ペットたちと一緒に異世界へ転生!?魔法を覚えて、皆とのんびり過ごしたい。

千晶もーこ

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117 パールの諦め

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さて、次は…

「パール。」
「私?」
「貴方は…」
「私は、変わらないわよ!」
「分かったわ。…黒豹くん、パールはこう言っているけれど、どうするの?」
「諦めない!何度でも口説くよ。」
「しかし、俺もパールも住まいは、まだ王城だ。魔獣が通うのは、少し問題だな。」
「それでは、騎士団の方では如何ですか?」

お父様が口を開いた。

「騎士団ですか?」
「それなら、パールとも会えましょう。」
「ちょっと、余計な事を言わないでよ。」

お父様の提案に、パールは御立腹だ。

「頻繁に街を通る方が騒ぎになるし、市民にも迷惑がかかってしまう。」
「私の迷惑はどうでもいいのかしら?」
「相手に諦めさせるしかないな。」
「リーナ~!」
「パール。そんなに嫌?」
「嫌よ!」
「何故?」
「何故って、おしゃべりだし、しつこい。」
「パールの好みとは違うのね?」
「そうよ。私の好みは、強くて私を甘やかしてくれる人なの。」
「ふ~ん。」

先々どうなるか分からないけれど、この黒豹くんの感じだと甘々よね。
それに、魔力量から見てもパールと同等かそれ以上の強さだと思うのだけど…。

「何?」

今のパールに言っても納得はしないわね。

「いいえ。何でもないわ。ザック様はどう思いますか?」
「パールに任せると言いたいが、騎士団で保護するという形が、1番良いように感じる。」
「おっ!俺の行き先が決まったか!」
「それよ!その軽そうなところが嫌なのよ。」
「ですって、黒豹くん。パールの好みはもう分かったでしょ?頑張ってね。」
「分かった!サリーナ、ありがとう!」
「ちょっと、リーナ。どちらの味方?」
「もちろん、パールよ。」
「それなら、」
「あら。好みの男性になる為に努力してくれるってとても幸せなことよ?私も頑張らなくちゃと思うし。」

私はザック様を見た。ザック様は笑い返してくれる。

「……はぁ、そうだったわね。」

パールは、溜息をつきながら言う。その様子は、諦めが混じっていた。

「言っとくけど!好みになるのと受け入れるのとは別ですからね。」
「おう。俺、頑張るよ!」
「それでは話がまとまったようだから、解散にしよう。魔獣の保護と、明日の森の訓練場の使用については騎士団長と陛下に伝えておく。普段は使っていないから問題ないだろう。」
「「よろしくお願いします。」」

そして、その場は終わったのだった。









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