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19話
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平和というものは、脆い。
特に、その平和が「嘘」という名の積み木で築かれている場合は、なおさらだ。
その日の朝、ロロは離宮の広々としたテラスで、昨夜ヴァルが贈ってくれたばかりの、真珠の飾りがついた新しい髪留めを試していた。
鏡の中には、どこからどう見ても「愛されまくっている幸せな小鳥」のような美青年が映っている。自分でも「このまま一生この姿でいたい」と一瞬思ってしまうほど、この生活の快適さは麻痺を通り越して魂に馴染み始めていた。
だが、現実は無情だった。
「――ロロ様。帝都の商会から、献上品のサンプルが届いております」
侍女のセレーナが、銀の盆に乗せて運んできたのは、煌びやかな刺繍が施された絹のハンカチの詰め合わせ……に見えた。
だが、ロロの目は、その一番下に挟まっていた、ごくありふれた封筒の端を見逃さなかった。
封筒の隅に、針の穴ほどの小さな穴が三つ。
(……三つ穴。緊急連絡の隠語だ)
ロロの背中を、氷の粒が滑り落ちるような感覚が走った。
それは、ロロが所属していた隣国の諜報機関が、潜入中の工作員に「生存確認」や「作戦続行」を命じる際に使う、古典的だが確実な合図だった。
(嘘でしょ……。今さら? もう三ヶ月も音沙汰なかったのに、なんで今なの!?)
ロロは平静を装いながら、「わあ、素敵。あとでゆっくり見るね」とセレーナから盆を受け取り、彼女を部屋から出した。
扉が閉まった瞬間、ロロはハンカチの山を掻き分け、その封筒をひったくるように開いた。
中に入っていたのは、一見するとただの詩篇だ。
けれど、スパイの訓練を修めたロロの目には、単語の頭文字を繋ぎ合わせた別の文章が浮かび上がってくる。
『任務:皇帝暗殺を速やかに遂行せよ。期限は次の新月。失敗は死。』
(……殺せるわけないでしょ、あんな大型犬!)
ロロは思わず手紙をクシャクシャに丸めた。
今のヴァルは、自分を殺そうとした過去すら捏造して、泥だらけになって花を植え、お茶一杯で祝日を作ろうとする男だ。そんな彼にナイフを向けるくらいなら、自分がこのまま離宮の絨毯の藻屑になったほうがマシだ。
しかし、問題はここからだった。
「――ロロ。何をそんなに慌てているんだ?」
不意に背後からかけられた声に、ロロの心臓は今日二度目の限界突破を迎えた。
振り返ると、そこにはマントを翻したヴァルが立っていた。会議が早く終わったのか、あるいはロロ不足で脱走してきたのか、その碧眼はいつになく穏やかで、かつ好奇心に満ちている。
「ヴァ、ヴァル!? びっくりしたぁ、足音しないで入ってこないでよぅ」
ロロは咄嗟に、丸めた手紙を背中の後ろに隠した。
あざとい笑顔を貼り付け、ヴァルの胸元へパタパタと駆け寄る。
「どうしたの? お仕事は?」
「お前の声が聞こえた気がしてな。……それより、ロロ。お前の後ろにあるのは何だ? 何か、俺に隠し事か?」
ヴァルの瞳が、スッと細められた。
皇帝としての直感か、それとも恋人としての独占欲か。彼はロロの背後に隠された「それ」を見ようと、一歩踏み込んでくる。
(やばいやばいやばい! これ、暗号を解読されたら終わりだ!)
暗号文は、他国の文字を混ぜた特殊なものだが、もしヴァルが「調査」を命じれば、帝国の優秀な暗号解読官たちが一時間で正体を暴くだろう。そうなれば、ロロの「記憶喪失」も「婚約者」も、すべてが泡と消える。
ロロは極限の精神状態で、一つの博打に出ることにした。
「……えへへ。バレちゃった?」
ロロはわざとらしく頬を赤らめ、はにかんだような笑みを浮かべた。
そして、背後の手紙をさらに強く握りつぶしながら、ヴァルの首に自分から腕を回し、その耳元に顔を近づける。
「あのね、ヴァルに……ラブレターを書いてたの。でも、なんだか恥ずかしくなっちゃって、失敗したから捨てようと思って……」
「……。……。……ラブレター?」
ヴァルの思考が完全に停止した。
碧眼が丸くなり、先ほどまでの鋭い威圧感はどこへやら、彼は一瞬にして「恋に浮かれるただの男」へと退化した。
「ロロが、俺に……。……文字で、愛を……?」
「うん。……でも、ヴァルが好きすぎて、うまく言葉にできなくて。……丸めて捨てちゃったの。……見ちゃ、ダメだよ?」
ロロはヴァルの胸板に顔を埋め、上目遣いで「おねがい」と囁いた。
ヴァルはしばらくの間、口をパクパクとさせていたが、やがて顔を真っ赤に染め上げ、ロロを骨が折れそうなほどの力で抱きしめた。
「ロロ…………っ! ああ、神よ! 今すぐその紙屑を聖遺物として箱に詰めろ! いや、俺が食べる! お前が俺のために書こうとした、その想いの残滓を、俺の血肉にするんだ!」
(食べちゃダメだよ! それ暗号文だってば!)
