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とりあえず、俺は俺!俺の人生は俺が決める!
しおりを挟むナデナデ
「、、んんッ、、、、ん、」
ふわふわする布団に包まれ大きな手が俺の頭を撫でる感覚で俺は目が覚めた。その大きな手の主を見ようと視線をずらすと、、、、
「ぁ、朔起きた。おはよう」
「、おはよう、ございます、、、、、、、、ん?」
まだぼーっとする頭と怠い体を起こしながら頭をフル回転させる。
あれ?何で楓斗さんが此処に?と言うか、此処どこ?
「朔ったら、ヒートで倒れてそのまま6時間も寝て今20時だよ~、本当ビックリしたんだから、」
「ヒート、、、ぁ」
楓斗さんの言葉で思い出して意識がハッキリとしてきた。
そうじゃん!俺、ヒートなったんだった。それで意識失って、、、、ハッ!て言うか6時間も寝てた!?
「それで我が家の掛かり付け医にすぐに来て貰って我が家にある抑制剤使ったけど、副作用が睡眠だったら結構寝たんだろうけど、それと効果短いからあと数時間後に飲むけど、、あと服着替えさせたからね。洗濯して干してあるから」
「ぁ、本当だ。えっとその、何から何まで何かすみません、」
「良いの良いの~、好きな人の為ならこれぐらいなんて事ないっての!」
何て笑顔で俺の頭を撫でる楓斗さん。フユさんと違った撫で方で違和感はあるけど、安心はする。
って、そうじゃん!フユさんに連絡しないと、あの人心配してるって!もし、この家に来てるってバレたら、、、、俺何されんだろ、。
「あの、俺もう帰ります。ほんとにお世話になりました、後日服は取りに来ますので」
「今日は泊まって行きなよ。兄さんには許可貰ってるし、ね?」
「いやいや、本当大丈夫ですし、無断外泊ダメd 、、、、ぇ?許可貰ってる?」
「うん、俺の家に泊まるって俺から連絡しておいた。結構ごねたけどすんなりOK貰ったから」
「そう、なんですか。意外、、、、(言っちゃ悪いが、フユさんが俺と楓斗さんが2人っきりになる様な事をそう簡単に許可するだろうか?普通だったら迎えに来る様だと思うけど、、、、)」
俺は楓斗さん言葉に何処か疑問を覚えた。俺の知っているフユさんだったらそうはしないと、何処か俺はそう思ったのだった。
だけどそれを口にする事はなかった。言えない雰囲気を楓斗さんが出していた。
「じゃ、俺と一緒に夜ご飯食べよっか。シェフにはヒート中でも食べれる奴用意して貰ってるし、此処で食べよ?」
「ぁ、はい。分かりました、 ジャラッ、、、、ん?」
楓斗さんが椅子から立ち上がったのを見て、俺もベッドから起き上がろうと床に足を付けた時に聞こえた鎖に似た音に、俺は疑問を覚え下に視線を向ける。
そこには、、、、
「、、、、鎖?、足枷?」
「ぁ、気付いた?脱走防止、GPS付き我が家特製足枷だよ。鍵は此処、、!」
「、、、、はい?何て?」
「だから、脱走防止、GPS付k 「いや、それはわかってるんだよ!」、ぁ、そう?」
「だから、俺が聞きたいのは、何で足枷を俺に付けてるんだって事ですよ!」
「、、、、倒れる前に言ったでしょ。君を俺の物にしたいって、」
「、、、、(絶句)」
冗談じゃなかったのか、いやあの迫力と眼力でまさか冗談じゃなかった方が怖いけど、、、、!
、、、、ちょっと待ってよ、もし俺が此処で対処しなければこの人はΩの未成年者の監禁で1発壁の向こう行く案件じゃねーか。覚悟が違うそれを分かっててやりやがった。
いや、俺ものこのこ連れ去られたのも悪いのか?いや、抵抗はしたんだけど、、、、うーんどう説得しよう。
「じゃ、俺夜ご飯持ってくるね~、佐藤さんが作ってくれてるはずだから、、、それともし逃げたら、分かるよね?、、、、分かった?」
「、、、、は、はい」
俺はそう怯えながら返事をする事しか出来なかった。此処で反抗すれば何をされるかなんて目に見えているし、絶賛ヒート中の俺がαに何て到底勝てない。
俺は不安になりながら首元を触ると、、、、
「あれ?チョーカーが、ない、ぇ?何で、、、、って有った、良かった」
チョーカーを探そうと部屋を探し回ったら机の上に置いてあった。それを手に取ってベッドに座り込む。
「、、、、フユさんの匂いだ。落ち着く」
俺は少し残るフユさんの匂いを嗅いで心を落ち着かせる。
って何、やったんじゃない俺!何寂しがってますよ感出してんの!!?!?俺寂しくはない!!
