純粋な初恋(シリーズあり)

橋本衣

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ずっとずっと朔羅を愛している!これからも一生!

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一条いちじょう先生、ごめんね、、、、仕事場使えなくして」

「別に良いよ、橋本はしもと君。ハートはしょうがないし、、、、辛くない?」

「薬飲んでるから、少しは大丈夫」

まさかの予想外の発情期ヒートが来て、俺は学校と仕事を休む。
久しぶりのヒートだから少しと言うかだいぶキツイのが正直な話なんだけど。一条先生は俺に必要な食料とかを持って来てくれた。

羅人あみひと君は祖父母宅に預けているんだって?」

「はい、こう言う時には頼りになるので、、、、義実家には頼れません、し」

「、、、、何かあったら俺にすぐに連絡するんだよ。すぐに駆け付けるから」

「ありがとうございます」

「本当、こう言う時に仕事入っててごめん。色々したかったんだけど」

「しょうがないですよ。一条先生、人気漫画家さんなんですから、!」

「そう言って貰えるのは普通に嬉しいし、、少し恥ずかしいけど」

「本当の事を言ったまでです」

「ありがとう、、、、じゃあ、俺もう行くね、、、、少しは俺にも甘えてくれれば良いのに(ボソッ」

「はい」

一条先生はそう言って部屋から出て行った。俺はそのままベッドに倒れ込む。最後に聞こえた小さな声は聞こえないフリをした。

「ぁー、、、、薬飲んでても、無理だぁ」

久しぶりだから辛いのもあるけど、、、、多分、前に俺の担当医古村こむら先生から教えて貰った「番の長時間のフェロモンを感じなければ体調を崩す。それプラスヒート時は通常よりも辛いし、長引くか悪化する」って言ってたんだよなぁぁァァァァァ、、、、!!!!!!

「体が疼くし、エロい妄想しまくるし、濡れるし、体が勝手に暴走しそうだし、、、、何か、尊厳を自ら失いそうな行動しそうになっちゃう」

1人の可愛い息子の親として、それだけはしたくない、と言う気持ちと、もう耐えられないと言う気持ちが頭の中で戦い合ってる。

「、、、、こう言う時、普通ならフユさん達を頼って、るんだよなぁ」

俺はそう思いながらも、頼れる状況に居ないから、何も言えない。今のフユさんに頼っても、普通に無理だし、トラウマが再燃する、かも?
夏人なつとさん達も何か頼れる感じがないし。

「うっ、、、、フユさんの事考えたから、また、出た」

既にズボンを脱いだ下着の中に手を入れて、股間部を触るとヌルりと言う感覚が手に伝わる。
それが少し気持ち悪い。でも、興奮したいるからなんだと思うと、色々悔しい。

「あぁァァァァァ、、、、フユさんに会いたいぃぃぃぃぃ」

叶うはずのない気持ちを枕に顔を埋めて叫ぶ。

「ぁ、ヤバっ、、、これ、ヤバい、かも」

薬が切れ始めて来て、俺は段々とヤバいと思う。こう言う時は、大体、、、、ぬ、抜くのが良い、んだよね。

「ぁー、、、、マジ最悪」
















































































ドンッ

「どう言う事だよ!フユヒト!!」

「ッ」

雅之まさゆき、落ち着け!」

「兄さんは黙ってて、これは俺とフユヒトの問題だ」

「いつになく雅之がガチギレてるんだけど」

今、俺の目の前には激昂して、俺の襟を掴んで壁に押し当てている雅之と、それを宥める義兄・咲夜さきや、それを眺めている義姉兼先輩・単語雅陽みやびが我が家に訪れている。
彼こと橋本朔羅はしもとさくらがこの家から出たと聞いて、急いで来たらしい。

「俺、言ったよな??朔を幸せにしないと許さないって、、、、なのに何で忘れてんだよ!、何で朔を悲しませるような事になってんだよ!!

