41 / 142
39 アドレス
しおりを挟む
次の日の朝食中、パールと話した事を、お父様へ話した。
「というわけで…お父様、小型手紙魔法陣を、もうひとつ作ってみても良いですか?」
「朝から、何かと思えば…。1対ではなく1つで良いのか?」
「はい。ちょっと試したい事があるんです。空いた時間にやるので、私への手紙は届かないと思ってください。兄様達もよろしくお願いします。」
「「分かった。」」
朝食を食べ終えると、お父様は先に出勤した。
私達の登校時間までは、まだ少し時間がある。
「ちょっとやってみようかな。」
私がやりたかった事、それは…設定の上書き。
パスワードはそのままに、手紙にアドレスを書けば、相手を唱えなくても自動認識して送れるようにならないかという事。
でも、アドレスを覚えておくのって面倒かしら?
スタンプでも作っておく?手紙のやり取りでしか使用しないし、それでも良いわよね。
……うーん、…スタンプは持ち運び向きではないか。
とりあえず、覚えやすい簡単なアドレスでもいいか。やってみよう!
“パール。”
“なぁに?”
“今はひとり?”
“アイザック君もいるわよ。”
“ふたり?”
“お付きの人はいるわ。内緒の話なら出てもらう?”
“伝えられるの?”
“私は話せないから、アイザック君に合図を送ってみるわ。”
“お願い。”
“ok!………伝わったみたい。アイザック君が動いてくれたわよ。”
“ありがとう。今、手紙魔法陣を作っているんだけど、アドレスをつけてみようかと思って。”
“アドレス?”
“携帯メールみたいにできないかなって。”
“あー、あの小さい板みたいなやつ?”
“板…。そう見えていたのね。”
“リーナ?”
“なんでもないわ。…それで、アドレスに何か好きなものや言葉を設定しようと思っているんだけど。”
“アイザック君のだから、アイザック君の好きなものって事でいいのよね?”
“ええ。やっぱりザック様と私用の事だったのね。”
“そうよ。お互いを知る為の会話は大事でしょう?でも、その都度私を通されるのはちょっとね。”
“そうね…。”
“………ご飯、油淋鶏、トレーニングですって。”
“それって…。”
“全部、リーナ関連ね。”
“…他に無いの?”
“………剣は好きだって。”
“分かった。ありがとう。また後でね。”
“はーい”
「剣…ご飯…油淋鶏…トレーニング…。うーん……………分からない!先に、私のだけ書き換えておこう。私は、芝桜が好きだから、モスフロックスにしとこう。モスフロックス.S。ドットの後ろは適当!よし!」
サリーナは自分の小型手紙魔法陣に手をかざす。
「イメージ…イメージ…。」
設定の変更…。
手紙に書かれた宛名を認識できるように…。
前世のメールをイメージ…。
「………できたかな?もうひとつ作らないと試せないけど、時間がなくなっちゃったし、また後で。」
サリーナは急いで用意をして、兄達と学校へ向かった。
「というわけで…お父様、小型手紙魔法陣を、もうひとつ作ってみても良いですか?」
「朝から、何かと思えば…。1対ではなく1つで良いのか?」
「はい。ちょっと試したい事があるんです。空いた時間にやるので、私への手紙は届かないと思ってください。兄様達もよろしくお願いします。」
「「分かった。」」
朝食を食べ終えると、お父様は先に出勤した。
私達の登校時間までは、まだ少し時間がある。
「ちょっとやってみようかな。」
私がやりたかった事、それは…設定の上書き。
パスワードはそのままに、手紙にアドレスを書けば、相手を唱えなくても自動認識して送れるようにならないかという事。
でも、アドレスを覚えておくのって面倒かしら?
スタンプでも作っておく?手紙のやり取りでしか使用しないし、それでも良いわよね。
……うーん、…スタンプは持ち運び向きではないか。
とりあえず、覚えやすい簡単なアドレスでもいいか。やってみよう!
“パール。”
“なぁに?”
“今はひとり?”
“アイザック君もいるわよ。”
“ふたり?”
“お付きの人はいるわ。内緒の話なら出てもらう?”
“伝えられるの?”
“私は話せないから、アイザック君に合図を送ってみるわ。”
“お願い。”
“ok!………伝わったみたい。アイザック君が動いてくれたわよ。”
“ありがとう。今、手紙魔法陣を作っているんだけど、アドレスをつけてみようかと思って。”
“アドレス?”
“携帯メールみたいにできないかなって。”
“あー、あの小さい板みたいなやつ?”
“板…。そう見えていたのね。”
“リーナ?”
“なんでもないわ。…それで、アドレスに何か好きなものや言葉を設定しようと思っているんだけど。”
“アイザック君のだから、アイザック君の好きなものって事でいいのよね?”
“ええ。やっぱりザック様と私用の事だったのね。”
“そうよ。お互いを知る為の会話は大事でしょう?でも、その都度私を通されるのはちょっとね。”
“そうね…。”
“………ご飯、油淋鶏、トレーニングですって。”
“それって…。”
“全部、リーナ関連ね。”
“…他に無いの?”
