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執着な初恋編
弱肉強食、食われたら負け、、、、負けだな、 1
しおりを挟むこの業界は弱肉強食だ、弱いものから食われる。
脅される前に条件を出さなければ生きていけない。
「高宮さん、東堂さん、西村さん、撮影終わりでーす」
「「「お疲れ様でした」」」
「!、タカマコじゃん、マジでイケメンじゃん、、ぁ、応援してます、頑張って、、」
「、、応援ありがとうございます、これからもよろしく」
「!!イケメン過ぎる、と言うか、抱いて欲しい、、、、」
その場に適応する力が問われ、返答次第で次の仕事が決まる決まらないとなる。
「ぁ、高宮くーん、この前のドラマの視聴率、良かったらしいじゃん、流石、ベテランだねぇ」
「そんな、僕だけの力ではないです。スタッフさんや出演者、そして視聴者の皆さんの力ですから、」
「ほんと、謙虚だね、高宮君は」
「いえいえ、それでは失礼します」
謙虚にその場に居ない人を立てる。いかに自分を輝かせてみせるのかを理解してないと、出来ないのだ。
ガチャッ
「マコ~、、見ろよ、出たぜ、雑誌のランキング~」
「有名雑誌の芸能人印象ランキング、マコ好きだろ?」
「好きじゃねーし、寧ろあのランキングは苦手」
「なんでだよ、【理想の抱いて欲しいα様1位】って言う肩書きはマコの呼び名みたいなもんじゃん」
「そうそう、6連覇中で次取ったら7連覇じゃん」
「嬉しくねーよ、興味ないし、、抱く、抱いて欲しいとか意味分かんねーし」
俺、高宮真琴24歳。俺にはある悩みがある。
それは、有名雑誌の年に一度ある芸能人印象ランキングの中にある1つのランキングである【理想の抱いて欲しいα様】である。
嬉しいことに、いや悲しい事に18歳から6年間1位を取り続け、次取ったら7連覇を突破してしまう。
この俺の輝かしい、いや波瀾万丈な芸能界人生が始まったのは5歳の時、愛らしい顔立ちと拙いが高い演技力を持ち演技と言う戦場に飛び込み、子役としての寿命は短い。
生き残るには、視聴者は勿論現場のスタッフ、仕事を下さる関係者達の心を掴むのも忘れてはいけない。
この世界は弱肉強食、食われたら負け、だから時には出演者、勿論主演も喰う演技をしなければ生き残る術だ。
芸歴を順調に積み重ねて、沢山の困難を突破して来た。
【空色パレット】と言うアイドルグループに入り、歌もダンス努力をし凄まじい人気を獲得し、小説が原作の映画では高度で化ける様な自分を曝け出す演技で賞を獲得し、順調な芸能生活を送っている。俳優業よりも【空色パレット】を大切に思っている。
ただ、ただ、、、、
「俺はαじゃねー!!!!!!」 バンッ
「ぁ、まだ見てないのに床にぶつけないの、マコ」
「ほんと、バース性系の話はマコにしちゃダメだね」
俺はイライラしながら雑誌を床にぶつける。俺は、イライラを同じグループのメンバーである律さんと碧さんの2人にぶつける。そう、俺はαではない、その逆の、、、、
「俺はΩだっての、」
「「知ってるよ、それぐらいは」」
Ω、男性でも子供が産める性別だ。αはその逆で女性が子供を産ませる事が出来る性別だ。βはそのどっちでもない性別、所謂普通だ。
「しょうがねーじゃん、マコがバース性隠した事で事務所がαって事にしたんだから、な?碧」
「うんうん、まぁ、ファンはカッコいいマコが見れて、事務所はファンが増えるWin-Winな関係だよ、」
「俺はWin-Winじゃないが??」
「まぁ、とりあえず、結果見てみようぜ、、、、って、凄ッ」
「?律、結果どうだった、、、って、マジで?」