「すまない、雅之」

「記憶がないんだからしょうがないだろ」

「そうよ、雅之。一々突っかかっても、朔の事を思い出す訳でもないし」

「でも、兄さんと姉さんはどう思うのさ、、、、今朔は1人で苦しんでるんだよ?好いている人と、愛し合っている人と一緒に居れない苦しさに!」

「ッ!」

「それでも落ち着くのが大事だ」

「いくら記憶がなくなったからって、、、、朔を傷つける奴だとは思わなかった」

「、、、、雅之、すまない」

「謝って欲しくて言ってるんじゃないんだよ!!」

「兄さん、、ちょっとヤバくない??」

「そうだよな。ハァァ、、、雅陽、少し落ち着かせて来てくれ」

「え~?私?」

「俺は村瀬さんと話す事がある」

「、、了解、兄さん。はーい、お姉ちゃんと廊下に行こうねぇ~」

「ちょっ、姉さん!」

「文句言わなーい」

雅陽さんが流石の動きで、雅之を廊下まで運んだ。
俺と咲夜さんは何故か席に座って対面する事になる。

「あのさ、1つ聞いて良い?」

「何でしょうか」

「お前、今朔の記憶ないんだよな」

「はい、全く」

「じゃあ、雅之の事どう思う?」

「、どう思う、とは」

「だから、恋愛感情として好きかどうか」

「!」

咲夜さんの質問に俺は思わず動揺してしまった。何故、咲夜さんが知っているんだ、、、、いや、知っているはずだ。前に、漫画の話を、アレ??今俺が携わっている漫画は、違う、、、、アレ??

「何で知っているかはさておきだ、今好きか?好きじゃないのか?」

「、、、、好き、ではないと思います。勿論、友人、親友としては大切で好きでは、あります。何ででしょうか、前までは恋愛感情として好き、だったのに」

「そりゃあ、お前の体は朔の事が大好き、だからな」

「」

またまた咲夜さんの言葉に動揺する。でも不思議と納得はいった。
夏人達は俺に一生懸命、彼との関係を説明すると、どれほど前の俺が彼を愛していたか、大切にしていたかが分かった。
トラウマでΩと関わらないと決めていたのに、彼のグループメンバーである子と仲良くなっていた事も彼を愛していた、と考えれば合点がいく。
顔を下に向けてそう、頭の中で考えていると、咲夜さんが話を続ける。

「お前の気持ちは分かんないけど、俺らは朔の幸せが第一、記憶がなくても朔が1番この世界で愛してるのはお前なの。それが変わんないうちは、、、、俺らはお前に記憶を戻らせるつもり満々だって事を忘れんな」

「ッ、、、、だが、どうやって記憶が戻るかさえ分からない、のに」

「朔の私物とか見たらどうだ?アイツは案外豆に色々、残してるからな」

「、、、、私物」

「んじゃ、今日はこれで失礼する。ぁ、最後に1つ、、、、簡単に記憶なくしたんじゃねーよ、バーカ」

ガチャン

咲夜さんはそう言って、玄関に繋がる扉を閉めた。
俺はそのまま、2階にある彼の部屋に向かい、部屋の前に立つ。
彼が出て行ってから一度入った事のない部屋、少し緊張しながらもドアノブを下に下げて引っ張り中に入る。

「、、、、」

部屋の中は綺麗に整頓されていて、意外だな、と思いながら歩く。

「?、何だ、これは」

部屋の中に入ってすぐに目に付いたものに近づく。

「アルバム?」

フユさんとの思い出アルバムと書かれたアルバムが机の上に置かれていた。
俺は無意識にそれに手をかけていて、中を開く。目に入って来たのは、

「!、これは、、、、」

沢山の写真と小さく書かれたその写真の話があった。
全部俺と彼が写った写真で、俺にはない記憶ばかりだった。それでも自然とペラペラとページを開く手が止まらない。
動物園に行った写真やゲームセンターで撮ったぬいぐるみを抱えた俺の写真、靴屋で靴を選んでいる彼の写真、全て俺にとっては初めている、ものだけど、俺の知らない俺がいて、俺がするはずのない表情を彼に向けていてその視線は全部一言で言えば愛おしいと言っていて、それでいて、

「懐かしい、、、、、、、、え?」

口に出た言葉に俺は驚く。懐かしい??何で、今の俺にそんな感情が??
ないのに、何で???何でなのか、と言う分からなさと、だけど、これを最後まで見たいと言う気持ちが葛藤して等々、最後のページまで来てしまった。