“………剣は好きだって。”
“分かった。ありがとう。また後でね。”
“はーい”
「剣…ご飯…油淋鶏…トレーニング…。うーん……………分からない!先に、私のだけ書き換えておこう。私は、芝桜が好きだから、モスフロックスにしとこう。モスフロックス.S。ドットの後ろは適当!よし!」
サリーナは自分の小型手紙魔法陣に手をかざす。
「イメージ…イメージ…。」
設定の変更…。
手紙に書かれた宛名を認識できるように…。
前世のメールをイメージ…。
「………できたかな?もうひとつ作らないと試せないけど、時間がなくなっちゃったし、また後で。」
サリーナは急いで用意をして、兄達と学校へ向かった。
320
あなたにおすすめの小説
余命半年のはずが?異世界生活始めます
ゆぃ♫
ファンタジー
静波杏花、本日病院で健康診断の結果を聞きに行き半年の余命と判明…
不運が重なり、途方に暮れていると…
確認はしていますが、拙い文章で誤字脱字もありますが読んでいただけると嬉しいです。
僕だけレベル1~レベルが上がらず無能扱いされた僕はパーティーを追放された。実は神様の不手際だったらしく、お詫びに最強スキルをもらいました~
いとうヒンジ
ファンタジー
ある日、イチカ・シリルはパーティーを追放された。
理由は、彼のレベルがいつまでたっても「1」のままだったから。
パーティーメンバーで幼馴染でもあるキリスとエレナは、ここぞとばかりにイチカを罵倒し、邪魔者扱いする。
友人だと思っていた幼馴染たちに無能扱いされたイチカは、失意のまま家路についた。
その夜、彼は「カミサマ」を名乗る少女と出会い、自分のレベルが上がらないのはカミサマの所為だったと知る。
カミサマは、自身の不手際のお詫びとしてイチカに最強のスキルを与え、これからは好きに生きるようにと助言した。
キリスたちは力を得たイチカに仲間に戻ってほしいと懇願する。だが、自分の気持ちに従うと決めたイチカは彼らを見捨てて歩き出した。
最強のスキルを手に入れたイチカ・シリルの新しい冒険者人生が、今幕を開ける。
転生チート薬師は巻き込まれやすいのか? ~スローライフと時々騒動~
志位斗 茂家波
ファンタジー
異世界転生という話は聞いたことがあるが、まさかそのような事を実際に経験するとは思わなかった。
けれども、よくあるチートとかで暴れるような事よりも、自由にかつのんびりと適当に過ごしたい。
そう思っていたけれども、そうはいかないのが現実である。
‥‥‥才能はあるのに、無駄遣いが多い、苦労人が増えやすいお話です。
「小説家になろう」でも公開中。興味があればそちらの方でもどうぞ。誤字は出来るだけ無いようにしたいですが、発見次第伝えていただければ幸いです。あと、案があればそれもある程度受け付けたいと思います。
荷物持ちだけど最強です、空間魔法でラクラク発明
まったりー
ファンタジー
主人公はダンジョンに向かう冒険者の荷物を持つポーターと言う職業、その職業に必須の収納魔法を持っていないことで悲惨な毎日を過ごしていました。
そんなある時仕事中に前世の記憶がよみがえり、ステータスを確認するとユニークスキルを持っていました。
その中に前世で好きだったゲームに似た空間魔法があり街づくりを始めます、そしてそこから人生が思わぬ方向に変わります。
S級冒険者の子どもが進む道
干支猫
ファンタジー
【12/26完結】
とある小さな村、元冒険者の両親の下に生まれた子、ヨハン。
父親譲りの剣の才能に母親譲りの魔法の才能は両親の想定の遥か上をいく。
そうして王都の冒険者学校に入学を決め、出会った仲間と様々な学生生活を送っていった。
その中で魔族の存在にエルフの歴史を知る。そして魔王の復活を聞いた。
魔王とはいったい?
※感想に盛大なネタバレがあるので閲覧の際はご注意ください。
知識スキルで異世界らいふ
菻莅❝りんり❞
ファンタジー
他の異世界の神様のやらかしで死んだ俺は、その神様の紹介で別の異世界に転生する事になった。地球の神様からもらった知識スキルを駆使して、異世界ライフ
攻略. 解析. 分離. 制作. が出来る鑑定って何ですか?
mabu
ファンタジー
平民レベルの鑑定持ちと婚約破棄されたらスキルがチート化しました。
乙ゲー攻略?製産チートの成り上がり?いくらチートでもソレは無理なんじゃないでしょうか?
前世の記憶とかまで分かるって神スキルですか?
ようこそ異世界へ!うっかりから始まる異世界転生物語
Eunoi
ファンタジー
本来12人が異世界転生だったはずが、神様のうっかりで異世界転生に巻き込まれた主人公。
チート能力をもらえるかと思いきや、予定外だったため、チート能力なし。
その代わりに公爵家子息として異世界転生するも、まさかの没落→島流し。
さぁ、どん底から這い上がろうか
そして、少年は流刑地より、王政が当たり前の国家の中で、民主主義国家を樹立することとなる。
少年は英雄への道を歩き始めるのだった。
※第4章に入る前に、各話の改定作業に入りますので、ご了承ください。
ユーザ登録のメリット
- 毎日¥0対象作品が毎日1話無料!
- お気に入り登録で最新話を見逃さない!
- しおり機能で小説の続きが読みやすい!
1~3分で完了!
無料でユーザ登録する
すでにユーザの方はログイン
閉じる