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2度目の初恋編
2度目の初恋、、、、か、、、、つか、好きなら好きって言えよ!! 1
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「、、、、、、、、と言う事で、そう言う経由でバレた」
「「まさかの言った当日に、、、、!?」」
仕事終わりに俺の報告を聞いて2人は予想外の報告に驚いた表情をする。そりゃあ、まさか当日にバレるとは思ってなかったよな。俺自身もバレるとは思ってなくて、顔色を悪くしてしまう。
「て言うか、フェロモンだけでバレるの?玲央薬飲んでるんでしょ?」
「糸、忘れてるの、玲央のフェロモン過剰体質、薬でも完全に効かなくて、チョーカーで抑えてるんだから、チョーカー外したらフェロモンは微量でも出る」
「そして、聖はフェロモン異常過敏体質、小6から常にチョーカーを付けていた玲央の匂いを知らなかったのは当然で、れぇー君と同じ匂いをしていたから同一人物だって気付いたんじゃない」
「流石朔羅、略してさすさく。俺の言いたい事全部言ってくれた」 グッ
俺は項垂れながら親指を立てて、朔に感謝をする。そう、れぇー君として聖と会っていた時はチョーカー何て碌に付けていなかったが、玲央として聖と再会した時には既にチョーカーを付けていたんだよ。玲央の前でチョーカーを外して薬を欠かした事はなかった。
因みにだが、玲央としてのフェロモンの匂いを知っているのは望君、律さんと碧さんの3人だけなんだよ。
「バレたら、何か聖暴走しそうだよねぇ、僕が思うに」
「分かる、初恋相手と再会してそれもまさかの同業者、逃す訳には思わねーな、俺だったら、、、、玲央?」
「ふふふッ、、幸い、聖は明日から仕事で忙しくなる。学校でも現場でも会う事は殆どない!」
「「、、、、フラグってない?それ」」
俺の言葉に何故か揃っていってくる朔と糸。なんだよ、その言葉でフラグが立ってる気がするんだけど、俺の場合は!と、思っていると、撮影が終わったマコさんが楽屋に入って来た。
「どうした、お前達?」
「、マコさーん、マコさんってさ、自分の正体がバレた時の対処法とかある?」
「、、先手必勝、賄賂とか色々欲しい物を聞くのが妥当だろ」
俺の質問に一瞬キョトンとなったが、すぐに悪い笑顔を浮かべながら提案してくれた内容にマコさんの悪いところが出てるなぁと思うと同時にそれは聖には効かんと思ってしまった。
「それが出来ない場合は?」
「と言うか、マコさんの場合、それ聞いてなくない?」
「そうだよ、結局流太君に抱かれたんでしょ?確か」
「、、、朔、糸、それ誰に聞いた?」
「「律さんと碧さんの2人、笑顔で教えてくれた」」
「そっかぁ、教えてくれてありがとうな」 ナデナデ
朔と糸の証言を聞いた瞬間、ドス黒オーラを纏い始めたマコさん。ヤバい、律碧コンビの寿命がヤバい。その時、俺の本能と長年一緒に居る勘が叫んでいたが、止めないのは多分面白いと思っているからで、、、、
マコさんは2人の頭を優しく撫でてから、楽屋を出ていったその姿はまるで怪獣を撃退する戦士の様だった。マコさん俺達に下ネタとかそー言う系の話など聞かれたくないし、知識あって欲しくないタイプだからな。
「ちょっと、俺あの2人とお話し合いしてくるからなぁ~」
「あれ?俺達変な事言ったかな?」
「マコさん怒ってたよね?」
「ぁ~、2人共大丈夫。これは2人悪くねー、悪いのは律さんと碧さんだから」
「「なら、良いんだけど、、」」
コーヒーを飲みながら、不安そうな表情をしている朔と糸を安心させる。まぁ、元凶と言うかマコさんがああなった原因あの2人だし、、、、
俺は少し呑気になっている。何故なら、聖と会うまでにそれなりの期間はあるし、それまでに対応を考えれば良いんよね!
・
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・
・
・
・
・
・
と、思っていた時期は俺にもありました。
、、、、アレ、これデジャブじゃね?
何故、こう思っているのかと言うと、、、、
「今日のお仕事よろしくねぇ~、玲央、、、いや、れぇー君」
「ぅ、うん、、、、」
ニコニコして俺とマネージャー・望君が居る楽屋に挨拶して来た。あの会話をしてたったの10日後のこと。俺は聖を避けに避けまくったのに、何で!!?