「これは、手紙?」

最後のページには手紙の封筒が挟まっていた。俺はそれを見て迷った。見ないほうが良い、勝手に人の物を見たって良い事はない。そう心の中で言い聞かせた。
だが、

「これを見たら、彼の事が少しは、分かるだろうか」

それ以上に彼の事を知りたい、彼を愛していた自分を知りたいと言う気持ちが勝って、手紙を手に取り封筒から中身を取り出して開く。
その内容は、

“                    フユさんへ

 拝啓、村瀬冬人むらせふゆとさんへ、、、、って、こう言う堅苦しいのは、なしね。
この手紙は一言で言えば、俺の想ってるフユさんへの気持ちを綴った手紙、かな。
って言ってもこれをフユさんに渡せるかは俺の勇気次第なんだけども、、、、笑

フユさんって俺に素直に愛してるとか好きだ、とか言ってくるけど、俺もまぁ、フユさんの事が好き、だし愛してるんだよ。言葉にしないだけで、、、、ぁ~、これめっちゃ恥ずい!
フユさんと出会って多分俺は変わったと思う。人それぞれにそのものの価値がある事を知って、誰かに恋する事がこんなにも色んな感情に支配されて、離したくない離れたくない、愛しているのが辛いって知れた。
多分と言うか絶対、フユさんも俺と出会って変わったと思う。あんなにも人と関わる事をしてこなかったフユさんが俺の大切な人達と関わって、こんなにも俺を愛しているのを見ると、ぁ~俺のおかげなのかなって考えるとね、結構優越感があるんだ。

とまぁ、これから少し真面目な話ね。俺は人より多分と言うか多少か、素直にならないし素直にフユさんには特に好きとか愛しているとか言えないと思う。だけど、これからの人生、俺はフユさんが居ないとダメだしフユさんも俺が居ないとダメになる。
それは共依存とかそう言う物じゃなくて、本能的にだと思う。お互いがお互いを大事に思っているからこそだと思うんだ。
俺は、フユさんと出会えた事が何よりもの幸せで宝物。フユさんの抱え込みやすい所とか、人を想う優しい所とか少し不器用な気持ちの伝え方とか全然全部俺にとっては愛おしくて、大好きな所だよ。

もし、これからの人生何があっても俺はフユさんを支えるし、フユさんも俺を支えて欲しい。だって、俺達は夫婦で、番で、愛し合っているんだからさ。

まぁ、一応最後に一言、言っておくとなんだけど、、、、

もし、今俺の気持ちとか揺らいでるんだったら、、、、、、、、テレビ台の中にある、唯一あるCDを再生して中身を見ろ!と、だけ言えるかな

               朔羅より  ”

「、、、、」

と、綺麗な字で書かれた手紙を、見て俺分かった事がある。
、、、、彼は俺の事を本当に愛しているんだと。病院の時での対応の時も思った、俺の事を想って居るからこそ、自分を蔑ろにして居るんだと。
それは昔自分が雅之にしていた事に似ていたからこそ、その気持ちが分かるし、辛い事も分かる。

「何故、こんな俺を、、、、」

そう思いながらも、手紙から伝わってくる愛は本物で、心が温まる。
俺は手紙の最後に書かれたメッセージを元に1階に降りてテレビ台の中に入って居るCDをセットして、テレビを付ける。

『ぁー、見てる?フユさん、、、、これは、その手紙で言えない分の俺の愛のメッセージだと思ってくれたら良いから』

それは彼が写った映像だった。ただそれだけなのに目を奪われる、彼を見続けていたいと思ってまう。

『う゛う゛ん、、それじゃあ行くよ』
『フユさん、好きだよ、フユさん、大好き、、、、フユさん、愛してる!!』

「!」

その言葉を聞いた瞬間、頭が揺れるような、いや、違う、、色んな記憶が流れ込んでくる。
彼と、



違う、








彼、









じゃない、























と過ごした記憶が頭の中に流れ込む感覚になる。

全てを思い出した、朔羅を好きになった時の事、朔羅を1番最初に抱いた日の事、朔羅と両思いになった日の事、朔羅からキスされた時の事、朔羅から誘われた時の事、朔羅と過ごした全部の大切な記憶を思い出した。
それと同時に涙を流し、床に崩れ落ち座り込む。