俺はある事情でΩである事を隠して芸能生活を送っている。そのせいで事務所側が、勝手に俺のバース性をαとしている。そのせいで、このランキングに入っているんだ。俺はもう良い加減に殿堂入りって事にしてって何回も申し立てしてんのに、全然全然聞き入れて貰えていないのが最近の悩みだ。Ωの俺が抱くとか抱いて欲しいとか、性に合ってないし、、、
俺は大きなため息を付きながら、雑誌の結果を見て驚いている2人を見つながら飲み物を飲む。
「何驚いてんの?何?俺が1位から転落したとか?、、、それなら嬉しいけど」
「「いや、マコは相変わらず1位」」
「イラッ そこで揃うなよ、、じゃあなんだよ?」
「いや、同率でもう1人いんだよ、それも新人芸歴3年目」
「へぇ、」
「ヤバいじゃん、次もしかしたら2位かもよ!」 ニヤニヤ
「新人にその座を追われるかもだね~、マコ」 ニヤニヤ
「うるせー!3位、4位!!」
ニヤニヤしながら言ってくる2人にそう突き刺す様に言う。俺は別に追われても良い、と言うか寧ろその座を逃げたいんだよ。この雑誌のせいで俺は何回α扱いされ続けたか、嫌なんだよ、!βで良いんだよ、、、、俺はαが苦手だからだ。αが苦手になる原因は勿論あるし、この2人は勿論知っていて揶揄っている。それは寧ろ俺にはありがたいし、感謝はしている。
この雑誌のせいで俺が世間からずっとずっとα 様とか抱いて欲しいとか言われて来てことに関してはまだ納得もしてねー!俺は抱く事も抱かれる事も無理!!
「で、1位の奴の名前は?」
「水野流太って、名前年齢は今年で22の大学生だって」
「若いけど、朔達の方が若いなぁ、、って、マコ?」
「その、名前って、、、、」
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「それでは映画【晴天と満月の推理日記】の初顔合わせを行いまーす」
「まずは、主演の1人水野君、一言お願いねー」
「!、はい!、この映画で主演の1人を務めさせて貰います、水野流太です」
「輝いてる~」
「若々しぃー」
「笑顔が綺麗ね~」
「まだまだ、演技経験は未熟ですが、これから、、、、」
【理想の抱いて欲しいα様1位】を何故かずっと降臨し続けた俺と並んだ実力者。映画初主演と言う事と若いく新人ながら認められているらしい。早く俺を引き摺り落としてくれる子なのかもしれないな、この子は、、、、
「初主演で上手く立ち回ることは出来ないと思いますが、その、よろしくお願いします!」
それに、俺と主演を張ると言う事何て凄い。緊張しているがその場を魅了する力ならあるかもしれないかな。喰われない様に頑張らなければならないな、、、、
「じゃあ、次は高宮くん、お願い」
「ぁ、はい、、同じく主演を務める高宮真琴です」
「カッコいい」
「美人って感じ」
「頼もしいわねー」
「主演映画は何回もさせて貰いますが、初めて演じるタイプの役どころなのでまだドキドキしますが、皆さんの足を引っ張らない様に頑張ります」
「では、クランクインは来週末になりまーす」
顔合わせも終わったし、帰るか、、、、
「!、ぁ、あの高宮さん!」
「?、何かな、」
「あの、えっと、また共演が出来て、それもW主演でとても嬉しいです!絡みも多いし、そのよろしくお願いします」
「(すぐに挨拶をして来て、心を掴む挨拶、中々出来るものではないな)」
キラキラのオーラを纏いながら、近寄ってくる。俺でなければ男でも惚れているぐらいだな。これが主演に選ばれた実力だろうか、、、、凄いな。やっぱり、、、、
「あぁ、去年の夏頃のドラマかな、良く覚えているよ」
「あの時、色々アドバイスを頂いて、そのおかげで此処まで来れたと思ってます。それから、その高宮さんが憧れの存在で」
「そう言われると、嬉しいな。君みたいな伸び代のある子に言われると (あの時はまだ大根役者に近かったが、主演になるって事は演技力が伸びたって事だな)」