「この番組のプロデューサーさんと仲良くて、たまたま飲んでる所バッタリ会ってそしたら、仕事キャスティングして貰ったんだ」
「そ、そうなんだぁ、、、、(プロデューサー!!この野郎!!何してんだ!!)」
「撮影まで少し時間あるな、って、成太さんから電話だ、玲央、ちょっと電話してくるから、」
「ぁ、うん、分かった」
望君がそう言って楽屋から出ていったおかげで聖と2人っきりになってしまった。そしてそれと同時に聖が俺にゆっくりと話しながら近づいて来た。
「いやぁ、次の日から避けに避けられまくったからさ、最終手段取っちゃったよ、俺」
聖はそう言いながら靴を脱いで、畳を上がって近づく。聖の顔は笑顔だけど目は笑って居なくて、ちょっと怖いと感じてしまった。俺もジリジリと後ろに下がるが、ピタリと背中が壁に付いてしまった。
「いや、だから、俺とれぇー君って子は違う人間だから、勘違いだから、!」
「こっちがなんの証拠も揃えずに、今日ここに居ると思ってるの?」
「、、ぇ?」
「うちのマネージャーにお願いして、玲央の本名聞いたら、空尾で瑠璃と同じだったし、律碧さんコンビに聞き込み入れて、れぇー君が玲央だって言うのは既に分かってるから、、ね?」 ドンッ
淡々とだけど確実に怒っている声で俺を追い詰めて、俺の顔の横にドンッと壁に手を力強く置く。俺は冷や汗をダラダラとかきながら、どう誤魔化そうと頭を素早く回転させる。
「この証拠で、違うって言う証拠はある?」
「ッ、、、、はぁぁぁ、、あぁ、もうそうだよ、俺がれぇー君d 」
ギュッ
俺が言い終わる前に、聖が俺を力強く抱きしめて来た。絶対に逃さない、離さないって言う意思が体から伝わってくる。恥ずかしいけど久しぶりに聖から抱きしめられる感覚が懐かしくて、嬉しかった。
「良かった、、れぇー君が玲央で、本当に良かった (泣)」
「ねぇ、この前言ってた、俺が初恋相手ってどう言う事?」
「それはさ、俺達が関わる様になった9年前、俺が中1に遡る、、、、
○
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中学1年の春、当時の俺は引っ越したばかりで慣れない街で過ごしていた。中々友人も作れなくて困って居て、放課後公園のブラコンに座っていた時の事だった。
『お兄ちゃん、何してるのぉ?』
『ぇ、?』
『僕はね、迷子だよ!』
当時5歳の玲央いや、れぇー君と出会った。まだまだあどけなくて、可愛かった。
『笑顔で宣言する事じゃないと思うんだけだ、それは』
『お兄ちゃん、悲しいの?』
『ぇ?そう見えるかな』
『見えるもん、あのねあのね、笑顔になると自然と明るくなるんだよ!だから笑って!ニコッ 』ギュッ
『!、、、、そっか笑』
俺の両手をギュッて握って満面の笑顔を俺に向けた瞬間、恥ずかしい話惚れてしまった。一目惚れだったと思う。心がギュッって掴まれて、玲央しか目に入らなかった。これが恋なんだって思った。その一瞬の玲央との出来事は当時の俺にとってはとっても大事で俺の心を温かくした。
『お兄ちゃん、僕と遊b 』 ドテンッ
『!、大丈夫!?』
『ムクッ、、、、、大丈夫、、じゃない ポロポロッ ポロポロッ うわぁぁぁぁン (泣)』
走った瞬間、転んでしまった玲央は泣き出してしまってすぐに駆け寄る。ポケットからハンカチを取り出して泣いている玲央の目元を拭く。玲央の頭を優しく撫でる。
『ちょっと待ってて、水に濡らしてくるから、』ナデナデ
『うんッ 』
『沁みるけど、我慢してね』
俺は急いでハンカチを濡らして、血の出ている膝に軽く付ける。ちょっと涙を出しながらもちゃんと我慢した玲央にまた頭を撫でる。
『よし、良く我慢出来た、偉い偉い』
『うん、!』
そんな会話をしていると、公園の入り口から大きく名前を叫んでいる声が聞こえて来たんだよ。
『れぇーくーん!!』
『、!、、兄ちゃん』
『兄ちゃん?』
『!、れぇー君!!』
涙目で辺りを見ていたのは俺と同じ学校の制服を着ている少年で、玲央の声を聞いた瞬間、一瞬で玲央の元に来た。それが、瑠璃、玲央のお兄ちゃんね。