「って、誰に弁明してんだ俺」
、、、、あれ?と言うか、今この家の中に俺の味方って居ない状況で何か行動起こしてもすぐに捕まるなんて目に見えてるしな。
それに話が通じそうな佐藤さんは楓斗さんの手の中に入ってるし、、俺八方塞がりじゃね????
そう思っていたら、扉が開いて楓斗さんと佐藤さんが入って来た。その手にはご飯の乗ったお皿の乗ったおぼんを持っていた。
「持って来ました、橋本様、、食べやすい様にうどんにさせていただきました」
「ぁ、ありがとうございます。わざわざ、、」
「佐藤さんの作る料理上手いんだよ~、、倒れた時はマジこれ効くから!」
「アンタ経験者なのかよ!もうちょっとちゃんとした生活しろよ!」
「同意見です、私も。心配になりますから」
「えぇ、なんかごめーん!」
「では、私は失礼させていただきますね。楓斗様、橋本様にご無礼のない様に」
「分かってるよ!俺が無礼働く様な人だと思ってんの!?」
「、、、、(今お前俺の事半監禁してるよな?)」
俺はそう疑惑の目を楓斗さんに向けながら佐藤さんが部屋を出て行くのを見守る。本当多分この家での1番の常識人って、、、、佐藤さん達使用人さん達なんだろうなぁ。
俺はそうつくづく思った。
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「「ご馳走様~/ご馳走様でした」」
「じゃ、、前にも言ったけど俺の言いたい事聞いて貰おっか」
「ぁ、、、そう言えば、そんな話してましたね」
「朔はさ、俺がなんで朔を好きになったとか思ってるよね?」
「まぁ、、、俺好かれる様な事した覚えないですし、」
俺はそう言いながら、食べ終わった容器を重ねる。
実際誰かに完全な好意を向けられるって中々ない。ファンから好き~とか愛してるって言われても言わば推しとしての方が多かったからだ。
まぁ、フユさんが例外なのかなって思ったりは何回もしたし、、、、うん。
「知らない間にしてるんだなぁ~、これが笑」
「じゃ、聞いてくれる?俺の長い様で短い恋に至るまでの話を」
「、、、、分かりました。覚悟は出来てます」
俺がそう言うと瞑った目を開いて俺の目を見た。その目は覚悟をしていて、本当に俺が好きだって分かる目をしていた。
そして真剣な目をしたまま口を開いた。
「そもそも、元は朔の事は知ってた。アイドルの1人だって事で頭の中にインプットされてた。Ωで頑張ってる子って、、、、で、本格的に朔をしようって思ったの今年の4月、、朔も知ってる小川から朔と兄さんが一緒に暮らしてるって知ってから、一気に君に興味を持った」
「兄さんが心を開いた相手って思ったら我慢が出来なくなった。君の事を知ろうと出来るだけ情報を掻き集めて君が出ているテレビを見たりして君を知ろうと思った。それで分かったのは君は優しい子って、裏表がなくて誰に対しても礼儀はあるし仲の良い人にも敬語を使って、周りを良くて見てて凄い子ってのが1番な感想かな。雑誌やテレビでも君を褒める人達が多かったし」
「、、、、(なんか照れる。こうやって目を見て褒められるのは慣れてない)」
「それで朔と兄さんが付き合ったって聞いた時は驚いたけど、俺はさらに君から兄さんを奪われたくないって思った。それなら兄さんから君を奪って兄さんを独り身にさせなきゃって思った。だけどそんな感情が無くなったのが、君と出会ったあの日だった」
「、、、、え?(俺そんな事思われてたの?と言うかフユさん本当に好きなんだな)」
「あの日、兄さんの記念パーティーに行くってなってもしかしたら君に会えるかもって言う期待があった。君が良く使う駅に行ったらまさか会えるとは思わなくて最初は驚いた。でも、それ以上に本当に君は優しく心遣いの出来る良い子だって感じれた。初対面なのに優しくて最後まで付き合ってくれて俺の話をちゃんと聞いてくれた」
