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41 未来
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私たちはそれから、これから再度婚約者になるための第一歩として城に居るギャレット様のお父様である王へ挨拶に行くことになった。
ギャレット様はあまり考えない楽観的な性格なので、大丈夫大丈夫と気軽に言うけれど、そもそもの婚約解消の原因となった私は決してそうはなれない。
私って貴方を捨てて、別の男性に走ったことになっているんですけど……どうやって言い訳すれば良い? 王妃様がギャレット様を暗殺未遂しようとしたことは、陛下は知っているのかしら。
イーサンが貸してくれた馬車の御者にはギャレット様がある程度の報酬を払い、私はイーサンへ宛てて書いた短い手紙を持たせた。なんとか、間に合ったと。
とりあえずのことを終えて、それでも私はギャレット様の前に立つと本当に恥ずかしくて、彼の目を見て話せなくなった。
これまではいつか別れてしまう人という前提があり、好きだと言われても、そこにあまり感情入れなかった。
けれど、今はというとただ隣に居る事実だけで、そわそわとしてしまい、やたらと恥ずかしい。
「……ローレン。どうした? 口元に手を当てて……気分でも悪いのか?」
黙ったままの私を不思議に思ったのか座席の隣に座るギャレット様に、顔を覗き込まれて……もう駄目だった。
不意打ちに我慢出来ず反射的に私は慌てて馬車の扉近くまで離れてしまったので、いきなりの動きに彼は呆気に取られてしまったようだった。
「え?」
「ごっ……ごめんなさい。今、私。ギャレット様に近寄って欲しくなくて……」
私の言葉を聞いて驚いていたギャレット様は、あからさまにショックを受けた表情になった。
彼は悪いことはしてないけど、その存在で私をドキドキさせてしまうのが悪いっていうか……本当に、心臓に悪い。
「え……俺が、何か悪いことした? 悪い。いくら考えてもローレンを何で怒らせたか、わからない……ごめん」
ギャレット様は黙ったまま俯いた私に、自分が何かしたのかはわからないが、ここはとにかく謝っておこうと思ったみたいだ。多分、正しい。
王族は立場上なるべく謝らないらしいけど、彼は悪いなと思ったら割と気軽に謝っている。剣も王子であるとはおかしいくらいに使えるし、やっぱりギャレット様は世にも珍しい王子様なんだと思う。
ギャレット様はあまり考えない楽観的な性格なので、大丈夫大丈夫と気軽に言うけれど、そもそもの婚約解消の原因となった私は決してそうはなれない。
私って貴方を捨てて、別の男性に走ったことになっているんですけど……どうやって言い訳すれば良い? 王妃様がギャレット様を暗殺未遂しようとしたことは、陛下は知っているのかしら。
イーサンが貸してくれた馬車の御者にはギャレット様がある程度の報酬を払い、私はイーサンへ宛てて書いた短い手紙を持たせた。なんとか、間に合ったと。
とりあえずのことを終えて、それでも私はギャレット様の前に立つと本当に恥ずかしくて、彼の目を見て話せなくなった。
これまではいつか別れてしまう人という前提があり、好きだと言われても、そこにあまり感情入れなかった。
けれど、今はというとただ隣に居る事実だけで、そわそわとしてしまい、やたらと恥ずかしい。
「……ローレン。どうした? 口元に手を当てて……気分でも悪いのか?」
黙ったままの私を不思議に思ったのか座席の隣に座るギャレット様に、顔を覗き込まれて……もう駄目だった。
不意打ちに我慢出来ず反射的に私は慌てて馬車の扉近くまで離れてしまったので、いきなりの動きに彼は呆気に取られてしまったようだった。
「え?」
「ごっ……ごめんなさい。今、私。ギャレット様に近寄って欲しくなくて……」
私の言葉を聞いて驚いていたギャレット様は、あからさまにショックを受けた表情になった。
彼は悪いことはしてないけど、その存在で私をドキドキさせてしまうのが悪いっていうか……本当に、心臓に悪い。
「え……俺が、何か悪いことした? 悪い。いくら考えてもローレンを何で怒らせたか、わからない……ごめん」
ギャレット様は黙ったまま俯いた私に、自分が何かしたのかはわからないが、ここはとにかく謝っておこうと思ったみたいだ。多分、正しい。
王族は立場上なるべく謝らないらしいけど、彼は悪いなと思ったら割と気軽に謝っている。剣も王子であるとはおかしいくらいに使えるし、やっぱりギャレット様は世にも珍しい王子様なんだと思う。
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