 一緒に撮ってやろうか!」
「え、いいよ!」
「遠慮すんな!」
ルーとハーが笑って馬込君の手を引き、僕にカメラを預けた。
馬込君は最初は怒った顔をしていたが、すぐに嬉しそうな顔になる。
「皇紀さんとも是非!」
僕も笑って一緒に撮る。
「人生研究会」の幹部たちのみんなも楽しそうに観光をしていった。
昼食は「Mireio at Raffles Makati」で豪華なフレンチだった。
明るい店内で、普段は中学生であるみんなはほとんど入ったことがないだろう。
もちろん事前に注文はしてあって、ボリュームもスゴイ。
魚介類の料理が多かったが、ムール貝が一杯入ったバケツのような鍋は最高に美味かった。
最初は格式に緊張していたみんなも、料理の美味しさにどんどん食べるようになっていった。
妹たちも、今日ばかりはみんなのテーブルを回って話し掛け、好きなものを注文するように言っていた。
「ムール貝、美味しかったでしょ? もっと食べる?」
「ありがとうございます!」
みんな嬉しそうだった。
午後は国立博物館に行き、妹たちが説明しながら回った。
二人はタカさんの影響で美術品に詳しい。
フィリピンはキリスト教が根付いていて、キリスト教芸術が多かった。
流石に国立だけあって、見事な収蔵品だ。
美術館は、知識の無い人間が行ってもつまらないことも多い。
説明して案内してくれる人間がいると、非常に面白くなる。
妹たちの説明に、みんな感動していた。
国立博物館を出て、みんなでお茶にした。
カフェで大きなドリンクを飲みながら、何種類かのスイーツをみんなで楽しんだ。
夕方までみんなで遊び、港で夕陽を眺めてからホテルへ戻った。
みんなが妹たちにお礼を言っていた。
夕飯は着席ビュッフェで、「人生研究会」の幹部たちによる寸劇や、妹たちのマイクロビキニ・ショーなどがあり、盛り上がった。
僕も促されて歌を歌った。
僕も楽しんで観ていると、先生方が僕のテーブルに来た。
「石神君、妹さんたちのお陰で、本当に楽しかったよ」
「そうですね。先生方はどちらの方へ?」
みんな観光地やゴルフやショッピングを楽しんだようだ。
「観光ガイドさんたちに、本当にお世話になったよ。何組かトラブルがあったようだけど、ガイドさんが撃退してくれてね」
「アハハハハハ!」
デュールゲリエだ。
観光ガイドに扮して、みんなを護ってくれていた。
普通の人間には、アンドロイドだとは分からないだろう。
「みんな、思い出になってくれましたかね?」
「そりゃもう! 本当に楽しい旅行だった」
「修学旅行ですよ」
「ああ、そうだったな!」
みんな楽しそうにショーを見て笑い、食事を堪能していた。
夕飯が終わり、午後8時。
「皇紀ちゃん! 飲みに行くよ!」
「え! また?」
「そうだよ。今日で最後なんだからね!」
「夕べは行けなかったじゃん!」
僕は笑って一緒に外に出た。
また僕が女装で、妹たちはポンパドールだ。
まあ、みんなのために働いた妹たちだ。
僕が楽しませてやろう。
最初はショットバーに行って軽く飲んだ。
ダーツが置いてあって、妹たちが見つけて遊んだ。
ルールは知らないが、二人は面白がって投げていく。
全部中心の円に集中する。
飲んでいた人間たちが気付いて、みんなが騒ぎ出した。
「おい、見ろ! 全部ダブルプルだぞ!」
中心の円をダブルプルと言うらしい。
何度投げても、全部ダブルプル。
みんなが大騒ぎする。
みんなに褒められた妹たちが喜んで後ろ向きに投げたり、空中で一回転して投げたりした。
全部ダブルプル。
大きな歓声が沸いた。
「おい、やり過ぎだぞ」
「「ワハハハハハハ!」」
みんなが寄って来てお酒を奢ってくれたり、料理を持って来る。
二人は喜んで飲み食いしていた。
テキーラが運ばれ、目の前で男の人が飲み干して「ダン!」とグラスを置いた。
妹たちが「カッコイイ」と言うと、みんなが喜んでテキーラを持って来て置いて行く。
ダンッ!