ロロは必死にヴァルをなだめ、彼の手から紙屑を死守した。
「ダメだってば、恥ずかしいんだから! 今度、もっとちゃんとしたのを書くから。……今日は、これでおしまい!」
「……。……そうか。……お前がそこまで言うなら、耐えよう。……だが、代わりに、そのラブレターに書くはずだった言葉を、俺に直接囁いてくれないか」
ヴァルはロロを抱きかかえたまま、テラスの長椅子に腰を下ろした。
彼の熱い吐息が、ロロの首筋をなぞる。
「……言わないと、その紙屑を奪い取って鑑定に出すぞ」
(……この皇帝、時々すごく賢い脅し方をするから困る!)
ロロは観念した。
暗殺命令が書かれた紙を背中のクッションの隙間に押し込み、代わりにヴァルの耳元で、心臓を削るような嘘(半分くらい本気)を囁く。
「……ヴァルの……ばか。……大好きだよ。……僕、ヴァルがいないと、もうどこにも行けないよ……」
その瞬間、ヴァルの喉仏が大きく動き、彼はロロをむさぼるように深く抱きしめた。
ロロは、ヴァルの肩越しに、クッションの隙間に隠した手紙の端を見つめた。
(……助かった。……でも、これが最後じゃない。……本国が動き出したなら、いつか本当に決着をつけなきゃいけないんだ)
夕暮れのテラス。
甘い抱擁の中に紛れ込んだ、一欠片の「現実」。
ロロは、自分を愛おしそうに撫でるヴァルの手を感じながら、この嘘の檻を壊さないための、新たな戦いを心に誓うのだった。
一方のヴァルは、ロロを離さないまま、心の中でこう呟いていた。
(……お前が何を隠そうとしているのか、俺が知らないとでも思っているのか? ……ロロ。お前がどんな嘘をついてもいい。だが、俺の前から消えることだけは、神が許しても俺が許さないぞ)
二人の嘘が、夕闇の中で静かに交錯する。
寄り道だらけの恋路に、ついに「逃れられない運命」の足音が響き始めていた。
特に、その平和が「嘘」という名の積み木で築かれている場合は、なおさらだ。
その日の朝、ロロは離宮の広々としたテラスで、昨夜ヴァルが贈ってくれたばかりの、真珠の飾りがついた新しい髪留めを試していた。
鏡の中には、どこからどう見ても「愛されまくっている幸せな小鳥」のような美青年が映っている。自分でも「このまま一生この姿でいたい」と一瞬思ってしまうほど、この生活の快適さは麻痺を通り越して魂に馴染み始めていた。
だが、現実は無情だった。
「――ロロ様。帝都の商会から、献上品のサンプルが届いております」
侍女のセレーナが、銀の盆に乗せて運んできたのは、煌びやかな刺繍が施された絹のハンカチの詰め合わせ……に見えた。
だが、ロロの目は、その一番下に挟まっていた、ごくありふれた封筒の端を見逃さなかった。
封筒の隅に、針の穴ほどの小さな穴が三つ。
(……三つ穴。緊急連絡の隠語だ)
ロロの背中を、氷の粒が滑り落ちるような感覚が走った。
それは、ロロが所属していた隣国の諜報機関が、潜入中の工作員に「生存確認」や「作戦続行」を命じる際に使う、古典的だが確実な合図だった。
(嘘でしょ……。今さら? もう三ヶ月も音沙汰なかったのに、なんで今なの!?)
ロロは平静を装いながら、「わあ、素敵。あとでゆっくり見るね」とセレーナから盆を受け取り、彼女を部屋から出した。
扉が閉まった瞬間、ロロはハンカチの山を掻き分け、その封筒をひったくるように開いた。
中に入っていたのは、一見するとただの詩篇だ。
けれど、スパイの訓練を修めたロロの目には、単語の頭文字を繋ぎ合わせた別の文章が浮かび上がってくる。
『任務:皇帝暗殺を速やかに遂行せよ。期限は次の新月。失敗は死。』
(……殺せるわけないでしょ、あんな大型犬!)