ギュー
『れぇー君、何処に行ったのかお兄ちゃん心配したんだからね!って、怪我してる!!?何で!!?』
『転けちゃった、このお兄ちゃんが助けてくれた』
『このお兄ちゃん、、って、君は』
『ぁ、こんにちは』
『うわぁぁ、俺目の前に居るのに気付かない感じにしちゃった、!ごめん!』
『良いよ良いよ、別に』
俺がそう言うと、ジッと俺の顔を見つめてから質問をして来た。俺はちょっとビクッとしてしまったのはここだけの話ね。
『って、君俺と同じ組じゃない?違ったら悪いんだけど』
『そうだよ、空尾君だよね、空尾瑠璃君』
『合ってる!で、君は確かえっと、ぁ、時屋聖!だよね!』
『そうだよ、』
何て俺と瑠璃がそう会話をしていたら、玲央が俺と瑠璃のズボンをクイッと引っ張って来て、俺達は顔を見合わせてから玲央の顔を見る。
『お兄ちゃんと兄ちゃんはお友達なの?』
『『!、、、、うん、そうだよ』』
『!だったら僕のお家来て!遊ぼう!!』
その時の玲央の圧って言うか目のキラキラに押されて俺と瑠璃はそう言う事しか言えなかった。だけど、そのおかげで瑠璃と急激に仲良くなった。俺も瑠璃に習ってれぇー君と呼び始めた。
「、、、そう言えば、そんな事があった様な、なかった様な、、、」
「まぁ、その時れぇー君5歳だからね、」
聖の言葉に俺は段々と昔の事を思い出す。聖が家に通い始めてからはもう1人のお兄ちゃんが出来たんだと思った。と言うか、まさかそんな経由で俺の事好きになってると梅雨知らずなよ、俺は。
「ちょっと待って、だったら兄ちゃんと付き合ったのは?俺の記憶が正しかったら中2の時から付き合ってなかった?」
「俺の事が好きなら、普通は付き合わないはずだよな?」
「ぁ~、それね。俺も最初はビックリした。中2の春に急に瑠璃から告白されて、断ろうかなって最初は思った。だけどさ、その時には瑠璃の事は友人以上親友以上の感情があってさ、断る何て選択肢は無くなってて、付き合う事にした」
「勿論、玲央への、れぇー君への気持ちは変わりなかったけど、だけど段々と瑠璃の事を好きになってた。likeからLOVEに徐々に変わっていったと思う」
真剣、だけど少し照れくさそうな表情で教えてくれた聖。そっか、ちゃんと聖は瑠璃兄ちゃんが好きだったんだね、、、、
だけどすぐに悲しそうな表情を俺の目を見て向けて来た。
「こうやって、れぇー君にまた会えるなんて本当に思わなかった (泣)」
「、、泣くほど?」
「当たり前だろ、もう会えないと思ってたんだから、」
「!、、、、」
「なぁ、聞いて良いか?、何で5年前の夏休みに入ってすぐ、、、、
『は?ちょっ、瑠璃?どう言う事?別れて欲しいって?』
『だからそのままの意味だから、、他に好きな人が出来た、だから別れて欲しい。連絡先も消して良いから』
『ちょッ、今から会おう!お前の家行くから、』
『来なくて良い、じゃ 』ピッ
次の日、俺はすぐに瑠璃達の家に行った。だけど、既に売却済みになっていて、驚いた。隣人で話した事がある人に聞いたら、昨夜早くに引っ越したと聞いて驚愕した。夏休みが明けたら転校したと聞いて、俺は訳が分からなくなった。
だけど、俺はその時に1番に感じた感情は、瑠璃に会えなくて悲しいとか、別れて悲しいとかよりも、玲央と会えなくなった、玲央に気持ちを伝えられなかったって気持ちだった。
だから、その時にハッキリと分かった。俺はまだ玲央が、れぇー君が好きなんだって、、、、
、、、、高3になってすぐに配達バイトをしてた時に事務所の社長に、スカウトされて芸能界入って、まさかれぇー君が玲央だったとは、」
「俺の知らない背景が、あった訳ね」
「それで、5年前何があったのか、俺に教えて、、」
真剣で言うまで逃さないと言う意思が分かるぐらいの顔を俺に向けている聖。俺は焦りながらも頭の中で言いたい事を整理する。言うか言わないか、言ったら後悔するんじゃないか、って思うが、、、、言わないと、いつまでも聖は兄ちゃんの事を誤解し続けたままで、兄ちゃんも後悔し続けるままだ。
