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2度目の初恋編
2度目の初恋、、、、か、、、、つか好きなら好きって言えよ!! 2
しおりを挟む真剣で言うまで逃さないと言う意思が分かるぐらいの顔を俺に向けている聖。俺は焦りながらも頭の中で言いたい事を整理する。言うか言わないか、言ったら後悔するんじゃないか、って思うが、、、、言わないと、いつまでも聖は兄ちゃんの事を誤解し続けたままで、兄ちゃんも後悔し続けるままだ。
「本当に聞く?後悔しない?」
「しない、聞かずにアイツの事、瑠璃の事を誤解し続けるままは嫌だ」
「、、、、分かった。夏休みに入った次の日に事件が起きたの。兄ちゃんは図書館で勉強してた帰り、ヒートを起こしたΩに遭遇したの」
「!、、、、それって、」
「そう、聖の想像している通りだよ、、、、
兄ちゃんは慣れないΩの匂いに当てられて、ラット状態になってた。辺りには最悪な事に誰も居なかった。だから、必然的に、兄ちゃんはそのΩを襲って番った。
兄ちゃんは落ち着いて自分のしでかした事を冷静になって分かって焦ったと同時に最低な事をしたって悲しんだ。それで、兄ちゃんはそのΩを家に連れて帰って両親に事細かく説明した。それを聞いた、両親は大激怒、、、、
『何やっているんだ!!』
『合意なしなんでしょ?、相手方のご両親になんて説明を』
何て言ってた。だけど、そのΩは両親が居なくて、養護施設に暮らしていたけど、必要な物を持って逃げ出したらしかったの。
そのΩはね、俺達の家から出るって言ってた。だけど兄ちゃんも両親もそれを止めて、一緒に暮らす提案をした。それと同時に少し離れた所に暮らす事にした。それで、兄ちゃんは聖と別れる決断をした。俺は最初は、、、、
『何で?好き同士なのに、』
『この問題は、好き同士だからってだけで解決しないんだよ、それにいずれは別れるって分かってたから』 ナデナデ
そう言ってた兄ちゃんの顔は悲しそうだった。それからすぐに引越しと兄ちゃんと番さんの学校の手配など大忙しだった。
これが、兄ちゃん、いや俺の家で起こった全てだ。兄ちゃんに対して怒ってくれても構わない。ただ、聞いて欲しい、、、、
兄ちゃんは本当に聖の事が大切で、やっと聖を吹っ切れたんだ、去年」
「、、、、え?」
「聖がテレビに出始めて、兄ちゃん嬉しそうだった。聖が出てるドラマや番組は絶対見てた。それほど好きだったし、連絡先だって消してない。だけど、番さんと暮らしていくうちに、番さんにも愛情が芽生えた」
「だから、兄ちゃん俺に言ったんだ。
『アイツの運命は俺じゃない。俺以外と幸せになって欲しい。これが俺の最後のアイツへの願いだ』
そう言ってた」
俺がそう言うと、途端に力が抜けた様にその場にしゃがみ込んだ聖。嫌だったのかな、と思いながら顔を伺う俺。ぁ、勘違いすんなよ!心配じゃねーから、兄ちゃんの株が下がるのが嫌なだけだからな!!
「はぁぁぁ、、ほんと、アイツはそう言う所あるよ、、だけどそれが瑠璃だな」
「!、、でしょ、、ねぇ、俺って言うかれぇー君が初恋相手なんだろ?」
「、、まぁね、それがどうした?」
「いや、そのさ、俺には恋愛感情向けれないだろ?今更、」
俺が顔を覗き込みながら言うと、何故か顔を赤くし始める聖。俺は意味が分からなすぎて引いてしまった。いやするだろ。この質問で何故顔を赤くすんだよ、てな!
