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09 ヤバい
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「ヤバい」
「しんどい」
「簡潔に言ってキモイ」
「なんとでも言え。いくらでも罵倒しろ。俺は満足だ。ミアと付き合えたんだから、結果が良ければ何でも良いんだ」
ミアと付き合い始めたと聞いたいつも組んでいるパーティメンバーの三人は、何とも言えない顔をした後。
大きなため息を、同時に吐いた。
「これって、ギリオッケーな案件になるのか……? 俺的には、絶対にアウトで憲兵突き出したいんだけど」
「ミアちゃん本人がユーリの事嫌がってないなら、別に良いんじゃね。こういうのって、被害者が訴えなきゃいけない親告罪じゃん。ユーリって顔が良くて金だけは持っているヤバい奴だけど、女の子ってそういう男が好きだしさ。イケメン無罪っていう……俺らには納得しがたいあれ」
「ユーリから、彼女に言った……訳じゃないもんな。勘違いを勘違いだと思っていることに、彼女が一生気がつかなければ……それはそれで、幸せなのかね」
結構な倍率で就職試験に合格しないとなれない冒険者ギルドの受付嬢は、実際のところ男冒険者からめちゃくちゃ人気がある。あと、暗黙の了解だけど、受付嬢は顔採用はある。でないと、全員がある程度可愛い理由が説明出来ない。
冒険者である俺たちが日常的に傍に居る異性というと、女冒険者だ。当たり前だけど、彼女たちは男顔負けなくらい気が強くないと、やっていけない。女だからと夜の見張りを免除されることにも抵抗があるくらいに、自立心旺盛な女の子が多い。要するに彼女たちは自分が惚れている恋愛対象者以外には、あまり可愛くない。
クエスト完了の打ち上げなんかで使う酒場の綺麗な姉ちゃんも、チップだけでも高額を稼ぎ出すんだから、その日稼ぎで生活が安定しない冒険者なんて相手にしない。何なら、ちょっと上手い事を言われて酒場へ通わされ続けて、次の街にお姉ちゃんは旅立ち一人残されるという、金を下ろし放題出来る銀行扱いされるような馬鹿な男が後を絶たない。
だが、冒険者ギルドには過去数多あった男女絡みのトラブルを防ぐために、知的で美人が揃う受付嬢には、お手つき御法度の鉄のルールがあった。破った奴は冒険者ライセンスを取られるのは、脅しじゃない。あいつらは真顔で本気だ。
ひとつだけ、抜け道があるとしたら……受付嬢本人から、冒険者に声を掛けて来た時のみ。
「そ。だから、俺は冒険者ライセンスも取られずに、憧れのミアと付き合えて最高な気分。はー。負け犬の遠吠えを聞くのは、楽しいなー。行動出来ずに、一生吠えてろ」
それなりの階級にある俺がもしルール違反をしたとしたら、いつも傍に居るパーティメンバーにも止める責任があるとされて、彼らも何らかのペナルティを負うことになる。
「しんどい」
「簡潔に言ってキモイ」
「なんとでも言え。いくらでも罵倒しろ。俺は満足だ。ミアと付き合えたんだから、結果が良ければ何でも良いんだ」
ミアと付き合い始めたと聞いたいつも組んでいるパーティメンバーの三人は、何とも言えない顔をした後。
大きなため息を、同時に吐いた。
「これって、ギリオッケーな案件になるのか……? 俺的には、絶対にアウトで憲兵突き出したいんだけど」
「ミアちゃん本人がユーリの事嫌がってないなら、別に良いんじゃね。こういうのって、被害者が訴えなきゃいけない親告罪じゃん。ユーリって顔が良くて金だけは持っているヤバい奴だけど、女の子ってそういう男が好きだしさ。イケメン無罪っていう……俺らには納得しがたいあれ」
「ユーリから、彼女に言った……訳じゃないもんな。勘違いを勘違いだと思っていることに、彼女が一生気がつかなければ……それはそれで、幸せなのかね」
結構な倍率で就職試験に合格しないとなれない冒険者ギルドの受付嬢は、実際のところ男冒険者からめちゃくちゃ人気がある。あと、暗黙の了解だけど、受付嬢は顔採用はある。でないと、全員がある程度可愛い理由が説明出来ない。
冒険者である俺たちが日常的に傍に居る異性というと、女冒険者だ。当たり前だけど、彼女たちは男顔負けなくらい気が強くないと、やっていけない。女だからと夜の見張りを免除されることにも抵抗があるくらいに、自立心旺盛な女の子が多い。要するに彼女たちは自分が惚れている恋愛対象者以外には、あまり可愛くない。
クエスト完了の打ち上げなんかで使う酒場の綺麗な姉ちゃんも、チップだけでも高額を稼ぎ出すんだから、その日稼ぎで生活が安定しない冒険者なんて相手にしない。何なら、ちょっと上手い事を言われて酒場へ通わされ続けて、次の街にお姉ちゃんは旅立ち一人残されるという、金を下ろし放題出来る銀行扱いされるような馬鹿な男が後を絶たない。
だが、冒険者ギルドには過去数多あった男女絡みのトラブルを防ぐために、知的で美人が揃う受付嬢には、お手つき御法度の鉄のルールがあった。破った奴は冒険者ライセンスを取られるのは、脅しじゃない。あいつらは真顔で本気だ。
ひとつだけ、抜け道があるとしたら……受付嬢本人から、冒険者に声を掛けて来た時のみ。
「そ。だから、俺は冒険者ライセンスも取られずに、憧れのミアと付き合えて最高な気分。はー。負け犬の遠吠えを聞くのは、楽しいなー。行動出来ずに、一生吠えてろ」
それなりの階級にある俺がもしルール違反をしたとしたら、いつも傍に居るパーティメンバーにも止める責任があるとされて、彼らも何らかのペナルティを負うことになる。
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