「「まさかの言った当日に、、、、!?」」
仕事終わりに俺の報告を聞いて2人は予想外の報告に驚いた表情をする。そりゃあ、まさか当日にバレるとは思ってなかったよな。俺自身もバレるとは思ってなくて、顔色を悪くしてしまう。
「て言うか、フェロモンだけでバレるの?玲央薬飲んでるんでしょ?」
「糸、忘れてるの、玲央のフェロモン過剰体質、薬でも完全に効かなくて、チョーカーで抑えてるんだから、チョーカー外したらフェロモンは微量でも出る」
「そして、聖はフェロモン異常過敏体質、小6から常にチョーカーを付けていた玲央の匂いを知らなかったのは当然で、れぇー君と同じ匂いをしていたから同一人物だって気付いたんじゃない」
「流石朔羅、略してさすさく。俺の言いたい事全部言ってくれた」 グッ
俺は項垂れながら親指を立てて、朔に感謝をする。そう、れぇー君として聖と会っていた時はチョーカー何て碌に付けていなかったが、玲央として聖と再会した時には既にチョーカーを付けていたんだよ。玲央の前でチョーカーを外して薬を欠かした事はなかった。
因みにだが、玲央としてのフェロモンの匂いを知っているのは望君、律さんと碧さんの3人だけなんだよ。
「バレたら、何か聖暴走しそうだよねぇ、僕が思うに」
「分かる、初恋相手と再会してそれもまさかの同業者、逃す訳には思わねーな、俺だったら、、、、玲央?」
「ふふふッ、、幸い、聖は明日から仕事で忙しくなる。学校でも現場でも会う事は殆どない!」
「「、、、、フラグってない?それ」」
俺の言葉に何故か揃っていってくる朔と糸。なんだよ、その言葉でフラグが立ってる気がするんだけど、俺の場合は!と、思っていると、撮影が終わったマコさんが楽屋に入って来た。
「どうした、お前達?」
「、マコさーん、マコさんってさ、自分の正体がバレた時の対処法とかある?」
「、、先手必勝、賄賂とか色々欲しい物を聞くのが妥当だろ」
俺の質問に一瞬キョトンとなったが、すぐに悪い笑顔を浮かべながら提案してくれた内容にマコさんの悪いところが出てるなぁと思うと同時にそれは聖には効かんと思ってしまった。
「それが出来ない場合は?」
「と言うか、マコさんの場合、それ聞いてなくない?」
「そうだよ、結局流太君に抱かれたんでしょ?確か」
「、、、朔、糸、それ誰に聞いた?」
「「律さんと碧さんの2人、笑顔で教えてくれた」」
「そっかぁ、教えてくれてありがとうな」 ナデナデ
朔と糸の証言を聞いた瞬間、ドス黒オーラを纏い始めたマコさん。ヤバい、律碧コンビの寿命がヤバい。その時、俺の本能と長年一緒に居る勘が叫んでいたが、止めないのは多分面白いと思っているからで、、、、
マコさんは2人の頭を優しく撫でてから、楽屋を出ていったその姿はまるで怪獣を撃退する戦士の様だった。マコさん俺達に下ネタとかそー言う系の話など聞かれたくないし、知識あって欲しくないタイプだからな。
「ちょっと、俺あの2人とお話し合いしてくるからなぁ~」
「あれ?俺達変な事言ったかな?」
「マコさん怒ってたよね?」
「ぁ~、2人共大丈夫。これは2人悪くねー、悪いのは律さんと碧さんだから」
「「なら、良いんだけど、、」」
コーヒーを飲みながら、不安そうな表情をしている朔と糸を安心させる。まぁ、元凶と言うかマコさんがああなった原因あの2人だし、、、、
俺は少し呑気になっている。何故なら、聖と会うまでにそれなりの期間はあるし、それまでに対応を考えれば良いんよね!
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と、思っていた時期は俺にもありました。
、、、、アレ、これデジャブじゃね?
何故、こう思っているのかと言うと、、、、
「今日のお仕事よろしくねぇ~、玲央、、、いや、れぇー君」
「ぅ、うん、、、、」
ニコニコして俺とマネージャー・望君が居る楽屋に挨拶して来た。あの会話をしてたったの10日後のこと。俺は聖を避けに避けまくったのに、何で!!?