「、、その、俺、玲央の事も好きなんだよね、LOVEの方で、」
「、、、、はい?」
「玲央がれぇー君だって分かった時なんて言う偶然と奇跡が重なったと思ったよ」
「ちょッ、ちょっと待って、俺の事いつ好きになったの!?ぇ!?」
照れながら言う聖の肩を力強く掴んでブンブン前後ろに振るいながら問い詰める。俺は焦りと混乱とドキドキで良く分かっていない状態である。聖は驚きながらも教えてくれた。教えなかったらぶっ飛ばすつもりだったから、良く言ったな状態だ。
「好きになったのは、初共演のドラマ撮影が終わって1ヶ月後、俺が【Knights of crown】に加入するってなった時に玲央に報告した時、、、、
『マジかぁ、凄いじゃん!』
『でもさ、俺なんかが出来るのかなって、絶対に批判とか来るって、それに俺ダンスとか歌とか上手くないし』
『その時は俺が何とかしてやる!聖を傷付ける奴は許さない!聖は努力出来る人間だ!どんなに歌やダンスの才能があってもそれに胡座を掻いて、才能を磨く努力をしない人より、人一倍努力して力を身につける人の方が俺は何倍も輝いて見える』
『もし、聖を傷付ける奴が現れたらこう言ってやる!聖の事傷つけるなぁー!何も知らないくせに!と言うか何人の可愛い後輩傷付けてるんじゃい!、、ってさ』
『、、、何それ、でもありがと。結構勇気出た、、俺頑張るよ、玲央』
屋上で俺に笑顔で言って来た玲央に、ドキッなった。それから、玲央の事気になり出して、れぇー君みたいな一目惚れじゃなくて段々好きになったタイプだけど、同じなところはあった」
「ぇ?、同じところ?」
俺は聖が俺の事を好きになったエピソードを聞いて結構ドギマギしてしまった。まさか1日で2回も聞くとか思わねーし、だけどエピソードを言っている聖は嬉しそうで幸せで、本当に俺のことが好きなんだと感じ取れた。
「俺に向ける笑顔に惚れて俺を笑顔にする言葉に助けられたって事かな。俺さ、多分だけど玲央に惚れる事は必然とか偶然とかじゃなくて、運命だと思う」
「運命って、、、つーかさ、俺の事好きならさ、好きとか1回も言ってこなかったよな?」
「好きなら好きって言うのが普通だろ?こー言うのってさ?」
「ぁ、それは言葉じゃなくて行動で表現するタイプって言うか、、」
「俺が言葉にされないと伝わらないタイプって知ってるよな?なぁ?」
俺はそう言いながら聖に詰め寄る。俺はこう言っちゃ何だが、結構鈍感らしい。だから言葉にされないと基本は伝わらない。コイツも知っているのに、何でしないんだ。すると、聖がまた壁ドンをかまして、俺の耳元に顔を近づける。
「だって、言葉にしたら我慢出来なくなるんだよ」
「ぇ、?」
「でも、して欲しいんだったら、もう我慢はしないから」
「ぇ?、ちょッ 」
俺の静止を聞かずに俺の両手首を片手で掴んだまま、俺の耳元で喋り続ける。その声のトーンはいつもより低くて甘かった。俺は全身がビクッと震える感覚に陥った。
「好きだよ、好き、愛してる」
「ちょッ ///」
「ツンデレだけど意外と面倒見が良くて基本タメ口だけど礼儀も敬語も使えて、周りを良く見てるところとかマジで尊敬してるし好き」
「ッ~~/////」
「女装してる時無意識に女の子っぽくなってるし、実は女子力高めで世話焼きなところもあって年上からも年下からも好かれてるところはマジで可愛いし好き」
「ほんと、マジで、///////」
「朔、糸の3人の中ではお兄ちゃんポジだけど実は末っ子気質でそれなりに甘えたで、年上3人に良く甘えてるところとか本当に可愛いし、愛おしくて好き」
「///////// 辞めろって、言ってん、だろ、、、、ポロポロッ ポロポロッ (泣)」
「!!?!?、れ、玲央!?」
俺は恥ずかしさが限界突破してついに泣いてしまった。こうやって真正面で褒められたり好きとか愛おしいとか、可愛いとかを言われるとは想定出来る訳なくて、頭の中がこんがらがってしまう。聖はそんな俺の姿を見て驚いてから焦り始めてしまった。すると、楽屋の扉が開いた、、、、
「玲央~、お待たせ、電話長引いたよ、、って」
「ぁ、、望君、、グスッ (涙目 」
「!!!!!!ぁ、あのこれは違うんです、あの勘違いと言うか、!」
「、、、、(ドス黒オーラ全開)何が勘違いなんだい?時屋聖そこになおれ、何泣かしてくれているんだい、俺の可愛いタレントである玲央を」
「誤解なんです!!」 ((全力土下座))」
「?、、、、」
楽屋に入って来た望君は俺の泣いた顔を見た瞬間、何故かドス黒オーラを纏って聖に近づく。聖は望君の姿を見た瞬間、焦り始めて瞬時にその場に土下座したと言う謎の光景が俺の目の前に繰り広げられている。望君は聖を叱っていて、ちょっと面白かったんは此処だけの話。
俺は目元を冷やす為に楽屋を出て、トイレへと向かった。
楽屋に帰ってたらまだ説教は続行されていたのはビックリした。
「どう言う経緯で泣かしたかをもう一度事細かく説明しろ、出来るよな」
「本当にすいませんでした、なので勘弁してください」
「する訳ねーだろうが、泣かせたお前が悪いんだからな、あ?」
「それは至極真っ当な事なんですが!!お願いします!!」
全力で謝ってる姿にはちょっと引いてしまった俺がいる。
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