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俺、寝ちゃって……
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「ん……」
(俺、寝ちゃって……)
ベッドの上で目を覚ますと、俺は東谷の腕の中にいた。
(東谷に抱き締められながら目を覚ます日がくるなんて……。なんて、幸せなんだろう……)
まるで大事なもののように優しく抱き締められながら、間近に聞こえる東谷の規則正しい寝息。
今まで感じたことのない多幸感に、これは夢なのかと何度も思う。
肌が重なった場所から感じる温かさに、いっそ夢なら覚めないでいて欲しかった。
東谷の胸元に擦り寄って、もっと強く、俺がここにいると確認するように抱き締めて欲しかった。
(バーカ。そんなこと……)
許されるはずもないと静かに息を吐き出した俺は、そっと東谷の腕から抜け出した。
(身体、拭いてくれたんだ……)
ベッドから上体を起こすと、身体がさっぱりしていることに気が付く。
しかも、着心地のいいパジャマまで着せられていた。
(パジャマ……ご丁寧に袖まで折ってある)
東谷のものと思われるパジャマを着せられていたが、俺にはだいぶ大きかったみたいだ。
余ってしまった手足の裾は、几帳面に何度も折り畳まれていた。
(ほんと、なんていうか……)
何度も絶頂を迎え、勝手に眠ってしまったにも関わらず、こんなに優しくしてくれる。
その優しさや気遣いから、俺が大事なものとして扱われていると錯覚しそうになってしまう。
(ダメだ、だめ……。このままじゃ本当に……)
(俺、寝ちゃって……)
ベッドの上で目を覚ますと、俺は東谷の腕の中にいた。
(東谷に抱き締められながら目を覚ます日がくるなんて……。なんて、幸せなんだろう……)
まるで大事なもののように優しく抱き締められながら、間近に聞こえる東谷の規則正しい寝息。
今まで感じたことのない多幸感に、これは夢なのかと何度も思う。
肌が重なった場所から感じる温かさに、いっそ夢なら覚めないでいて欲しかった。
東谷の胸元に擦り寄って、もっと強く、俺がここにいると確認するように抱き締めて欲しかった。
(バーカ。そんなこと……)
許されるはずもないと静かに息を吐き出した俺は、そっと東谷の腕から抜け出した。
(身体、拭いてくれたんだ……)
ベッドから上体を起こすと、身体がさっぱりしていることに気が付く。
しかも、着心地のいいパジャマまで着せられていた。
(パジャマ……ご丁寧に袖まで折ってある)
東谷のものと思われるパジャマを着せられていたが、俺にはだいぶ大きかったみたいだ。
余ってしまった手足の裾は、几帳面に何度も折り畳まれていた。
(ほんと、なんていうか……)
何度も絶頂を迎え、勝手に眠ってしまったにも関わらず、こんなに優しくしてくれる。
その優しさや気遣いから、俺が大事なものとして扱われていると錯覚しそうになってしまう。
(ダメだ、だめ……。このままじゃ本当に……)
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