「でも駅までの時はまだ良い子だけど兄さんを奪った男って意識はあった。それが変わったのは、パーティー会場での君の言葉を聞いた瞬間だった。俺の悪口はともかく兄さんの悪口を言われたのは許せなくて俺が動く前に君は動いてた。年上の男達に淡々と怒って思った気持ちを伝えて兄さんの事を本当に大事なんだって感じれる顔をしてた」
「、、、、/////(そこまで観察されてんの!?俺!)」
「それで、俺を怒ってくれた時本当に嬉しくてさ、俺の事を1人の人間として見てくれて偏見の目で、色眼鏡をかけて見てくれなくて感動した。その時には多分君に好意を向けてたんだと思う。それで、でも勘違いだって違うって思ってた。でも次の日も君の事を考えてて君の姿を頭の中で思い浮かべてた。これは勘違いなのかそれとも好きなのか、それを判断する為に君と2人っきりになった」
「俺の過去を事情を知った上で、俺への対応が1つも変わって無かった上に、また俺の気持ちを救ってくれる言葉を、俺が欲しかった言葉を言ってくれた。俺を気持ち悪がらないし、俺がαって言う目で見なかったし、俺が村瀬家の人間だって知っても媚びないし、寧ろそれが何かって顔をして、、少し驚いた」
「、、、普通だと俺は思いますよ。その人の人間性をそれだけで決めれる訳ではないし」
「普通じゃないんだよなぁ。これがぁ、αだって言えば見る目は変わるし、村瀬家の人間だって言えば関係を持とうとする大人も子供も居る。だけど君には一切それを感じなかった。で、その時俺は本当に君が橋本朔羅が好きだって気付いた」
「それと同時に君から兄さんを奪い取るって言う気持ちから兄さんから君を奪い取って俺のモノにしたいって言う気持ちが頭の中に埋め尽くされた。俺を1人の人間として見てくれて、俺を偏見なしで見てくれて、αとか村瀬家とかを無しで見てくれて、あぁこの子を俺のモノにしたい、この子以外は居ないって俺のΩにしたいって思った。だから、あぁもう監禁しちゃえ、なんて思っちゃった訳だけど、、、、」
「こんな感情芽生えたのは初めてで、多分だけど、朔は俺の初恋なんだと思う。だから、、好きだよ、朔、、、、って、朔?」
「/////////// な、何でもない、です」
ヤバい、不甲斐にもキュンと来てしまった。フユさんとは違った気持ちの伝えられ方で素直に言えば嬉しかったけど、、、、!
つうか何なの!?この兄弟って気持ち伝える時に必ず自分のモノにしたい宣言するの!?
俺は両手で顔を覆いながら、楓斗さんからの視線を避ける。
「まぁ、急に言われてビックリしたよな?ごめんね?でも、これで俺が本気だって分かった?」
「、、、、」
「分かった~?」
「ッ~~、分かりました!十分伝わりました!」
「そっか、良かった笑、、、じゃ、俺おぼん下げるね。朔はお風呂入って来な、ボディーガードが案内してくれるから、、そこにタオルとか下着用意してあるから」
「、、はい、」
「じゃ、、、ちゃーんと俺の事考えてね」 ナデナデ
そう言って楓斗さんは俺の頭を撫でてからおぼんを持って部屋を出て行った。
俺どうすりゃ、良いんだろ。此処ですぐにフユさんが居るから、とかそんな曖昧な返事をするのはダメだと思う。
それにフユさんが居なかったら良いって?なるって思われるし、、、、もっとちゃんと楓斗さんの事知りたいな、、
「、、、、はぁぁ、俺どうすりゃ良いんだろ。フユさん助けてよぉ~」
俺はそう言いながらタオルと下着を持って部屋を出ると屈強なボディーガード2名が立っててちょっと驚いた俺が居る。
それと最後に俺の人生は俺自身で決める訳だからな!好きになるとかならないとか、嫌いには絶対ならないけど、、、、ちゃんと考えたいな。
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