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何か嬉しい、かも、、、、
しおりを挟む「「でーと?」」
「そうデート、」
2日後の1時半過ぎのこと、大まかな仕事が終わり、それなりに帰っている準備を終えて、玲央、糸の2人にフユさんとのデートすると言う報告。
「良かったじゃんか、朔デートしてくれるって」
「そうそう、村瀬大先生もちゃんと聞き入れてくれて」
「うん、まぁ、、、、だけどさ、あの人根っからの坊ちゃんだからさ、」
「「???」」
「俺の想定するデートとは真逆の高級感満載デートして来たらどうしよう」
「ドラマとかで良くある、ほら、分かるだろ?」
俺がそう言うと、2人は「ぁ~」って表情を浮かべて、こちらを見る。俺は一応は庶民の方の分類なので、世間のことは分かるけど、フユさんがどうかは分からない。
「まぁ、頑張れ、って言うか、朔のチョーカーいつものとは違う?」
玲央の指摘通り、俺の今付けているチョーカーはいつもの黒とは違い、紺色で赤色の刺繍で俺の名前が書いてある。
「ぁ、これ、上の兄さんが入学祝いにくれたやつ、中々付けれなかったから、今日付けてみた」
「あぁ、朔の上のお兄さんね、朔の事を甘やかしまくった張本人」
「2人共兄さんの事どう言う認識な訳よ」
「「最強のブラコンセコム」」
揃って言う2人。確かに俺に過保護って言う感じはあるけど、そうなのかな?
と、俺が少し兄さんの事を思い浮かべていると、楽屋の扉が開いた。俺達3人はそちらに視線を向ける。そこには、、、、
「「「成太君」」」
「朔君、村瀬さんのお迎え来てますよ、糸君と玲央君は今から僕の運転で次の現場です」
「ぇ、あの人少し早いな、まぁ、いっか」
俺はリュックを背負って髪を少し整えてから、スマホをズボンのポッケに入れて、3人の方向クルッと体を回転させて、挨拶をする。
「じゃ、お疲れ様でしたー、また明日!」
「「お疲れ様~」」
「お疲れ様、気を付けて」
3人からの声を聞いてから、俺は楽屋を出てテレビ局を出てすぐにわ目立つ色の車が視界に入った。その車はフユさんのだったのですぐに分かって、車に入る。
「朔羅、お待たせ」
「うん、て言うか少し早くない?」
「仕事が早めに終わってな、まずは、朔羅が見たがってた映画だ」
「ぇ、良いの!?ヤッタ、」
フユさんの提案に少しテンションが上がりながら、車を走らせる。
こうやって2人っきりになるのは結構慣れたけど、まだ、慣れない。運転しているフユさんの横顔は結構良い、と言うかやっぱりイケメンだよなぁ。
「なんだ?、俺の方をチラチラと見て」
「ぁ、いや、/// 結構、フユさんはイケメンだな、、って」
「デレたな。滅多にデレないのに」
「悪いかよ///」
俺は顔を赤くしながらそっぽを向いて、窓側に顔を向ける。やっぱり、この人の前だと変になる。素直になりたいけど、慣れないと言うか、、、、
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「どうだった?映画」
「良かった、めっちゃ面白かった、!」
映画が終わって感想を聞かれたから、率直に意見を言う。変装用のメガネを付けながら、フユさんの方を見る。
「て言うか、フユさんの事だから、プレミアムシートとか、取りそうだった」
「あぁ、最初は取ろうと思っていたのだがな、辞めといた方が良い、と三村と小川に言われてな」
「懸命な判断だな、本当に、、ってなに?」
「、君の素顔を見たいんだがな」
真顔でだけどなんか寂しそうな表情で言うフユさん。俺は少しビックリしてしまうが、嬉しいと恥ずかしさで両手で顔を覆う。
「しょうがないじゃん、俺一応芸能人、此処で写真とか撮られたら、嫌じゃん」
「そうか、、、、そう言うものか」
「そう言うもんなの、、、、で、次は?」
「あぁ、ちょっとお前に教えときたいお店があってな」
「お店?、分かった」
俺は何処に行くのか分からないまま、フユさんの後を着いて行き、車で連れて行かれた所は、、、、
「喫茶店?」
「あぁ、昔から良く来ていた所でな、朔羅にも教えときたくてな」
「!、、、、あっそ」
フユさんは多分、何にも思わずに、言った言葉だと思うけど、俺はとっても嬉しかった。フユさんの昔を分かる場所を教えて貰って嬉しかった。
カランカランッ
「いらっしゃいませ、、、って、冬人君、」
「マスター、久しぶり、」
「えぇ、そちらの方は?」
「俺の大事な人、マスターに紹介したくて」
お店の中に入ると、60代前半ぐらいのの白髭を生やしたフワッとした男性が居た。俺は軽く会釈をする。お店の雰囲気は落ち着いていて、フユさんの好きなお店の雰囲気だなって俺は思った。マスター、さん?の首元にはチョーカーが付けられていた。
「ぁ、それって」
「、?、、あぁ、私も君と同じΩなんですよ、因みに番持ちなんですよ」
「へぇ、、、、」
「マスターは、俺が家を出た時からお世話になって居てな、、マスター、あの人は?」
「あの人なら、今裏に居るよ、って来た来た、」
「冬人、来てたのか」
裏側から出てきたのは、完全なイケオジを体現していて、50代半ばの年齢で、俺の知っている人がそこに居た。俺は自然と体をピシッとなってしまう。
「って、朔、なんで君も」
「清正さんもなんで!!?」
「知り合いなのか?」
「俺の事務所の大先輩!!何回もドラマで共演してるし!」
そう、俺の事務所の大先輩で芸歴40年以上の大ベテランであり、豊宮清正さん、56歳!α!