どんどん飲んだ。
ハーが指の間に3本を挟み、一辺に投擲した。
ダブルプル。
大歓声が沸いた。
僕が手を引いて店を出た。
「楽しかったね!」
「みんな喜んでたね!」
二人は御機嫌だ。
結構飲んだはずだ。
少し落ち着いて飲める店に行こう。
深夜までやっている中華料理屋へ行った。
「すいません、今ちょっと混んでまして。カウンターでお待ちいただけますか?」
「「いいよー!」」
カウンターに案内された。
僕がちょっとお腹が空いたと言い、消化の良さそうな料理とウーロン茶を頼んだ。
妹たちにもウーロン茶を飲ませる。
二人とも、目がちょっと虚ろだ。
酔いを醒まさないと。
「すいません、お隣失礼しますね」
後から来た女性客に声を掛けられた。
「ええ、どうぞ」
「!」
「「「!」」」
フローレスさんだった。
「あなたたち!」
「「「フローレスさん!」」」
「どうしてここに!」
「いや、フローレスさんこそ」
どうにも困った。
まさかまたフローレスさんに会うとは。
フローレスさんも、結構酔っていた。
この人、毎晩一人で飲み歩いているのだろうか。
僕は店を出ようと思ったが、妹たちの酔いが回っている。
しばらくここで酔いを醒まさないと動けそうもない。
「じゃあ、再会を祝してぇー!」
フローレスさんは頼んだ老酒で僕たちに乾杯を迫った。
ノリのいい石神家の人間としては、断れない。
「「「「かんぱーい!」」」」
頼んだ料理が来て、妹たちに食べさせた。
なるべくウーロン茶も飲ませる。
「あれ? お酒じゃないの?」
「ええ、さっきちょっと飲みすぎまして」
「なによぉー! 一緒に飲みましょうよぉー!」
フローレスさんが盃を頼み、僕たちに老酒を注いで渡して来た。
「「わーい!」」
「おい!」
妹たちが喜んで飲んだ。
「あー、でもあなたたちって、ほんとうに皇紀さんに似てるのよねー」
「そ、そうなんですか」
「やさしいひとだったのぉー」
「そうなんですね」
延々とフローレスさんの愚痴が始まった。
「なんですてられちゃったかなぁー」
「縁が無かったんですよ」
「なんでよぉ! あんなにさんざんヤったのにぃ!」
「!」
妹たちが僕を睨んでいる。
「やるだけやってさ。さっさとにほんにかえっちゃったぁ」
「い、いや、そうなんですね」
「あのね、ものすごくソフトでうまいの。わたしのね、あそこをやさしーくトントンしてね」
「あの、そういうお話は!」
妹たちがスゴイ顔で睨んでいる。
「アレもやさしかったなぁー。ほんとに。あんなセックスはほかにしらないよー」
「そ、そうなんですか」
「いつもね、ゴムをつけるの。だからわたしがいっかいだけなまでやりましょうっていったのね?」
妹たちが僕の脇をつねった。
「こうきさんがねー、いっぱいなかに……」
「おい、出るぞ」
「覚悟しろ」
「!」
店から出て、妹たちにボコボコにされた。
酔っているので、加減が無かった。
暴れたせいで二人が吐いた。
ベトベトになった。
今日は平和に終わると思ったのに……
旧い教会や遺跡などを巡って行く。
妹たちは「人生研究会」の幹部たちの写真を撮りまくっていた。
だから分かった。
二人は「人生研究会」の幹部たちの思い出を作ってやりたかったのだ。
まあ、この修学旅行自体が、そういうものだったに違いない。
自分たちが楽しむものではなく、これからの「業」との戦いに巻き込んでしまった仲間たちへの思いだったのだ。
「馬込! 一緒に撮ってやろうか!」
「え、いいよ!」
「遠慮すんな!」
ルーとハーが笑って馬込君の手を引き、僕にカメラを預けた。
馬込君は最初は怒った顔をしていたが、すぐに嬉しそうな顔になる。
「皇紀さんとも是非!」