「この番組のプロデューサーさんと仲良くて、たまたま飲んでる所バッタリ会ってそしたら、仕事キャスティングして貰ったんだ」
「そ、そうなんだぁ、、、、(プロデューサー!!この野郎!!何してんだ!!)」
「撮影まで少し時間あるな、って、成太さんから電話だ、玲央、ちょっと電話してくるから、」
「ぁ、うん、分かった」
望君がそう言って楽屋から出ていったおかげで聖と2人っきりになってしまった。そしてそれと同時に聖が俺にゆっくりと話しながら近づいて来た。
「いやぁ、次の日から避けに避けられまくったからさ、最終手段取っちゃったよ、俺」
聖はそう言いながら靴を脱いで、畳を上がって近づく。聖の顔は笑顔だけど目は笑って居なくて、ちょっと怖いと感じてしまった。俺もジリジリと後ろに下がるが、ピタリと背中が壁に付いてしまった。
「いや、だから、俺とれぇー君って子は違う人間だから、勘違いだから、!」
「こっちがなんの証拠も揃えずに、今日ここに居ると思ってるの?」
「、、ぇ?」
「うちのマネージャーにお願いして、玲央の本名聞いたら、空尾で瑠璃と同じだったし、律碧さんコンビに聞き込み入れて、れぇー君が玲央だって言うのは既に分かってるから、、ね?」 ドンッ
淡々とだけど確実に怒っている声で俺を追い詰めて、俺の顔の横にドンッと壁に手を力強く置く。俺は冷や汗をダラダラとかきながら、どう誤魔化そうと頭を素早く回転させる。
「この証拠で、違うって言う証拠はある?」
「ッ、、、、はぁぁぁ、、あぁ、もうそうだよ、俺がれぇー君d 」
ギュッ
俺が言い終わる前に、聖が俺を力強く抱きしめて来た。絶対に逃さない、離さないって言う意思が体から伝わってくる。恥ずかしいけど久しぶりに聖から抱きしめられる感覚が懐かしくて、嬉しかった。
「良かった、、れぇー君が玲央で、本当に良かった (泣)」
「ねぇ、この前言ってた、俺が初恋相手ってどう言う事?」
「それはさ、俺達が関わる様になった9年前、俺が中1に遡る、、、、
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中学1年の春、当時の俺は引っ越したばかりで慣れない街で過ごしていた。中々友人も作れなくて困って居て、放課後公園のブラコンに座っていた時の事だった。
『お兄ちゃん、何してるのぉ?』
『ぇ、?』
『僕はね、迷子だよ!』
当時5歳の玲央いや、れぇー君と出会った。まだまだあどけなくて、可愛かった。
『笑顔で宣言する事じゃないと思うんだけだ、それは』
『お兄ちゃん、悲しいの?』
『ぇ?そう見えるかな』
『見えるもん、あのねあのね、笑顔になると自然と明るくなるんだよ!だから笑って!ニコッ 』ギュッ
『!、、、、そっか笑』
俺の両手をギュッて握って満面の笑顔を俺に向けた瞬間、恥ずかしい話惚れてしまった。一目惚れだったと思う。心がギュッって掴まれて、玲央しか目に入らなかった。これが恋なんだって思った。その一瞬の玲央との出来事は当時の俺にとってはとっても大事で俺の心を温かくした。
『お兄ちゃん、僕と遊b 』 ドテンッ
『!、大丈夫!?』
『ムクッ、、、、、大丈夫、、じゃない ポロポロッ ポロポロッ うわぁぁぁぁン (泣)』
走った瞬間、転んでしまった玲央は泣き出してしまってすぐに駆け寄る。ポケットからハンカチを取り出して泣いている玲央の目元を拭く。玲央の頭を優しく撫でる。
『ちょっと待ってて、水に濡らしてくるから、』ナデナデ
『うんッ 』
『沁みるけど、我慢してね』
俺は急いでハンカチを濡らして、血の出ている膝に軽く付ける。ちょっと涙を出しながらもちゃんと我慢した玲央にまた頭を撫でる。
『よし、良く我慢出来た、偉い偉い』
『うん、!』
そんな会話をしていると、公園の入り口から大きく名前を叫んでいる声が聞こえて来たんだよ。
『れぇーくーん!!』
『、!、、兄ちゃん』
『兄ちゃん?』
『!、れぇー君!!』
涙目で辺りを見ていたのは俺と同じ学校の制服を着ている少年で、玲央の声を聞いた瞬間、一瞬で玲央の元に来た。それが、瑠璃、玲央のお兄ちゃんね。
ギュー
『れぇー君、何処に行ったのかお兄ちゃん心配したんだからね!って、怪我してる!!?何で!!?』
『転けちゃった、このお兄ちゃんが助けてくれた』
『このお兄ちゃん、、って、君は』
『ぁ、こんにちは』
『うわぁぁ、俺目の前に居るのに気付かない感じにしちゃった、!ごめん!』