「なんで、、、、なんで俺は忘れていたんだ。大切にすると、人生をかけて守ると言ったのに、心を守らないで何が番なんだ」

自分の情けなさと不甲斐なさに自分で自分を殴りたいと言う気持ちに駆られる。
でもそんな事をする前に、俺がするのはただ1つだけだ。

「朔羅の元に行こう」

もしかしたら許されないかもしれない。いや、朔羅は優しいから許してくれる。でも俺は自分自身を許せない。
だから、朔羅に謝りたい。謝って抱きしめたい。
そう思いながらも瞬時に立ち上がり、コートを羽織って必要最低限の物を持って家を出る。
一条の家に、隣の部屋に行こうとしたら、

「、ヤァ、村瀬先生」

「!、一条、先生」

「どうしたんです?そんな急いで家を出て」

「朔羅は今何処に居る!?家の中か??それとも違う場所か!?」

「、、、、その様子、記憶が戻ったんですね」

俺の問いかけに驚きもせず返答もせずに、記憶が戻った事を察する一条。
今すぐにでも、襟を掴んで壁に押し当てたい気分だ。

「今更何のつもりですか?橋本君を傷つけた貴方が、」

「それでも、俺は朔羅を愛している、大切に思っている、忘れていた事を理由にするつもりはない。謝りたいんだ」

「、、、、、、、、ハァァ、本当に、俺も所詮は悪役にはなれない脇役と言った所ですか」

「?」

「貴方と橋本君のお互いの愛には負けましたよ」

「と言う事は」

「、、此処に、彼が居ます。鍵は後で返して貰えたら結構なので」

一条はそう言って、住所を書いた紙と鍵を俺に手渡す。
受け取って俺はすぐにエレベーターに向かおうとしたら、呼び止められた。

「なんだ?」

「いえ、一応伝えとこうと思いまして、、、、橋本君、今彼は、、、、」

「!」































































「んぅ、、、、んんっ、アレ?俺、寝てた?」

睡気眼を擦りながら、何とかベッドから立ちあがろうとするが、フラフラしてしまってベットに戻るってしまう。
薬の効果が切れたんだと思い、抑制剤を飲もうとテーブルに手を伸ばす。

「、今頃、フユさんは何して居るのかなぁ」

フユさんの事だから、小説書いてるんだろうな。三村みむらさんとか小川こがわさんに急かされてる姿が予想出来る笑
俺はそう少し笑みを浮かべながら、抑制剤を口に入れようとしたその瞬間、

ガチャッ

「?」

家の玄関が開く音が聞こえて来た。

「一条先生、?」

俺はそう思って、立ち上がってフラフラとしながらも歩いて部屋の扉を開ける。

「、、、、え」

少し歩くと、ハァハァと息を切らしながら、立って居るフユさんの姿があった。
俺はその姿に自分の目を疑った。

「なんで、フユさん、じゃなくて、冬人さんが」

「俺の事、もうそんな呼び方しなくても良い、朔羅」

「え?、、ハッ、戻ったの?」

「あぁ、戻った。全部戻ったんだよ」

フユさんが俺の名前を呼んだ事で、すぐに理解した。フユさんが記憶を戻したと。
嬉しさが全身を駆け巡った、それと同時に俺は涙が出る。
俺は気付いたら駆け出していてフユさんに抱きついていた。

「良かった、、、、良かったぁぁ」

ギュッ
「ごめんな。忘れてしまって、朔羅の事を」

「ううん、グスッ、思い出してくれただけで十分、だよ。でもなんで思い出したの?」

「、、、、それは、、、、朔羅の愛の力、だな」

「なんか間がなかった?」

「ない、一切ない」

「えぇ、?」

少し不自然なところはあったけど、今は見逃そう。
それから少し落ち着いて、俺は思い出した。今の自分の状態を。

「ぁ、そうだ、俺今」

「あぁ、知って居る、今ヒートなんだよな」

「ぅ、うん、、、、アレ、なんか、嫌な予感が」

「安心しろ、朔羅、、、、お前を沢山愛してあげるからな、今から」

「やっぱり、やっぱりこうなるのか!」

「お前もそう望んでいたんだろ?」

「そうかもしれないけど、なんか違う!!」

と、抵抗する俺を他所に、俺を抱き上げてベッドに押し倒すフユさん。
コイツ、記憶戻ってすぐにやる事がこれかよ!!
なんて心の中で悪態をついて居ると、いきなりキスをされた。