僕も笑って一緒に撮る。
「人生研究会」の幹部たちのみんなも楽しそうに観光をしていった。
昼食は「Mireio at Raffles Makati」で豪華なフレンチだった。
明るい店内で、普段は中学生であるみんなはほとんど入ったことがないだろう。
もちろん事前に注文はしてあって、ボリュームもスゴイ。
魚介類の料理が多かったが、ムール貝が一杯入ったバケツのような鍋は最高に美味かった。
最初は格式に緊張していたみんなも、料理の美味しさにどんどん食べるようになっていった。
妹たちも、今日ばかりはみんなのテーブルを回って話し掛け、好きなものを注文するように言っていた。
「ムール貝、美味しかったでしょ? もっと食べる?」
「ありがとうございます!」
みんな嬉しそうだった。
午後は国立博物館に行き、妹たちが説明しながら回った。
二人はタカさんの影響で美術品に詳しい。
フィリピンはキリスト教が根付いていて、キリスト教芸術が多かった。
流石に国立だけあって、見事な収蔵品だ。
美術館は、知識の無い人間が行ってもつまらないことも多い。
説明して案内してくれる人間がいると、非常に面白くなる。
妹たちの説明に、みんな感動していた。
国立博物館を出て、みんなでお茶にした。
カフェで大きなドリンクを飲みながら、何種類かのスイーツをみんなで楽しんだ。
夕方までみんなで遊び、港で夕陽を眺めてからホテルへ戻った。
みんなが妹たちにお礼を言っていた。
夕飯は着席ビュッフェで、「人生研究会」の幹部たちによる寸劇や、妹たちのマイクロビキニ・ショーなどがあり、盛り上がった。
僕も促されて歌を歌った。
僕も楽しんで観ていると、先生方が僕のテーブルに来た。
「石神君、妹さんたちのお陰で、本当に楽しかったよ」
「そうですね。先生方はどちらの方へ?」
みんな観光地やゴルフやショッピングを楽しんだようだ。
「観光ガイドさんたちに、本当にお世話になったよ。何組かトラブルがあったようだけど、ガイドさんが撃退してくれてね」
「アハハハハハ!」
デュールゲリエだ。
観光ガイドに扮して、みんなを護ってくれていた。
普通の人間には、アンドロイドだとは分からないだろう。
「みんな、思い出になってくれましたかね?」
「そりゃもう! 本当に楽しい旅行だった」
「修学旅行ですよ」
「ああ、そうだったな!」
みんな楽しそうにショーを見て笑い、食事を堪能していた。
夕飯が終わり、午後8時。
「皇紀ちゃん! 飲みに行くよ!」
「え! また?」
「そうだよ。今日で最後なんだからね!」
「夕べは行けなかったじゃん!」
僕は笑って一緒に外に出た。
また僕が女装で、妹たちはポンパドールだ。
まあ、みんなのために働いた妹たちだ。
僕が楽しませてやろう。
最初はショットバーに行って軽く飲んだ。
ダーツが置いてあって、妹たちが見つけて遊んだ。
ルールは知らないが、二人は面白がって投げていく。
全部中心の円に集中する。
飲んでいた人間たちが気付いて、みんなが騒ぎ出した。
「おい、見ろ! 全部ダブルプルだぞ!」
中心の円をダブルプルと言うらしい。
何度投げても、全部ダブルプル。
みんなが大騒ぎする。
みんなに褒められた妹たちが喜んで後ろ向きに投げたり、空中で一回転して投げたりした。
全部ダブルプル。
大きな歓声が沸いた。
「おい、やり過ぎだぞ」
「「ワハハハハハハ!」」
みんなが寄って来てお酒を奢ってくれたり、料理を持って来る。
二人は喜んで飲み食いしていた。
テキーラが運ばれ、目の前で男の人が飲み干して「ダン!」とグラスを置いた。
妹たちが「カッコイイ」と言うと、みんなが喜んでテキーラを持って来て置いて行く。
ダンッ!