『良いよ良いよ、別に』
俺がそう言うと、ジッと俺の顔を見つめてから質問をして来た。俺はちょっとビクッとしてしまったのはここだけの話ね。
『って、君俺と同じ組じゃない?違ったら悪いんだけど』
『そうだよ、空尾君だよね、空尾瑠璃君』
『合ってる!で、君は確かえっと、ぁ、時屋聖!だよね!』
『そうだよ、』
何て俺と瑠璃がそう会話をしていたら、玲央が俺と瑠璃のズボンをクイッと引っ張って来て、俺達は顔を見合わせてから玲央の顔を見る。
『お兄ちゃんと兄ちゃんはお友達なの?』
『『!、、、、うん、そうだよ』』
『!だったら僕のお家来て!遊ぼう!!』
その時の玲央の圧って言うか目のキラキラに押されて俺と瑠璃はそう言う事しか言えなかった。だけど、そのおかげで瑠璃と急激に仲良くなった。俺も瑠璃に習ってれぇー君と呼び始めた。
「、、、そう言えば、そんな事があった様な、なかった様な、、、」
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聖の言葉に俺は段々と昔の事を思い出す。聖が家に通い始めてからはもう1人のお兄ちゃんが出来たんだと思った。と言うか、まさかそんな経由で俺の事好きになってると梅雨知らずなよ、俺は。
「ちょっと待って、だったら兄ちゃんと付き合ったのは?俺の記憶が正しかったら中2の時から付き合ってなかった?」
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「ぁ~、それね。俺も最初はビックリした。中2の春に急に瑠璃から告白されて、断ろうかなって最初は思った。だけどさ、その時には瑠璃の事は友人以上親友以上の感情があってさ、断る何て選択肢は無くなってて、付き合う事にした」
「勿論、玲央への、れぇー君への気持ちは変わりなかったけど、だけど段々と瑠璃の事を好きになってた。likeからLOVEに徐々に変わっていったと思う」
真剣、だけど少し照れくさそうな表情で教えてくれた聖。そっか、ちゃんと聖は瑠璃兄ちゃんが好きだったんだね、、、、
だけどすぐに悲しそうな表情を俺の目を見て向けて来た。
「こうやって、れぇー君にまた会えるなんて本当に思わなかった (泣)」
「、、泣くほど?」
「当たり前だろ、もう会えないと思ってたんだから、」
「!、、、、」
「なぁ、聞いて良いか?、何で5年前の夏休みに入ってすぐ、、、、
『は?ちょっ、瑠璃?どう言う事?別れて欲しいって?』
『だからそのままの意味だから、、他に好きな人が出来た、だから別れて欲しい。連絡先も消して良いから』
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だけど、俺はその時に1番に感じた感情は、瑠璃に会えなくて悲しいとか、別れて悲しいとかよりも、玲央と会えなくなった、玲央に気持ちを伝えられなかったって気持ちだった。
だから、その時にハッキリと分かった。俺はまだ玲央が、れぇー君が好きなんだって、、、、
、、、、高3になってすぐに配達バイトをしてた時に事務所の社長に、スカウトされて芸能界入って、まさかれぇー君が玲央だったとは、」
「俺の知らない背景が、あった訳ね」
「それで、5年前何があったのか、俺に教えて、、」
真剣で言うまで逃さないと言う意思が分かるぐらいの顔を俺に向けている聖。俺は焦りながらも頭の中で言いたい事を整理する。言うか言わないか、言ったら後悔するんじゃないか、って思うが、、、、言わないと、いつまでも聖は兄ちゃんの事を誤解し続けたままで、兄ちゃんも後悔し続けるままだ。
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この高校の生徒会副会長を務める僕・東山 優真は、普段の仕事ぶりから次期生徒会長の最有力候補と言われている。……んだけど、実際は詰めの甘さやうっかりミスを根性論でカバーしてきたポンコツだ。
こんなに頑張れているのは、密かに思いを寄せている安西生徒会長のため。
ある日、なんの奇跡か会長に告白され晴れて恋人同士となった僕は、大好きな人に幻滅されないためにポンコツを隠し通すと決めたけど……!?(内容は他サイト版と同じですが、こちらの方がちょっと読みやすいはずです)
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