チュッ
「んっ、、んむっ、、あっ」

「あー、久しぶりの朔羅、超可愛い」

「な、なんか、口調変わってるし、がっつき、過ぎ」

舌入れられて、口の中蹂躙されるみたいにされて、、多分今久しぶりの快感で蕩けてる。

「興奮してるんだ、しょうがないだろ。それに、朔羅が可愛いのがいけない」スリッ

「///////// な、なんだよ、それ」

頬を撫でられて愛おしそうな顔をして俺を見つめるフユさんに俺はそう返事をする。
久しぶりに見た、俺に向けるフユさんの目は前のフユさんで俺が大好きなフユさんで、それだけで、体がキュンキュンしてしまう。


















「んっ、、あっ、ふ、あっ、」

「声、出てるな、、、、前は恥ずかしがってたのに」

「らって、、我慢、出来にゃ、いっ、ひゃうっ♡」

「ふふっ、、可愛いな、、、、もっともっと見せてくれ」

「あぅっ、、、ひっ、んぁっ、、ふぁッ」

「あぁ、、本当に幸せだ。また、愛せるんだから」

「ふぁっ、、次はっ、忘れる、にゃよっ♡、、ッ~~♡」

「あぁ、忘れる気は毛頭ない」チュッ























拝啓、天国のママ、パパ。
フユさんの記憶が戻って早2日、今目の前でフユさんの大説教大会が行われたます。因みに怒って居るのはまさかの俺じゃなくて、

「本当に、なんで忘れたかもしれない原因が、朔が昔出ていたドラマで「嫌い」と言うセリフを聞いて、もしかかしたら精神的に不安になっていた、だ!アホか!」

「いや、雅之考えてみろ。雅之だって朔羅から大っ嫌いと言われたら」

「、、、、」

「朔羅」

「え?言えって事?「、、、、雅之兄さん、大っ嫌い」、、、、はい」

「、、、、よし、死のう」

「「早まるなこのブラコン」」

とまぁ、こんな感じで雅之兄さんが説教していたんだよね。
因みに俺は無事と言うかヒートは早めに終わって元気元気。
フユさんは、記憶が戻ったと知らせたら、村瀬家子供組からの連絡が鳴り止まなかったのは俺は結構笑えた。

「それにしても、朔、良かったな」

「うん、まぁね、咲夜兄さん、、、、でも、今回の事は教訓になったかも」

「教訓に?」

「うん、、、、俺さ、多分安心しきったたんだと思う。フユさんが俺の元から離れないって、だから多分これは神様からの天罰」

「朔は、相変わらず変なこと考えるわね」

「姉さんに言われたくないよ笑、、、、もし次フユさんが記憶喪失になったら俺はフユさんの元から離れない。記憶がなくなったんだったら一から関係を作る、、、、だって、俺は多分どんなフユさんでも恋をするんだと思うんだ」

「「この天使め」」

「えー何それ笑」

「なんか私、冬人に朔を嫁にいかせたの後悔してるかも」

「分かるぞ、雅陽。この可愛い弟を良いようにして居ると考えるだけでイラついて来た」

「落ち着いて欲しいんだけど、2人とも」

なんかヤバい方向に行きそうになる2人をなんとか宥める俺。
流石に、これはダメだ。

「ぁー、もうやっぱり、朔をフユヒトの嫁がせたのが問題か!?」

「何故そうなるんだ、雅之」

「ほら、暴走しそうな雅之兄さん止めて!」

「、、、、そうだな、今はそっちが優先だな」

「お姉ちゃんに任せなさい、朔!」

こうして、2人を雅之兄さんに任せて意識を違う所に向けるのに成功した。
そしてそれと入れ違いになるようにフユさんが俺に近づく。

「朔羅」

「ん?何、フユさん」

「愛している」

「!」

「愛している、愛している、、、、ずっと、永遠に愛している」

「ッ~~/////////、、、、俺も、愛してるよ、ずっと、永遠、に」

「ふっ、同じだな」ギュッ

顔を真っ赤にしながらフユさんを見上げてそう言う。
フユさんは嬉しそうな顔をしながら、俺の腰を掴んで引っ張って腕の中にポスリと収まる。ギュッと抱き締められる感覚に、嬉しさを覚えながら、こんな幸せをまた味わえるなんて、俺は幸せ者だな、と噛み締めるのであった。

「朔羅、今夜抱いても良いか?」

「本当、今聞くことじゃないと思うな、フユさん」

「そうか?」

「そうなんだよ、」









































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