どんどん飲んだ。
ハーが指の間に3本を挟み、一辺に投擲した。
ダブルプル。
大歓声が沸いた。
僕が手を引いて店を出た。
「楽しかったね!」
「みんな喜んでたね!」
二人は御機嫌だ。
結構飲んだはずだ。
少し落ち着いて飲める店に行こう。
深夜までやっている中華料理屋へ行った。
「すいません、今ちょっと混んでまして。カウンターでお待ちいただけますか?」
「「いいよー!」」
カウンターに案内された。
僕がちょっとお腹が空いたと言い、消化の良さそうな料理とウーロン茶を頼んだ。
妹たちにもウーロン茶を飲ませる。
二人とも、目がちょっと虚ろだ。
酔いを醒まさないと。
「すいません、お隣失礼しますね」
後から来た女性客に声を掛けられた。
「ええ、どうぞ」
「!」
「「「!」」」
フローレスさんだった。
「あなたたち!」
「「「フローレスさん!」」」
「どうしてここに!」
「いや、フローレスさんこそ」
どうにも困った。
まさかまたフローレスさんに会うとは。
フローレスさんも、結構酔っていた。
この人、毎晩一人で飲み歩いているのだろうか。
僕は店を出ようと思ったが、妹たちの酔いが回っている。
しばらくここで酔いを醒まさないと動けそうもない。
「じゃあ、再会を祝してぇー!」
フローレスさんは頼んだ老酒で僕たちに乾杯を迫った。
ノリのいい石神家の人間としては、断れない。
「「「「かんぱーい!」」」」
頼んだ料理が来て、妹たちに食べさせた。
なるべくウーロン茶も飲ませる。
「あれ? お酒じゃないの?」
「ええ、さっきちょっと飲みすぎまして」
「なによぉー! 一緒に飲みましょうよぉー!」
フローレスさんが盃を頼み、僕たちに老酒を注いで渡して来た。
「「わーい!」」
「おい!」
妹たちが喜んで飲んだ。
「あー、でもあなたたちって、ほんとうに皇紀さんに似てるのよねー」
「そ、そうなんですか」
「やさしいひとだったのぉー」
「そうなんですね」
延々とフローレスさんの愚痴が始まった。
「なんですてられちゃったかなぁー」
「縁が無かったんですよ」
「なんでよぉ! あんなにさんざんヤったのにぃ!」
「!」
妹たちが僕を睨んでいる。
「やるだけやってさ。さっさとにほんにかえっちゃったぁ」
「い、いや、そうなんですね」
「あのね、ものすごくソフトでうまいの。わたしのね、あそこをやさしーくトントンしてね」
「あの、そういうお話は!」
妹たちがスゴイ顔で睨んでいる。
「アレもやさしかったなぁー。ほんとに。あんなセックスはほかにしらないよー」
「そ、そうなんですか」
「いつもね、ゴムをつけるの。だからわたしがいっかいだけなまでやりましょうっていったのね?」
妹たちが僕の脇をつねった。
「こうきさんがねー、いっぱいなかに……」
「おい、出るぞ」
「覚悟しろ」
「!」
店から出て、妹たちにボコボコにされた。
酔っているので、加減が無かった。
暴れたせいで二人が吐いた。
ベトベトになった。
今日は平和に終わると思ったのに……
1
あなたにおすすめの小説
付喪神狩
やまだごんた
キャラ文芸
古い道具には年月と共に人の情念が蓄積され、それが意思を持ったものが付喪神と呼ばれる。
容姿端麗だが口も性格も女癖も悪い大和御門は日本で唯一の付喪神狩として、付喪神を祓う能力者。
自分に取り憑いた大口真神を引き連れ、同居中の相方・棚橋亨と繰り広げる現代異能バトル
裏切りの代償
中岡 始
キャラ文芸
かつて夫と共に立ち上げたベンチャー企業「ネクサスラボ」。奏は結婚を機に経営の第一線を退き、専業主婦として家庭を支えてきた。しかし、平穏だった生活は夫・尚紀の裏切りによって一変する。彼の部下であり不倫相手の優美が、会社を混乱に陥れつつあったのだ。
尚紀の冷たい態度と優美の挑発に苦しむ中、奏は再び経営者としての力を取り戻す決意をする。裏切りの証拠を集め、かつての仲間や信頼できる協力者たちと連携しながら、会社を立て直すための計画を進める奏。だが、それは尚紀と優美の野望を徹底的に打ち砕く覚悟でもあった。
取締役会での対決、揺れる社内外の信頼、そして壊れた夫婦の絆の果てに待つのは――。
自分の誇りと未来を取り戻すため、すべてを賭けて挑む奏の闘い。復讐の果てに見える新たな希望と、繊細な人間ドラマが交錯する物語がここに。
あやかし家族 〜五人の兄と愛され末妹〜
南 鈴紀
キャラ文芸
妖狩りにより両親を奪われ、囚われの身となった半妖の少女・鈴音は浄化の狐火を利用するだけの道具のように扱われていた。呪いにより成長は止まり、容姿も思考も幼いまま、感情が消え失せてもなおただ生かされるままに生きていた。
しかし妖保護部隊本部第一部隊との出会いにより、鈴音の止まっていた時間が動き出す。
掴みどころはないが頼れる氏神・雅仁、兄には厳しいが弟妹には優しい狼の妖・千里、人間嫌いだが人当たりの良い振りが得意な人間・遥杜、可愛いもの好きで元気いっぱいの猫又・鴇羽、大人しいが思いやりに溢れる猫又・瑠璃。
五人の兄と過ごす時間の中で、無いものだらけだった鈴音にもやがて大切なものが増えていく。
妖×家族の心温まる和風ファンタジー。
百合ランジェリーカフェにようこそ!