ロロは思わず手紙をクシャクシャに丸めた。
今のヴァルは、自分を殺そうとした過去すら捏造して、泥だらけになって花を植え、お茶一杯で祝日を作ろうとする男だ。そんな彼にナイフを向けるくらいなら、自分がこのまま離宮の絨毯の藻屑になったほうがマシだ。
しかし、問題はここからだった。
「――ロロ。何をそんなに慌てているんだ?」
不意に背後からかけられた声に、ロロの心臓は今日二度目の限界突破を迎えた。
振り返ると、そこにはマントを翻したヴァルが立っていた。会議が早く終わったのか、あるいはロロ不足で脱走してきたのか、その碧眼はいつになく穏やかで、かつ好奇心に満ちている。
「ヴァ、ヴァル!? びっくりしたぁ、足音しないで入ってこないでよぅ」
ロロは咄嗟に、丸めた手紙を背中の後ろに隠した。
あざとい笑顔を貼り付け、ヴァルの胸元へパタパタと駆け寄る。
「どうしたの? お仕事は?」
「お前の声が聞こえた気がしてな。……それより、ロロ。お前の後ろにあるのは何だ? 何か、俺に隠し事か?」
ヴァルの瞳が、スッと細められた。
皇帝としての直感か、それとも恋人としての独占欲か。彼はロロの背後に隠された「それ」を見ようと、一歩踏み込んでくる。
(やばいやばいやばい! これ、暗号を解読されたら終わりだ!)
暗号文は、他国の文字を混ぜた特殊なものだが、もしヴァルが「調査」を命じれば、帝国の優秀な暗号解読官たちが一時間で正体を暴くだろう。そうなれば、ロロの「記憶喪失」も「婚約者」も、すべてが泡と消える。
ロロは極限の精神状態で、一つの博打に出ることにした。
「……えへへ。バレちゃった?」
ロロはわざとらしく頬を赤らめ、はにかんだような笑みを浮かべた。
そして、背後の手紙をさらに強く握りつぶしながら、ヴァルの首に自分から腕を回し、その耳元に顔を近づける。
「あのね、ヴァルに……ラブレターを書いてたの。でも、なんだか恥ずかしくなっちゃって、失敗したから捨てようと思って……」
「……。……。……ラブレター?」
ヴァルの思考が完全に停止した。
碧眼が丸くなり、先ほどまでの鋭い威圧感はどこへやら、彼は一瞬にして「恋に浮かれるただの男」へと退化した。
「ロロが、俺に……。……文字で、愛を……?」
「うん。……でも、ヴァルが好きすぎて、うまく言葉にできなくて。……丸めて捨てちゃったの。……見ちゃ、ダメだよ?」
ロロはヴァルの胸板に顔を埋め、上目遣いで「おねがい」と囁いた。
ヴァルはしばらくの間、口をパクパクとさせていたが、やがて顔を真っ赤に染め上げ、ロロを骨が折れそうなほどの力で抱きしめた。
「ロロ…………っ! ああ、神よ! 今すぐその紙屑を聖遺物として箱に詰めろ! いや、俺が食べる! お前が俺のために書こうとした、その想いの残滓を、俺の血肉にするんだ!」
(食べちゃダメだよ! それ暗号文だってば!)
ロロは必死にヴァルをなだめ、彼の手から紙屑を死守した。
「ダメだってば、恥ずかしいんだから! 今度、もっとちゃんとしたのを書くから。……今日は、これでおしまい!」
「……。……そうか。……お前がそこまで言うなら、耐えよう。……だが、代わりに、そのラブレターに書くはずだった言葉を、俺に直接囁いてくれないか」
ヴァルはロロを抱きかかえたまま、テラスの長椅子に腰を下ろした。
彼の熱い吐息が、ロロの首筋をなぞる。
「……言わないと、その紙屑を奪い取って鑑定に出すぞ」
(……この皇帝、時々すごく賢い脅し方をするから困る!)
ロロは観念した。
暗殺命令が書かれた紙を背中のクッションの隙間に押し込み、代わりにヴァルの耳元で、心臓を削るような嘘(半分くらい本気)を囁く。
「……ヴァルの……ばか。……大好きだよ。……僕、ヴァルがいないと、もうどこにも行けないよ……」
その瞬間、ヴァルの喉仏が大きく動き、彼はロロをむさぼるように深く抱きしめた。
ロロは、ヴァルの肩越しに、クッションの隙間に隠した手紙の端を見つめた。
(……助かった。……でも、これが最後じゃない。……本国が動き出したなら、いつか本当に決着をつけなきゃいけないんだ)
夕暮れのテラス。
甘い抱擁の中に紛れ込んだ、一欠片の「現実」。
ロロは、自分を愛おしそうに撫でるヴァルの手を感じながら、この嘘の檻を壊さないための、新たな戦いを心に誓うのだった。
一方のヴァルは、ロロを離さないまま、心の中でこう呟いていた。
(……お前が何を隠そうとしているのか、俺が知らないとでも思っているのか? ……ロロ。お前がどんな嘘をついてもいい。だが、俺の前から消えることだけは、神が許しても俺が許さないぞ)
二人の嘘が、夕闇の中で静かに交錯する。
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