偶然同じ集合住宅の同じ階に住んでいるだけなのに、有名な美形魔法使いに付き纏いする熱烈なファンだと完全に勘違いされていた私のあやまり。

待鳥園子

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08 なんで

 完全に彼のいいようにされてしまっていると気がついていたけど、マックロイさんって可愛いし……手が届かないと目を背けていただけで手に入れたいと思うくらい良い男だし、私はそんな人が自分に執着してくれていると言うだけでとてつもなく嬉しかった。

「ふわっ……はあっ……はあはあっ……」

「下も、大洪水……ずっと、触ってただけあったな……」

 しみじみと彼がそう言うように、快感を高めた私の濡れてしまっている場所は、びしょびしょになっていると過言ではないくらいにまで濡れているようだった。

「……っ待って。どのくらいっ……触ってたの……? ひゃっ」

 いきなり中を這っていた指で内部の感じるところを押されて、私は高い声を上げた。

「えー。何時間だろ? あれは、深夜だったけど……今はもう、早朝なんだよね……」

「え……ずっと、私の体を触ってたの? 嘘でしょ?」

 私が思うと何倍もの時間を触っていたと知って、私は驚いてしまった。

「嘘じゃないよ。ミアの体は、俺はずっと飽きない。触っているだけで、俺は気持ち良いし……それに、ミアは初めてだけど、絶対に痛い思いをさせたくなかったんだ」

「……そ、そうなんだ。ひゃっ」

 くちゅくちゅとした水音はだんだんと大きく高まり、感じすぎた私が息も絶え絶えになってしまう頃、ようやく蜜口へと彼の先端が触れた。

 ゆっくりゆっくり狙いを定めるようにして、彼の熱杭は私の体に入り込んできた。

「はっ……はあっ……ふっ……ああ」

「痛い……? 奥は流石に解せないもんな……」

 小刻みに体を揺らしながら、彼は私に侵入して来た。空いている部分をみっちりと中を埋められていくような、不思議な感覚。

「ああ……マックロイさん……っ」

「ユーリだよ。ミア。ユーリって呼んで」

「ユーリっ?」

「そうだ。可愛いね。ミア」

 そして、ユーリは慎重に腰を動かし始めた。

 ぐいっと中にまで一気に入って来たと思えば、ゆっくりと出て行く。何度も何度もその繰り返し。

 体を動かすこともなくただ揺らされるばかりの私も、彼の長時間の努力の賜物か。快感を拾うようになってきた。

 だんだんと速度を上げていく抜き差しに、私は彼にしがみつくことも出来ずに翻弄されていた。

「はっ……ユーリっ……ユーリっ……ユーリ!!」

 私がユーリの名前を呼ぶたびに、彼は荒々しい動きで肉棒を奥まで押し込んだ。やがて彼の動きが止まり、奥で果てたのを知り、はあはあとお互いに荒い息をついた。

「ミアっ! ミア……ようやく……俺のものだ」

 ぎゅうっと抱きしめられた温かな感覚で、私は意識を手放すことにした。

 そういえば……マックロイさん……ユーリって、なんで、私が初めてって……知ってたんだろ……。
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