「じゃあ、来週末の撮影からよろしく、それじゃあ」
「ぁ、あの!良かったらなんですが!この後、飲みに行きませんか!?、撮影前にアドバイスも欲しくて」
「!(何この子!良い子!?努力する子って俺、嫌いじゃない!!)良いよ、俺で良ければ、2人っきりでも良い?」 ←この男、慕ってくれる子に関しては基本甘いのである。
「!!はい!と言うか、寧ろお願いします!」
俺の言葉に笑顔で言って来た水野君。良い子だなぁ、俺の事憧れてるとかお世辞でも嬉しい。いかんな、最近朔達に会えてないから若い子が可愛く見える、、、、
「あれ、高宮ちゃん、何々?水野君と仲良くなってるじゃん、」
「今から飲みに行くんです!」
「高宮ちゃん、水野君の事よろしくね~」
「分かってますよ、」
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「美味ッ、、」
「!本当ですか?此処、俺が昔バイトしてたBARで」
「へぇ、良いお店知ってるね」
「高宮さんとこうやって、お酒飲めるとか、嬉しいです」
笑顔でカクテルを飲みながら俺の方を見て言ってくる水野君。良い子だなぁ、、そう言われるとお兄さん泣いちゃうよ。俺はウイスキーを飲みながら見つめる。
「ぁ、あの、その高宮さんの事、真琴さんって呼んでも良いですか?」
「全然良いよ、寧ろ、真琴って呼ぶ人中々居ないから嬉しいよ」
「!、本当ですか!」
「うん、、、、」
「本当に、その【理想の抱いて欲しいα様】同率1位取れるなんて思わなくて、嬉しかったです」
「、、そ、そう、」
笑顔で言って来た水野君に少し苦笑いをしながら言う。まさかこの話題が出るとは思わず、気まずくなってしまった。この時少しだけ、嫌な予感を覚えてしまった俺。
「同じαとして、このランキングに入れて光栄ですし、真琴さんはαとしての憧れでもあるn 「あのさ、」、、?なんですか?」
「この話題辞めよ、、俺、あんまり好きじゃなくて、それにα、αって自慢みたく思えるから」
「ぁ、はい、分かりました」
「ッ、、、ごめん、俺トイレ言ってくる、」
俺は素早くトイレに入る。そして洗面台に手を置いてズーンッとなる。少し顔色が悪いと思う。
「最低だ、俺。嫌な事言った」
水野君は俺がΩでαが苦手だと言う事を知らない。水野君がαだって事を分かってしまって、苦手ではないけど、思い知らされてしまう。俺はαじゃない事バレるのはどうでも良い、でもΩとバレるのは嫌だ。自分が嫌だからって、当たるとか人として最低だろ、、、、
「戻ったら、謝らなきゃだな」
俺は戻ろうとトイレから出た途端、全身がドクンッと
一気に内部から熱く、特にお腹が熱くなる感覚に襲われる。それと同時に、ブワッと何かが出る感覚になった。俺は知っている感覚で壁によろけてしまう。
「ヤバい、ヒートだ」
抑制剤を飲み忘れた事に気付いて、素早く飲みに行こうとするが、、、、
「水野君にバレるか、、、、いや、でも」
俺は意を決して、水野君の元に戻り、自分の鞄を手に取る。
「お帰りなさい、真琴s、、!、顔赤いですよ!?と言うか、この匂いって、」
「触んないで、触ったらダメだから」
「いや、でも」
俺は震える声で近寄ってくる水野君を止めながら、鞄の中から抑制剤を取り出して飲もうとしたら、落としてしまい拾い上げようとしたら、水野君の肩が俺の肩に触れた。触られた瞬間、、、、
ビリッ
「ぁ、、、、」
「真琴さん、大丈夫ですか、、、、って、真琴さん!?」
水野君に触れられた瞬間、全身がビリッと言う感覚になって、水野君のフェロモンに当てられて、耐えられなくなって気を失ってしまった。
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