が居たのだ。大ベテラン過ぎて本当にビックリしたんだが、、、、
「ぇ、なんで?」
「ぁ、豊宮さんとマスターは番なんだよ」
「本当にですか!?そう言えば、テレビでも年上の奥さんが居るって聞いてたけど、、フユさんも知り合いだったんだ」
「俺の書いた小説のドラマ化や映画化の中に出て貰った事があったからな」
色々驚き過ぎて、なんか心臓に悪いけど、、、、でもフユさんの事が知れて、結構嬉しいと言う気持ちがある俺もいる、にはいる、、、、のは絶対に言えないが。
「コーヒーはいつ物で良い?、朔君も」
「ぁ、カフェオレでお願いします」
「了解、席に座ってて、」
「「はい」」
俺とフユさんは席に座ってて居ると、何故か清正さんからの視線に気付いた。俺は大ベテランに見られて居るから、めっちゃ緊張してしまう。仲は良い方だと思うけど、見られてるのは結構色々緊張する。俺はカフェオレを飲みながら、清正さんに質問をする。
「、、、、あの、清正さんなんでしょうか?」
「いや、冬人と朔って、番?」
「ブフッ ち、違い、ますよ、!」
「そうなのか?」
「えぇ、今は、、、、でもいずれ、番ますよ、」
「!、、、、俺の許可も取れっての、、」
清正さんとフユさんの発言で色々驚いてしまう。やっぱり、年上だかけの空間は落ち着かない。でも、色々嬉しい、、、、
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「ご馳走様、カード支払いで」
「はいはい、ありがとうね、またいつでも来てね、2人共」
「はい、是非、今度はメンバーも連れて来ます」
俺はそう言ってお辞儀をする。フユさんの持つカードに少しビックリはした。でも、結構満足出来た時間だった。
「冬人、朔の事、頼むぞ。傷付けたりしたら容赦しないから」
「はい、豊宮さん。俺は絶対に朔羅を傷付けません。愛してるので」
「なんで、親子みたいな会話してんだよ、2人共、!」
何か彼氏と父親の会話みたいで小っ恥ずかしくなってしまう。確かに、清正さんは俺達【空色パレット】の父親的存在って言ってるぐらいだし、そうかもだけど!!
そして、俺とフユさんは外を出る。
「それで、次行く所は?」
「あぁ、服屋だ、予約をしてるから行くぞ」
「服屋、?」
俺は少し不思議に思いながら車で十数分で運転して着いたところは、、、、
「スーツ屋?、それと結構高いところじゃね?」
「我が家が良く使ってる店だが?」
「アンタん家の御用達と俺達庶民の御用達とは違うんだよ!!」
俺がそう文句を言うが、スルーしながら店の中に入って行くフユさん。この人俺の話聞いてねーな。入って早速、店員さんらしき女性がフユさんに声をかけて来た。
「いらっしゃいませ、村瀬様、」
「あぁ、頼んでいた物は出来てますか?」
「はい、事前にお伝えされているサイズとデザインで完成しております、あとは着て貰ってサイズ調整をさせて貰えれば、」
「だそうだ、朔羅着てこい」
「、、、、ぇ?、ぁ、うん、分かった」
なんか、めっちゃキッチリ感と誰かと話しているフユさんに少し違和感しかなくて、少しぼーっとなってしまった。事前に頼んでいた服を渡されて、着る。
「朔羅、着れたか?」
「着れたっちゃ、着れたんだけど、」
俺はそう言って試着室の扉を開ける。俺は1つの疑問をフユさんに伝える。
「あのさ、なんでサイズピッタリなの?」
「なんでって、君のマネージャーからサイズ聞いたからな」
「あの人なに、人のサイズ教えてんだよ!!?個人情報保護法!!」
「俺と君にそんな物は要らないはずだろう?、君の中も分かるってるんだから」
何て平然と言ってくるフユさんに、イラッとくる。これも悪気なしで言っているのが、この人の悪いところなのかもしれない。俺が男で良かったとつくづく思う。
「、、、、気に入らなかったか?」
「ぁ、いや、、別に気に入らなかったって訳じゃねーし、普通に嬉しいし、その、、ありがとう、フユさん」
「、、、、そうか、では、それを着たまま次行くぞ」
「ぁ、うん」
事前に支払っているらしく、店員さん達のお辞儀で俺とフユさんはお店を出る。着ていた服はお店の紙袋に入れてくれた。なんか、対応がマジ良かった。
そして次に、連れて行かれた所は、、、、
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