楠富 つかさ
青春
主人公、下条藍はバイトを探すちょっと胸が大きい普通の女子大生。ある日、同じサークルの先輩からバイト先を紹介してもらうのだが、そこは男子禁制のカフェ併設ランジェリーショップで!?
ちょっとハレンチなお仕事カフェライフ、始まります!!
※この物語はフィクションであり実在の人物・団体・法律とは一切関係ありません。
表紙画像はAIイラストです。下着が生成できないのでビキニで代用しています。
診察室の午後<菜の花の丘編>その1
スピカナ
恋愛
神的イケメン医師・北原春樹と、病弱で天才的なアーティストである妻・莉子。
そして二人を愛してしまったイケメン御曹司・浅田夏輝。
「菜の花クリニック」と「サテライトセンター」を舞台に、三人の愛と日常が描かれます。
時に泣けて、時に笑える――溺愛とBL要素を含む、ほのぼの愛の物語。
多くのスタッフの人生がここで楽しく花開いていきます。
この小説は「医師の兄が溺愛する病弱な義妹を毎日診察する甘~い愛の物語」の1000話以降の続編です。
※医学描写はすべて架空です。
Lucia(ルシア)変容者たち
おまつり
恋愛
人は、ときに自分の中に「もう一人の自分」を抱えて生きている。
それがもし、感情の揺らぎや、誰かとの触れ合いによって、男女の姿を入れ替える存在だったとしたら――。
カフェ『リベラ』を営むリアと、雑誌編集者の蓮。
二人は、特定の感情を抱くと性別が変わる「性別変容者」だった。
誰にも明かせない秘密を抱えながら生きてきた彼らは、互いの存在に出会い、初めて“同類”として心を通わせていく。
愛が深まるほど、境界は曖昧になる。
身体と心の輪郭は揺らぎ、「自分とは何者なのか」という問いが、静かに迫ってくる。
一方、過去に囚われ、自分自身を強く否定し続けてきたウェディングプランナー・景子と、まっすぐすぎるほど不器用な看護学生・ユウ。
彼らもまた、変容者として「変わること」と「失うこと」の狭間で、避けられない選択を迫られていく。
これは、誰の記憶にも残らないかもしれない“もう一人の自分”と共に生きながら、
それでも確かに残る愛を探し続けた人々の、静かなヒューマンドラマ。
※毎日20時に1章ずつ更新していく予定です。
JKメイドはご主人様のオモチャ 命令ひとつで脱がされて、触られて、好きにされて――
のぞみ
恋愛
「今日から、お前は俺のメイドだ。ベッドの上でもな」
高校二年生の蒼井ひなたは、借金に追われた家族の代わりに、ある大富豪の家で住み込みメイドとして働くことに。
そこは、まるでおとぎ話に出てきそうな大きな洋館。
でも、そこで待っていたのは、同じ高校に通うちょっと有名な男の子――完璧だけど性格が超ドSな御曹司、天城 蓮だった。
昼間は生徒会長、夜は…ご主人様?
しかも、彼の命令はちょっと普通じゃない。
「掃除だけじゃダメだろ? ご主人様の癒しも、メイドの大事な仕事だろ?」
手を握られるたび、耳元で囁かれるたび、心臓がバクバクする。
なのに、ひなたの体はどんどん反応してしまって…。
怒ったり照れたりしながらも、次第に蓮に惹かれていくひなた。
だけど、彼にはまだ知られていない秘密があって――
「…ほんとは、ずっと前から、私…」
ただのメイドなんかじゃ終わりたくない。
恋と欲望が交差する、ちょっぴり危険な主従ラブストーリー。
ユーザ登録のメリット
- 毎日¥0対象作品が毎日1話無料!
- お気に入り登録で最新話を見逃さない!
- しおり機能で小説の続きが読みやすい!
1~3分で完了!
無料でユーザ登録する
すでにユーザの方はログイン
閉じる